♢　ＢＥＮＥＤＥＴＴＡ　♢　　

Ciao！ご機嫌如何かしら？…んン〜、イマイチってカンジね。そりゃあそうよね、捕虜として此処に居るのにご機嫌だったら神経疑うわ。（　くすり　）…アラ、驚いたお顔。若しかして、自分の立場が分かっていない？困ったわねェ…。アタシ、説明とか苦手なのよ。しかもコレ又結構複雑なお話でね。（　はあ　）

たっだいまあ、ネーチャン！ホリョの調子は如何ッすかー！（　扉ばーん　）おりょりょ、吃驚顔貰っちったァ。ホリョちゃん、初めましてぇ。オレは＿＿ンぁ、その前にセツメー？簡単でイイならするケドゥ。（　鼻歌ふんふん　）ッえーとね、此処はベネデッタの屋敷内だよ！うん、お終い！…ええェ？なーに、文句があるなら、ネーチャンがやればいいじゃん。（　唇尖らし　）

相変わらずアンタって子は…。アタシ以上に説明下手が来たら、アタシがする他ないじゃない。仕方無いわねェ、確り聞いておくのよ。（　貴方を振り返りにこ　）あの子が言った通り、此処はマフィア組織ベネデッタの屋敷内なの。“ベネデッタ”は解るかしら？＿＿そう、その認識で間違いないわね。本当はもっと複雑なんだけど、ソレでもイイわ。（　頷き　）…其処に貴方は捕まったという訳。当分の間、捕虜としてこの屋敷で過ごして貰うわよ。あらァん、理由？野暮な事聞くのねェ。貴方は彼方のファミリーのボスの唯一の血縁者、貴方がボスに大事にされている事は重々承知よ。貴方が居れば、敵対勢力であるベネデッタに変に手を出せないでしょう？言うなれば、貴方は都合の良い盾よ。（　ふふ　）

うんうんッ、そーいう事だよ。ホリョちゃんは、オレらの掌の中！…だから、変な事しちゃダメだよ？ボスが怒っちゃうからね〜！（　ぎゃはは　）＿＿ン！そーだ。オレ、ドゥイリオさんに頼まれて此処に来たんだよォ。完ッ璧忘れてた！（　てへ　）

あの人面倒臭いんだから、約束事くらい確り憶えて於なさいな。アタシ迄怒られたら堪ったモンじゃないわァ。（　頰に片手あて、はあ　）どうせ、「この子を連れて来い」とでも行ったんでしょう。アンタだけじゃ心配だし、アタシも付き添うわ。…立てるかしら？両手が塞がってちゃ色々と不便よねェ、後で世話役が充てられると思うからそれ迄我慢してくれるかしら。（　眉下げ　）あ、自己紹介が未だだったわね。アタシはエリゼオ、隣の阿呆な子はジルドよ。此処は案外人が多いの。だから、幹部の顔と名前くらい憶えて於いても損は無いわよ。宜しくね。（　にこ　）

：ジルド


ホリョちゃん宜しくゥ！ンじゃあ行こッか！えーっとォ、ドゥイリオさん何処に連れて来いって言ったんだっけえ？（　ぐぬ　）＿＿＿＿……ア、そーだ！“拷問部屋”！（　きゅぴーん　）あえ、すンげェ顔…。拷問部屋、嫌い？オレは好きだけどー！だってさッ、面白い道具がいーッぱい有るんだよ！？わくわくすンでしょ？（　にぱ　）さァ、れっつごー！（　貴方の手ぐい　）

：エリゼオ


拷問部屋が好きなのは、アンタとドゥイリオぐらいよ。あんな所、血生臭くて仕方ないわ。スーツに匂い着いちゃったらどうしましょ。（　深く溜息吐き　）＿＿あ！ちょっと、この子は大切に扱って頂戴！ボスからもそう言われたでしょう？アンタ異様に怪力なんだから…、下手して死んじゃったら元も子も無いのよ。（　眉釣り上げ　）さァ、行きましょう。…あら？如何して震えてるの？（　首傾げ　）若しかして、拷問部屋が怖い…とか？…ぷ、ッあはは！だあいじょうぶよッ、もー！幾ら捕虜って言っても、大事な貴方に拷問する訳ないじゃないの。ドゥイリオのお気に入りの場所ってだけなんだから、そんなに気負わなくても良いのよ。（　頭ぽふり　）