見世物地獄物ノ怪座【BML/和風/大正レトロetc/指名】

見世物地獄物ノ怪座【BML/和風/大正レトロetc/指名】

香具師  2016-05-17 00:49:39 
通報
――さァさ、皆々様御立ち会い!

今宵お目にかけますは――人か獣か妖か。
世にも奇妙なる魑魅魍魎、悪鬼羅刹の類いで御座います。

百聞は一見に如かず、千聞とてまた然り。アチラの坊やもコチラの旦那も中へ中へとお入りください。

行きは良い良い帰りは怖い。阿鼻叫喚の見世物地獄、いざ開幕に御座います!


>幕が上がるまでお静かに!

コメントを投稿する

  • No.119 by 口喰  2016-05-29 01:22:38 

>胡蝶

…ああ、無粋な連中に教えてやるのは勿体ない。これはお前さんと俺との秘め事にしておこう。
(たとえば空蝉であったり硝子玉であったり、童の大切にするものというのは大人には理解し難いものと相場が決まっている。この小瓶とてその類だろうと気軽に覗き込んでいただけに、まさか骨壺とは思わずつい喜々として語る彼の顔をまじまじ見つめてしまうものの既に先刻の妖しげな表情など幻のように邪気なく笑う姿にふっとひとつ息を漏らせば囁くように声を潜め、悪戯ぽく唇の前に人差し指を添え。けれど再び爛々と輝き出した狂気には確と目を留めて「お前さんはひとつも間違っちゃいねえよ、胡蝶。離したくない奴はそうして捕まえちまうのが一等良い。そうすりゃあ極楽にも地獄にも、何処にも行きやしねえ。お前さんが死ぬまでずうっとそこに居る」狂気を一層膨らませてやるように、柔っこい頬を髪を撫でてやりながら優しく言い聞かせ。己とてこの小瓶と何ら変わりはない、かつて好いた彼奴も此奴も皆この血肉の中にいる。自分にも父母というものが居たのなら彼らもまたこの身の一部と化しているのだろうと愛した者を喰らわずにはいられぬ性を目の前の少年に重ね見つつ「さて、お前さんを喰う時は親父さん等も一緒に喰ってやるかねえ」さも冗談のようにわざとらしく声音を揺らがせ、手の内の紐を再び首元へとしっかり引っ掛けてやって)

  • No.120 by 赤猫  2016-05-29 01:23:29 

>伊綱

――哀れ火達磨猫の顔、そのお顔だけでも覗いてやって下さいな、さァさ今宵お目にかけますは――嗚呼、また消えた。
(初夏をゆるりと流れる風は妖の吐息めいて生温く黄燐燐寸をも湿気らせる。爛々と灯るべき提灯もまた然り、蝋燭の火が小ぶりに萎んだと思えばふっつり事切れるかの如く消え小屋の姿を薄闇の中に溶け入らせ。狐の客引き口上など我関せずと屋根の上で涼んでいた己だが、ふいに濃さを増した宵闇にしめたと白目を光らせて火付け棒を翳してはふうっとひとつ吐息を吹きかけ赤く鮮やかな炎を散らし。やはり火は、極彩ひしめく小屋の中より暗夜に燃えるのがよっぽど映えると気ままに火遊びを続ける眼下で蝋燭片手の妖狐が喚くが「化け猫、芸のタダ売りは止せとあれ程…おや、おやおや坊ちゃん、こんな夜更けによくぞお越し下さいました!」真昼さながらに照った境内に自分とよく似た装いの少年を見つけるや否や、蝋燭などポイと放ってそちらへ向かって駆けて行き。自分もまた火付け棒を松明代わりにそちらを睨み、見つけたのは陰鬱に湿気たような顔。ぼうっと弱く灯る瞳に、顔色に、その気は無くとも嗜虐の匂いを嗅ぎ取ってしまう。ぴりりと高ぶる火傷を学帽を引っ張ることですっかり隠せば狐の後を追うように彼の元へと静かに降りて「――今晩は。世にも恐ろしい見世物地獄へようこそ」掛ける声音に揶揄の色をほんの一匙滲ませつつ、唇の端だけ持ち上げる余所行きの薄っぺらい笑みを向け)

(/もしやと思ってはいたのですが…!小さなネタまで拾っていただけるなんてと喜びのあまり震えております!こちらこそ花車様の美文に釣り合うようにと見栄を張り、結果読みづらくなっている事が多いと思われますのでそういった場合は遠慮なく仰ってくださいませ…!)

