監視者 2017-04-06 17:56:38 |
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この世界、クラウンは戦乱の世を極めていた。
鬼桜
女王の花(アマリリス)
四聖連合(マクスウェル)
刃(スパーダ)
この四つの大国が世界を手中に納めんと各々の武器を取り出して全てを奪う為に戦う。
世界に安息の地は無く、何処もかしこも死体の腐った匂い、力無き一般人の悲鳴、狂った戦士の怒号が大地を埋め尽くす。
力有るものはこれを好機とし、功績を上げて王に近づき富を得て美味しい思いをする。
だが力無き物は只搾取されるのを黙って受け入れるしかない。
ある者は悪戯に殺され。
ある者は妻を目の前で犯され。
ある者は奴隷として人間の尊厳を奪われた。
そこに救いの手など無く。
信じられるのは自分だけ。
犯罪は日々増加の一途をたどり。
だが国はあくまで外の世界の話として放置し、国の恩恵を受けられぬ者の悲鳴は強まるばかりであった。
そんな中、とある科学者が世界を渡り歩いていた。戦争によって全てを失った子供達の心に入り込み、自分の子供(モルモット)として受け入れ、世界の片隅にある無人島に子供(モルモット)達と住み、とある研究をしていた。
それは人々が語り継ぐ神話の力を再現出来ないかと言う物だった。
例えば、セラフと呼ばれる炎を司る大天使の力やインドラと呼ばれる軍神の力を呼び起こす研究がおこなわれている。
人々は馬鹿だと罵るだろう、だがその研究者には関係無かった。
心踊るような神話の世界、それを実現できたらどれほど素晴らしいか、その事しか頭にない。
だから子供を集める、親だと刷り込ませれば簡単に言うことを聞くし、力を受け入れるには真っ白な子供のほうが成功する。
だから優しい親を演じてその心を絡めとった。
そして心を奪われた子供たちの研究者への愛は異常だった。
どんな過酷な実験でも耐え抜き。
データをとる為に人殺しも平気でやった。
親の為に全てを捧げるその姿は狂気そのもの。
歪な家族が出来上がってしまった。
その家族の狂気は大国にも目を向けられる。
さてこの世界はどうなるか。
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国の紹介
鬼桜
鬼が住まう国。その身体能力は他の追随を許さず戦場を駆け抜ける姿は恐れの対象となっている。
鬼にも階級が有り。
鬼。
夜叉。
鬼神。
の順番に桁違いに強くなる。
この国の王は鬼天神と呼ばれ単独の戦闘能力は世界一と言われている。
女王の花(アマリリス)
魔法が売り買いされている国、女性至上主義の思想の下、女が上に立ち、男は奴隷扱いになっている。
この国にも階級があり。
魔法使い。
魔導師。
魔女。
と強くなる。
この国の女王は限られた者にしか姿を現さない。その力は絶大で運命を操ると言われている。
四聖連合(マクスウェル)
科学が発展した国、国の姿は要塞そのもの、難攻不落と言われている。
国民は全員軍人、階級ごとにその生活、行動範囲、買える物、着れる服が決められている。
完全実力主義で功績を上げれば上にのしあがれる。
主な武器はレールガンだが、上の階級は自分で制作した武器で戦う。
刃(スパーダ)
とある神を唯一神として崇める国、信仰が深い者ほど得られる加護が強くなり、その加護を具現化した術、紋章術を駆使して戦う。
様々な役職があり。
祈祷者。
預言者。
騎士。
儀式者。
など様々な形で神の加護を受けている。
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研究者の紹介
白夜 狂咲(びゃくや くるさき)
性別/女
容姿/ふわふわの黒いショート、光の無い黒い目、整った顔、Eカップ、すらりとした手足、フリルをあしらったワンピース。
性格/狂った研究者、子供の頃に聞いた神話の話が現実にあると信じておりその実現のためならなんでもする。子供(モルモット)が大好きで愛情を注いでいる。
所属する国/無し。
経歴/謎。
一言/「大好きよ、私の子供(モルモット)達」
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