――黄昏島―― 【切甘/1対1/NBL】

 ――黄昏島―― 【切甘/1対1/NBL】

長老  2017-02-23 16:54:40 
通報

一度足を踏み入れたなら、もう二度と抜け出せない

だってこの島には“ アノ人 ”がいるから――

アノ人って、あの人。
大切な彼のことだよ。

ほら。よく似ている。

そうだよ、

きっとそうだ――

アノ人なんだ。

愛しい、愛しい。愛しい?


……あれ?

もう、思い出せない?
忘れてしまった?

そんな筈、ない。

ねえ、貴方は。貴方は……、


『 ――誰 そ 彼 ?―― 』
( ――貴方は誰?―― )



>1 始まりの物語
>2 長老より
>3 黄昏島って?
>4 今後の流れ


>未だ、黄昏の船着場で待っていて。レス禁



コメントを投稿する

  • No.128 by 迅 秀一  2017-03-04 00:57:08 


>秀次

憎い、って。初対面の人に言っちゃ駄目だろー。
(好き嫌いなら未だしもそれらを通り越した憎しみを向けられているのだと分かれば、今までの嫌悪剥き出しの態度にも納得がいき。だが憎まれるくらい彼のことも知らないし、きっと彼も同じく己のことを知らない筈なのに。そう思いながらも押し返された上着と鞄を元通りに身につけ直しながら、不自然に空いた距離に只々苦笑い溢すことしかできず。突きつけられた質問の裏に彼が深い想いを抱いているなんて、落ち着き払った声色からはこれっぽっちもその本心を読み取れないまま「世の中の人間はみーんな、誰かに助けてもらったり、助けたり。そうやって生きてんでしょ」肯定とも否定とも取れる答えを返せば暢気にヘラリと笑ってみせて。彼が何を知りたがっていて、何を求めているのか――皆目見当もつかないが、鋭い視線に臆する事もなく一歩二歩と彼に近づいていくのは無意識に底知れぬ興味を抱いてしまったからで)

  • No.129 by 榊原 伊月  2017-03-04 14:51:58 

>甚太郎さん
え、俺の、家……ですか?
それは一体どういうことなんです?
この島に俺は来たことは一度もない、はずだと思うんです、けど。
(握り締められた温もりを追うように手指で空気を掴むようにしながら此方も腕を引き、父親と瓜二つの眼差しに高鳴る心臓の鼓動音を耳裏にて感じつつも彼の説明に首を傾げては不可思議そうに眉を持ち上げ。自分の家は海に面していない内陸側で都内からも少し離れた閑静な住宅街にあり、黄昏島のような潮の風を肌に受ける開放的な環境とは疎遠な場所に建っている。在る筈がない、そうは思うのだけれども、きっぱり断言出来ないのは目先の人物に心惹かれるあまり否定的な態度や反応を示したくないから。それを裏付けるように濁る語尾、どちらにしても話を聞かねば分かるまいと「いえ、質問は後にします。島のこと、甚太郎さんのこと、色々と教えて下さい」貰った水ペットボトルを大事そうに抱え、確認の問いに頷いてみせれば移動に問題はないとばかりに歩くや彼の隣へ立ち)

  • No.130 by 三上 秀次  2017-03-04 19:30:22 



>迅


………くしゅっ……
( 望んだ答えは得られず、これまで以上に機嫌が悪くなるのが自分でも分かった。 “ そういうのが欲しかったんじゃない。そんな、道徳の教科書にでも載ってそうな言葉 ” と無意識に唇が尖り眉間にしわが寄る。子供のころ何度か味わっていた欲しがったおもちゃを買ってもらえないような気分だ。悔しいような悲しいような、けど腹の底に怒りも溜まっている__そんな、変な気分。それが態度にも表れ、発している雰囲気も先ほどとは違い刺々しさが増す。黙りこんだ姿は貝を連想させるが、寒さから出たくしゃみのせいで不機嫌アピールも半減し。暫しの沈黙のあと、一向に沈む気配を見せない夕日を背後に近付く彼から一歩後退りしつつ 「 __もし俺とお前が本当に初対面だとするなら… 」 と、この島に来て初めて申し訳なさそうに表情を緩め。 “ 事故の影響で記憶喪失に ” だとか “ 誤魔化そうとしてる、うそをついてる ” とか、彼に対する疑念は尽きない。しかし、姉が庇った男を疑いたくもない。彼の『 初対面だ 』という言葉を信じた上で言うのだと自分に言い聞かせながら 「 今まで疑ったりして、…その…悪かった 」 なんて小さく謝罪を口にして。謝るなんて最近はしていなかったことと、散々疑って警戒していた相手だということもあり羞恥の気持ちが一層強く、それに影響されて頬も紅潮していき )



