人生のレール。(小説?)

私の高校は学力は低いものの、就職率が高いと言われていた所で、就職するために入りました。
特に夢もなくて、やりたい事もなくて、むしろ『私に何ができるんだ？？？』なんて典型的な悩みに陥るパターンのJKでした＼(^o^)／

そんなこんなで、色々あってどっさりとある求人をぺらぺらとめくりながら友達と『どこいくよー、つーかニートになりてぇぇww』とか言い合って、絶望しながら探してました。

ちなみに私はアニメやゲームが大好きで、ホモも好きだったんだけど昔から人に腐女子って言うのが恥ずかしくて、一度も言ったことなかったっていう。でもまぁ、自然とそういうゲームやイケメン（二次元）好きの友達ができて、部活もイラスト部だから無論そういう友達と仲良くなるんだけどやっぱそういう人達って、多少思考が似てるのか私の周りは数人『ニートになりたいww』とかそういう系の人だったんですよねぇ。もちろんちゃんと夢もってる子もいたけど！

でも何だかんだみんなちゃんとした職ついて真面目に働いてるんですよね。あんなに『ニートになりたい....だれか養ってくれないかなぁ。』なんてずーっと言ってた子も、真面目に働いてる。

私も働きたくないなって心底思いながらも、漸く仕事が見つかって、18年生きた中で一番面倒な事を乗り越えた気がする。

─ 新入社員 ─

働きたくないなとは思いつつも、新しい生活に不安も凄くあったけど、頑張って働くぞっていう気持ちもあって楽しみだったんです。自分で働いて、自立していくのがとても嬉しかった。
ちなみにひとり暮らしする事になって、会社が借りた例の壁が薄いで有名な所に住むことになった。正直昔から、多分中学生くらいからひとり暮らしに興味があったから本当に嬉しかった。
実家では就職のため出ていったイトコの部屋が、私の部屋になったんだけど玄関に繋がってるから必ず誰かが出るのに通る道で、少し嫌だったからもう誰もいない自分だけの部屋っていうのが、本当に最高でした！！（小並感）

そして、入試してすぐ約一週間の研修。
特定されてもあれなので、とりあえず三大用語風に完結させて頂くと『監禁』『洗脳』『鬼畜教師』です。（？！）
研修する仲間は一日目は、がんばろう！！だったのに日が経つにつれて『洗脳や........鬼畜や.....もう監禁レベルだよ...』って、遠い目になってた。でも、何だかんだ夜みんなで話す時間は楽しかったし、やっぱり仲間がいるから何とかなりました。
で、何とかみんなクリアして無事それぞれの配属先へGO

元の配属先へ戻された私は、しばらく仕事を覚えることに熱心になって、仕事が始まるのが遅い方なんだけど朝も早起きしてラジオ体操までしてはりきってました。
朝ごはんもしっかり作って食べてたし、今日もがんばるぞ！ってなってた。

教えられてた事はメモをとってたんだけど、急いで書く字だから後で読むと全く読めなかったりで、あんまメモの意味を成していなかった.....。
従業員の人はみんな優しくして『メモはあとで自分で書き直すといいよ。』とか色々社会について教えてくれました。私は自分でいうのもなんですが、結構人に恵まれてるみたいで周りが優しい人が多いんですよね。
で、何となく初めて入る会社も不安がありつつ、心のどこかで『きっと優しい人がいっぱいなんだ！』とかいう謎のポジティブ思考がありましたし、信じてました。
思った通りになったから、本当によかったです⬅

今さらだけど私の仕事は、飲食店で初めて接客業したからコミュニケーションの低い私には本当、最初はやばかった.....ホールに出るのでさえ緊張して、お客さんに『お嬢ちゃん、そんなおどおどして大丈夫かい？』なんて心配されてました＼(^o^)／
寧ろ自分ではコミュ障って思ってるんだけど、やっぱり人と話して緊張するのを直したいというか、変わりたいって思って挑戦してみたってのもあります。