  • No.121 by 羅刹  2016-05-29 01:26:56 

>伊織

それであれば…丁度あれのように、座敷でくつろごうとは思わんだろう。…いや、思うのがお前という人間か。
(ああ厭だと、己に得がない話と決めたからには声には出さず胸中で呟く。人間なぞ皆脆けれど、掴めば折れる細さなど、女など殊更疎ましい。吐き捨てながらも耳は相手の語る言葉の方へと傾けて、それこそへし折らぬよう指に挟めた煙草の先でついとさすのはまさしく興味本位物見遊山でやって来たらしいやに下がった面の男。品なくにやつく目元も砕けた格子の残骸と、流し目に抑えたところで鋭さを欠くことなどない己の眼差しを映せばたちまち強張りそそくさ早足に過ぎていく。その様を悪戯っぽく、と言うにはやはり尖りすぎた目配せで相手に示すと反応を待たずにひとりごち。そして、他にすることもなしと瞼に描くのは相手と同じ絵空事。「…妖物ノ怪の類であれ、何であれ。餓鬼に知恵ばかり吹き込まれてはこちらが困る。己の知らぬ者を恐れるが人の性、恐がる餓鬼さえ居なくなれば此処も俺達も落ち目だ。化け物は闇に帰る他ない、そうだろう?」暗く恐ろしいとされる夜さえガス燈洋燈が煌々と照らしてしまうこの時代。きな臭い商売もそろそろ潮時かもしれぬと、先の客を捕まえたのか遠くで奇怪な双子の無邪気な笑声が響くと珍しく険のない声音で身の上話にしては味気ない言葉を語り「…ともすれば。教師というのは存外、妖の商売敵かも知れんな」またもや自身にしては珍しく、他者の胸を傷つけんとする意図のない軽口をぽつりとひとつ)

  • No.122 by 小鬼  2016-05-29 19:55:00 

>彩春

(好き。形の良い唇がやはりそう紡いだ途端、あからさまに歪めた目つきは幼子が拗ねる真似をした本人なりの茶目っ気やも知れぬが。ただでさえ人より細い、小刀で切り裂いたような切れ長の目では洒落にならない鋭さを孕む一瞥となり彼の瞳の奥を刺し。けれども今の今まで飄々と保たれていた顔つきを自分の駄々で崩せたとあれば指を乗せた唇はみるみる上機嫌の笑みに曲がって「――イロハは可愛いネ。謝謝。ならたくさん話す、頑張る」今度ばかりは遠い故郷の言葉を使っても声音はニコニコ華やいだまま。「喋る死体は皆怖がって近づかない。買ってくれたのもイロハが初めて。――だから俺も、イロハのことが好き」拙い言葉遣いではそれが親愛の類なのか情愛の類なのか判別をつけることは難しいけれど、今までこれほど客に目を留められたことは無いのだと説明しながら、僅かな恥も見せずに真っ直ぐ相手への好意を示して)

  • No.123 by 右翼・左翼  2016-05-29 19:58:53 

>明月

――いやはや流石はハイカラの旦那様、お目が高い!これは二人揃ってようやく一羽、されど我が物ノ怪座の隠し玉に御座います故、…
(カラコロ機嫌良く下駄を鳴らして格子を開くのはこの小屋きっての性悪狐。呼び付けた男の身なりにチラと一瞥くれるや否や、染み付くきなと金の匂いでも嗅ぎ取ったのか調子の良い文句を並べ立てながら女郎であれば一人買い取ってなお有り余るような額をひっそり耳元へ囁いて。潜めたとて届く声にそれほどまで掛かるのか、とたった今浮かべたばかりの安堵の笑みを硬くするのが左翼なれば「あぁあ、お前がくっついてなきゃ半分の値で済んだのになぁ」ほんの冗談と言うにはあまりに尖った揶揄を楽しんで待ち切れぬ間をやり過ごすのが右翼。こちらには自らに付属していて然るべき、いわば手足と同等の半身を疎んじる意図など無いにせよそれが一層左翼の劣等を煽る。そのまま静かな睨み合いを始めるのが双方お決まりの流れだが、荷物を纏めてきた鬼の手で薄っぺらい風呂敷包み、それから唯一の私物である本とミルクキャラメルの箱が座敷に投げ込まれるといそいそとそれらを拾い始め。握手は拒まれたものの鬼に礼と共に二言三言挨拶を送るのも忘れなければ後は各々大人しく話が纏まるまで待って)