 

  • No.131 by 榊原 甚太郎  2017-03-06 11:57:43 


>伊月君

本当に何も知らないんだね。この黄昏島はずっとこの夕暮れ時、方角によって四季はあるんだ。時々、君と同じようにこの島に迷い込む人がいてね――黄昏島の長老はそういう人たちを分け隔て無く迎え入れている。伊月君もきっとその内の一人なんだと思う。
(この状況を理解できていないのに前を向いて進みだそうとする心の強さには親子程離れた歳の差なんて関係なく、ほう。と吐息混じりに感嘆の声を洩らして。隣に立った彼に歩調合わせ砂浜を歩きながら己の知る限りの情報を提供するも、己のことについては何故そんなに知りたがるのか不思議に思うのと同時、語る程のものでもないと思っている様でフと目を伏せれば「私の事……?聞いてもつまらないよ。ただのサラリーマンだしね」言葉通り他に秀でている所もないと思っている為、困り顔で片手に持った鞄を軽く振り。強いて挙げるとするならば歳の割に運動神経が優れているところくらいだろうか、夏の区域を抜けるまで若い彼の足取りに遅れを取らず歩き続けており、木々に囲まれた一帯を抜ければその先に広がった民家がぽつぽつと見える長閑な風景にス、と双眸細めて彼の顔を振り返り)
此処には空き家が沢山あって、その一つを君に貸すってさ。長老からの伝言。

  • No.132 by 迅 秀一  2017-03-06 12:01:17 


>秀次

(ありきたりな回答では満足いかなかったのだろう。一段と刺々しさが増した彼の様子から察するに、次に向けられる言葉はきっと想像以上に辛辣なものになる筈で。強気で進めていた足もこの時ばかりは一時停止、ついでに両手で耳を塞ぐ真似まですれば彼からの罵声に備え。しかし張り詰めた空気を救ってくれたのは他の誰でも無い、彼の生理現象。思わずキョトンと目を丸くさせ呆気に取られたのも束の間、残り僅かだった距離をトントンと歩んで詰めれば先程身につけ直したばかりの上着を脱ぎ今度は己から彼に押し付ける様にしながら「ほーら。風邪の予兆出てるじゃんか、コレ着とけって」笑うでも小馬鹿にするでもなく、寒さに震えているであろう彼の身体が心配で。パタパタと忙しなく今度は鞄を漁り、折り畳み傘の代わりにと急な雨に備えて忍ばせていたハンドタオルを引っ張り出せば「お前とは今日初めて会った――本当に、それは真面目に言ってるから」伝え終わるや否や己にまで謎の羞恥心が伝染してしまう前に、夕陽に反射して明るく色付く髪にタオルを掛けてやると有無を言わさずゴシゴシと雑な手つきで水気を拭い始め)

  • No.133 by 迅 秀一  2017-03-06 13:09:54 


>秀次

あ、悪い悪い。ひとつ訂正させて。
ハンドタオルじゃなくフェイスタオルな。ハンドタオルじゃ流石に小さすぎだよな。読み返してて笑ったわ。
んじゃ、ちゃんと伝えたからな!脳内変換よろしく頼んだぞー。

