ハル 2016-06-06 20:23:23 |
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…買われたのではなく、相応の値段で売られたのです
(「貴方様は意地悪でいらっしゃる」と肩越しにテオを見やって無表情のまま告げた。この教会で、この世界には神なんてモノがいないのだと。あの日、十字架の前で売られた自分が誰よりも解っていた。それでもこのカーニバルは終わらないし、自身の主人がここに、今すぐにでも燃やしてしまいたいこの場所にこうして連れてくるのだから悪趣味な集団であることに間違いはないだろう。自分も含めて。ノアに向き直り、頼まれた伝言に頭を下げ「了解」の意を示す。それから棒付きキャンディをそっと両手で受け取れば「そのハゲタカ、処分しましょうか?」と尋ねる。世の中ギブアンドテイク、飴の分は働くのが正しいのだと、そう思ったからだ)
金と交換っていう点なら一緒じゃないか
(意地悪、そんな可愛らしい罵倒を聞いて楽しげに笑い。今日は偽物執事を揶揄いにきた訳じゃないのに、自分でも抑えられないこの口を黙らせる為に咥えたのはロリポップではなく煙草。『似たような物だろ、口寂しさを忘れられない奴の為の代用品なんだから。』行き場を無くした軽口が今度は自分に刺を向ける
…一緒、でしょうか
(楽しそうに笑うテオの表情を見て不思議そうに、小さく上記を述べると自分の手に持つ甘い棒ではなく身体に煙を、毒を取り込むソレを咥えたその口元をぼんやりと眺めた。正直に言うならば、知っている客の中で一番タチの悪い客はこの男だ。人形と評してあの可愛い商品を愛でる…目の前で売られる商品たちの行く末のいい例を見ている気分になる)
そうねぇ、消しちゃってもいい奴だけど……でも、せめて逝く前にお金をぜぇーんぶ置いていって欲しいから、まだ生かしておいていいわ。
(相手の言葉に爪先を軽くいじりながら上記を言うと妖艶な笑みを浮かべてから相手の方へと体を向けて「そのキャンディのお礼は、また今度ね」とまるで妹に言うような先程より優しい声色で言うと相手の頭を軽く撫でて「さぁてとら軽くシャワー浴びようかしら」と腕を伸ばしてからシャワー室がある建物の奥へと向かうために相手の横を通り過ぎようとして)
貴女も悪い人、ですね
(妖艶な笑みと、優しい声音と、綺麗なその手にほだされそうになってしまう。この人こそが自分を売り飛ばした張本人であるというのに。シャワー室に向かうのであろうノアに頭を下げて、渡されたキャンディの包みを眺める。食べていいのだろうか、なんて思いつつも甘いものなんて暫く食べていない、無意識に喉がなった)
そうね、私は悪い人よ。悪に染まった、真っ黒い人……
(相手の横を通り過ぎるところで、相手の言葉が聞こえてきてふと立ち止まって相手に背を向けたまま上記を言うが、少し声のトーンが下がって一瞬足が止まるが何も無かったかのようにそのまま歩き出してシャワー室へと向かい)
…ああ、怒らないでください
(少しだけトーンの下がった声に苦笑してノアの背中に声をかける。悪に染まった真っ黒い人、そんな人がこんなに美しい見た目をしているなんて世の中も面白いことをしてくれる。テオの煙草の匂いと、この後するのであろう華やかなノアからのシャンプーの匂いを想像して小さく笑った。元暗殺者のこの私が人のことを悪だのなんだのと言えるわけもない)
別に、怒ってないわ。事実を肯定したまでよ
(と相手に微笑み返してはそのままシャワー室に入って服を脱いで軽くシャワーを浴び、しばらくして上がってはまた服を着て自室へと戻って鏡の前の化粧台の椅子に腰掛けて髪の手入れを始めて)
…俺ももう帰ろうかな
(今日はどうやら目当ての主催者は不在。じりじりと赤く燃えゆきすっかり短くなってしまった煙草を床に捨て、爪先で踏み消し。「ここ禁煙だったっけ」ふと顔を上げてそんな事を尋ねても今更もう遅い。
…飼い主のいない飼い犬を放置、ですか
(遠のいたノアのシャンプーの香り、自分に染み付いた血の香りなんかよりも華やかなそれに目を伏せて教会の長椅子の上で膝を抱えた。それから聞こえたテオの声に上記を述べて、それから踏み消された煙草に「禁煙ですよ」と告げた。長椅子の上に横になって少し頬を膨らます。飼い主不在では動けない、暗殺者だった時からそうだ。)
代わりに飼ってあげようか?
