♜♔ Funny fairy tale. ♚♖ [ 創作BML / トリップ / 不思議の国のアリス ]

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名無し  2016-04-21 00:44:23 
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    これは夢、醒めない悪夢。


He was part of my dream, of course — but then I was part of his dream, too.


>>世界観
>>募集伽羅
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  • No.51 by ルーシェ ・ オスタリア .  2016-04-22 19:24:29 





( 赤の王 / >41 )



あれ、珍しいねェ。 王様がこんな所に来るなんて。


( 聞き慣れたその声に背後から呼び止められると、くるりと自分の身を翻し。にたあ、という効果音がぴったりだと思えるほどの緩慢な動きで、普段よりも一層口角をあげると、相手方の自身の格好に対する皮肉というか、嫌みというか‥そう言った類いの言葉を軽やかに避け。フードを深く被っているのにも関わらず、全てを知っているかのようなつかみ所のない口調で、相手が此処に居ることに対しての個人的な感想を述べたあと、普段とは大いに違っている相手の服装に ふうん、と特に何かを言うわけではないが、ぽつりと言葉を一つ溢し。恐らくは、相手も知らないだろうその情報を聞くべきか否か、悩むこと体感時間にして約五秒。 もぞもぞと口を動かすと、耳打ちするかのような小声で、)


アリス、何処か知らない ?



( / 赤の王様 .. ! 凄く素敵なお方で、魅力的な息子様と、この様な野良猫風情がお話しできるの、凄く光栄です ッ、何卒宜しくお願いしますね! )







( アリス < 氷嶋 > / >42 )



見ィ付けた、


( 万国共通、アリスを導く存在である為か、アリスが近くに居るという事実には、どうやら敏感なようで。きらり、とフードの下で瞳を爛々と輝かせれば、赤い赤い舌で、べろりと唇を舐めてみたり。とはいっても、この人の多さでは、解るのは大まかな位置であろう。人の波をそれとなく掻き分けつつ、見落とすことが無いように周囲に全神経を張っていたところ、僅かな違和感というか、ある種の、確信に近い何かが胸の中にぽっかりと浮かび上がってきて。人の波を崩すかのように先程まで一直線に歩いていたその道を突然、薄暗い、注意して見ていなければ確実に見落とすであろう路地裏に向けて、真横に突っ切って。かつかつと足音を反響させつつ、その狭い路地裏に身を滑り込ませれば、見えてきたその姿に、ぐるぐる、と喉を猫のように鳴らし。成る程、アリスは、どうも彼のようだ、大きくなったなァ、等と思いつつ。 )

ねェ、其処の君。



( / とても分かりやすいロルですので、お気になさらず..! 失礼の多い駄目猫ですが、是非とも仲良くしてくださると嬉しいです ッ、 )





( アリス < 有葉 > / >43 )



あの子かなァ、


( ふらりふらりとした足取りにも見える不確定なその歩み方で、人の波を縫うように歩いていた訳だが、何処かで何かの気配を察し、その気配に誘われるように向かっていた足の先を、僅かにずらしては、人の波を強引に突っ切って。道からやや外れたところに、その気配の元であろう人物を見付ければ、嬉しそうに にたあ、という効果音がぴったりな程に元より満月のような形であった唇の端を、より一層上部に上げて見せて上記をぽつり。そんな彼とぱちっと瞳が、視線が交われば、彼もきっとあの時のアリスだ、という確信に触れ。自分を大袈裟なほどに避けて歩く人間には目もくれず、逃げ出そうと視線を反らした相手に足音もなく、まるで地に足がついていないかの様子のまま、相手のいる木に突き進み。これは、逃げてしまうかな、等と頭では思いつつも、走るようなことはしなくて。 )


( / いえいえ、とても分かりやすいですッ、此方の方が分かりにくい返信しか返せず、申し訳ない気持ちに押し潰されつつ有ります。素敵なアリス君と仲良くしていけたら、と思ってます! )






( アリス < 黒谷 > / >45 )



はァ-い、


( 突如として何もなかったその場所から ぱっとその姿を表すと、大きな、それでいて満月のような口をにたにたと、何かが楽しくて、嬉しくて仕方がない、とでも言いたそうに口角を上げており。相手の誰か、という言葉に上記に記された通りの言葉を吐くと、続けざまに「アリス、どうしたんだい ?」 と、彼が当然アリスであると、アリス意外は有り得ないと、既に確信しているが故に、すんなりとその名を呼んで。ぐぐ、と首を右側に ぼきっと倒すと、それに伴って首に取り付けられていた大きな鈴が、ちりんと鳴り響き。ぐるぐると喉を鳴らしたまま、相手の出方を伺うように深く被られたフードの直ぐ下から爛々と瞳を輝かせ。 ぷかぷかとその場に浮かんでは、くるりと体を翻しつつ、相手からの返事のパターンをひっそりと考えていたり。 )



( / 初めまして。早速、素敵な息子様かつアリスに絡ませて頂きましたッ。さほど役に立たない野良猫風情では有りますが、何卒宜しくお願いしますね ..! )






( 時計兎 / >47 )


やァ、時計兎。君も此処等で買い物かい ?

( 不意に投げられたその聞き慣れた声に、くるりと後ろを振り返り。其処に居たのは案の定、知り合いの一人である時計兎のアルヴァー。にんまりと口角を上げると、上記の台詞をぽつりとたった一言、それだけを述べ。相手の後半の台詞には、ただただにこにこと笑っているだけで、特に何かを言及するわけでもなく。ごろごろと喉を猫のように鳴らしながら、相変わらずの楽しげな雰囲気を孕んだままで居り。永遠にだんまりを決め込んでいるかと思いきや、ぱかっとその口を広げ、最初に告げたのは「アリスは皆の物だよ。」と馬鹿にするような、それでいて、からかうような口振りと言葉。それから静かに、げらげらと声をあげる様な笑い方ではなく、くつくつと静かなその笑い声と共にフードの下で、瞳を細めて笑い。彼のアリスに対する執着を己はよく知っている。しかし、それはこの世界の住民に共通していることでもあるのだ、と自身の中に渦巻く一つの暗い感情を思い出して。 )

‥アリスは、猫が居ないと迷子になるからねェ。





( アリス < 九条 > / >48 )


おや、アリス。こんな所で、どうしたんだい ?


( 相手の姿を最初に確認したのは大分前だが、直ぐに声を掛けるような事はせず。どういった原理でそうなっているのか誰も知ることはない一種の魔法の中の一つである、自身の体を自由に透明にさせるという特色を使って、ふわりふわりと相手の周囲を回っていて。相手の独り言に にたにたと笑っていたものの、アリスである彼がこんな所で迷子になり、尚且つ野垂れ死ぬなんて事があれば、それこそ自分の身が危うい。それ故に相手の声が聞こえると、突如として何もなかった場所から姿を表し。悪戯が成功した子供のような満面の笑みで、相手の周囲にふよふよと漂い。それから上記をそっと問い掛けて。とは言っても、今のところ手を貸すつもりはほとんどなく、ただただある種、興味という純粋な動機から来ているそれに突き動かされただけであり、その表情には真剣さが欠けていて。 )



( / 初めまして。分かりにくい文章失礼します。仲良くしていけたら、と思っているので、何卒宜しくお願いしますっ。 )




  • No.52 by 黒谷皐月  2016-04-22 19:35:17 





( 長い道のりを嫌がるよう歩くスピードを早くするも、肝心の人影すらもみえることはなく諦め気味に地面を踏み続け。夢にしては現実味のあるものばかりで丁度横にある木へと歩み寄れば、疑い半分の表情を浮かべながら撫で確認をとり。何かしら気づき始めの時これ以上考えるのも無理があり、触れた木へと背中を預け軽く凭れ。ふと視線だけ周りに寄せていると偶然ながらも人らしき人物。あ、と声を洩らし反射的に離れ迷い子とは言いたくないが故か、己とは違う声に肩を緩く上げてみて。視野の先にはリアルではあり得ない格好の色、赤はペンキと思いたいものと謎の袋。不意に喉を鳴らすと同時無意識のうち呆然とした表情に瞳は軽く開き。「 は?アリ‥アリス‥?それお伽噺だろ?__ 」一般人には刺激が大きいもの、それと己ではお伽噺という名を告げられたことに驚きを隠せずにいて。ただそのままで歩かせるというのは若干複雑さを覚え、「 そのよくわかんねぇから‥ほら兎に角拭こうぜ 」肩に描けているジャケットのポケットに手を伸ばし、片手にハンカチを取ると流石に自ら拭くのは失礼に当たるのか、微かな微笑みだけを向けながら目の前へと差し出して。 )


( こんな駄文でも受け入れてくださる主様っていうだけで嬉しきことなので‥!いやいや全然大丈夫なので主様はどーんと構えていて下さい。逆に此方が気を悪くさせたとなればもうずばっと申し付けて下さい! )



___本当に誰も居ないんだ‥気味の悪い夢だな

( 己は確かベッドの上で寝ていたはず、だが何故か重たい瞳をあけると自然が足りている道端。急ぎに上半身だけ起き上がらせると頬に当たる涼しく微かに冷たい風、周りを見渡してみるも人影ひとつない道。草や花等に囲まれているのは把握済みで、片手を支えにして立ち上がると木で挟まれた道。困り果てた挙げ句に、今の己には何も持ち物が無いため汚れていない片手で後頭部掻き。立ち止まることも意味はなく導かれたひとつの道を歩いている最中、端から大きく立派な城が建てられており終いには足を止めて。夢だと信じたいばかり言葉を吐きながらその方向へ渋々行くと、草原に入ったばかりか音をたててしまい運が良いのか悪いのか何処からか聞きなれない声に耳を傾け。そのまま歩き続けると先程の声の持ち主であろう少年期の姿。迷い子かと内心何処か仲間気分を持ち詫びると「 悪い。驚かせたみたいだな、__誰か探しているのか? 」顔合わせ一発目に問うわけにはいかず誤魔化すような言葉を作ると謝罪をつけ口を開き。 )


( 絡ませていただきました。此方も拙い文章ではありますが以後宜しくしてくれると嬉しいです!可愛らしい男性もまた和ませて頂きました! )


  • No.53 by 匿名さん  2016-04-22 20:09:45 




失礼致します、>29にて三月兎のkeepを御願いした者です。
本日ふとスケジュールを確認した処、次週から此処のサイトへの訪問が非常に困難になる事が判明致しました。就きましてはkeepの取り消しをして頂けないかと…
此方の不手際によりお忙しい中御迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳御座いません、謹んでお詫び申し上げます。

素敵トピの益々の発展を祈って。


  • No.54 by 黒谷皐月  2016-04-22 20:16:56 




>アルヴァー 。

( 長い道のりを嫌がるよう歩くスピードを早くするも、肝心の人影すらもみえることはなく諦め気味に地面を踏み続け。夢にしては現実味のあるものばかりで丁度横にある木へと歩み寄れば、疑い半分の表情を浮かべながら撫で確認をとり。何かしら気づき始めの時これ以上考えるのも無理があり、触れた木へと背中を預け軽く凭れ。ふと視線だけ周りに寄せていると偶然ながらも人らしき人物。あ、と声を洩らし反射的に離れ迷い子とは言いたくないが故か、己とは違う声に肩を緩く上げてみて。視野の先にはリアルではあり得ない格好の色、赤はペンキと思いたいものと謎の袋。不意に喉を鳴らすと同時無意識のうち呆然とした表情に瞳は軽く開き。「 は?アリ‥アリス‥?それお伽噺だろ?__ 」一般人には刺激が大きいもの、それと己ではお伽噺という名を告げられたことに驚きを隠せずにいて。ただそのままで歩かせるというのは若干複雑さを覚え、「 そのよくわかんねぇから‥ほら兎に角拭こうぜ 」肩に描けているジャケットのポケットに手を伸ばし、片手にハンカチを取ると流石に自ら拭くのは失礼に当たるのか、微かな微笑みだけを向けながら目の前へと差し出して。 ) 


( こんな駄文でも受け入れてくださる主様っていうだけで嬉しきことなので‥!いやいや全然大丈夫なので主様はどーんと構えていて下さい。逆に此方が気を悪くさせたとなればもうずばっと申し付けて下さい! ) 



>九条 。


___本当に誰も居ないんだ‥気味の悪い夢だな 

( 己は確かベッドの上で寝ていたはず、だが何故か重たい瞳をあけると自然が足りている道端。急ぎに上半身だけ起き上がらせると頬に当たる涼しく微かに冷たい風、周りを見渡してみるも人影ひとつない道。草や花等に囲まれているのは把握済みで、片手を支えにして立ち上がると木で挟まれた道。困り果てた挙げ句に、今の己には何も持ち物が無いため汚れていない片手で後頭部掻き。立ち止まることも意味はなく導かれたひとつの道を歩いている最中、端から大きく立派な城が建てられており終いには足を止めて。夢だと信じたいばかり言葉を吐きながらその方向へ渋々行くと、草原に入ったばかりか音をたててしまい運が良いのか悪いのか何処からか聞きなれない声に耳を傾け。そのまま歩き続けると先程の声の持ち主であろう少年期の姿。迷い子かと内心何処か仲間気分を持ち詫びると「 悪い。驚かせたみたいだな、__誰か探しているのか? 」顔合わせ一発目に問うわけにはいかず誤魔化すような言葉を作ると謝罪をつけ口を開き。 ) 


( 絡ませていただきました。此方も拙い文章ではありますが以後宜しくしてくれると嬉しいです!可愛らしい男性もまた和ませて頂きました! ) 



>ルーシェ 。


___‥うわ?!…お前誰だよ。というか何処から出てきたんだ

( 夢とはだいぶ違和感を持つとやはり気味が悪くなるようで、片手で腕を撫でながら内心気を休めているとふとした瞬間一人の男性が突如現れ。驚きすらも遅れるようなことで、ただ瞳を軽く瞬きすると声を上げて。周りをみるも隠れられる場等なくあるのは細い木のみ、視線を戻すも彼一人しかいない。表情を微かに歪めつつも夢だと考えてみると案外冷静となれるのか口調も淡々とした様子で。よくよく見ると何が楽しいのか口角は上がり何処か掴めない口調、フードでよく分からないが第一印象は不気味。右頬をひくりとあげてみれば「 そうだった。なぁ此処は何処なんだ? 」行動さえも怪しくみえるのはやはり第一印象なのか、だが引き下がるような仕草もなく向かい合わせになれば軽く首元緩ませ。問いかけたタイミングが悪いのか浮いていることが今更ながら知ってしまうものか、瞳を細め珍しく疑い深い視を向けて。 )



( 此方も素晴らしいロルと素敵な息子様に会わせて頂き有り難うございます!此方も足を引っ張ることが多々ありますが是非お相手してやってくださいませ。以後宜しくお願い致します! )





 all

( 名前等不備が見つけたので再び投稿させて頂きました、申し訳ございません。そしてスペース感謝致します‥! )


  • No.55 by 通りすがりさん  2016-04-22 20:22:43 


名前:ネム・ソメイユ
年齢:18
役割: 眠りネズミ
性格:基本的にのんびりとしていていつも眠そうにしている。気分屋な所もあり、アリス達にしつこくかまう時もあるが素っ気なく寝てしまう時もある。だが大体は好意的に接している。間延びした喋り方をする癒し系のまったりしたタイプだが甘いものを摂取していないとストレスがたまり眠気が飛んでしまい、さらにイライラとしてしまい毒舌になったり周りへの当たりがきつくなったりする。

容姿:身長167程度の少々小柄な体躯であまり筋肉はついていないがネズミらしく足は早い。濃いめの灰色の髪は首筋にかかる程度の長さでサラサラと触り心地の良さそうなストレート。同色の瞳はいつもは眠そうにしている。中性的で少々幼い顔立ち。白いシャツのボタンを2つほど外して着ておりその上に茶色のベストを着ている。黒い宝石のついたループタイを付けている。ベストと同色の七分ズボンを履いていて黒い革靴を履いている。頭には薄い灰色のネズミの耳が着いておりお尻にはピンク色の細い尻尾が着いている。お茶会以外の時間は白い手袋を付けている。

備考:一人称は『僕』二人称は『キミor名前or役割名』。愛称は特に無いがお茶会メンバー達には稀に『ヤマネ』と呼ばれる。
甘いものがとにかく何よりも大好きでいつもクッキーやマフィン等のお茶会に出てくるお菓子を食べており場合によっては角砂糖をガリガリと齧って食べている時もある。
お茶会メンバーとは特に仲が良く、仲間意識が強いがお茶会に1度でも参加すると割と好意的な態度をとる事が多く基本的に誰とでも仲良くなりやすい。しかしネズミであるため猫に対しては苦手意識がある模様。アリス達に対しては初対面の時からとても好意的に接するが場合によってはお菓子優先な時もある。

(/遅くなってすいません、眠りネズミkeepしてた者です。少々のんびりとした子になりましたが不備等ありましたら仰ってください!)