  • No.134 by 榊原 伊月  2017-03-06 13:50:40 

>甚太郎さん
何て言うか、不思議な島です。
ずっと夕暮れなんて……
俺はその長老という人に助けられた、ということなんですね。なるほど……
(説明を耳にして何となく、それも奇妙な方向で物事を理解してしまう。日本に於いて常に夕暮れ時など有り得ず、黄昏島という地名も存在していない。彼が嘯いているだけなら兎も角だが、此処まで不思議が重なると演技とは考えにくい。何より故人である父親に恐ろしく似ている事も踏まえると弾き出される答は一つ、此処はきっと現世ではない、ということ。自身は何らかの理由で天国ないし地獄か手前の世界に迷い込んだか、若しくは白昼夢でも視ているんだろうと考えを帰結させるや不安が和らぎ、先程と比べて気分も落ち着きを取り戻していて。冷静なのではない、悲嘆に陥りつつある訳でもない。多分に、嬉しいのだ。夢だの冥土だの何であれ恋い焦がれていた人物にまた逢えたから。別人でもいい、単なるソックリさんでもいいからと、彼と肩を並べて歩けることに口許を緩ませては頻りに甚太郎の横顔を目に入れながら道中の木々や足場の変化も平然と進みつつ、軈て見えてきた住まいの紹介に目を瞬かせると「俺に、空き家を? 一人で使っていいんですか?」長老の寛容さに舌を巻きながらも確認の問いを投げてみる。こんな成人も迎えていない学生に一軒家とは恐縮、というか独り暮らしの経験がないため生活面に不安があり、その表情には戸惑いの色が浮かんでいて)

  • No.135 by 永塚 弥生  2017-03-06 13:50:51 



>明浩さん(>120

そんなことないです。明浩さんは、自分のことがよく見えてないんじゃないですか?
(謙遜か、照れ隠しか。聞こえた言葉に再び視線を戻してから、とにかくそのどちらもをキッパリと否定する言葉を言い放ち、からかうような口調で続け。吸い殻を取り上げられるときょとんと目を丸くして数度瞬き。まるで叱られた子どものような態度が可笑しくて、ふはりと笑い声こぼし。「――さっき、落ちてた貝を踏んで少し切れちゃったけど……用意されてるお家に絆創膏ってあるでしょうか。あ、でも土踏まずの所だから、ちょっと気を付けていれば下に触れずに歩けるから大丈夫です!」向けられた気遣いに慌てて口元を締め、先程歩いた時に小さな傷を作った右足の裏へちらりと視線を遣り。何の気なしに言ってしまったけれど、これでは相手に心配をさせるだろうと顔の前で慌てて手を振って、その箇所を少し浮かせるような立ち方をして見せて)


  • No.136 by 三上 秀次  2017-03-08 21:13:21 




>迅


う、っ…悪い、洗って返…します
( 風邪の兆候。痛いところを突かれた、とでも言いたげに小さく唸れば先程の様子とは打って変わって大人しくなり為されるがままに。わしゃわしゃと撫で付けられる感触は今まで味わったことのない乱暴な手付きだったが、不思議と嫌な気はしない。ずり落ちないよう彼から押し付けられた上着を手に握ると、何となく夕日の浮かぶ海を眺め。橙の光を放つそこは美しくもあるが同時に眩しくもある。視界に映りこむ海をぼんやり見つめているも、夢から覚めたようにバッと顔を上げその勢いのまま彼に詰め寄り。 「 ここは一体どこなんだ!?日本のどの辺りにある?なんで俺はこんなところに… 」 最初こそ語気が強かったものの、後半につれて独り言のようなぽつりとした声に。自分がどうしてここにいるかさえ分からないのに何故今の今まで平気でいられたのか不思議に思えてくる。困ったように眉を下げると、不安を押し殺した声で 「 …帰れなかったらどうしよう 」 と一言 )



 

  • No.137 by 榊原 甚太郎  2017-03-10 22:32:26 


>伊月君

長老は来る人来る人、みんなの世話をしている。優しくて良い人だよ。
(不思議だとそう言われればそうなのかもしれない。事実此処では追い返される者もおらず、人種問わずそして人類以外にも住み着くものたちが多い。長老にどんな事情や役目があるのかなんて年齢でも経験でも勝る点のない己が考えてもわからないが、その滲み出る人柄だけはよく知っているつもりで、ふと長老の顔を思い浮かべては優しい皺を顔に刻んだ笑顔を作り。一人きりが不安なのだろう。不安な気持ちが声や表情に出てしまっている彼に気づきながらも再び足を進めてやがて小さめの青い色の屋根した家の前で止まると「ここが君の家。一人で使って良いし、一人が嫌なら誰かを招いたり、誰かの家に行ったりすればいいんじゃないかな。……不安になる事はないから、私もいるしね」何も心配要らないと主張できるのはこの島の人達を信頼している証拠。持っていた背広に腕を通せば、トンと己の胸を叩いてみせてもしもの時には頼ってくれという意味を込めた目配せを添え)