(寝そべる彼女を見下ろして、顔を覗き込む。どちらかと言えば猫派、なのだけれど任務の達成に役立つのなら仔犬の1匹や2匹、面倒を見てやってもいい。視界の隅で消え損ねた火花が弾けた
…私は貴方の人形のように美しくはないのでね
(薄く開いていた視界にいけ好かない顔が重なる。少し離れた位置で火花が光る。仔犬にも牙はある。噛み付いて叫べないように喉笛を噛み切ることもできる。ノアのように猫のような艶やかな美しさはないし、テオの人形のように小鳥のような麗しさもない。テオの顔に自身の顔を近付けるように、その目の前の頭を引き寄せてみようと、手を伸ばしてテオの頭の後ろに触れようとした)
お行儀の悪いワンちゃん、飼い主さんはどんな人?(わざと相手を苛立たせるような口振りは軽快な歌のよう。『言う事を聞かない手には鎖がお似合い』伸ばされた彼女の手を右手で捕まえてそんな事を1人思い。掴まれた手首が爪を立てられて赤くなるのを他人事のように見ていた、まるで窓の外で起きた犬の喧嘩のような
私の飼い主は、とても躾が下手な人
(苛立ちをそのままに眉を寄せて、届かなかった手に目を伏せる。躾の下手な主人が悪いのだ、別に自分が無作法なわけじゃあない。掴まれた手をテオの右手ごと引き寄せて、その指先に歯を立てるように噛み付いてみる。商品を買ったこの手をここで噛みちぎってしまえば、あの人形のように美しい彼女は自由になるのだろうか、なんて妄想と共に)
ジャーキーじゃないよ、これ(何時もの軽口で嫌悪感を覆い隠す。半ば無理矢理に手を引っ込める、例え牙が皮膚を引き裂こうと構わなかった。腕がなくなっても鎖は消えない、ただ仕事がやりづらくなるだけ
おや、噛み癖のある犬はお気に召しませんか
(軽口の裏に隠された嫌悪感、離れた右手に口角を薄く引き上げて上記を述べて、続けて「意地悪の報復、です」と告げた。今の飼い主を裏切るような真似は出来ない、買われた身だから、というだけが理由じゃあないけれど。噛み付いた右手は少しだけ煙草の香りがした。ノアの白魚のように綺麗な手に噛み付いたら甘い香りがしそうだなんて思いながら馬鹿にしたようにテオを見上げ)
ぁーあ、今日もやたらと疲れたわ…
(軽くシャワーを浴びてから、協会の地下室にある自室へと向かえば明かりも付けず、テーブルに置かれたランプの明かりだけの薄暗い部屋の中は、貰った装飾品などがキラキラと輝いておりその中にあるベッドに横たわり上記をポツリ呟いてはまだ髪を乾ききっていないのに、ウトウトし始めて意識を手放す直前に「……私は、何なんだろうね」と呟いて)
…お腹が減った
(長椅子からむくりと身体を起こすと窓の外を見やる。月も高い、主人は来ない、商売人は寝た、そのペットは見えない、マフィアの姿も見えなければ、その人形の姿も見えない。小さく息を吐くとすることもないので膝を抱えて息を吐いた。眠れない)
(/少しの間来られずに申し訳ありませんでした)
【概要】
闇市
→別名:カーニバル
→屋敷の裏の墓地、その中心に建てられた古ぼけた教会で行われている
→客の多くは貴族、裏社会の人間
詳細は募集項目で説明させていただきますので
以下のことをご確認ください
・色気多めなブラックストーリーになればと思います
・恋愛要素は薄めです(NL)
・暴力表現、グロ表現とまでは言いませんが含まれる可能性がございますのでご注意ください
【ルール】
・セイチャルール厳守でお願いします
・ロルの長さや形式(終止、固定など)は特に規定しませんので、やりやすいようにやっていただければと思います
・ドッペル禁止(舞台はカーニバルの行われる教会になるかと思われますので、多くの方と同時に同じ場所で絡む流れを推奨させていただきます)
・keepは1日です
・無言1週間でキャラリセを考えさせていただきます
・絵文字、顔文字使用禁止
よろしくお願いします
次項に募集項目と設定を記載します
(レス禁)
No.2 by ハル 2016-06-06 21:22:38 通報
【募集(各1名)】
・カーニバルの主催者(男役)
→教会の裏にある屋敷の主人でありカーニバルの主催者
→貴族だが、裏社会のトップの顔の方が有名である
→傲慢で冷たい
・飼い犬(男役)
【上記の通りキャラリセ、伴い再募集】
→売り手の付き人
→自身もカーニバルの商品であったが売り手直々に落札された
→戦闘力が高く、売り手の優秀な護衛
・人形(女役)
【上記の通りキャラリセ、伴い再募集】
→人形のように美しい人、マフィアの付き人
→カーニバルでマフィアに落札された
→あまり口数は多くない
以上の役を募集させていただきます、注意事項をお読みください
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