  • No.124 by 通りすがりさん  2016-05-29 21:07:50 

(/空きはありますでしょうか)

  • No.125 by 胡蝶  2016-05-29 21:42:21 

>口喰

本当に……?俺、おかしくなんてないよね、そうだよね!嗚呼、一緒に喰われるなんて嬉しいな
(彼が発した優しい言葉。それは初めて言われた事で。今までは可笑しいとばかり言われてきたため一瞬何を言われたのかが理解できずに、不思議そうに彼を見つめ首をかしげて。が、数秒後。一気に感情が溢れ涙がこぼれて。嗚咽をおさえながら上記を言い。目元を乱暴に拭って。再びこの首にかけられた小瓶を見て。その後、暗い瞳で彼を見る。そしてふいをつき勢いのまま彼を押し倒して。そのまま起き上がられぬ内に相手の上に馬乗りになり彼の首に手をかけて。「ねぇ、俺はおかしくないよね…アンタが捕まえておけばいいって言ったんだもん!じゃあ俺がアンタを捕まえていい?」なんて涙をぬぐうこともせず言って。きっと彼が抵抗しなくても、この手は彼を殺める事はできないのだろう、そう頭の中で理解しながらも問いかける事は止められずに。嗚咽を殺 し無理矢理笑って。そのまま、少しずつ少しずつ手に力をこめてゆき。)

  • No.126 by 間宮 明月  2016-05-29 22:17:57 

>右翼、左翼

馬鹿を言う、何方も魅力的だから買うんだよ。――それでも少ない位だ(耳元で告げられる額は安くないが今心奪われたあの子等の値だと踏まえれば話は変わる、冗句の様に告げる軽口に出会う場が違えば別々に彼等に会っても印象は違ったかもしれないが狂宴の最中に出会うならば二人が一つでなければ此処まで憑りつかれる事は無かったろうと手続きを踏みながら何方に言うでもなく言葉を落とし。暫くして話は付いたのだろう被る山高帽を整えて、羽織りを数回手でアイロンをする様にハラハラと皺を整え立ち上がり「さぁ帰ろうか。槿花一日、ボウとしていりゃこれが夢かと錯覚してしまう」待たせた彼らが荷物を持つことを確認し、クと喉奥をくぐもらせる低く掠る笑い声を一つ上げ当初の予定よりも随分と長く佇んだ事ですっかり慣れてしまった生臭い血の匂いを吐き出す為長く息を吐き出して。今だって彼方でも此方でも血生臭い事この上ない、それでいて誰しもを魅入らせる拍手喝采雨霰を背後に背負い幾つかの鳥居を潜り風に靡く暖簾を薄める横目で見届けて。耳に残る喝采の音が滔々と徐々に消え入り時折吹く風ばかりになった頃、夭夭と雲に隠れまた姿を現す気紛れの月を背景に漸くと落着いた勢い任せの行動に一区切りをつける為坊ちゃん等に向き直り目尻を細める胡散臭い、卑しさすら拭えないそんな安い笑顔を蓄えて「――行きはよいよい、帰りはこわい。捕まりゃ終いと諦めはいいか」二つの顔を捉える目玉は細めている癖に爛々と高揚とする感情を隠せずに「右翼の坊ちゃん、左翼の坊ちゃん、お前さん等はこのマミヤに捕らわれた。さぁさ、長いか短いか見えない先の事は何処かへ置いて…飽いるまで愛でさせておくれ」細めていた瞳をゆぅるり開き体の力を抜いて両の手を幼子一人分の感覚で開いて見せて、述べる言葉は彼らが自分の場所を飽きるその時まで生涯暇潰しを手伝いを申し出るもので。宵闇の中再び歩みを進ませると、今後彼らの家になるだろう嘘を売るなり煌びやかな電気睡蓮へと向かって)

(/無事に右翼さん左翼さんをお連れする事が出来、安堵の息を漏らしております。なんとも愛しく凛とした御二方の雰囲気と本体様の産む文章に魅了されつつ、電気睡蓮に到着したその後で場面転換をしたかったのですが大丈夫でしょうか…?あっ、勿論、このまま帰路を続けるのも全然大丈夫ですので!)