  • No.138 by 大宮 明浩  2017-03-10 22:35:40 


>永塚

ばーか。ガキに言われるほど俺の目は腐ってねえよ。
(か弱いだけの女の子だろうと勝手に思い込んでいたこともあり、主張してくるような強い意志を持ち合わせていた事にやや驚いて。迷いなく言い切られる形になれば目を逸らし、オマケに笑い出されてしまうと不本意な展開に不満気に舌打ち、ガシガシと後頭部掻きながらぶっきらほうに言い返し。明るい声色で伝えられようが負傷を知ってしまった以上放置は出来ずそのまま歩いて家まで向かうなんて論外で。海水浴用のシャワー設備の存在を思い出せば彼女に背を向けて腰を屈め「医者として歩かせるわけにはいかない。絆創膏なら手持ちにあるが……先ずは傷口を洗ってからだ。――乗れ」言葉の最後に振り返ると、後ろに両腕を伸ばし誘う様に指先をクイ、と折り曲げて。もし遠慮しようものなら強制的にでも連行していくつもりらしく視線は彼女にジイと向けたまま待ち)

  • No.139 by 迅 秀一  2017-03-10 22:47:10 


>秀次

――なんだよ、急に畏まって。洗わなくていいっての。変な奴。
(抵抗されるとばかり思っていたから忠犬の様に大人しく拭われる様子を見ていると、その愛らしさに庇護欲がかき立てられて。最初の刺々しさは見る影も無くこうも素直になられてしまえば己もそれ以上強気の言葉を並べるつもりもなく。気を遣ってくれたのか洗って返してくれるという彼らしくない発言に思わずふは、と笑いながら雑に撫でていた手の動きをゆるりとした優しいものへと変えて。粗方水分を拭いきったその時勢い良く顔を上げられたことにより手からタオルが滑り砂浜に落ち、それを取り上げるよりも先に困惑した表情を視界に捉えては意識を彼に集中させ、尻すぼみになっていく言葉を聞けば不安感がひしひしと伝わってくるのか少しでも力になりたいという気持ちが己の心に芽生え「此処は黄昏島。日本ってのは単語だけは聞いたことあるけど、この島が何処にあるのかは知らない。俺は……いや、きっとこの島の人たち全員がこの島のことしか知らないと思う」きゅ、と控えめに手を握ったのは安心させようとする意味もあるが、無性に彼に触れてみたくなったから。帰れないと心配する彼を余所に、己は正反対のことを考えており「俺が居るじゃん。大丈夫だから――」帰るなんて言うな、と。そこまで言う権利もないし間柄でもない。頭ではわかっているのに出逢ったばかりの彼を閉じ込めてしまいたいというイかれた思考が生まれたのも確かで、今度は己がぽつぽつと呟く様な声量になり。言葉の最後には目を伏せて)

  • No.140 by 三上 秀次  2017-03-12 01:17:32 




>迅


………ありがとう
( 自分よりも温かい手の温度に、思わず握り返してしまいそうになった。すんでのところでそれを堪えると、拒むわけではないのだと言い聞かせるようにゆっくり彼の手を解いていき、感謝の意を伝える。タオルの礼でもあったし、安心させようと握ってくれた手の礼でもあったし、俺が居るからと慰めの言葉をかけてくれたことに対する礼でもあった。出会ったばかりの人間、その上初対面だというのに噛みついてきた己を、それでも気遣う彼の懐の深さは一体どうなっているのだろう。彼と関わる人達は足を踏み外して落ちぬよう気を付けないといけないな、なんて冗談を頭に浮かべながら、自分のせいで落ちてしまったタオルを手に取り。水気を含んだせいか、砂が多数付着してしまっているそれは、先程の彼が落とした上着達のように簡単には取れなさそうだ。 ” 彼はまるで自分に帰ってほしくないようだ ” と、片膝ついた姿勢のまま、都合の良い妄想を重ねていく。 “ 帰り方も分からないし、暫くはここに滞在してみよう ” “ 少しだけ、ほんの少しだけ。彼があんまりにも居てほしそうにするからしょうがない ” この島に滞在する理由を彼のせいにするなんて、と思わず自嘲気味に口角が上がる。緩んだ頬を一瞬で引き締めると、伏せられた彼の目を見上げるように顔を上げ。「 変な奴でも何でもいいが、とりあえずタオルは洗って返させてくれ。それと……できれば風呂を借りたい 」彼のおかげで大分マシになったものの、やはりそれでも湿った学生服は気持ち悪く今すぐにでも着替えたい気分だった。よっこいしょ、と声を出しながら立ち上がると、ほのかに石鹸のような匂いがするタオルを片手に彼を見遣って )



