とろける恋をしましょう(非募)

掴むな…重てぇ…(相手を引きずるようにして少しは歩いたもののやはり重た買ったようで立ち止まり)
見た目的にも性格的にもパシリにさせられるような奴だもんなお前(暫く相手をジッと見ては軽く相手の頭をポンポンと撫でて

･･･！！優牙くん優しいよ〜っっ(泣きながらぎゅーっと抱きつき)俺にもそんな断る勇気ちょうだいっ！またこれからノート取れなかったって謝りに行かなきゃ行けないんだもん･･･(少ししょげているとパシリに使っていた少しガラの悪い男が来て)

だから…馴れ馴れしくひっつくなって言ってんるろうが…(相手を離そうとグイッと押して)
お前の問題なんだから自分でどうにかしろっての…人の勇気なんざ貰おうとすんじゃねぇ…分ったらさっさと行け(頭を掻いては柄の悪い男に気がついて

うぅ･･･その通りです･･･えっと、ごめんね･･･ノート取れなくて･･･(おずおずと男に謝ると｢仕えねーな｣と言われ男が去っていき)よ、よかった〜怒鳴られたら優牙くんの後ろに隠れようとか思ってたよ！(苦笑いをして安心したように胸をなでおろし｢俺不器用だからパシリに向いてないし、でも断れないからほんとに使えない男なんだよねー｣と笑い)

どう言う意味だよ…俺の後ろに隠れたって守りやしねぇぞ…？(ほんの少しだけムッとしたような顔をして「それともあれか、俺がおっかねぇヤンキーにでも見えるって言いてぇのか？」ジッと相手を見て「あ～確かに使えねぇわ…」なんて言い

いや、ヤンキーに見えるわけじゃ･･･(否定をしたかったが怖い雰囲気は否定出来ないので目をそらし)ゆ、優牙くん酷いっ！俺だってもう少し使えるように頑張るから！！(優牙の行くとこ行くとこに付いていき)

その反応は見えるって事だろ…まぁ言われなれてっから別に気にはしねぇけど…(あからさまに視線を逸らした相手にため息をつき)はいはい…わざわざ俺に言わなくていいからさっきのやつに言えよって言うか…いちいちついて来んな！(手でシッシッとして

えっ、さっきの人怖いしもう行きたくないよ！それより優牙くんこれからどこに行く？カフェ？俺美味しいカフェ知ってるよ？(期待の目で優牙を見て)

んじゃあさっきの奴のとこは行かなくていいから俺に付きまとうな。
どこも行かない、帰る、帰って寝る(またスタスタと歩きだして

えーっ！優牙くんどこに住んでるの？マンション？(慌てて後ろを追うようについていき)俺はマンションなんだー(1人で喋り嬉しそうに歩いて)

一軒家にひとり暮らし…ってだから付いてくるなっての…お前は自分の家に帰れ！ハウス！(なんて犬にでも言うように言い放ち)

わかった！帰る！(瞳を輝かせて頷き帰ろうとすると急に土砂降りになり)わーっっ！！！雨だーっっ(驚き優牙にくっついて)

やっと離れた…って何だよこの雨…さっきまで雨なんて降る気配無かったじゃねぇかよ…ってかまたかよ(急に降り出した雨に驚きつつもまたくっついてきた相手を呆れたような目で見て)
しゃーねぇ…こうなったらどうしようもねぇからとりあえず俺の家行くぞ

もうびしょびしょだー(濡れた服を触りながらしょげた顔になって)え、優牙くんの家に行っていいの！？やったあ！(その言葉だけでさっきのしょげた顔から急に明るくなり優牙の後についていき)

びしょびしょどころじゃねぇよ…ったく、いいからちゃっちゃと歩け！(相手を待たずにスタスタと歩いて行き、家の前に付けば鍵を開けてからドアを開け

まってー！(慌てて後ろをついていき)お、おじゃましますっ(家の中をキョロキョロを見回し整頓されている部屋に目を輝かせ)

んなキョロキョロしたって何も面白いもんなんざねぇぞ…(自身はそのまま洗面所へ向かっては数本タオルを出してきて「ほら、タオル」と相手に差し出し「新品がいいとかワガママ言うなよ？貸してやってんだから」とソファーに座り

すごい綺麗な家なんだね(きょろきょろしながら｢あ、タオルありがとう！｣と笑顔で受け取り)雨止まないね(窓の外を見ながらさり気なくソファに座り)

普通だろ…たまに気がついたら掃除してるくらいだしな(ふぅ、と息をついては「あぁ…別に。」とだけ返して)
確かに止む気配すらねぇんじゃねぇか…(なんて自分も窓の外見て

雨やだなー･･･(少し落ち込んだ感じで呟き)雷なったら怖いし･･･(外を見ながら不貞腐れた顔をして｢雷ってほんとに怖いよね！｣と同意を求め)