  • No.127 by 鏑木 彩春  2016-05-30 12:03:37 

>小鬼

(自分が紡いだ言葉によって鋭く光った彼の瞳に射抜かれてどこかゾクリと感じてしまい。しかし自分の狼狽えた態度を見た途端に上機嫌になった様子を見て先程までの背筋を駆け登るような感覚は無くなっており内心小首をかしげ。「可愛くは無いだろう。今までそんな事言われたことないぞ。」そう不満げに言うがその後に続く言葉にもう機嫌はなおったのだなと安堵し。「ふむ、キミは今まで買われた事が無かったのか。キミのように珍しい存在を怖がるなど馬鹿ばかりだな。」ふんと一つ鼻で笑い今まで買わなかった客達を不遜な態度で貶し。「しかしそのおかげで僕がキミと出会えたのだから感謝するべきかもしれないな。」好きと伝えてくる言葉に少しの照れも見えない事に不服そうに片眉を上げるが「そうか、僕も小鬼が好きだ。」と今はまだ興味ゆえの好意を相手に伝え。)

  • No.128 by 香具師  2016-05-30 22:45:45 

>124

(/お声を掛けていただきありがとうございます!申し訳ありませんが、今現在は全ての枠が埋まっております。後ほど新たな枠を追加する事もありますのでその際は是非ご参加ください!)

  • No.129 by 野狐  2016-05-30 22:57:46 

>葉一

それはそれは…坊ちゃんが楽しんでくださるのは、何物にも代え難き幸福では御座いますが…
(相手の望みを知ってか知らずか、昨晩の饒舌はどこへやら、実に歯切れ悪く会話を続けながら提灯の火に赤黒く照る金糸の髪をくしゃりと撫でつけて。困ったようなと呼ぶにはまだどこかに余裕が伺えるものの人間らしい揺らぎをちらちら狐面の隙間から覗かせては、夜気にひんやりと湿る垂れ布を相手に掛からぬよう持ち上げながら小屋の中へと入れてやり)
――嗚呼、ならば早速舟に乗せていただきましょうか。私が宛てもなくお喋りに興じるよりはそちらの方が賢明というもの…坊ちゃんが問い、私が答える。それで如何です?
(押し寄せる喧騒と淀み、鉄錆の匂いを掻き分け何かの体内めいた赤い路の奥へ奥へと向かいながら、ふいに声の張りを取り戻せば自ずから語るのではなく彼が聞きたい事だけを話すとシャラリ散らす鈴の音と共に楽しげに提案し。その時ばかりは彼の方へと顔を向けるが、言い終える頃には行き止まりに現れた格子に向き直り座敷へ招く用意を整えて)

  • No.130 by 鬼蜘蛛  2016-05-30 23:11:15 

>彼岸

…小屋も自由も要らねェよ。俺が欲しいのは彼岸、アンタだけ。
(腕らを使って音も無く降り立てば、もう無数の目に怯えられるやも知れぬとは案ずる事さえなく布はだらりと垂れ下げたまま。彼の提案にそれらの目玉全てをニィと細めて何の躊躇いもなく答え、擦れ違い様に片側3本の手で絡めとるように髪を、体を撫でると酔いにふらつく足取りで赤々と伸びる道の奥へと消えて行き。妖狐へ一方的に出ていくと告げたあとは少ない荷物をさっさと纏めて"…そうは言ってもお前、どうせまた…"ぼやく声など気にも留めずに相手の元まで戻ってくれば早く行こうと巣窟めいた座敷の外へぐいと手を引き「さァさァ、早いとこ連れ出してくれ。アンタに手を引かれていくなら異国だろうとあの世だろうと喜んで着いて行ってやるさ」心底幸福そうに顔を綻ばせる、その様を見れば狐もあれこれ言う気が失せたようで「…いやはや、蜘蛛をお気に召していただけて何より。お代はまたの機会で結構に御座います…ええ、またのお越しを心よりお待ちしておりますとも」そろりと蜘蛛の背中へ寄っていき、心なしか紅で描かれた面の笑みを曖昧にぼかして二、三度頭を下げてみせると願掛けのように"また"と繰り返し、最後に深々と腰を折って蜘蛛と絡めとられた客とを見送る一礼を)

  • No.131 by 花車 伊綱  2016-05-30 23:47:53 



>赤猫

( 漸と宵闇に免疫のついた双眸が新たに映す景色と云えば、この世の物とは到底思えずに一匙の不気味さ迄漂う極彩な色味と一つの小屋。確実に剣呑の香が薫る建屋の雰囲気に圧倒されると同時に、己の核より滲み遂には湧き出るは凄まじい迄の探究心。今世生きれど感じた其事も無い感覚にぶわり昂り、極彩色と建屋以外は視界は霞掛る。革靴の底をじゃりりと擦り、一歩踏み出すと現状を遮る声高な台詞に意識が引き摺り戻されて。ギュルリと瞳孔が開いた儘其方へ顔を向ければ、不可思議な雰囲気を醸す人物。端正な顔立ち為れど相対した瞬間に違和感を齎す姿にあゝ、人成らずモノだと見受け、刹那背筋が粟立って。此処は己が訪れる冪場所では無かった。そう脳裏が刻む後悔の念を奥歯で噛み締め、一歩後退り。「…お、俺は違う。客なんかじゃ無いから」唇を少し開き絞った言葉は短文為れど現状の思いを満帆に詰めた物で、目の前の人物の言の葉を真っ向に否定する物でもあり。下手に歯向かえば喰われるのかも知れない_、次第に恐怖心が煽られ更に一歩後退__する間際何処から現れ出たのか、己の同じ様な詰襟の学生服を纏った青年が眼前に居り。学制帽が翳り顔は確りと認識出来ないが、年齢も匆々違わない気もして少しばかり安堵が顔を覗かせて。然し彼の口上は、彼自身が見世物地獄に属するという事実を明白にし安易な恐怖感が植え付けられ、ぽつり、思ったが儘徐に彼に問い掛け。 )
…アンタも『見世物』なの?


(/美文…!?勿体無きお言葉に震えが止まりません…!言いたい事を詰め込んだだけの文章ですが、主様からお褒めに与れるだなんて此れからの糧に成ります、有難う御座います!然し乍ら主様の文章が驚く程に美しく、この様に聡明な文章を綴る方に出会ったのは初めてで御座います!故に興奮で長ったらしい描写になってしまいました…、絡み辛い等御座いましたらご遠慮なくどうぞ!)



  • No.132 by 匿名さん  2016-05-31 03:18:15 

>トピ主様
(/すいません了解しました!その時があればおじゃましたいと思います。)

  • No.133 by 夏目 葉一  2016-05-31 14:29:55 



> 野狐さん


随分と早い降参だね。まぁ、いいけど。だったらそうだなぁ⋯──手始めに、アンタ何者?
( 狐面の隙間から覗く揺らぎの色を目敏く感じては内心楽しげに笑み。促されるままに小屋の中へと。はてさて、得意分野を封じた狐がいったいどんな話をしてくるのか珍しく期待の色を浮かべるも、早急に助け舟を求められれば小さく肩を竦めつつ笑い声を漏らし。しかし助けてやると言ったのは紛れもなく己自信。座敷の用意をするその姿を感情のこもらぬ瞳でじぃと見つめては、少しばかりの沈黙を以てして静かに口を開き。"手始め"という単語はこの場合間違いであろう。後に続く質問も何もかもをこの問に答えてしまえばないものになってしまいそうで )

  • No.134 by 藍沢 彼岸  2016-06-01 00:18:21 

>鬼蜘蛛

あァ、哀れ蜘蛛の子は人の手に。巣から離れてどこへ行く…それは俺の所と決まっているんだよゥ、俺以外なんて許さない
(奥へと消えていく彼。その姿をぼんやりと見つめて。未だにあの彼の一人舞台の余韻が残っており。それを演じた相手を手に入れることが出来るなんてなんと幸福なことだろう。その感情にひたっていたがそこでふ、と我に帰り。彼の値段は一体いくらなのだろうと。こうして見世物になっていたということはかなりするのだろうと思っていたが彼と共に奥から現れた男の言葉に安心して。素直にまた来ると頷くととたんに引っ張られる腕。よほど外が恋しいのかなんて考えながら見送っているどこか狐を思わせる男にさよなら、と手をふって。そうして外に出る。数刻前まで見ていたその太陽の暖かい光がまるで久しぶりに見たように感じて。横を見れば彼。その事に気分が上がり、上記を歌うように口にしては彼を見て悪戯に微笑んで。「さて、どうしようかィ?このまま家へ行くかァ、それとも少し周りを案内するゥ?」とこれからの動きを彼に聞いて。彼の容姿から考えるとそのまま家に帰る方がいいかもしれないが案内した方がいいと思うのもひとつ。彼に最終判断を任せることにして。)

