ヌシ 2016-06-29 22:56:32 |
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( 全て存在する国を逆さに読んだものが当トピの国名です。 )
アリタイにはマフィアや盗賊、殺し屋、そんな裏社会を取り締まる警官等様々な人が居た。一般人も含め、そんな様々な人間が夢を見ている「特別な資格」がこの世界には有る。
『カドゥケウス(個々では正義、の意味。)』と呼ばれるその資格は、現代日本の警察と同等の力を持ち、あらゆる事が調べられる。礼状等無くとも勝手に調べられるが、「極秘人物‐ファントム · カドゥケウス」に登録された場合、如何なる人間にも調べる事は不可能となる。
但し、「極秘人物」に登録されるにはランクが存在し、様々な面で活躍した人物に贈られるSランクの人物のみ。
「特別な資格」を得る為、様々な者達が「カドゥケウス認定試験」を受けるのだが、未だ合格者は一握り程。何故なら「カドゥケウス」はそれ程迄に素晴らしく、時に恐ろしい資格なのである。試験内容も厳しく、内容によっては死者も出る程。それでも皆、「特別な資格」を欲するのである。
何故、「カドゥケウス(正義)」と名付けられたのか。それは、どれだけ極悪な人間でも、自分の中の正義というものは存在する。人によっては悪い事も良い事も含めて正義の定義が違う為、様々な意味合いを込めてそう名付けられた。
アリタイは綺麗な海や建物も多く、観光客も大勢訪れる様な国だが、裏ではマフィアや殺し屋、盗賊等が暗躍していた。洋風な町並みながらも所々に和服や和食を食べられる店、ンホニ語が書かれた看板等も見受けられる多国籍国家である。
スマ-トフォンやタブレットも普及し、非常に発展している国ながらも大型旅客機は未だ無く、飛行船や電車、右ハンドルの車、路線バス、自転車等が移動手段。更には己の足を使う者も。
そんな世界観だが、赦された者達だけが扱える能力があった。「カドゥケウスの加護‐キャパシティ」と呼ばれる能力で自然的な力を扱う「自然魔法系」、自分自身に見合った能力を扱う「異術魔法系」、武器の扱いや身体能力が異常に優れた「武身特化系」の三つに分かれており、大抵の能力者は「自然魔法系」か「武身特化型」が多い。因みに、「武身特化型」は部族や何かしらの特別な一族に多く見られる。
「異術魔法系」の能力者は一握り程で、最初から自分でどんな能力か決める為、容易な覚悟でやれば死、魔力を全て失う等がある。
能力は発動させる事を「HIGH」発動させる迄魔力を溜める事を「LOW」と呼び、「LOW」が上手くできなければ必然的に能力の質や威力も落ちる。
『カドゥケウスの使者』
「カドゥケウス認定試験」を執り行っている組織。試験官はこの組織の人間の中から選ばれ、その試験官によって試験内容はバラバラ。同じく「カドゥケウス」を管理している組織でもある。組織のマ-クは天秤の中心軸に蛇が二匹絡まり合って巻き付いている様なもの。
『ランク』
「特別な資格」を持っている者のランク。本来「カドゥケウス」は様々な職種を持ち、「ブラックリスト」に載る凶悪犯罪者を狩る「正義の槍」、正規の方法で財宝を求めて旅をする「貪欲な狼」、秘境の地を訪れて調査をする「叡知の羽」等が存在する。勿論、特定の職種には就かず、ただ「特別な資格」が欲しいだけの人間も居るが、特定の職種で様々な功績を残すとランクが上がる。ランクが上がれば有名になり、狙う物も増えることから「極秘人物」という制度がある。
『カドゥケウスの加護‐キャパシティ』
「加護」や「キャパシティ」「能力」「カドゥケウスの加護」等呼び方は様々。前述の通り大まかに三つに分けられてはいるが、能力者は極僅か。それ程に習得が難しいもの。
「自然魔法系」
木火土金水の五行からなる能力。
木…自生する植物を操る。
火…火を操る。
土…土や岩を操る。(後述有)
金…雷を操る。
水…水を操る。(氷や熱湯等の温度変化は不可。)
「武身特化系」
驚異の身体能力、武器の扱いが格段と上手い者。魔法の様な難しい物は苦手とする単純な力比べの様だが、魔力を武器に纏わせて武器を強化したり、リ-チを長くしたり、身体に魔力を張り巡らせることで身体を硬くすることも出来る。その為魔法を使える人物と同等の魔力を有する。
「異術魔法系」
回復、攻撃等様々な能力を自分で決めて自分に授ける為、どの系統よりも難しい。「自然魔法系」の内の能力であれば「異術魔法系」には入らない。現在確認されているのは数人だけ。
( 版権の設定を幾つかお借りしている部分も有ります。 )
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