貴方と本の出逢い

貴方と本の出逢い

風人  2016-04-04 04:41:02 
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古典文学、ライトノベル、ノベライズ、ベストセラーあるいはあまり人に多く知られてない本などあると思います。
あなたが本を読むきっかけや感動した一冊、人生を変えた本などをご紹介ください。
ただし漫画はご遠慮ください×。

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  • No.434 by 風人  2017-10-14 14:09:25 

小説『仮面ライダーフォーゼ 〜天・高・卒・業〜』。
如月弦太郎が卒業までに自分の進路を決める物語であり仮面ライダー部の仲間たちそして夢を問いかける物語でもある。
『フォーゼ』らしく学園モノらしくまとまってるのは好感。
『フォーゼ』であるのを除けば破天荒な学園物語。
物語内で重要な役割を果たすのは園田沙理奈、かつての敵であり教師という役割だからこそ生徒である弦太郎に影響を与えていたという。
教師の存在は大小関わらず生徒たちに影響をもたらす。
第三のライダーイカロスに操られた生徒たちが現在『キュウレンジャー』でりゅうこつ座にあたるホウオウソルジャー・鳳が眠っていたアルゴ船にあたる星座のゾディアーツになるというのも興味深い。
三つでひとつはまんまギガントホウオウと重なる。
それは置いといて、物語自体は未来に希望を持つ前向きに生きようとする弦太郎の心や言葉、たしかにややうざいところはあると思う。
だけど弦太郎・フォーゼは絶望している生徒たちに宇宙を見せたいという気持ち。
学園モノゆえにいろいろな対比やどんな先生や生徒にもいろいろ複雑な気持ちあるが、『フォーゼ』においては弦太郎が馬鹿なくらいまっしぐらに進む。
どこでパワーダイザーが出るかと思ったら後半イイところで出てきた。
如月弦太郎がやや時代錯誤なところはあるけどそこはある種マンガ的といえる(笑)。

  • No.435 by 風人  2017-10-16 06:32:09 

小説『アベンジャーズ』を再読したらあちらこちらにスターク社の名称が出てくる。
キャプテン・アメリカ誕生にはハワード・スタークが登場しハルク誕生の際にはスタークインダストリーの名前が出てくることから『アベンジャーズ』世界にはスターク社が過去から現在にいたるまで個人や企業として関わりものと思われる。
だけどアイアンマン誕生の背景には戦争の影があることからも軍需産業という闇もある。

  • No.436 by 風人  2017-10-16 07:49:45 

小説『アベンジャーズ』でソーたちがいる世界は小説『サイボーグ009 完結編』に似てる。
異世界の者たちを神や悪魔と思う我々こちらの世界の人間たち。
「木曜日」をThursday=雷神ソーの日というネーミングセンスはいかにもアメリカ的(笑)。
ヒーローたちにもいろいろな背景がある。
キャプテン・アメリカが現代によみがえるのは孤独。
ハルクもまた何処かへさ迷い自らの在り方を問う。
アイアンマン、トニー・スタークは一見傲慢わがまま自分勝手とヒーローらしくない。だけど彼なりに自分の正義感や哲学、過去の過ちの悔いもある。

  • No.437 by 風人  2017-10-18 07:45:01 

小説『アベンジャーズ』の雷神ソーもまた気の毒な人物ですね。
自分のいた世界から追放され地球にやってくるわけだから。
だけど『アベンジャーズ』では彼の弟ロキが反乱を企てるから異世界の出来事が地球に混乱をもたらしソーにも責任の一旦は担わされる。
海外のヒーローもまた日本のヒーロー同様に苦労がうかがえる。

  • No.438 by 風人  2017-10-19 06:33:21 

小説『アベンジャーズ』を再読すると主人公みな不遇や不幸な運命を背負っている。
キャプテン・アメリカにはかつていた過去のじだから現代という70年眠らされていた。
ハルクは自らの力を押さえコントロールすることに悩み葛藤し放浪。
アイアンマンのトニー・スタークにしても心臓に金属片が来ないように命の危険に脅かされながらもアイアンマンとして一方で活躍。
雷神ソーにしても地球に追放され弟ロキの暴君ぶりを許すわけにはいかない。
なにかしらの影を背負い悩み葛藤し戦いにおもむく。

  • No.439 by 風人  2017-10-19 19:21:49 

小説『アベンジャーズ』後半になりとりあえずソーとキャプテン・アメリカらが和解。
ここはソーが異世界の人物なのが際立つ。
しかし四次元キューブを巡って各々が考えそれなりに敬意を持つが互いにチームワークができてるとはこの時点のアベンジャーズに出来てるとは言いにくい。
なんだかんだでアイアンマンのトニー・スタークは二枚目半?わかりにくいSF的なところのレクチャー役ぽい。
キャプテン・アメリカやナターシャは冷静なぶん他の人物の抑えにまわる。
ナターシャさんはちょっと見は怪しくトニー・スタークもいっぱいくわされた(笑)。
ハルクはトニー・スタークが敬意を持ってることから凄い人物。
だけどロキは囚われての身でも野望は止まらない。