  • No.135 by 口喰  2016-06-01 05:24:18 

>胡蝶

(大きな目からはらはら涙が散るのに合わせて、ああ、お前は真っ当だと囁いてやるその最中ですら頭はしんと涼しく冷めきり、己の言う正気は人の世においては紛うことない狂気であろうと哀れみにしては淡々とした心で思考する。だからこそ唐突にぐるりと目の前が引っくり返ろうとさして驚きはせず、重みより息苦しさより唇に滴り落ちる雫の塩辛さにほんの少し眉をひそめて「…ああ。そうしたいんなら、そうすりゃ良いさ。ただなあ、胡蝶…」首を締められるほど薄紅色に霞む視界で相手の泣き顔を見つけると、その頬を先ほどと何ら変わらない手つきで優しく撫で。息が足りずに心臓が荒々しく騒ぐ。頭の中が熱く燃える。それでも語りかける声はひんやりと落ち着いたまま、頬に添えた手をするする喉元へ滑らせて「――捕えたいと願うのは…お前さんだけじゃあ、無い」触れた小瓶ごと握り潰すように、その首を濡れた手のひらで一思いに締め上げ。片腕だというのに息の根を止めるどころか首ごともぎ取らんばかりの力を込めれば肌越しに血の流れを感じて鼓動が一層躍り出し、自分こそこの愛らしい狂人を喰ってしまいたい、否、喰ってやるのがこの子の為だと本能に囁かれ、いつの間にやら牙を覗かせて薄らと笑ってさえいて)

  • No.136 by 右翼・左翼  2016-06-01 05:29:05 


(何方も良いというのは何方でも良いと言うのと同じではないのか。二人揃ってふて腐れても寄り添い歩き出す姿はまさしく仲睦まじき比翼の鳥。誰がはなむけに放ったか、嘲笑と呪いに似た忍び声、結局何を隠していたのか分からず終いの狐の笑みに送られながら小屋の外へと踏み出せば初夏だというのにヒヤリと尖った夜気が血の匂いの温さしか知らない肺臓をぴりぴり震わせて「…寒いな」『寒いね』「それに暗い」『僕らは目も鳥目かな』この時ばかりは仲の良い兄弟らしく声を揃えて虚ろに灯る月を仰ぐが、感慨もそこそこに相手の姿が鳥居の彼方の闇へと溶け入れば不慣れな下駄をカタコト言わせてまた小走りにその背を追いかけ。地獄と名の付くかの小屋よりも、ポンチョ姿を見失ったが最後何処へも行けず何処へも戻れぬ夜道のほうが余程楽しく恐ろしい。二人揃ってそんなことを考えていたせいか、振り向いた彼の瞳の異様な明るさにも不信ではなく安堵を覚えて「――物ノ怪がせっかく捕まってやったんだ。あんたが飽いて、骨になっても遊ばせとくれ」まずは右翼がにんまり口真似でじゃれついていき、荷物を抱える右腕の代わりに左翼が緩んだ褐色の手に自分の手を押し込むと『あなたが捕えてくれたんですよ。だからあなたが飽きたって離れられない。…離さない』ぎゅうと、骨まで軋むような力を込めて指の一つ一つまで握り締め、欲を剥き出して歪む表情を暗がりに隠し。そのまま雛鳥のようにくっついて行く最中どちらともなく最後に一度振り向けど、遥か鳥居の彼方には極彩ののぼりも赤色もなくぽっかりと宵闇が口を開けているばかり。見つめていては飲まれそうだとやはりどちらともなく目を逸らし、路傍に灯り始めたガス燈の橙さえ霞むであろう電気仕掛けの遊郭へ向けてぴったり一人分に重なる軽やかな足音を響かせ)

(/こちらこそ問宮様の一つ一つの言葉に台詞に胸が震え、これほど素敵な方に引き取っていただけて感無量でございます…!帰路も名残惜しいのですが、やはり以前から待ち望んでおりました電気睡蓮へ場面転換をお願いできたらと思いますのでよろしくお願い致します!)

