大正浪漫 2016-04-25 21:51:03 |
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>>白菊
ああ…頼んだぞ…。
(自分の言わんとしていることを汲み取って貰えたことが嬉しいのか僅かに口元に笑みを浮かべると掴んでいた手を離して。相手に休んでいるように告げられるとこくりと頷いて先ほど自分のために敷かれた布団へと素直に向かい横になって)
>>紅丸
....よし、できた。
(コトコトと鍋を煮込みながら食後に林檎でも剥いてあげようか、なんてぼんやりと考えて。
料理が完成すると盆に鍋を乗せ相手が眠る部屋へと向かい。
『卵粥ができましたよ、食欲はありますか?』一言添えながら部屋に入り相手の側に腰を下ろして。)
>>白菊
…ん…食べる。
(横になったらそのまま眠っていたようで相手に声をかけられると少し反応が遅れてしまったが何とか聞こえていたため返事を返しては上体を起こして。ふわりと鼻を擽る卵粥の香りに食欲が出てきたのかそもそも元々空腹だったのか定かではないがグーとお腹の虫が催促するように鳴き出して)
>>紅丸さん
良かった、熱いですからゆっくり食べてくださいね。
(木の匙を手渡し鍋の蓋を開けるとふわ、と湯気が立ち上り。
『味見、していないのでちょっと変な所があるかもしれないです。』申し訳なさげに眉を下げながら笑って見せて。
相手が口に含むのをそわそわと待ちながらチラチラと相手の顔を覗き込んで。)
>>白菊
……ああ…っと…髪が…。
(蓋を開けられ中から綺麗で美味しそうな卵粥が姿を表せば早く食べたいとばかりに木の匙を手に持ったが先ほどまで横になり寝ていたため結びが緩くなっていたのか紐が解けていきはらりと長い真紅の髪が落ちてくれば危うく粥に入りそうになり一旦匙を置いては紐を手に持ち馴れた手つきで髪を先ほどと同じ位置で結び再び木の匙を持ち粥を掬えば息を吹きかけ口に運びもぐもぐと咀嚼し口の中に広がる卵の味とシンプルに塩の味を感じ取れば目を細め「これ…美味い…」と呟くように口にしては黙々と粥を食べ進めていって)
>>紅丸さん
!....お口にあったみたいで良かった。
(食べる手を止めず美味しいと呟く相手の言葉が本当なのだと分かると嬉しそうにほほえんで。
何か思いついたようにパンと手を叩き『食後に林檎でも食べますか?剥いて上げますよ。』と提案して。
食前に結び直していた髪を見つめ『貴方の髪、とても綺麗ですね。』とポロリと言葉を零して。
真紅の髪に見合うような名前が相手にはあるだろうと考えるも相手と自分はまだ出会ったばかりで名前なんて知るはずもなく。)
>>白菊
…文句なく美味かった。林檎か…最近あまり食べていなかったな…。
(綺麗に鍋を空にして木の匙を鍋の中に置いては満足げに息を吐き。林檎を剥いてくれると言ってくれ元々嫌いではないものの最近は食べてなかったなと思い口にして。「全部…剥くのか?皮も美味いぞ…」林檎はいつも皮ごと丸かじりが基本で皮そのものね味も好きで必然的にその食べ方になってしまっていることからそう伝えて。「そうか?お前の髪の方がそれは当てはまる気がするが…」あまり髪にこだわっていないため誉められてもピンと来なくて綺麗が当てはまるのは相手だろうと口にして)
>>紅丸さん
ふふ....そこまで言われると照れてしまいます。
(完食してくれた事や感想をくれた事もあり嬉しそうに頬を赤く染めながら笑い。
『皮を残すのなら兎の形に切りましょうか。そっちの方が食べやすいと思いますよ。』そのまま切らずに渡すよりも少しは切った方が食べやすいだろうと思い提案して。
相手の言葉に目を丸くし『私の髪なんて、気味が悪いだけですよ。』と悲しげに呟きくしゃりと弱い力で自分の髪を掴み。)
>>白菊
…事実美味かった。お前は料理が得意なんだな…。
…兎…?じゃあそれで頼む…。
(照れている相手に笑みを浮かべながら口にして兎の形のリンゴなど見たことがなくよくわからないため首を傾げるも彼が勧めてくれるならと思いお願いして)
…気味悪くなんかない…美しいと俺は思う。
(悲しげな声音で告げられた言葉に静かな口調で自分が思っていることを包み隠さず告げて)
>>紅丸さん
ありがとう、ございます。....自慢できるほどじゃないですけれど、嬉しいです。
(相手の言葉に嬉しそうに頬を緩めるとにこりと微笑んで上記。
『任せて下さい、子供達のお墨付きなのでなかなか上手く出来ると思いますよ。』と一言残すと調理場に移動して。
シャリシャリと音を立てながら林檎を兎の形に切っていくと皿に乗ると爪楊枝の入った器と共に相手のいる寝室へ移動して。
目を丸くし驚いた表情になるがすぐに暗い顔に戻り『....だって、こんな色』と呟き。)
>>白菊
他の者や例えお前がそう言おうが俺は綺麗だと…美しいと思ったから言った…それを訂正したり謝罪したりする気はない。
(剥かれた兎の形の林檎を興味深そうに見つめていると呟く彼の声に一旦林檎を置き彼を見つめながら自分が言ったことを間違っているとは思わない胡麻擂りでもおべっかでもない自分の本当の気持ちを伝えたため謝罪や訂正する気はないと告げて。言い終わるや否や置いた林檎を手に取り再び観察しつつ食べ始めて)
>>紅丸さん
ッ....ごめん、なさい、私....