  • No.440 by 風人  2017-11-05 14:58:45 

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』の小説を手に入れた。
実写『トランスフォーマー』シリーズのノベライズを手にしてからは海外SF映画のノベライズは比較的読むやすくなった雰囲気。
『インデペンデンス リサージェンス』の冒頭はかつて第一作のことを振り返りながら再びエイリアンが侵攻していくみたいですね。
通常はテレビでの放送を見てから後々小説版を手にするけど『インデペンデンス・デイ リサージェンス』は小説が先行した。

  • No.441 by 風人  2017-11-06 07:10:38 

小説『インデペンデンス・デイ リサージェンス』ではかつて戦ったエイリアンとは別勢力の球体型エイリアンが出現する。
だけど当初は同一のエイリアンと見なされ地球から攻撃を受ける。
しかし地球人からは宇宙的視点がないために攻撃をしてしまうのもやむ無しという感じだけど球体型エイリアンから彼らなりに地球人にコンタクトをしようとしてたのも事実。
この辺は宇宙人とのコンタクトがいかにむずかしいかという描写でしょう。

  • No.442 by 風人  2017-11-08 07:30:49 

小説『インデペンデス・デイ リサージェンス』、かつてのホイットモア元大統領も前作の酒飲みラッセルのように異星人に特攻し命を散らす。
異星人に精神感応した者の宿命のように思われまた前作のオマージュもある。
しかし人類にとってのニ十年は異星人(友好的球体形宇宙人を含め)彼らには一瞬の時の流れでしかないという。
ラストは次は異星人を迎え撃つのではなく「星間戦争」とまるで見知らぬ宇宙に向けてこちらから攻めるみたいな示唆がされてるよう。
『インデペンデス・デイ』シリーズが今後続くかどうかわからないけどもしも本当に現実に宇宙人や異星人とコンタクトしたらどうなるか。

  • No.443 by 風人  2017-11-10 17:11:15 

久しぶりに小説『ウルトラマン ゴールドラッシュ作戦』を読む。
よくも悪くも高度経済成長期の日本に『ウルトラQ』から少し時代が進んだ円谷SFワールドの確立。
冒頭はホロスコープにハマるイデ隊員。海外出張から戻るムラマツキャップ、フジ隊員。
リニアトレイン開発のなか地底を進む新たな怪獣、ほぼ同時期にも海から現れるニ体目の怪獣。
活躍するペルシダーや海底潜行挺S16、ビートルやウルトラバイク、武器ニードルやマルス133。
当時の特撮技術では不可能だったためにニ体怪獣の合体演出はムリだったためにノートに書いていたという生前の実相寺監督。
文章表現は一部はト書きのように書かれて特撮絵コンテのようで臨場感あるのが特徴的。
物語内の随所に『ウルトラマン』物語中に登場した怪獣の名前がちらほら出てくることから『ウルトラマン』全39話のいずれかの間々の内の物語と思われるが判然としない。時代的に考えたらわざと設定や時系列は考えてないと思われる。
しかも『ウルトラマン』本編同様にホスト役たるウルトラマンが現れるのは最終章に登場。
ニ体怪獣に苦戦しながらもタイトルにあるゴールドラッシュを放つウルトラマン!
科特隊員以外にも週刊誌で取材する記者たちがゲストとして登場し物語に適度に華を添え笑いを誘う(笑)。
いかに実相寺監督たちが生き生きと『ウルトラマン』をつくっていたか伝わる一冊。

  • No.444 by 風人  2017-11-11 11:45:07 

小説『ミラーマン 鏡の黙示録』も再読。
ミラーマン・鏡京太郎とヒロイン御手洗朝子、このふたりの関係は『ウルトラセブン』のモロボシ・ダンとアンヌに重なりますね。
小説『ミラーマン』はテレビシリーズ後の物語。
現代社会を密かに憎んでしまった若者がインベーダー・レギオンに共感や憑依をされたことから始まる悲しい物語。
ただしインベーダー・レギオンの力は若者にとって“破壊”にしか働かずけっして“創造”や“再生”などの力には働かないことにクライマックスにインベーダーに憑依された若者は悔恨する。
また鏡京太郎ことミラーマンもミラーマンであることを実は受け入れてないことをインベーダー・レギオンに見抜かれ悲痛な戦いを強いられる。
ただレギオンに関していえばインベーダーたちは戦いしか知らないまま生まれ育った悲劇がある。
現実に置き換えたらテロリストや反政府組織に生まれ育ったら他の人生の道が考えられなかった者たちと同じ。
後半レギオンとの邂逅を京太郎はして彼が三次元地球に向かったことを知り決意する。
だがインベーダー・レギオンに憑依された若者を救えなかった悲劇に見舞われる。
いかにも七十年代ヒーローモノの様相を残しながらも九十年代に発売された本書はヒロイン朝子の義妹であるひかりが未来を目指す人物として書かれ好感。