 

  • No.141 by 迅 秀一  2017-03-13 20:44:09 


>秀次

(握り返されることもなければ、弾かれることもない手。拒絶されているのではないと理解は出来たが、不思議と心に少し傷がついたのは何故だろう。謝辞を述べてくれた次の言葉が待ち遠しい様なほんの少し怖い様な中途半端な気持ちになり己からは話し掛けられずにおり、タオルを拾い上げてくれた彼から放たれた言葉にほ、とやっと安堵の息を吐いて。どう答えを導き出したのかは知らないがどうやら急ぎで帰る気はなさそうだ、そうわかれば自然と己も調子を取り戻し表情にも光が差し。僅かにだが彼の頬が緩んだと揶揄いを目論んだのも束の間、すぐにもと通りになってしまったのを見ては残念そうに肩を竦めるという大袈裟なリアクションと同時進行にて、脳内は彼が希望する風呂の話題へと既に思考を切り替え済みであり。「……風呂、風呂な。はいはい、りょーかいしましたよ、っと。それなら行こうぜ」握られたタオルは有難く洗濯を頼むことにし、立ち上がった彼を誘うよつに顎をクイ、と今から目指す中央区域に向け。トントンと砂浜を軽く蹴って先に歩き始めると「あっちにお前の家が用意されてある。本当世話好きな長老なんだよ。――つうかさ、名前教えて」寛ぐなら己の家よりも自分の家としてある民家の方がいいだろうと目的地を彼の家だと暗に示しては、衝撃的な出逢いだった故にすっかり聞きそびれていた名前を遅ればせながら尋ねて)

  • No.142 by 三上 秀次  2017-03-15 19:44:26 




>迅


家…?
( 歩き出した彼の半歩後ろに控えると、耳に入ってきた言葉にぎょっとして。まさか自分の家が用意されているとは夢にも思わずまるで鸚鵡のように返してしまう。世話好きの限度を越えていないかそれは、というか長老って誰だ、なんて言葉が次々と頭の中に浮かび暫しの間思考が迷走するが、名前を尋ねられるとハッと我に返って。__名前、言ってなかったか。思い返してみると、此方が一方的に糾弾していただけで会話らしい会話をしていなかった。本日何回目かの申し訳ない気持ちに襲われながら「 三上秀次 」とだけ答えれば、愛想悪くそっぽを向いて。今更どう接すればいいのか戸惑う自分を認めたくはなく、だからといって綺麗さっぱり忘れるのは都合が良すぎる。こうして彼と歩くのは何だかいけない事のように思えるし、初対面だという事実を受け入れたはずなのに油断するとつい彼を己の知る迅秀一と重ねてしまう。だから、せめて意識しないようにと彼を視界に入れない為に関係ない方向を見るのは仕方が無いはずだ。彼が話し掛けなければずっと貝のように口を閉じていようと決心するや否や、好きな食べ物や姉の事を考え必死に気を紛らわそうとするも、船着場に立ち尽くしていた時以来の頭痛に襲いかかられてはそんな思考もままならず )



 

