風人 2016-04-04 04:41:02 |
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横山光輝原作、小説『マーズ』。
あれだけ犠牲になった人物たちが多くいるのに地球は爆発してしまう。
神体に自衛隊や米軍が勝てないのはやむを得ないにしてマーズやガイアー頼み。
マーズやガイアーの立場はとりあえずいい者側のキャラではあるがマーズやガイアーは地球爆発のキーでもある両刃。
玲子や春美、大垣や池沢、原口という人物たちが個性的に描かれ神体を操る監視人はまた地球の歴史を見てきてる。
ディテールは細部に凝り物語の順番は原作漫画『マーズ』を現代的にアレンジしてる。
ただ地球人口が九十年代当時にOVAが制作、小説も同時期に発売されてるのに四十二億は少ない感じ。
意図して四十二億にしてるとしたら作為的かなとも思う。
直接物語の中心にはならないけど北朝鮮や中東情勢の報告が上がる場面は緊迫感に溢れる。
監視人やマーズとは別に地球に危機感を煽る。
だけどマーズが監視ラーと彼の神体カオスが戦うなか明らかになる日本政府とアメリカの思惑そして汚職隠蔽かな。
一方でスケールある戦いや地球の命運を握るなかなんとも玲子の上司柏原たちがスケールのちいさいことをしてること。
作品中でマーズは真相を知らないままガイアーを停止させ殺されるが、もし真相を知ったら地球爆破のきっかけになったかもしれない。
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