  • No.445 by 風人  2017-11-13 18:09:58 

小説『インデペンデンス・デイ リサージェンス』を再読。
ディヴィットをはじめとして各々の人物たちが前作の出来事や今作にいたるまでの経過を振り返りながらエイリアンについて調査をしていき謎を解こうとする。
はじめは人物各々の等身大の視点ではあるが再びエイリアンの出現や侵略によりマクロな物語となる。
球体型エイリアンをはじめから味方と認識しない誤解もあるからなおさら物語に混乱をもたらす。
しかしエイリアンにとっては人間の二十年の年月は彼らにはほんの一瞬の時の流れでしかないのは残酷。
人間が地球時間で認識してるのとエイリアンの宇宙時間(?)のちがいでしょう。
冒頭に各々の人物たちの過去の邂逅が宇宙から見たらほんの一瞬の出来事でさえないのかもしれない。

  • No.446 by 風人  2017-11-18 11:45:00 

又吉直樹さんの『火花』ついに映画化。
テレビドラマ版も芸人の輝く瞬間悩む時など等身大の人物像がある作品と感じる。
原作を当初読んだ時の先輩芸人神谷の印象は明石家さんまさん、何度か読むといまは芸能界から身を引いた島田紳助さん。関西系の芸人の印象が強いかな。
主人公徳永についてはたぶん若き日のピース又吉さん自身と綾部さんを合わしたようでもありまたちがう雰囲気。
物語が進むにつれ神谷を尊敬し彼からも愛されながら芸人として成長し挫折もある。
最後は芸能界を引退しながらも社長から愛されていたという場面はひとつの感涙。

  • No.447 by 風人  2017-11-20 07:49:09 

有川浩先生の『こちら県庁おもてなし課』『阪急電車』はリアリティある描写。
『おもてなし課』は高知県を隅から隅まで描写し長所も欠点も書かれなおかつ前向き。
『阪急電車』もまた電車に乗り行き交う人たちの会話や触れ合い、いかにもありそうな人物たちの半生。『阪急電車』は映画がおもしろかったのもありますが。
だんだん読む本のジャンルが変わってきてる。

  • No.448 by 風人  2017-11-25 09:44:48 

小説『三丁目の夕日』シリーズはよかったですね。
映画版ではなく漫画版のオムニバスであり短編かつ一部実在の出来事や力道山などを登場させ古きよき日本が元気な時代。
あいにく『‘64』も小説になってるみたいだけど未入手。
『三丁目の夕日』など戦後から高度成長期は日本にとっては輝ける時代かつドラマにもなりやすい。
映画では堀北真希さん演じた六ちゃんは女性だけど漫画や小説では妹さんがいる田舎から出てきて鈴木オートで働くマジメな若者。
映画では六ちゃんはヒロインのひとりであり若者視聴者の代行者でもある役割。
須賀健太くん演じる少年もまた男の子側の代行者。

  • No.449 by 風人  2017-11-25 15:36:22 

富野由悠季さんの著書『だから僕は……』を読むとアニメを作ることのむずかしさ。
虫プロに入り生前の手塚治虫先生と出会う。
絵コンテを切る、物語を作る。
『ガンダム』の原点は手塚治虫作品『来るべき作品』ともある。
半生を著書にしたものだから書き手の原点や半生が見える一冊。
だけどすでに『鉄腕アトム』からアニメ業界はスケジュールがきつかったorz。そして現在も変わらない……。

  • No.450 by 風人  2017-11-26 13:34:01 

作家さんがテレビに出るのは本の宣伝もあるけど自分の意思やメッセージを伝える方法。
『switchインタビュー』の相手との会話対話のなかで半生や経験を語りながら表現方法を伝えていく。
なかにし礼さんの回、いとうせいこうさんの回それぞれちがう。

  • No.451 by 匿名  2017-12-03 02:45:40 

『ラヴクラフト全集』
H.P.ラヴクラフト
クトゥルフ神話が好きで、クトゥルフ神話trpgのルルブを買って、紹介されていて読みたいと思ったから。

  • No.452 by 風人  2017-12-03 14:41:34 

小説『インデペンデンス・デイ』のニムジキ長官はほんと嫌な人物。
物語の中盤でアメリカノーラッド基地が異星人に同胞がやられたなかでも自らの政治に利用とする狡猾さ。
ディヴィッドの父親レヴィンソンがエリア51の話題に出した時はホイットモア大統領は一笑に付したがニムジキは「(エリア51の話は)あながち嘘ではない」と事実を告白する。
『インデペンデンス・デイ』はフィクションだからこのような人物がいても構わないけど現実に事実を知りながら秘密裏に動いてる人物がいたら実にこわいこと。
ニムジキは作品中でも異星人に核攻撃をアメリカ全土で敢行しようとホイットモア大統領にさせようとする暴挙。結果は失敗に終わりますけど。
味方側の数少ない悪役ではあるが反面ニムジキみたいな人物がいないと作品が成り立たない。

  • No.453 by 風人  2017-12-04 09:49:00 

古くから侵略宇宙人が地球を侵略するSFは多くある。
『宇宙戦争』が代表的、コメディだと『マーズ・アタック』。シリアスでは『インデペンデス・デイ』。
小説『インデペンデス・デイ』のあとがきに『降伏の儀式』なるSF作品が出てくるがこれもまたひとつの原典なんでしょう。
この手のSFはあわや人類が滅亡寸前な危機的状況のなかからひょんなことから危機的状況を脱する手段や方法を主人公たちが思い付く。
『インデペンデス・デイ』はウィルスを主人公ディヴィットが父親との会話からひらめくのがポイント。