  • No.143 by 迅 秀一  2017-03-16 20:28:07 


>秀次

秀次?――あー、わかった。お前の探してる奴って兄貴?
(教えてもらった名前は漢字こそわからないものの、己のものと似た響きであることは確かで。秀一と秀次、まるで兄弟じゃないかと後方にいる彼を振り返りながらニィと緩めた口元は自信満々に短絡的な答えを紡ぎ。名前を伝えたきり口を一文字に結ぶ様子に気づけばどうしたものかと気遣うも、ここは下手に話し掛けない方が良い等という無難な考えに及ぶ筈もなく「……んでさ、その長老がさあー、」マシンガントークに近い勢いで次から次へと長老のことや黄昏島の説明を延々と続けて。勿論、本人に悪気は無くむしろ彼が喋り下手だという仮説を立てた上での良心からくる言動であり。喋り続けて十分もすれば少しずつ喉の乾きが気になってきたのかゴホンと咳払いを挟みつつ、それでも太陽みたいな笑顔と明るい調子を崩すことなく時折彼を振り返っては様子を窺って。「到着っと。ほら、この家好きに使って良いってよー」間も無くして見えてきた一軒の青い屋根の古民家まで辿り着くと真っ新な木製表札に爪を立て“ミカミ”と先刻知ったばかりの苗字をケラケラと楽しそうに刻み)

  • No.144 by 三上 秀次  2017-03-20 19:01:08 




>迅


( / 突然で申し訳ありません、本体より連絡しておかねばならない事が…!
最近用事が立て続けに舞い込んでくるため、中々返事を書き進められません。今月中に返事できるかどうか…連絡も無しにお待たせするのは申し訳ないと思い、勝手ながらお伝えさせていただきました。遅くとも四月初旬には返事が可能かと思います。もし長老様がよろしければ、どうか待っていてほしいのですが如何でしょう…?
久々の顔出しがこんな形で本当に申し訳ありません。御返事、気長にお待ちしております。 )



 

  • No.145 by 長老  2017-03-22 20:48:13 


>秀次

(/お忙しい中ご連絡ありがとうございます!そして日頃より、当トピックにお越し頂いている感謝の気持ちをこの場にて伝えさせてください。いつも素敵な文章と秀次君の思春期特有の可愛らしさに楽しませて頂いております。ありがとうございます!
返事が遅くなることは、どうかお気になさらず。こうしてご連絡も頂けたので安心してゆっくりとお待ちしておりますね!そしてこれは此方からのご提案だったのですが、トピに来てくださる方も少なくなっており三上様以外のキャラはリセットとなる時期にございます。長老も最近私生活が慌ただしくなっていて、改めて他にお相手様を募集することは生活が落ち着くまではないかと思います。その為、一度このトピを休止という形にし、三上様とは個別に一対一へ移動してやり取りを続けさせて頂きたいのですが……如何でしょうか?このトピで続けたいというお気持ちであれば勿論このままでも問題有りませんので、三上様のご希望に沿いたいと思っております。もしも移動してもいいというお返事であれば、長老にてトピ作成致しますね!どちらにしても三上様との、この貴重な縁を切ることなく関係を続けさせて頂きたいと思っておりますのでどうか今後とも宜しくお願い致します。また、此方の返事につきましても焦らず、三上様のご都合の良い時に返して頂いて構いません。のんびりお待ちしております)

  • No.146 by 三上 秀次  2017-03-27 15:21:18 




>長老様


( / 比較的落ち着いてきましたので、今の内にお返事をさせていただきますね。
まず最初に、お褒めの言葉ありがとうございます。返事が遅れたりロルの長さがバラバラだったりと散々な奴ですが、それでもお相手してくださる長老様にはいつも感謝しております!此方こそ返事が来る度に飛び上がって喜びその上楽しませてもらっていますので、お礼を言うなら長老様ではなく私の方です。いつも本当にありがとうございます!移動の話ですが、私は長老様さえ宜しいのであれば移動したいと考えております。しかし、トピ作成の負担を長老様に負わせてしまうのが気掛かりです…何かありましたら遠慮なく頼って下さい!気が早いですが、長老様との一対一が今から楽しみです。
そちらの私生活も慌ただしいということで、無理をなされていないかが心配です。気長に待っていますので、自分のペースでゆっくりお返し下さいね。 )



 

  • No.147 by 長老  2017-03-31 19:16:21 


>秀次

(/主のことまでお気遣い頂き誠にありがとうございます!感謝の気持ちでいっぱいです。一対一へ「黄昏の物語」というトピをご用意致しますので、続きは其方にてよろしくお願いします!)




【 募集受け付停止中 / 一時休止 】

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:オリジナルキャラなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック