帰り道、私の頭からは青葉君のことが離れず、千秋と何を話したのかはよく覚えていない。千秋に転校してきた彼のことは聞かれた気がするが、実のない返事をしてしまったかもしれない。「ただいまー」そうこうしているうちに家に帰り着いた私は、「お帰り」と返事をしてくれたお母さんがいる居間には立ち寄らず、真っ直ぐ二階にあるお父さんの書斎に向かって、そこでパソコンをつけた。(あのリレー小説…、どうなったかな)