  • No.56 by 匿名さん  2016-04-22 20:34:53 

>49
( /クドい様で申し訳御座いません !寝惚け故、変な間違いを見つけました ()
接客業というのは間違いです、申し訳御座いませんが把握お願い致します。 )

  • No.57 by 有葉 武臣  2016-04-23 00:43:16 

>>44 氷嶋月都
いんや、俺もついさっきここいらで目覚めたばかりでな。不可思議な森ってぐらいしかなぁー……。
(見た目に反して随分はっきりした物言いをするのだと内心驚きながらも、問いかけられた質問に器用に片眉を下げゆっくり首を横に振った。見ず知らずの自分に此処は何処だ、なんて問いを投げかける辺り己と一緒で知らぬ間に不可思議なこの場所に居たという状況なのだろうと推測したがとはいえ、大概人のことは言えないものの巨大という言葉で片付けられない程に成長したキノコに薄暗い森という場所であってもさして混乱した様子が見えない相手に、多少はざわついていた自身の心も落ち着き苦笑いながらも笑顔を浮かべる事が出来た。そして余裕が出来た事により目の前の相手を一瞥する。きちっとした格好をしている訳でもないそれは傍から見れば少々顔を顰めるものではあるが生憎己は堅物な人間でもなく、ならば自分の服装も崩していいだろうと締められたネクタイを緩め、己より少々下の目線にある目と思われる部分を見据えていた視線を逸らせば気づかれぬ様溜息を一つ吐き出した。思ったより身体が疲れているのか、先程から感じていた喉の渇きが喋った事により強くなり、何度か咳き込んだ後"水でも持っていないか"と尋ねて)

>>45 黒谷皐月
────?
(夢遊病、誘拐。或いは────今自分の身に起こっている現象に名前を付けるとするならば様々考えられるが共通しているものは自分の意志で〝此処″に来たのでは無いという事である。とはいえ夢遊病の気など無かった筈であるし、誘拐にしたって自身を攫って得になる事も無い。それに手足も縛られず放置されている事を見るにその線は低く、よもや己に恨みを持った者が餓死させようと目論んでいるのだろうか。とはいえ、全く自身に気付かせずこうも犯行を犯せるものなのだろうかと考えれば少々現実味がなく、考えた結果色夢の中という結論に終わった。移動する際に飛び出た枝で切った頬の痛みも、その頬を撫でるぬるい風も、木々の揺れる音も、このリアルさは脳が昔の記憶でも整理しているからだろうと思い込めば探検でもしてみようかと周囲を見渡した。ふと見つけたのは丁度手を伸ばせば届く位置に実っている赤い果物のような小さい実。人が歩けるくらいには舗装された道に続いてぽつんとあるその木の実を無断で幾つか取りつつ、道なき道を進んでいればふと聞こえた声らしきものに足を止めた。あまりにも微かだった故に一瞬気のせいか、とも思ったが夢であれば自分の知人くらいは出てきてもおかしくはない。となれば確認がてら声を張り上げて)
────そこに誰か居るのか?
(/初めまして、絡ませて頂きました! 返信しづらい等御座いましたら遠慮なく仰ってくださいませ、すぐ様訂正させて頂きます故。お母さんアリス設定にわくわくしております……! 宜しくお願いしますね)

>>47 アルヴァー・オルコット
(決してドジな訳では無い。不幸な訳でも無い────筈だが、断言出来ないのは良く己は転び、且つ周囲の人間も己の目の前で良く転ぶからである。恐らく年齢と日々の運動不足によって足が思いの外上がっていないからであろうが、それでもそのお陰と言うべきか反射神経というものは何も考えず過ごしてきた学生時代に比べれば格段に良くなった方だ。転びそうになれば直ぐに壁なり手摺なり掴む事が出来るようになったし、周囲の者が同様転びそうになっていれば腕を掴む事も出来るようになった。そして、今この瞬間、鍛え上げられた反射神経にこれ程感謝した記憶は己が生きてきた中で一度としてない。夢か、或いは誘拐か、様々な憶測を立てている中で背後から声が掛けられたと思い振り向けば長身の男が可愛らしく耳を付けてコスプレしているなどと誰が予想出来ようか。そんなコスプレ男が己に向けて両腕を差し出し突進して来たとしたならば、幾ら愛想笑いが癖になっていたとしても盛大に引き攣る。しかも相手は満面の笑みである。取り敢えずしゃがみ込む事で抱き着かれる事を阻止したが、伸縮性の良くないスーツのせいでバランスを崩しお尻を強打しながら尻餅をついた。小さく痛みに呻く声を出しながらその原因を作った張本人を訝しげな表情で見据え、じりじりと後退しながら声をかけ)
────悪いが、俺の記憶にコスプレ男の知り合いは居ないぞ。それに俺は有葉であってアリスじゃ無い。たしかに音は似ているが、俺が外国人にでも見えるのかい。

>>48 九条 帝
(疲れたと、全身が訴える。普段デスクワークが主体の己が何故こんなにも歩かなければならないのか。夢だろうと何だろうとどうだっていいが、スーツを着せてくれるのであれば愛車もついでに持ってきてくれれば良いのにと誰に向けた訳でもない愚痴を延々垂れ流せそうな程に鬱憤が溜まっている。渇いた喉を一刻も早く潤わせたいと一心不乱に足を動かしていればふと見えたお城に思考が止まった。絵画やドラマでしか見たことのない豪邸が目の前にそびえ立っている。天然記念物か、あるいは私有地なのか。私有地であれば此処はもしかしたら海外なのかもしれないと冷や汗をかきながら脳内は愚痴から習ったはずの英語を記憶から引っ張り出し、欲しいはなんて言うんだったかなんて考えつつその城に向けて歩き出す。自分の丈より少々下に覆い茂っている植え込みに手を差し入れ、周囲に音が響いた所でふと聞き慣れた言語が近くから掛けられた。慣れない英語を喋る必要は無いようだと知れば植え込みに頭を突っ込み、向こう側へと強引に突き出すと視界に入った人物を見据え)
────あ? なんだ、学生かい? 何処から来たのかわかるかな?
(/初めまして、絡ませて頂きました! 返信しづらい等御座いましたら遠慮なく仰ってくださいませ、すぐ様訂正させて頂きます故。 警戒心の強いアリスちゃん可愛いです……是非とも懐かせたゲフン これから宜しくお願いしますね)

>>51 ルーシェ・オスタリア
(たしかに今、己を見て笑った。元々笑っていた為分かりにくいが、フート越しであっても目があったと思われた瞬間その口元は随分と大きく笑みを浮かべたのだ。ぞわりとまるで蛇に睨まれた蛙の如く恐怖心が悪寒となって背中に走る。口元しか見えない相手に不気味に笑みを向けられれば誰であっても恐怖するだろう。見ず知らずの相手であれば尚更。人よりも怖がりなのを自覚している故に勘弁してくれなどと思いつつ不自然に目を逸らしてしまったが自然に歩き出した。逃げていると悟らせない為に。しかし視界の端で此方に近付いて来たのを捉えればそんな考えも忽ち消え失せ、小走りに数十分前に彷徨っていた森へ自ら入る。森であれば撒けるだろうと踏み後ろをちらりと窺えば悠長に歩いている相手が目に入る。全力疾走でもしてこようものなら腰が抜ける自信しか無いが、それでもゆっくりと追い詰めるが如く歩いて来られても恐怖は倍増である。しかし早く撒かなければという焦燥感が足を縺れさせ、盛大に顔面からすっ転んでしまった。挙句ベタに足首まで挫き、久しぶりに感じた痛みに逃げていた事をすっかり忘れては悪態を吐きながら足首を抑え蹲って)
────くっそ、舗装ぐらいしとけよ……!