  • No.137 by 間宮 明月  2016-06-01 16:32:45 

>右翼、左翼

(良い子は眠れと通る町は皆死んでいるかのように音が無く只々静かであり、幸せ家族が眠りつく街中を抜けたその先に東洋文化を詰め込んだ、煌びやかな電飾が嗚呼少し煩い程の、夜こそが昼と言わんばかりにレコードの音が鳴り謳う遊郭電気睡蓮へと辿り着き。此処の案内をしようとした所で不慣れな泣き顔、水揚げ直後の幼子がパタパタと衣類が肌蹴ることも厭わずに電気睡蓮から飛び出してきて。泣きじゃくり嗚咽塗れのその幼子を追いかけて来るのは電気睡蓮に相応しい煌びやかな衣装に身を包み、赤い紅が嫌と目を引く女性が一人。駆け出す幼子を動じることなく捕まえればそのまま抱きかかえ「泣くな、嗚咽塗れの咲かない蕾は間引くだけになるぞ」叱咤する言葉は幼子にはまだ辛い現実、これ以上どう墜ちようが有るだろうか。それを知らないから通じる上げ足取り、呼吸の落ち着かないその背をトントンと叩き赤子をあやすよう自身に寄せれば一張羅が汚れてしまったと頭の片隅に浮かべつつ、口先だけはお前は良い子だと林檎飴のような甘い言葉。落ち着く幼子はこれで暫く守られ生きるために仕事に励む事だろう、そうして気づいた頃にはネオンの華として自分の生涯を悟り客を紡いで其処に佇む女のように駄目なまま果てなく落ちているのだ、落ち着いた幼子を地に下してはその女性の元へ帰して「牡丹、俺の部屋のその隣に空きが有るだろ。そこに布団を――ああ、違う。商品じゃない、客人でもない、…俺の鳥だ」幼子連れた女へ背に釣れる彼等の事を余りにも簡易に説明しつつ、どちらにせよ、電気睡蓮に囚われたことを諦めるような憐れむような、先ほど幼子に向けた瞳と同じ表情で二人を見やり、一礼後にその場を後にして。店内のレコードが繰り返す音をご機嫌と口遊んでは「出鼻を挫かれた、――案内でもしてやろうか?それとも朝に道を聞いて夕まで探検の方が良かったか」前述は小さな息を漏らしつつポンチョに沁みる涙をパッパと払いながら、後者はからかいを含ませた声色でこれから時間は幾らでもあるのだ何も急いだ事じゃないかと考え直して電気作りの、目に痛い遊郭を背景に問いかけて。落ち着いて電気の下で見る彼らの顔の愛しいこと、時折風に靡く髪の動きにすら愛らしさを持ちながら見やる目つきは宛ら品定めか、楽しそうに口角を釣り上げて)

  • No.138 by 胡蝶  2016-06-02 00:34:55 

>口喰

俺は間違ってない、間違ってない
(彼の肯定の言葉と共に自己暗示をかけるよう、呟いて。どれだけ気にしないようにしても、さらに狂おうとしても僅かに残る理性と倫理感が訴えかけくる。それに疲れていたのか、心を満たすように目を閉じ聞こえてくる言葉に小さく笑みがこぼれ。そのまま頬にある彼の体温をただ感じていて。が、それも束の間。彼の言葉を聞き、目を開く。そして不思議に思い理解しようとするよりも先に彼の手が己の首にあることに気付き。早くに彼の意図を感じとり慌てて体を離そうとするがもう遅い。彼の手に一気に力がこめられて。先程の自分が彼の首を絞めた時とは比べ物にならない位の力。それが分かり。少しの痛みとそれをはるかに超えた息苦しさ。その腕の何処にそんな力があるのかと問いかけたくなる様なそれに驚いて。気道がせまり息が出来ない。その事で段々酸欠になりはじめたのか次第に手に力がはいらなくなり思わず彼の首から手をはなし。そして自然に身体の力も抜けて脱力する。そうすると彼に体重を預けることになり余計に首がしまり。頭に酸素が行かず朦朧としはじめた意識とぼんやりとした瞳で彼を見て。すると彼が笑っていることに気づく。「へ……び……たのし…?」なんて意識が無くなる寸前の所でなんとか保ちつつこちらも笑い、問いかけて。)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:オリジナルキャラなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック