主 2017-01-16 15:02:48 |
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>世界観
2xxx年、極東は帝都にてある事件が起きた。その時違法となっていた「人体実験」を行った科学者が、ある「ウィルス」を開発した。その名を「Dead」。科学者はそのウィルスを使い、人体実験を行った。ウィルスが人体に及ぼした影響は人知を越えるものだった。いや、越えるものになるはずだった──。
ウィルスを体内に入れると、体内の細胞が反応し体はぶくぶくと膨れ始め、内側から爆発した。そして飛び散った肉片が再び集まると人間の形をした“それ”は現れた。腐った肉の臭いと、腐敗黒くなった皮膚、鋭い牙は口が裂けるほど。鋭い爪はまるで鈎爪のようにするどい。目はほとんど無かった。怪物は科学者を殺し、研究所を襲った。そして、地上へ出ると惨劇を引き起こした。
怪物は人間の肉を求めた。街中に突如として現れた怪物に人々は恐怖した。戦うことも出来ず怪物に殺される人々。だが、惨劇はそれだけではなかった。怪物に噛まれた者は新たな怪物を生んだ。そうして、帝都から極東の各地にその惨劇は一瞬にして広がった。
この事態に政府は怪物を「死骸(シガイ)」と呼びこれ以上の被害拡大を阻止するため帝都内に安全圏を設け壁を作りあげ生き残っている人々をその壁の中へ移し、安全を確保した。
そして、壁の外にいる「死骸」を殲滅すべく特殊部隊を編成し、「死骸」の殲滅及び各地にまだいる生存者の救助の任務を与えた。
それは長い戦いの始まりだった。水も食料も限られている中で生存をかけた戦いは、やがて人間を狂わせる──。
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