  • No.58 by イワン・カーディナル  2016-04-23 00:51:24 

>氷嶋
…成程、そういうことか。少し勘違いをしていたみたいだ、ごめんね。
(白の王の手先であれば容赦などする必要はなく、首から上だけで送り返すことも厭わないなどとやや物騒な思想が頭を過るものの忌々しいかの王の使いだと断定するには些か不審な相手の反応に格子へ足を押し付けたまま暫しそちらを見つめて。仮に相手が自身の身分を隠すために恍けていると考えたとしてもそれならばもっといい言い訳を口にするはず、この世界を夢だなんだと口にするような者が居るとすれば――ひとつの可能性にたどり着き、相手がその存在であると自身の中で確定したのかふっと小さく笑みを零すと足を下ろしながら先程とは明らかに込められた想いが違うどこか熱を含んだ目つきで其方を見つめ。思わぬ幸運、自分だけの愛しい人形に成り得る素材が自ら己に会いに来てくれたことで最早先程まで感じていた苛立ちなど吹き飛んでしまったのか、普段の自分を知るものであれば耳を疑うであろう謝罪の言葉を口にしながら鉄の格子に寄っていくと冷たいそれを指で撫で、そのまま軽く相手の方へと押して。不思議の国における自身が干渉し得る場所、城の敷地だからこそ可能なのだろう、そうして鉄格子を押せばただの柵は僅かに軋む音を立てながら細工を変えていき、そうして少しすればそこには開いた鉄の門が現れており。)
――君の事情は大体把握したよ。ようこそ我が城へ、アリス。…と、呼ぶのがこそ世界での平常だけれど、アリスの名が嫌なら他の名で呼んでも構わないよ。名前なんて、君の存在を飾る一つの要因に過ぎないからね。

>有葉
…花占いなんて相手の気を常に測っていないと不安な臆病者がする遊びだ、僕には関係ないね。――ところで君、少し確かめたいことがあるんだけれどいいかな?もし来てくれないならこの城の王として不審な人物を野放しにすることなんて出来ないし…ああ、時間がないなら君が言う花占いで決めたっていいんだけれど。
(気まぐれに毟っていた花弁を風に乗せて散らしていた最中自分だけの世界に乱入するかのように掛けられた言葉、すっかり気をどこかに飛ばしていたせいでその存在に全く気付いていなかったのかはっと顔を上げながら声のした方へと顔を向けて。見慣れない顔立ちと自分が王であることを知らないかのようなあまりに不躾な言葉、自身の支配下にある人間ではないのは勿論、仮に白の王の配下の者だったとしてもあまりに軽率に身を現し過ぎている丸腰の姿に考えられる一つの可能性を頭に浮かべ。自分を慕い愛してくれると決まっている、支配者である自分がそう決めた存在であるアリス。しかしこの場でそう断定してしまうのは聊か危険な判断であることは己も分かっており、無残に花弁を毟られた薔薇を放り新しい薔薇を手折りながらゆっくりと相手と自分を分かつ鉄の格子へと歩み寄ると僅かに身を乗り出し、格子のすぐ傍まで顔を寄せながら薔薇の香りを嗅ぐように花を頬の辺りに寄せれば続けて一言言葉を返し。その言葉が発せられた瞬間突如現れたのは警備についていたのだろうトランプの兵たち、命じずとも相手に槍を向け威嚇をする彼らにあくまでまだ支持は出さないまま相手の反応を窺って。)
(/絡みありがとうございます!中々強引な王様故にアリス様の行動を制限してしまっている部分もあるかと思います…もし不快なようでしたら仰ってくださいね。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします!)

>オルコット
つまらないことを吐かないでくれ、退屈で耳が腐ってしまいそうだ。それに、僕としては処女の聖血よりこの忌々しい耳を引き千切って噴き出した赤の方が余程目にも楽しいよ。
(花弁を毟ること自体に意味を見出している訳ではないが何気ないこの行動が少しずつ不快な気分を和ませていき、最後の一片を毟る頃には大分気も紛れていて。哀れにも自分の手で人為的にその命を枯らされてしまった花弁を指で摘まんだまま暫し眺め、ふっと薄く笑みを浮かべながら風に乗せる様に吐息を吹きかければ茨だけになった無残な薔薇はすぐ放ってしまい。そうして退屈しのぎが丁度終わったタイミングで計ったかのように現れた見慣れた兎、忌々しいかの王に忠誠を誓う反面自分にも同じように付き従うその姿は酷く不愉快で、それでいて献身的に尽くす様は何故自分だけに付いてくれないのかと思わせるものでもあり。しかし仮に自身が王という立場さえ捨て無様にその忠誠を自分だけにと願ったところでどうせ揺らぎなどしないだろう憎き相手に今日も今日とて半ば八つ当たりじみて辛辣な言葉を吐けば相手との距離を一気に詰めていき。歩み寄りその目前に立つなり起こした行動は至極単純、相手を兎だと証明づける様にその頭に鎮座する兎の耳を乱雑にも片手で握り締めれば、此方に頭を寄こせとばかりに引っ張りながら冷めた言葉を続け。)
(/絡みありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいのですが、此方としてはどうしてもお相手様を不快な気分にさせてしまってはいないか心配で…。もしやり過ぎな行動などございましたらいつでもお申し付けくださいませ。それでは今後ともよろしくお願いいたします。)

>オスタリア
…へえ、アリスが来ているのかい?彼女、いや彼かもしれないね…アリスを探したいなら僕の兵に任せればいい。僕の機嫌が良ければ、情報料としてアリスの顔位見せてあげてもいいよ?
(相手の口から零れたのは愛しい愛しいアリスの名前、相手とは違いその存在がまたこの世界にもたらされたことを今知ったからこそ好ましく思っていない相手の前にも関わらずじわじわとほどける様に表情に笑みを浮かべればアリスと会った時に感じる何とも言えない心臓の高鳴りを思い出しほわりと胸が温かくなり。とはいえ肝心のその存在は相手もまだ見つけていない様子、ならばと己のしもべたちを示唆するようにスーツの首元、タイの部分に飾られていたトランプを模したピンブローチに指を滑らせながら言葉を続ければあくまでアリスは己を慕い、愛し、他など目にさえ入れないほど自分だけに依存してくれる人形だという考えを掲げたままなのかさも当然のようにまだ見つかっても居ないその存在を既に自分の所有物の如く語り。)

>ALL
(/まだ絡めていない皆さま初めまして、そして申し訳ありません!当方の技量ですとロル数の関係もあり多数の方とのお相手が難しく、現在は此方から絡ませて頂いた方と、当方に絡んでくださった方のみにお返事をさせて頂いている状況でございます。素敵な方々と沢山お話をしたいのはやまやまなのですが、どうかご理解下さいませ…。次絡ませて頂けるタイミングがございましたら、その時はどうぞよろしくお願いいたします!)

  • No.59 by 氷嶋月都  2016-04-23 02:15:05 

>黒谷皐月
……誰かそこにいるのか。
(道と言うにはやや無理のある、強いて言うならば獣道と言うのが相応しい様な、生い茂った草の中の僅かに土が覗く部分を辿り歩いていて。足元がサンダルである為か草がチクチクと刺さり僅かな痒みと痛みに不快感を覚え。また、土がサンダルと足の間に入り込んだらしく砂のざらざらとした感触もまた気持ち悪く。どこか腰を下ろせる場所でもあれば一度砂を落としてしまうのだがと考えながらも、このような草の多い場所では座ったところで余計に汚れてしまうだけだと容易に想像でき。仕方なく薄暗い木々の間を進んでいれば、遠くの木々の隙間から此処よりは明るい光が見え。開けた場所に出られるだろうかと思えば足取りは軽くなり、先ほどまでよりも足早にそちらへ向かい。すると、誰か、と人影を求める男の声が幽かに耳に届き。その声の方向は正に今自分が向かっている方向で、がさりがさりと草をかき分けつつ道らしい道に出れば、木々の隙間から顔を覗かせるようにしつつ上記を口にし)
(/絡ませていただきます。少々絡みづらい文かもしれませんので、返信に困るようであれば容赦なく仰ってください。これからよろしくお願いします!)