─ ①悲しい気持ち ─

早速問題が、っていってもただ注意されるってくらいなんだけども...。

ここで40代くらいの女性社員さん、私と入社したのは大体同じくらいかな？向こうが少し先くらい。 ここではNOさんと名付けましょう。
NOさんに注意されることが多くなった。
姿勢から何まで。『こうはこうだよ、お客さんに──。』
でも私が新入社員でおまけにわからない事だらけで、できていないから言われてるんだとちゃんと自覚して、素直に聞いていた。

でも、何をするにも注意されてしまう。お皿を軽く置いたつもりでも『語理ちゃん！そんな風に置かないの、音ならさないようにして。』とか。
『ねえ、語理ちゃん。あの人は親しんで話してくれてるけど、あのねやっぱりあの人は偉い人だからそこは弁えないと──。』だとか『いつも、あーーーとか、えーと、とかそういうのいわないで！！！』って苛立ったように言われた事もあった。
最初は、この人は私のためにしてくれてるんだって思って我慢して何とか思うようにして過ごしてた。悪口を言うのは好きじゃなかったから、誰かに言う気にもなれなかったし、本当にこの人の事で悩んで泣きそうににってしまった事もありました。
元々誰かのせいにするのも得意じゃなかったし、極力誰かを悪いってするのも好きじゃないしで、なんかもう色々と悲しくなった。その人に対して『なんで私にばっかに怒るの？？他の人がやってたら絶対怒らないやんか！！！』って思う事もあったけど、やっぱりそう思う自分が一番嫌だった。その人を悪く思うような事も嫌で、悔しかったってのが今でも覚えてる。

でも、仕事をやめようだなんてこれっぽっちもなかったです。

─ 我慢と前向きさ ─

私の心奥そこでは凄くネガティブなんだけれども、自分に負けたくないっていう気持ちからくるポジティブさも持ってて、結構問題が起きたときは何だかんだで乗り越えてきました。乗り越えてきてるっていえる程なのかはわからないんですけども....。

私の中では我慢の限界が、あの世いきだと思ってるので、私が生きている限りはまだまだやれるって事なんだなって思って生きてます。
あの世にいこうかと何度も思ったことはありますが、そんな勇気はないので結局こうして生きてます⬅
それに、本当に辛くてだめだったらきっと私は簡単にいけると思うから。
まだあの世にいく事に恐怖を感じるって事は、まだまだやっていけるやんか！（？！）

ちなみに、私は仕事をやめたらあの世にいくと決めてました。
実家には帰りたくないし、ニートになって引き込もって親に迷惑かける？というかそうなるくらいならあの世にいくと。

そう、私は人生で人がやらなきゃいけないレールにすっかり縛られていました。

私にとってのレールは『小学校まともに行く→中学校まともに行く→高校まともに行く→仕事まともに行く(最低三年以上は続ける、やめてはいけない)』みたいな感じです。

─ 仕事の楽しさと大変さ ─

こうして漸く仕事に慣れて、やることも覚えてきた頃、楽しいこともでてきました。
社員さんとの会話や、仕事中での出来事。
それから、学生の頃は勉強してた時間を今、お客さんの空いた食器を片してる感覚が少し変な感じでした。
こういう作業をしていると勉強のがしんどかったな...とちまちま思うことがあって、なんか授業してた時間帯だったのが、がらりと変わってしまった生活に、勉強しなくていいのか自分...とかよくわかんない事過ってたりもしました。⬅

私は勉強が本当に一番嫌いだから、学生に戻りたいと周りが言ってる間、私はあんまり戻りたいとは思いませんでした。授業はしんどいし眠いしで...。

過ごしてて社会人はやっぱり大変だなぁと思うところが、幾つかあったけれど色んな事を教えてもらって学べて本当によかったって思ってます。でも正直3分の1も私は社会人について理解とかできてないだろうから、まだまだ未熟者です。