「う、ううん。ちょっと聞いてみたいことがあってさ…。」 私は知らなくてはいけないと思った。 青葉君は私の好きな小説の中の人物なのか、青葉君は私のせいでここに来てしまったのか。 ずっと聞きたかった。 でも、やっぱり怖かった。 もし、私のせいでここに来たことを知っていて恨んでいたら?嫌われたら? そう考えると胸の鼓動はどんどん早くなっていく。