>アルヴァー・オルコット
……成人男性に兎の耳、か。一体どうなっているんだ、本当に引っ付いているのか? 神経は通っているのか……否、夢の世界なのだから理屈等求めるのも不毛か。
(突如として接近してきた相手の姿に一歩後退り、その後は全く身に覚えのない名で呼ばれたことやいくつもの質問を重ねられたことで、知識ばかり詰め込んで他人とのまともな会話に慣れていない自分の脳はフリーズして。ぽかんとした表情さえ浮かべることもできぬままに表情のない目で相手の姿を見上げれば、答えるべきこと、尋ねるべきことが数ある中でまず口から零れたのは至極私的な内容で。俯き自身の顎に人差し指を添えつつ、口の中でぶつぶつぶつと上記を捲し立てた後に再び相手に視線を戻し。顔は俯けたまま視線だけを上に、良く言えば上目遣いだが実際には長く伸びた前髪の隙間から睨みつけているようなもので、その状態で両手をコートのポケットの中に入れつつ首を傾げては、几帳面にも相手の言葉一つ一つに返答を返していき。頭の中では、この状況と酷似したかの有名な児童文学をぼんやり思い出していて)
まず初めに訂正させてもらうが……私はアリスなどという名ではない。怪我の方は分からない、が、見ての通り問題なく動くことができる故、あったとしても大したものではないだろう。それと……笑われるのは嫌いだ。

>九条帝
……むぅ、一体どこで落としてしまったのか……
(見覚えのない摩訶不思議な世界を彷徨っているうちに気が付けば庭園の様な場所へ迷い込んでおり。明らかに人の手によって美しく整えられたその場所は、夢の中であると思っていつつも勝手に足を踏み入れてよいものかと不安になってしまい。とはいえ今のところ誰に咎められる様子もない。遠くに見える立派な城も気になり、ふらふらと庭園の中を歩いていたそんな時、胸ポケットに差していたはずの愛用のペンがどこへやら消えていることに気がつき。目が覚めたその時には確かにそこにあったのにと背筋が冷えるような思いで元来た道を引き返し、一体どこで落としてしまったのかと探し回って。その最中に植込みの下を手で探っていたところ、相手の声が聞こえ。すぐには反応せず、そこに目当ての物がないことを確認してから頭も服も葉っぱまみれの状態で立ち上がり相手の姿を視界に捉え)
……今ここにいるのは私くらいのようだが。
(/絡ませていただきます! この通り不愛想で絡みづらいかもしれませんが、仲良くしていただければ幸いです。これからよろしくお願いします!)

>ルーシェ・オスタリア
……何の用だ。
(すぐそこは大通りだというのに少し道を逸れただけで喧騒は遥か遠くに聞こえる様で、その分身近で音が経てば一際鮮明に聞こえ。反響する足音がこちらに近づいてくるのを敏感に感じとっては埃っぽい地面に座り込んだまま暫くは無視するものの、その後に声をかけられてしまえば流石に無視を続けるわけにもいかぬと俯いたままで瞳だけを動かし顔を覆った両手の指の隙間から辺りを見渡して。そして視界に相手の靴が映ると渋々顔を上げて相手を見上げ。精神的疲労からかやや不機嫌さを感じさせる表情で素っ気なく返事をし。相手の姿、特にフードによって隠された顔がどうにも奇妙に映り、他人の服装に興味がないとはいえ何となく不審な印象を抱いてしまい。僅かに警戒心が頭をもたげるもののだからと言って逃げ出す素振りを見せるどころか立ち上がる気配すらなく)

>有葉武臣
そうか……私はてっきり、君は此処の住人なのかと思っていた。しかし私とよく似た境遇か……これはつまり他人の夢と繋がって……否、そもそも彼が夢の一部である可能性は……
(自分以外の人物の登場によって夢の中の物語が何かしら発展するのではないかと予測したが、どうやら期待通りの結果は得られそうになく。結局情報は乏しいまま、相手に対しての返答は途中でいつの間にか単なる独り言へと変化し、他人に意思を伝えるための者ではない断片的な言葉をぽつぽつと口にして。暫くそうして思考の海に浸かっていたが、相手が咳き込むのが聞こえるとはっと意識が目の前の相手に引き戻され。こういう時は心配の一つでもするべきなのだろうかと思いつつも黙ったまま咳き込む相手を見つめ。相手の問いかけにようやく自分自身長い間水分を摂っていないことを思い出し、先ほどから喉がひりひりとしていたのはその為かと自身の喉元を指先で撫でつつ「……すまないが、喉を潤せそうなものは、何も」と首を横に振って。辺りに何かしらないだろうかと、ぐるりと見まわしてみるが水分が多く含まれていそうな果実の類も見当たらず。しかしこれほどキノコが巨大に育つ場所である、湿気の高さもそれなりだろう。それなら探せば川か湖かが一つぐらいあっても良さそうなものである。そう思い至るなり一人で歩き出すも、二、三歩足を進めたところで思い出したように相手を見て)
私は何か……水場を探してみようと思うのだが。君はどうする。

>イワン・カーディナル
勘違いか……そうか。首だけにならずに済みそうで安心した。
(こちらを見つめる相手を同じように見つめ返しつつ、思考は目の前の危機から全く別の方向へと巡らせていて。それでも相手が表情を和らげたことには流石に気がつき、相手が小さく笑みを漏らしたのをきっかけに相手の方へと意識を戻して。一先ず自分の言い分が通じたらしいと、元々然程心配をしていた訳ではないものの安堵したように肩を落とし。その後に続けた言葉は自分なりの冗談なのか何なのか、無表情のまま相変わらずぼそぼそと口にして。しかし、こちらに向けられる敵意が消え失せたとはいえ次に向けられている視線もあまり心地よいものには思えず。何となく不穏な予感に胸がざわざわと騒ぐのを感じるが、相手の視線に宿る何がそうさせるのかまで分かるようであれば、執筆した作品に対し人間の感情に関する批判が飛ぶことなどないだろうというもので。単なる気のせいか、自分が思っているよりも自分が緊張しているかのどちらかだろうと流してしまえば、次の瞬間には今まさに造形を変えている鉄の柵に視線が釘付けになり。ほう、と感心した様な息を洩らせば、どうやら自分はこの敷地の中に足を踏み入れる権利を与えられたらしいと気がつき。少しの迷いはあるものの、どうせ夢なのだからと門の先へ進んでは物珍し気に辺りの景色を眺めつつ)
……この世界においてアリスという名がどのような意味を持つのか、おおよその予想はつくとはいえあまりにも不可解だ。それに何より、女性名で呼ばれるのは違和感が強くて敵わない。……私は氷嶋月都という、アリス以外なら好きなように呼んで良い。

  • No.60 by 匿名さん  2016-04-23 06:26:45 

>49
( /追記:自分から本名を名乗ることはないため、“帽子屋„と呼ばれることが多い。 )

  • No.61 by ルーシェ ・ オスタリア .  2016-04-23 10:31:29 





( アリス < 黒谷 > / >54 )


ん ? 俺は猫だよ。チェシャ猫。


( 相手の問い掛けにわざとらしく何かを勿体振るかのように緩慢な動きで、首を傾げた後、それをゆっくりと元に戻して。それからぱかっと口を開けば自己紹介とも呼んで良いのか、何とも微妙な返答を返し。何処から出てきたのかという問い掛けに、伸びすぎとも思える爪のその先で、適当な、何もない空間を指差し「彼処から」何て、まるで相手の出方を伺うかのように、くつくつと喉を鳴らしながら静かに笑い声を上げて。自身の表情に対して相手が明らかに顔をひきつらせたのが手に取るように解る。そのことに更ににたにたと笑えば、その場で相手の周囲をぷかぷか浮いたままで、ぐるりと一回りし。此処は何処なのか、という問い掛けが、予想通り彼の口から投げ掛けられると、あっけらかんとした口調で「さァ ? 知らない」と、意地悪く、問い掛けに対して何か有益な答えを相手に与えようとはせずに、からかうような口振りで、上記に記された言葉を一つ吐き出し。ふわりふわりと浮いていたその身を、ゆっくり地面に下ろせば、鬱蒼とした森のような空間の出口であろう地点を、そっと指差し。ぐるぐると喉を猫のように鳴らした後、 )


アリスは何も覚えてはいないんだね。





( アリス < 有葉 > / >57 )




アリスは、足が速いねェ


( 考えずとも解る、己の姿に恐怖心を抱き、突発的な行動を取ったのだと。恐らくは誰にでも解ることであろう。それほどまでに彼の姿や表情からは多くの恐怖や焦りが色濃く滲んで居るように見えて。此方とて、彼にそのような顔をされるのは些か辛いというか、何とも形容しがたい気持ちになるのは確かであって。「アリス、走ったら危ないよ」と聞こえているのかはわからないが、ゆっくりとした緩慢な動きで、すす、と地面を滑るように移動しつつ、呑気にそんな言葉をかけ。その言葉を投げ掛けた直後に、自分の少し先で低くなる相手の姿。どうやら森の、木の根か、はたまた小石にでも転んでしまったのだろう。おやおや、という意味も込めて、くつくつと笑いつつ、ふらふらと相手の元に難なく辿り着いては相手のその、地面に伸びている姿を少々、体感にして約五秒ほど見下ろしていたのだが、流石に怪我をしてしまっていたら困る、という理由で、やや爪の伸びている手を伸ばし、捕まれと促しながら、穏やかな、それでいて深い深い慈愛に満ち足りたような声で、 )

大丈夫かい ?






( 赤の王 / >58 )



君の所の兵は、確かに優秀だけど、俺の方が早く見付けられる。アリスが、本当に必要としてるのは、猫だもの。


( ごろごろとさながら猫のように喉を鳴らしていたのだが、相手の口から出てきたのは、最早予想通りというか、なんというか。その事に此方も負けじと言い返すかのように上記を、相変わらずのにたにたとした不気味な表情と共に告げて。アリスは彼の物ではない。誰のものになるのかはアリス自身が決めることだ。アリスとは自分自身の中ではそういった存在であり、つまり相手との考えとは、全く異なっているという事。どうも相手と馬が合わないのは、そういうことが原因なのだろう。そんなことをぼんやりと考えながら、その場にふわふわと浮いて。それからまた一つ何かを思い出したかのように、「あ…」と一声を口からころんと溢すと、相変わらずその場に浮いたまま、くるりと相手の方に体を向けて、胡座をかき。 )

そうだ、良かったらお茶でもしようよ。どうせ暇だろう ?





( アリス < 氷嶋 > / >59 )



アリス、久し振りだね。


( 一歩一歩、踏み出すたびに反響する足音と、ちりん、となる鈴の音を、まるで他人事のように聞き流しながら、相手の前へと、向かったのだが、此方を見た相手のその顔に、少しばかり成長しているが、やはりあの時のアリスだ、という確信を更なるものにして。やや不機嫌そうな、素っ気ない返事にも気を悪くすることもなく、飄々とした態度はそのままに上記をぽつり。良かった、今ここに居るのは己と相手のみであるし、これならばゆっくりと話をすることも可能だろうと、心底嬉しそうな雰囲気を纏えば、ごろごろと嬉しそうに喉を鳴らして。珍しく相手に視線を合わせるかのように、その場に器用に体を折り畳みながら、しゃがみこむと、少しばかり伸びきった爪の目立つ手を、相手の目の前に伸ばすと、つかまれという意味なのか、ぷらぷらその手を揺らして。 )


行こう、アリス。





  • No.62 by 有葉 武臣  2016-04-23 14:40:52 

>>58 イワン・カーディナル
とと……っ、これはこれは。城主サマって奴でしたか、こりゃ失礼を。
(鉄格子へと顔を近付けた相手は自らを城の王と称した。只の妄想野郎か、然しその容姿は東洋人とは掛け離れており、現にその後ろには随分と立派な城が聳え立っている。世界遺産にも登録されてそうなものだが、城主と名乗るのであればあれは私有地なのだろう。今時の外国は随分凄いらしい。城主なんて言葉、知っていても使ったのはこれが初めてだなと若干呑気とも言える事を考えては伝わるかは定かじゃないものの両腕を上げ攻撃の意思が無い事を示した後、西洋文化にありそうな右手を胸に当て腰を折り、謝罪の意を込めてお辞儀した。我ながら尊敬の念が一つも感じられない敬語に言葉遣いを変え、困った風に眉を下げる。雰囲気だけならば優男風な相手ではあるが発した言葉に優しさなど欠片も含まれていない様に聞こえ、花占いという可愛らしい言葉が自分の生死を別けているかのようなおどろおどろしいものへと変わったような気さえする。その為自分の横────即ち、道無き道へ逃げられるかどうか横目で確認したのだが何処からともなく現れたふざけた兵隊によって逃げるなんて気持ちは霧散する。なんせ動いているのだ、トランプが。子供の遊び道具が動き殺傷力の高い槍を向けようとは全く以て笑い事ではない。となれば誘拐されたという考えは改める必要性が出てきた。どうやら自分は夢を見ているらしい。ならば相手に恐怖心を抱く必要も無いだろうと再びへらりと自分の思う人当たりのいい笑顔を浮かべれば元から拒否権が存在していないように思える質問に大きく頷いて)
勿論ついていきますよっと。夢であっても刺されるのは御免ですから。

>>59 氷嶋月都
────夢? ……そうか、夢か。此処は夢の中なのか。
(誰かに聞かせることを目的としていない相手の喋り声は己が聞き耳を立てる必要性を見出さなかった事も相まって大半は聞き逃したものの、微かに聞こえたとある単語だけは聞き取る事が出来た。聞き取った瞬間、それは随分としっくり己の中に落ちてくる。巨大過ぎるキノコ、見覚えのない場所。鮮明過ぎる意識によって誘拐されたとばかり思っていたが、成る程たしかに夢と言われれば納得する他ない。通りで相手はこんなに落ち着いている訳だと漸く合点し、どこかすっきりとした面持ちで一人数回頷いた。夢の中という、自分自身に実害が全くないそれに安堵したからか喉の渇きを一時的に忘れられていたものの、相手の発した言葉によって再び思い出しては項垂れる。明晰夢というものは見たことが無いが、それでも夢の中なのだから己が願えば近くにぽん、と湧き出そうなものではある。試しに胸中で強く願ったが結果は言わずもがな、痛い程の静寂に包まれただけで滝はおろか水溜まりの一つさえ出来ない。夢なのに歩かなければならないようだと知れば何度目になるかわからない溜息を吐き出し、どうしようかと悩んだ所で前方に居る相手が歩き出した。まさか置いていかれるのかと焦り声を掛けようとしたが振り向かれた顔と言葉に嬉しそうに顔を綻ばせては小走りで相手の横に並び、一先ずは少しでも交流を深めるべきかと相手に付いて行くことの旨を伝えて)
自慢じゃないが、俺は薄暗い場所は苦手でね。良ければ一緒に行動してもらえると助かる。

>>61 ルーシェ・オスタリア
(まるでアニメや漫画の忍者みたく足音を殺し忍び寄った相手に、声を掛けられた事で漸くその存在がすぐ近くまでやって来たのだと認知出来た。驚きから足首の痛さも忘れ、まるで油を塗り忘れた機械の如く緩慢な動きで首だけを後ろに振り向かせる。物理的に己を見下している相手が其処には立っており、しゃがみこんでいる己が下から見ても相手の顔を知る事は出来なかったが、それでもその声色は随分と優しいように思えて罰の悪そうな顔で相手を窺い見た。相変わらずの笑顔は不気味だし恐らく男にしては伸びている爪も、何より首輪に鈴という格好が如何にも怪しいが、それでも。こうして顔だけで判断し逃げ出した挙句無様に転んだ己にも手を差し出す辺り、存外優しい心の持ち主なのかもしれない。相手の手に掴まるか否か思案するように自身の手を引っ込めたり伸ばしたりを数回繰り返した後恐る恐るといった動作でゆっくりその手に掴まり、何とか立ち上がるとズボンに付着してしまっているだろう土や葉をある程度払い落とした後、もう一度、今度は逸らさずにしっかり目の前の相手を見据える。己が勝手に抱いている気まずさから後頭部を掻き毟り、一先ずは謝罪から述べて)
……あー、まあ、その、なんだ。悪かったな、…………逃げたりして。

  • No.63 by アルヴァー・オルコット  2016-04-23 18:34:59 



>>all様
(/背後より失礼致します。諸用事で暫く此方に顔を出す事自体が困難となって仕舞い、少しばかりトピの管理が疎かになってしまいます。大変申し訳御座いません。若し参加希望の方やpf提出を為された方がいらっしゃいましたら、何方か確認及び参加の了承の旨を伝えて頂ければ幸いです。何卒御了承の程宜しくお願い致します。)


>>49
(/確認の方が遅れて仕舞い申し訳御座いません…!不備など御座いませんので、お手隙の際に絡み文の投下をお願い致しますね!)