  • No.454 by 風人  2017-12-06 13:08:43 

小説『仮面ライダーZO(ゼットオー)闇の少年』。
冒頭は劇場映画に近いが物語が進むとやや異なる展開。
宏少年の学校を舞台にしクモ女が彼を襲い現れる仮面ライダーZO。
しかしクモ女の正体宏少年の担任の女教師とZOの麻生勝は知り一瞬の戦いのなか苦悩し葛藤する。
クモ女の内に生きる女教師中西先生はライダーに“目を探して!”と必死に伝え麻生はクモ女の本当の目を見つけクモ女を撃破する。
クモ女が思いもよらなかった行動に出たことに憤るドラスだが間一髪ライダーに倒される寸前に望月博士の生存をライダー麻生に伝え姿を消す。
ライダーにとって最初で最後の勝利、と。

物語冒頭部分だけ抜粋しましたが『仮面ライダー』の改造人間の悲哀をライダーやクモ女にされた女教師中西先生が担う。
中西先生は最後に“宏くんたちを守って……”と麻生に伝え散っていく。
久しぶりに読むと必ずしも勝利が喜びを得るものではない『仮面ライダー』の哀しさが伝わる。

  • No.455 by 風人  2017-12-06 19:21:34 

小説『仮面ライダーZO 闇の少年』はセンチメンタルな物語。
映画ではほとんど語られてないドラスの幼い心と家族が欲しい切ない思い。
ドラスが“最強生命体”になりたいのは戦闘形態の願望であって少年態の時はあくまで純粋に“家族”が欲しかったと思われる。
望月博士というひとりの科学者の身勝手から生み出されたネオ生命体の悲劇。
ドラス側に立って読むとあまりにも哀しい物語。
本当にドラスが生命体の頂点に立ちたかったは謎……と思いたい。

  • No.456 by 風人  2017-12-07 12:54:50 

小説『仮面ライダーJ』は基本的な骨子は映画版と同じ。
だけどヒロイン加那と敵フォッグ・マザー両者を掘り下げ当時のオリジナルビデオシリーズ『ウルトラマンG(グレート)』同様に環境破壊をテーマにしている。
また仮面ライダーJのパワーの源Jパワーの由来についても物語内で記されている。大地の精霊ユピテル、Jupiterとスペルあるが読みはユピテル。
ヒロイン加那は実は古代に栄えたカナン王国の姫。また地空人のブレン大神官とアンもまたカナン王国の人物。
Jこと瀬川耕司ことをサポートするベリーがなぜ飛蝗の姿なのか丁寧に書かれている。
だけど敵フォッグ・マザーの正体。
マザーもまたかつて異星で平和に暮らしていた蜜蜂だったがその星の人間たちの争いに巻き込まれては生き残りを繰り返し機械獣母艦フォッグ・マザーとなってしまった悲劇。本来あり得ない進化を繰り返した結果で身体が綺麗な酸素を受け付けなくなってしまった。
そういう意味ではマザーもまた(人間や戦争の)犠牲者といえる。
マザーが最期に蜜蜂としての姿をかろうじて残しながら飛翔し亡くなる場面は涙を誘う。

  • No.457 by 風人  2017-12-09 14:13:30 

小説『君の名は。』
はじめはコメディで進みながら中盤からシリアス展開。
隕石がふたつに割れてひとつの町を滅ぼしたのは凄い展開。

  • No.458 by 風人  2017-12-10 12:57:45 

小説『君の名は。』
なぜタイトルが『君の名は。』か疑問だったけどちゃんと物語に筋道ありましたね。
はじめは瀧くんと三葉ちゃんは互いを知り余計なお世話をしながら近づいていくけど互いに名前を忘れてしまう。
だけど瀧くんは三葉のことを知ろうと懸命になりまた三葉ちゃんも三年前に瀧くんに実は会いにいっていた。
この辺のすれ違いは微妙。互いに同じ時間を過ごしてるはずなのに三年という刻にズレがあることにより微妙に切ない距離感。
一度は互いの入れ替わりができなくなったが後半再びできるようになり隕石落下から町を救うことで奮闘する。

  • No.459 by 風人  2017-12-11 10:04:31 

小説『君の名は。』でヒロイン三葉が巫女の血を引いてるのは一見古風だけど中盤から後半にかけてキャラを深く掘り下げる魅力。
しっかり祖母や父が瀧くんが入れ替わった三葉に気づくのもひとつのミソ。
ちゃんと物語の段階を踏みながら時が過ぎていく。

  • No.460 by 風人  2017-12-16 15:47:17 

細田守の『サマーウォーズ』『おおかみこどものあめとゆき』『バケモノの子』、新海誠の『君の名は。』。
『バケモノの子』はややちがうけど他三作品は日本の田舎を舞台にしている。描写や演出、小説の見せ方もまたちがうけどある種の共通点がある感じ。
スタジオジブリ的な田舎ともまたちがう。似てる点はあると思うけど。
『サマーウォーズ』『おおかみこどものあめとゆき』『君の名は。』がなぜ田舎を舞台にしてるかという問いかけのようにも読むことができる。
ただ『君の名は。』のうまいところは瀧くんと三葉ちゃんの三年という時間のズレ、記憶できない入れ替わり、起きてしまった現実を変えるひたむきさ。適度に十代らしい純粋さとちょっとえっちであり互いを意識する関係。これは新海誠さんの人物に対する優しさ、そしてかんたんにふたりを最後まで結ばせないというラストまでのもどかしさ(意地悪?)でしょうか。
こういうところは細田守作品の『サマーウォーズ』にもあるお祖母ちゃんが亡くなりそこを縁や所縁もない主人公がヒロインの家族一族を励まし再度奮闘する。
小説を読むと素人考えの展開を著者や作家さんはしていない。