(ひゅ、と息を吸うと戦慄く口元を押さえ俯きはらはらと涙を零して。
今までに囁かれて来た醜いや呪われているとは違い心からの美しいという言葉はどうしても自分には不釣り合いのように思えるも優しい言葉に感情が揺らいでしまい。
今すぐ涙を止めなければ、そう考えれば考える程に涙が零れ止まらなくなってしまい震えた声で謝罪とか細い『ありがとう』を繰り返して。)
>>白菊
……泣きたいと心が叫んでいる証拠だ…無理に止める必要はない。
(かじっていた林檎を再び皿に戻し徐に立ち上がり彼の側へと歩み寄れば泣いている相手を優しく抱きしめて胸を貸してやってはそう呟くように告げて。「……近くで見ると一層美しいな…俺はこの髪嫌いじゃないぞ…。」と目を細めながら静かな笑みを浮かべ抱きしめつつ彼の髪に触れ見つめては付け加え優しく髪を撫でて)
>>紅丸さん
....ごめんなさい、嬉しくて、涙が....
(相手の着物を涙で濡らすまいと動くが自分より少し大きい相手に抱きしめられてしまい身動きが取れ無いと気付くと大人しくなりすりりと相手の胸に顔を埋め涙を流し。
『っ....あり、がとう、ございます。』撫でられた事と褒められた事二つ同時に降り注がれる喜びに驚くも頬を緩め優しく微笑んで。
相手の名を呼ぼうと口を開くも相手の名を一度も聞いていないことに気付き『あの、お名前....聞けていませんでしたね。』と苦笑しながら述べて。)
>>白菊
…ああ…まだ名乗っていなかったか…俺の名は紅丸…。自分が鬼と言うこととこの名前しか覚えていない情けない男だ…。
(素直に胸に泣きつく彼をあやすように頭を撫でていたがふいに問いかけられた言葉にそう言えば言っていなかったのかと今更ながら思えば自分の名前を名乗り。しかし名前を口にした瞬間己には名前と鬼ということしか記憶が残っていないことを嫌でも感じて自分を嘲笑うように寂しそうな笑みを浮かべ自分は何も覚えていないのだと伝えて)
>>紅丸さん
紅丸さん....素敵な名前ですね。
(相手の名を嬉しそうに繰り返すとへらりと笑い『貴方の名前、私はとても好きです』と述べ。
相手が名乗ったのなら自分も、と言うことで『私は白菊巴、好きに呼んでいただければ幸いです。』と述べながらこて、と首を傾げ。
相手の手を取りじっと見つめると『紅丸さんは情けなくなんてありません。』と先ほど泣いていた人物とは思えない様な声色で告げて。
『覚えていないのなら、思い出せばいい。それに....何も知らない方が新しい事を知れて素敵でしょう?』相手の手を掴んだまま微笑むと悲しそうな笑みを浮かべている相手の頬を撫で。)
>>巴
…ならば巴と呼ぼう…。それがお前の名なら。
(後に付くものが名前だと相手を表す名前であればそちらで呼ぶのが道理かとそちらで呼ぶと口にしては「お前が気に入ったならいい」と笑みを浮かべて。己の名前が好きだと言ってくれたのはこの男と頭ぐらいだと思い自分でも唯一覚えていたこの名前を気に入っているせいかそう言われて悪い気はせずに口元に笑み浮かべて)
……お前は頭と同じような事を次からと…不思議な奴だな…。
(彼は次々に頭と似たようなことをいう奴だなと感じてそのままそう口にして。頭は“そのように頭が痛くなるものは無理して思い出さずとも良い、思い出したいと心で思っていれば自ずと思い出せるようになっているものだ。それに何も知らぬ方が新鮮味もあって面白いだろう”その言葉で自分はどれほど救われたことか。派は違えど頭と似た考えを持つ彼が少なからず気に入りだしている自分がいて。頬を撫でる相手の手を振り払うことはせずに受け入れて)
>>紅丸さん
!....その名は、あまり呼ばれ慣れていないので照れてしまいます。
(自分の名を呼ばれると少し恥ずかしそうに頬を染めてはにかんで見せ。
『でも、とても嬉しいです。可能ならこれからずっと、巴と呼んで頂きたいです。お願いできますか?』相手の手を取りぎゅっと強く握り締めると首を傾げ質問を投げかけて。
相手が慕う人間と同じと言われるとどうにも不思議な感覚が胸に残り『そんなに同じ事を言っていましたか?』と尋ねて。
相手の頬を撫でているうちに何となく懐かなかった動物がゆっくりと懐いていく様に感じられクスリと笑みを零し。)
>>巴
…お前が望むならそうしよう…巴…。
(呼ばれ慣れないから照れると言う相手に目を細めて優しく微笑めばずっと名前で呼んで欲しいと彼からお願いされると断る理由もないので頷いて了承して。握られた手はそのままに特に拒絶等反応は見受けられず「同じというか意味合いが同じなのだと」告げて)
>>紅丸さん
っ....名前を呼ばれる事って、こんなにも嬉しいのですね。
(ぎゅう、と自分の胸元を握り締め俯きながらぽつぽつと言葉を零して。
ずっと握っていた手を離し『あの、ごめんなさい。手を握られるの、
嫌ですよね。』と申し訳なさげに笑って見せ。
ふむ、と頷き『そうですか、....ふふ、不思議ですね。』と笑って。)
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