>>53
(/お事情把握致しました。心苦しい物は御座いますが、ご要望の通りkeepは解消させて頂きますね。この度はこんな稚拙なトピックスにお越し頂き感謝の念で頭が上がりません。そしてお優しいお言葉まで…。匿名さん様と絡める機会を失ってしまった事は無念でなりませんが、又いつの日か貴方様がサイトに復帰された際に良縁に恵まれます事を心よりお祈り申し上げます。)


  • No.64 by 有葉 武臣  2016-04-23 22:38:32 

>>63 主様
(/背後より失礼致します。背後のみとなりますので上げるのは留めておきます事把握お願い申し上げます。/御事情了解致しました。寂しくは御座いますが、どうぞリアルを優先なさってください。主様不在中による参加希望及びPF提出の御確認は出来る限りさせて頂きたい所存では御座いますが、やはり主様あってのトピですので、〝仮参加″で御参加頂くのはどうでしょう? その後、御事情が落ち着きましたら主様により参加の了承をお伝えして頂ければな、と思い提案させて頂いた次第で御座います。差し出がましい様で大変申し訳無いです;;)

  • No.65 by イワン・カーディナル  2016-04-23 23:14:48 

>氷嶋
そう、じゃあ氷嶋君とでも呼ばせてもらおうかな。僕はイワン・カーディナル、君には名前で呼んでもらえると嬉しいかな。何というか…城主という立場だとね、中々名で呼んでくれるものもいなくて、少し寂しい気分なんだ。
(形を変える格子などこの世界に属している者ならばむしろそれを操作している自分の方に意識を向けるだろうに、そこで起こっている物自体に着目する辺りやはり相手がこの世界に来たばかりの"アリス"であることを裏付けていて。何はともあれ大した警戒をすることもなく此方の領地へと足を踏み入れた相手に思わず口角を緩めれば名乗られた相手自身の名から適当に呼び名を口にして。アリスをアリス足らしめる要因は名などではない、とは言ったもののアリスの呼称に重要性がないのと同じくらい自分にとっては相手本体の名もどうでもいいもののひとつで、言うなれば自分の人形になるまでの仮の呼称として姓を採用した、というのが正しい現状で。そんな内情は晒さぬまま、此方も相手に名乗りながらそっと相手に歩み寄っていくとそうしている間にも相手を入れるために作った門は今度は逃がさないとばかりに再びただの柵へと姿を戻していき、鉄の擦れる歪な音が響く中相手の手を取ろうとするように其方へ片手を差し出せば今はまだあくまで友を欲する城主徒ばかりのスタンスを崩さぬまま相手との距離を近づけようと画策しており。)

>オスタリア
随分と尊大な自論をお持ちのようだね。ただし縁とはより強く請い願うものにこそ結ばれるものだ。一度アリスと僕とが縁で結ばれれば、どこぞの薄汚い野良猫になんて見向きもしなくなるさ。…アリスだけは僕以外の誰にも目移りなんてしない、そう決まっているんだよ。
(相手がどんな自論を持っていようと己にとって重要なのは"アリスは自分を裏切らない"という一点のみ、そんな存在を手に入れるために障害になるようなものは何が何でも排除したいのだろう、傲慢とさえ取れる自らを正しいと信じて疑わないその言葉を吐き出してからまだ会いまみえぬアリスを思ってか僅かに表情を愛おし気に和らげて。しかしそんな表情もわずか一瞬のこと、相手からの不意な誘いにすぐ眉を寄せると嘲るようなものへと変わっていき。ただでさえ自分を取り巻く貴族たちですら信頼を置かなければ誘いに乗ることなどない己、それを身分も権限もない野良猫風情が茶に誘う等此方からすれば笑い種でしかなく、王という立場だからこそ悠々と吐き出せる侮蔑にほぼ相違ない言葉を続ければ傍に漂う相手を払う様に手を振って。)
…お茶、ねえ。まさかとは思うがお喋りな花の灰を木馬バエの体液で混ぜたような"お遊び"をお茶なんて称している訳じゃないよね?君を馬鹿にしたい訳じゃないけれど、正直野良猫の趣向には疎くてね。本当の意味でのお茶か、それとも君達のお遊びの呼称なのか、誘いを受ける前にきちんと確かめておきたいだろう?

>有葉
…ふふ、いい子。素直で従順な子はだぁい好きだよ。
(兵に囲まれ槍を突きつけられているというのに依然として緊張感に欠ける相手の態度、あまりに順応したその様子はこの世界の者のようにも見えるが真偽は一先ず置いておいて、従順というか無抵抗というか一旦は此方の指示に従う姿勢を見せた相手ににっと笑みを浮かべて見せればふわりと手に持っていた薔薇の花を目の前で振って見せて。すると目の前で相手と自分との間に割っていた鉄の格子が軋むような嫌な音を立てながらその形を変えていき、相手を招き入れる様にそこに入り口を作れば薔薇の花を揺らしながら相手の方へと歩み寄っていき。「…うん、可愛い髪の毛。これならもしアリスじゃなくてもテディベアにして寝室に飾ってあげてもいいかもしれないね。」そっと伸ばした手が捉えるのは相手の少し癖の強い髪の毛、自分とは違うその触り心地に興味が湧いたのかあくまで急な反撃など許さぬようすぐ傍に兵を控えさせたままながらその髪をふわふわと指先で弄んでからその手を相手の首元まで下ろしていき。相手の喉を緩やかに撫でながら薔薇を持ったもう片方の手もその首元に添えさせると、次の瞬間には相手の首に薔薇の細工を施した首輪のようなものが嵌っていて。その首輪に繋がった鎖の先は勿論自分の手の中に、そのまま相手を引き連れる様に鎖を引き城の敷地内へと戻っていくとそっと振り返りながら言葉を続け。)
城まではこうして導いてあげる。仮にも城主の僕が何処の者とも分からない不届き者の手を引くのはあまりに警戒が甘いし…何より飼い犬の散歩をしているみたいで僕が気分がいいからね。…まあ、その首輪は君も見た通り薔薇を変化させたものだから、下手なことをして喉を茨に貫かれないよう注意してね。

  • No.66 by 氷嶋月都  2016-04-24 04:42:07 

>ルーシェ・オスタリア
……何処へ?
(どこかぼんやりとした瞳で相手を見上げたまま、ごろごろと鳴る喉といい、鈴のついた首輪といい、まるで猫のようだと考えて。久しぶりだと言われれば頭に疑問が浮かび、どこかで会ったことがあるだろうか、いくら他人に興味がないとはいえこれほど個性的な姿の者ならば覚えていそうなものだがと首を傾げ。目の前に差し出された手へと視線を移せば、立てていた両膝を崩して胡坐をかくような体勢に変えつつ両手を地面に付け、背にしていた壁に更に背を押し付け、実際に距離をとることは出来ないものの離れようとしている意志を見せて。前髪から覗く視線は再び相手の顔へと戻されており、その状態で上記を問いかけて。警戒こそしているものの恐怖はないのか、表情は相変わらず無表情、心なしか眉が寄せられているように見える程度で。問いから少し間をあけ、再び口を開き)
君と面識はない筈だが……その、アリスという名前でもない。きっと君は人違いをしているのだろう。