  • No.461 by 風人  2017-12-17 08:47:12 

今年もいろいろな本を読んだけど読めてない本も多くある。
寒く涼しい時期の内に読んでおきたい。
『相棒』シリーズ『となりのトトロ』などなど。

だけど今年は『サイボーグ009 完結編』『ティターンズの旗の下に』などからけっこう読書を意識した一年。
有川浩さん筒井泰隆さんなど徐々に知らないジャンルを開拓してる感じ。

  • No.462 by 風人  2017-12-23 10:09:00 

今年は四国関係の小説をけっこう読んだ。
氷室冴子さんの『海がきこえる』有川浩さんの『こちら県庁おもてなし課』坂東真砂子さんの『死国』。
『海未がきこえる』は青春と青春の後先を追う感じ。
『こちら県庁おもてなし課』は地方田舎の高知県の観光事業を描いてあらためて地元を見直すきっかけですね。
『死国』の描き方は前二冊とは異なる四国のある種の闇や負の部分。それでいて純真なはずの幼い頃こそが実は口に出せない幼さやもどかしさから言えない本音の本心であり人生に心残りを残した死者の魂。考えさせられる物語。

  • No.463 by 風人  2017-12-25 08:02:37 

久しぶりに『怪獣学・入門』を出して読んだら金城哲夫、上原正三、市川森一三者の特撮を通して訴え伝えたい戦争中戦後あるいは正義やヒーローという存在についての概念や捉え方がちがうのが興味深くもおもしろい。
金城哲夫は博愛を『ウルトラマン』を通して伝えたものの甘えが本質にあり自己矛盾に『ウルトラセブン』に陥るウルトラシリーズのある種のむずかしさ。
上原正三は徹底して『帰ってきたウルトラマン』で東京を破壊し主人公郷秀樹は肥大した自我として書かれ演出される。
自我と社会の代弁者として怪獣側に感情移入や共感される物語としての「怪獣使いと少年」。
対して市川森一は『ウルトラマンA』で性を超越したヒーローとしてのA、対するは徹底した悪魔として書かれる敵異次元人ヤプール。ヤプールは悪魔ゆえに人間を時には主人公北斗星司を試す。
ただ『ウルトラマンA』は初志貫徹が出来ずに市川森一がメインライターを降りたものの後半に再度北斗星司に問いかける。
正義とは何か?
最終回「明日のエースは君だ!」で守るべきサイモン星人が実は敵ヤプールだったことで彼を撃つ北斗。
子どもたちの優しさを裏切る行為と知りながらヤプールを撃ちエースとして正体を明かす北斗。
子どもたちから“優しさ”を奪いエースを地球から排除するという最終回。
金城哲夫さんみたいな博愛主義的な物語はいまの時代でも出来そうだけど上原正三さんや市川森一さんみたいな怨念などを背負って書く物語はむずかしいと思える。
平成の『ウルトラマンティガ』のキリノ・マキオの回がそれらに近い印象ではあったけどさらに時代がむずかしくなる現実。

  • No.464 by 風人  2017-12-26 18:37:17 

もしも生前に市川森一氏が円谷以外に東映ヒーローモノの脚本やシリーズ担当をしてたらどんなヒーローになっていたでしょう。
例外としては『仮面ライダー』の「死神サラセニアン」の回は共同執筆かで書かれてるだけ。
『ウルトラマンA』の観念同士の戦い。『A』で市川森一先生が書かれた回は半ば子ども向けの範疇を越えてる物語。
路線変更の煽りを受けながらもA・北斗星司に十字架を背負わせようとする生きざま。
『ウルトラマンA』最終回においてAを地球から排除する目的を果たしているだけ一概にAの勝利とはいえない。
著書『私が愛したウルトラセブン』は円谷英二監督、金城哲夫、上原正三たちと共に市川森一先生が生きた青春の時代。
『私が愛した』でアンヌ役の女優交代劇は実は『ウルトラマンA』からのオマージュ。
だけどもしも東映ヒーローモノの市川先生の正義と悪の観念同士の物語をしたらとてつもなく恐ろしい物語になったかややアダルトになった可能性はある。
『仮面ライダーX』の長坂英桂先生も『X』で高年齢層を狙ったが失敗し結果的に『キカイダーシリーズ』で成功をおさめる。

  • No.465 by 風人  2017-12-29 08:43:23 

ジャンプブックスの小説『シティー・ハンター』を再読。
『シティー・ハンター』も書き手しだいで原作に近かったりハードボイルドが強めだったりあんがい作品に自由度がある作品とわかる。
遼や香、冴子などレギュラーギャラに書き手が違ってもぶれがなければ作品の雰囲気が変わらない。
同じ作品を違う作家が書いても雰囲気が違わないのは凄いこと。
似たようなのは小説『ルパン三世』でもあったけどこちら文章表現が作家ごとに異なりバラエティ豊かでしたね。

  • No.466 by 風人  2017-12-29 16:03:16 

今年最後に購入した本は『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』『相棒 season7(中)』『相棒 season8(上))の三冊。
『ガンダムシリーズ』は富野由悠季氏の文章が粗いぶん他の著者が書かれた作品の方がふつうに読みやすい。
言い方を変えたらそれだけ富野監督の文章は個性があるともいえる。
『相棒シリーズ』はseasonごとや各話ごとでかなり特徴が変わる作品。
時々だけど過去の物語とリンクしてることもある。これは長寿ドラマの利点でしょう。反面内容を覚えてないといつどの話だったかわからなくなることもある(笑)。

  • No.467 by 風人  2017-12-30 05:25:45 

小説『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』。
ブルーディスティニー2号機あっさり奪われる。
なぜにこうもガンダムタイプはあっさり奪われるのかふしぎ(笑)。
ガンダムが奪われてしまうのが半ばお約束になってるとしか思えん。

  • No.468 by 風人  2017-12-30 10:37:06 

小説『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』は『第08MS小隊』に雰囲気よく似てる。
ただ『第08MS小隊』が冒頭宇宙を舞台にし本筋の物語はずっと地球上なのに『ブルーディスティニー』は冒頭は『逆襲のシャア』から入って過去に遡り一年戦争中の物語を語り最後は再び主人公たちの現在に帰決する。
あくまで主人公は敵を敵という名の記号としてとらえてないはずが敵パイロットはあくまで人間として名乗りを上げる。
富野由悠季さん以外の宇宙世紀を舞台にした作品や小説はあくまで“戦争”の中の物語としてとらえてニュータイプなどはそっちのけなどが特徴的。
一兵士の物語を連邦ジオン共に描くことで戦争の非常さや訴えるテーマがあるという感じ。
EXAMシステム、ややもすると高性能すぎる感じもしますがそこはゲーム発からの作品ですからね(苦笑)。
ただ主人公が戦いの度に何かしら悩むのは共感する。

  • No.469 by 風人  2017-12-31 16:02:32 

小説『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』のEXAMシステム、人間より速く敵を感知するのは理解できるがパイロットの精神を乗っ取るかもしれないのは恐怖。
ましてや昨日の敵が今日の友になったからといって安易に容認できるわけがない。
理解できないシステムを搭載して仮に暴走したら味方から撃たれるかもしれないという。
EXAMシステムは後の人間を人工的なニュータイプへと変える強化人間の基礎みたいなものでしょうか。

  • No.470 by 風人  2018-01-02 13:07:23 

小説実写映画版『ガッチャマン』は実在の国名のが驚き。
アニメの『科学忍者隊ガッチャマン』ではホントアール国など架空の名称だったのに。
90年代のOVA版では70年代アニメ版を踏襲してた。
実写映画版『ガッチャマン』ではISOとギャラクターに属してる人間同士の争いをテーマにしてるんでしょうか。
ただ“ガッチャマン”の名を冠してるのは健だけでなくジョーも含まれてるのも驚き。

  • No.471 by 風人  2018-01-02 15:50:29 

小説実写映画版『ガッチャマン』では本来名字のないジュンや甚平に名字が設定され実の姉弟になってたり健とジョーがヨーロッパ時代で幼馴染み、竜にいたってはのほほんとしたキャラではあるが家族を失ってる。かなりオリジナルと違った設定。
これは『キャシャーン』も基本設定は同じながらちがう物語に実写版はなってた。
映画しかも実写という制約のなかで表現は小説読んでたら伝わる。
しかしこうも実写化したがる映画界はオリジナル作品で勝負できないのはテレビと同じになってる。
アニメや漫画の実写化は製作側は考えるべきではないだろうか。

  • No.472 by 風人  2018-01-02 19:07:40 

小説実写版『ガッチャマン』いささか物語が急すぎる感じ。
健たちがはじめは仲間意識をたいして持ってないところはある種新鮮。
シビアな雰囲気は出てる。
だけどウィルスXによって人間がベルク・カッツェになりカッツェは寿命は短く代が継承されていく。これもまあよし。
だけどあとがきで『ガッチャマン』で『スターウォーズ』をやろうというのはいささか無理がある感じ。
個人的な感想だけどアニメの実写映画化は無理あるということ。
物語がよくても映像がアニメに追いつけるかといったら追いつけない。二次元の嘘が見えてしまう。実写映画の小説(ノベライズ)ならそこは気づかなく読める。
物語自体は当初仲間意識を持たないメンバーが少しずつ後半になるにつれ各々を知り理解し“仲間となる”はよし。
南部博士の冷徹な印象もまあよし。
だけど『ガッチャマン』と認めるか否かはひとしだいでしょうね。
アニメの実写映画はむずかしい。

  • No.473 by 風人  2018-01-03 05:04:42 

実写映画化小説『ガッチャマン』は設定はいいのに設定を物語が生かしきれてない感じ。
アニメや漫画の実写映画はなぜにこうもイメージを崩すのかなと疑問。
アニメ『ガッチャマン』のオリジンが70年代、実写映画が2010年代と時代の違いもあるだろうけど日本映画界がむやみにハリウッドを意識してはコケてる感じ。
『ガッチャマン』という素材はいいのになぜという感じ。
『キャシャーン』も小説読んだけどよくわからない感じ。タツノコアニメ作品が独特な雰囲気あるんでしょうけど実写にあの雰囲気はまず持ち込めない。二次元だから生きてる。
実写映画版の小説『ガッチャマン』は設定はいいけどなんだかなという感じ。

  • No.474 by 風人  2018-01-03 09:02:12 

小説実写映画版『ガッチャマン』に恋愛要素はほぼ要らない。
恋愛を加味してるから地球を救う大前提がなくなってる。
あとがきを読んだらあの世界では「石」さえあれば誰でもガッチャマンになれるという。これは平成ウルトラマンと同じ解釈と思ってしまう。
一応小説実写映画版『ガッチャマン』で褒める点があれば個々のキャラはしっかり孤独に悩む点。ただ解決に至ってるかは疑問。
南部博士も部下であるガッチャマンを地球を救うために見捨てるという人物ではないはずなのにこの改変(改悪)はひどい。アニメ『ガッチャマン』ではシリーズ(OVA含み)通して出来た人物をあんな風に書き手の方が解釈するのは理解できない。
実写映画化が難しいのは理解できるけど作品の解釈はひどい。

  • No.475 by 風人  2018-01-03 10:48:43 

実写映画小説でおもしろいといえるのは少ないですね。
個人的には『三丁目の夕日』シリーズ、ただしこれは映画版というより漫画のオムニバスを小説にした感じで原作寄り。映画とはちがう。
『パトレイバー THE next generation』これは三巻までしか読めてないけど初代の野明たちにくらべたら物語にハデさやコミカルさは一見少ない。
だけど“なにかを喪失した時代や若者たち”という点では共感がある作品。喪失しながらもそこに何かを見出だそうとする人物たち。

  • No.476 by 風人  2018-01-03 16:07:59 

実写映画小説版『ガッチャマン』の設定の多くは映画を見たであろう人たちにたぶん伝わってないでしょうね。
恋愛要素を仮によしとしてもアクションとSF活劇にしないとビジュアルインパクトとして成り立たない。
アニメ『ガッチャマン』においては当初は子供向けゆえにアクションとメカ描写に集中されましたが徐々に高年齢層の視聴者(特に女性層に人気を博し)が出来たことで一躍タツノコヒーロー作品は東映動画作品などと一線を画すことになる。
実写映画小説『ガッチャマン』で総裁Xはよく読んだらまったく出てこない代わりに人間をベルク・カッツェに変えるウィルスXが総裁Xの代わりでしょうか?
なんともその辺の説明も曖昧。
はじめ「GP計画」が何なのかなと思ったらゴッドフェニックスのことと後にわかる。ちょっとわかりづらい。
アクション活劇にした方が違和感なく作れたり見れたんじゃないでしょうか。
アニメや漫画の実写映画のむずかしさが逆に伝わる実写映画小説『ガッチャマン』……orz。

  • No.477 by 風人  2018-01-04 05:17:48 

実写映画版小説『ガッチャマン』の世界は日本を中心としアメリカに反発を持たれた国家間というのがまずあり得ない。
読み直したらまんま『トップをねらえ!』みたいでおいおいと内心ツッコミしてしまった。
実写映画の『ガッチャマン』の発想は『トップをねらえ!』。
日本が世界の中心になるなんてこと自体あり得ないorz。
ISO国際科学技術庁の支部が日本にあるというのも違和感。
実写映画『ガッチャマン』は設定と描写が画と合致してないのが致命的欠陥。
アニメ第一話の「ガッチャマン対タートルキング」のあのスピード感や躍動感、一言一言であらわす人物描写が実写映画版には皮肉なことにない。
ジョーの復讐が両親への感情からではなく恋愛になってる時点でジョーはこんなキャラだった?と解離してる。
あと国際科学技術庁の南部博士とカークランド博士の権力争いもアニメにもなかったでしょう。
書き手の方が書きたいことはわかるけどただアクション主体のヒーローモノには不要な要素。
人物、世界観、設定などはいいのに満足に生かしきった感は残念ながらない(>_<)。
90年代のOVA版およびOVA版小説の『ガッチャマン』の方がまだリアリティかつ見ごたえ読みごたえあると思う。
この作品も表面だけなぞっただけと酷評な点はありましたが。
『ガッチャマン』という作品のむずかしさでしょうか。

  • No.478 by 風人  2018-01-04 17:40:22 

AI(人工知能)が小説を書くという話題去年ありましたね。
だけど人間よりも面白い創作的な表現や文章ができるかは疑問。人間とAIが仮に同じ発想や飛躍した考えなどあっても方向性はちがうと思う。創作や文章表現も同じ。
人間みたいな閃きや発想の飛躍はまだまだできないんじゃないかと思う。
小説や物語は文章表現で伝わるもの。

