風人 2017-02-09 19:49:33 |
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インデペンデンス・ディ/デブリン&エメリッヒ スティーブン・モルスタッド/酒井昭伸 訳/徳間文庫
宇宙に存在する
知的生命は
われわれだけなのか…
その瞬間が
ついに、解かれた!
(表紙イラストより)
同名洋画ノベライズ。
突如、地球各地に現れた異星人の巨大物体UFO。
彼らの目的は地球を植民地とし人類を食料とする異星生命体であった。
迎え撃つはアメリカ大統領トーマス、スティーヴン・ヒラー大尉、ケーブル会社勤務であり大統領と誤解から浅からぬ因縁があるディヴィッド、かつてUFOに誘拐された経験のあるラッセル。
本作品は異星人とのファーストコンタクトを書きながら彼らは飽くまで侵略者として書かれておりまたフィクションではあるがエリア51については異星人やUFOの研究施設として物語っている。
核攻撃を提案した国防長官のニジムキに不信感をあらわすトーマスだが異星人への打開案はなし。
そんななか絶望するディヴィッドだがふとしたきっかけと父との会話で異星人への打開案を思いつく。
それは異星人母艦へコンピュータウィルスを送り機能を麻痺させるものだった。
反撃される地球側、異星人襲来までいがみあってた各国だが疲弊してた国々もアメリカの提案をのむ。
そして開始される反撃作戦。それに参加するラッセルは異星人へのUFOに突っ込み戦死するも息子には最期によき父であったと印象づける。
反撃作戦は成功するも異星人母艦から帰還しないディヴィッド、スティーヴン。
しかし彼らは生還した。
トーマスが出撃前に告げたように異星人を打倒したこの日を“インデペンデンス・ディ(独立記念日)”となり物語は終わりを告げる。
小説においてもっとも異なるのはラッセルの描写。彼は異星人に誘拐された経験が事実とされていてそれが彼や彼の家族の物語を際立たせている。
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