❁ 2017-01-08 00:57:55 |
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おはよう、目覚めは如何かな。うん...綺麗な花だね。合成は大成功だよ。───おっと!そんなに威嚇しないでくれないか。「 話すべき事があるだろう 」? ...お見通しの様だね。それじゃあ、何も知らない君に現状について説明しようか。
君はね、既に死んだんだ。それを私が生き返らせた。花屍人としてね。身体に生えた美しい花に気付いたかい?君に似合う花だろう?説明は充分だと思うのだけど...、物足りない顔だね。仕方ない、暫く話すとするよ。
───私はね、美しいものが好きなんだ。人でも物でも。美しいもの同士を組み合わせれば、それはそれは素晴らしい存在が生まれると思わないかい?お生憎、君はまだ若く、容姿だって美しい。死なせておくには勿体ないよ。だから私は、君の屍体を買取り君に似合う花と合成したんだ。魅力的なアイディアだろ?その花の養分は、定期的に君にタブレットを補給して貰い保持するよ。養分がある限り、その花々は枯れないからね。
さて説明はお終いだ。この施設から出なければ、君は何をしたって良いよ。大方の施設は整っているからね。それと、皆は私を父親のように慕っているのさ。彼らと同調するかは君次第、だけれど...呼んでくれると嬉しいなぁ。
キクが君を案内すると意気込んでいるよ。後で向かってやってくれるかい?ここの規則についても彼から学べば良い。私は仕事に戻るからね。それじゃあ、次会う時も綺麗な花を咲かせておいてくれ。
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