  • No.479 by 風人  2018-01-05 05:09:34 

日本が世界の中心になってるのは私が読んだ限り『トップをねらえ!』と『ゴジラvsキングギドラ』でしょうか。
だけど現実に考えて日本はリーダーシップを取りたい国ではあろうけど結局はアメリカに追従する国でしかない。
リーダーになりたい思想は政府内や与野党内にたぶんにあるでしょう。だけど現実に可能なわけない。
朝日ソノラマ文庫の横山光輝原作の小説『マーズ』これも途中までは地球が救われるか、と期待を持たせながらぎりぎりのところで日本政府あるいは与党幹部が己たちだけの利を考えたせいでマーズとガイアーの命を絶ってしまう愚かさ。それによりラストは地球が原作通りに爆発。
広い宇宙的視野や思考が持てない人間である限りは地球に危機が訪れることを示唆されてるようでこわい作品。

  • No.480 by 風人  2018-01-06 05:47:20 

実写映画版小説『ガッチャマン』再読してるがいまいち理解に苦しむ作品。
ISO東アジア支部が日本にあるのはよしとしよう。ただそのわりにガッチャマンたちの活躍に緊迫感や緊張感に欠けるのが目立つ。
これならアニメやOVA同様に要人誘拐や暗殺した物語の方が世界観に緊張感与えると思う。
もちろん東京という都心が危機に追いやられることでの心理的ダメージはあるんだろうけどなぜギャラクターは南部博士を狙わない?
旧作アニメではたびたび科学忍者隊を欺き攻撃を南部博士にすることもあったのに。
南部博士が堂々と表に出ているならたとえワナであってもギャラクターは誘拐や暗殺を試みる組織それこそ悪の華を咲かす一手にするはず。
実写映画版小説『ガッチャマン』の敵味方双方が何がしたいのが実にわからない作品。

  • No.481 by 風人  2018-01-06 17:22:46 

実写映画小説『ガッチャマン』、本来ガッチャマンはマクロな世界のなかで組織や個人の思惑、感情気持ちが複雑に絡み合う世界と思う。
そこに頑ななまでの健の意固地なまでの真面目さ、ジョーの(両親を殺した相手=カッツェ)復讐、ジュンの不器用ながら健への想い、甚平の無邪気ななかに隠れた孤児としての寂しさ、竜は一見のんきに見えながらも唯一メンバー内で家族があるという一途な純粋な思い。
南部博士もまたそんな彼らを従わせ戦いに赴かせながらも時に葛藤し悩み特に健については亡くなったはずの父親がレッドインパルスとして諜報に活躍し時に相容れない存在やライバル、また共闘する互いの関係の複雑さ。
南部博士はギャラクターから地球を救いたい一心を才能からすべてを心血を注ぐ愚直なまでの真っ直ぐさ。
これに対するのはベルク・カッツェ。彼ないし彼女は総裁Xへの愛情や信頼こそがカッツェの唯一の生ある悦び。そして科学忍者隊に苦渋を舐めさせられながらも何度も挑む指揮官らしさ。
だけど実写映画小説『ガッチャマン』にはそれらの長所も短所も失礼ながらすべてなくしてる感じ。

  • No.482 by 風人  2018-01-07 06:21:31 

実写映画小説『ガッチャマン』はよく読むと要所要所がおかしい。
科学忍者隊がゴッドフェニックスに乗るにしても本来これはアニメならばレッドインパルスが倒れと云々くらいの説得力があって然るべき点。
ゴッドフェニックスの補助武装にバードミサイルというのもおかしな点。
本来忍者隊は諜報任務を主とし戦いはあくまで最後の手段。
あとがきにはレッドインパルスについて触れらてましたが本編では触れられてない。あるはずの設定が本編で語られてない煮つめの甘さ。
一行や一文でも語られてるならともかくいくつか明らかに語られるべきことが語られてない。
人物が仲間意識を持ってないとありながらあまりに健たちが自分の感情や気持ちでしか動いてないプロ意識に欠ける。兵士であるならそこはプロ意識を持つべき。
肝心なところが欠けてる作品。
オリジナルアニメ作品において科学忍者隊のメンバーはけっして完璧ではない。皆どこか欠けていびつに育ちながらも若者らしくまっすぐ生きようと戦う。
なぜ実写映画小説版にそれがないのか……。

  • No.483 by 風人  2018-01-07 18:44:29 

小説『君の名は。』で好きな場面は瀧くんが三葉を探しにいこうとし司や奥寺先輩とあちこちいくなかラーメン屋でようやく糸守町と知るところ。
ラーメン屋の主人と奥さんがいたから瀧くんは糸守町にいくことができる。
なにげにラーメン屋の夫婦がいなかったら瀧くんは糸守町という名前を思い出さない。
またさりげなくラーメン屋の主人が瀧くんをいまはない糸守町にまで案内してくれたりさりげなく町のことを語り伝える。
出番は少ないけどラーメン屋の夫婦さん何気なく好きな人物。

  • No.484 by 風人  2018-01-16 05:07:14 

昨年はいろいろ多くの本を購入し読めたが(未読もあり)今年はいまのところないですね。
明けて二週間ですからね。読みたい本のなかに文庫化にいたってない作品もあるでしょうね。

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