>有葉武臣
ならば共に。……私は暗いのは嫌いではない……妙に、落ち着く。
(顔を綻ばせた相手がこちらに駆け出すのを確認すれば顔を前へと向け再び歩き出し。あまり歩調が早くない為かまもなく隣へと並んだ相手を一瞥すると、視線を前方へと向けたまま、行動を共にすることを頷いて了承して。それから太陽を覆い隠している巨大キノコの傘を見上げつつ、後半の言葉を述べ。仕事柄……だけでなく性格も関係して自室に籠っていることが多く、その自室というのが高い本棚が所狭しと並べられている上に日当たりが悪く、更に窓にはほぼ常にカーテンがかかっているという、とにかく暗い場所であり。そんな部屋でテーブルの上の証明のみを頼りに長い間生活していれば自然とそういった場所が落ち着くようになっていて。視力が低下したのはそんな生活が原因でもあるのだが、ともかく、自分にとっては今いるこの場所もどちらかというと明るいくらいであり。再び口を開いたことでいよいよ喉の渇きをはっきりと意識しだしたのかそれ以降は口を閉ざし、やや顔を俯けながら、のんびりとした歩調で足を進めて。川の流れる音でも探しているのか、両目を伏せ、視線は足元に落とされてはいるものの、意識は聞こえる音の方に向けられているようで。それ故に死角がおろそかになり、今にも転びそうとまではいかないが、足取りはふらふらとしており)

>イワン・カーディナル
……やはり君はあの城の。通りで王冠を被っている訳だ。
(城主、とその言葉を聞けば、色々と腑に落ちたのか視線を城の方へと向けながら呟くように述べ。相手の名を聞くが、他人に興味を持てない性格上、あまり覚えていられる自信はなく。名で呼ばれることを望む相手には悪いが、一体いつまでその名を覚えていられるだろうかとぼんやり考えて。その間に音を立てて背後の門が柵へと戻っていくことに気が付けば、帰り道が失われることに無意識に恐怖を覚え、咄嗟に振り返り柵へと戻った鉄の棒に片手を添えて。手に感じる冷たい感触が、決して高くはない己の体温で徐々に温くなるのを感じながら、視線を右へ左へゆっくり彷徨わせるも既にそこに門はなく。思わず空気を吸い込んだ喉がひゅ、と鳴り、その後落ち着けるようにゆっくりと息を吐いては庭園の方を振り返って足を踏み出し。冷静に考えれば何も焦ることはない、帰りにはまたこうして門を開くか、別の場所にちゃんとした門があるのだろう。そもそも、これは、夢なのだから。と先程柄にもなく焦ってしまった自分に言い訳するように心の中で言い聞かせ。既に視線は美しい庭園へと移り、差し出された相手の手には気が付かぬまま相手の前を数歩通り過ぎるとそこで足を止め、暫し無言で辺りを見つめてから口を開き)
……随分広いな、迷ってしまいそうだ。

  • No.67 by ルーシェ ・ オスタリア .  2016-04-25 17:26:52 





( アリス < 有葉 > / >62 )




良いんだよ、


( 自身の手に触れた自分よりも幾ばくか温かなその体温に、心底嬉しそうに笑みを深くして。慣れた手つきで土を払っている相手の姿に、何処か怪我をしている場所は無いだろうかと、心配そうに、じろじろと相手の服を見。何故か気まずそうな表情で後頭部を掻いているその姿に、きょとんとしたような表情を一度見せ。それからふるふると左右に何度も何度も首をふると、気にした様子は微塵も見せずに、ごろごろと喉を鳴らした後、「アリス を 怖がらせてしまった俺が悪いんだから。アリスが責任を感じる必要なんて微塵もないんだよ」 と、相手を落ち着ける名目で、慈愛に満ち足りたその生温く、なおかつ、穏やかな声のトーン で上記をぽつり。それからふと何かを考え。自身の中である程度、考えが纏まれば、ばっ、という効果音と共に腕を大きく広げ。満面の笑みを見せると、 )


アリス、おかえり。






( 赤の王 / >65 )


どうだろう、アリスは猫が好きだから。 ふふ、まあ、良いか。この話は永遠に終着点が見えないからね。

( 相手とは違い、単にアリスを好いている身としては、相手のみにアリスをとられるのは面白くない。それ故、わざとらしく相手の神経を逆撫でするような言葉を吐くなど、自分の命をわざわざ危険に晒してみて。まあ、どうであろうと相手に自分を傷つけることは無理であろうとたかを括ったのち、へらりとフードの下で、またもや、あのにたにたとした笑みを見せて。……それから、だ。自分の誘いに明らかなる嫌悪感を露にしている相手に対して、予想通り、とでも言いたいのだろうか。にたあ、と唇を大きく上げると、楽しげにくつくつ喉の奥底で、声を殺して笑い。相手が自分をどう思っているのか、そんなものは考えずともわかる。だからこそ、あえてお茶に誘ったのだ。ぽんぽん相手の唇を裂いて飛び出す嫌味や優しさのない言葉に ふるふると左右に首をふると、べろり、自身の唇を紅い紅い舌でなぞり。丁度、すぐそこのカフェを左手で、道を抜けた先にある森を右手で指差すと 、首をかしげながら、 )


どちらが良い ?






( アリス < 氷嶋 > / >66 )




お茶会に。



( ぷらぷらさせていた手を、取ってもらえないと解れば、すぐにその手を引っ込めて。ぐるぐると意味もなく喉を鳴らしていた訳だが、不意にぽっかりと開いた相手の口からこぼれ落ちた「何処へ ?」 という旨の言葉に、さも当然とでも言いたげな、やけにすんなりとした早さで上記の単語のみの声を吐き出して。相手の行為から素直に警戒されていることを理解すると、少しだけ、本当に少しだけであるが、距離を取り。その場でにたにたとした笑みを見せた状態のまま、忙しなく爪をかちかちと打ち鳴らしたりと自由奔放な姿を見せ。問いから少しの間ののちに、吐き出された言葉に、フードの下で、ぱちぱちと瞳を何度も瞬きをさせてから、ふるふると何度も何度も首を左右に振り。相手のことを、やや爪の伸びすぎている指で指差すと、平坦な声のトーンで、 )



猫はアリス を間違えない。君はアリスだ。






  • No.68 by 氷嶋月都  2016-04-25 23:08:27 

>ルーシェ・オスタリア
お茶会とは、何の? それは私が行っても構わないものなのだろうか。
(疑問に対し実に簡潔に分かり易く返された答え。しかしそれは更に自分の中に疑問を呼び込むものであり、一体誰がどこで開いている茶会なのか、招待を受けた覚えのない自分が行っても良いものなのか、考えたところで自分では答えが出せるはずもない為、浮かんだ問いを素直に口にした結果質問攻めをする様な形になり。相手が自分から距離をとったことに気が付けば、壁にぴったりとくっつけていた背の力を抜き、いつもの猫背に戻って。首を横に振る相手に一体何が違うというのだろうと首を傾げて。こちらを指さす爪の鋭さが気になったのか、その指先の延長線が自身の顔辺りになるのを避けるように壁に片手をつきながらゆっくりと立ち上がるとコートに付いた埃などを手で払い落し。改めて相手に視線を向けると、口を開いて)
……君は猫なのか。らしいとは思っていたが。

  • No.69 by 名無し  2016-05-16 01:27:27 



(/長らく場所を空けて仕舞い、大変申し訳御座いません。本体の仕事が多忙を極めていた事が理由なのですが、一言も残さず放置してしまった事には頭が上がりません…。若し参加者様方さえ良ければ再始動をしたいと思うのですが如何でしょうか…?何方か未だいらっしゃって居ましたら、お答え願いたいです。)


  • No.70 by 氷嶋月都  2016-05-16 01:36:07 

>主様
(/おかえりなさいませ。お仕事お疲れ様です……無理されない程度に頑張ってくださいね。
  再始動されるのでしたらまた是非通いたいと思っております。尤も、今日はもう寝てしまうので、明日からになりますが……)

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