風人 2016-04-04 04:41:02 |
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小説『サイボーグ009 完結編』。
この物語を読むと人間の持つ善悪いうのを考えさせられる。
なかにはキリストや仏陀みたいな人もいるかもしれないが少数。
善と悪が内にせめぎあうから人間。
ただ“神”に滅ぼされるもしくは“悪”の欲望のままであっても滅ぶ、というのはギリギリまで救いがない。
“神”の内に入り込み勝機を掴む。
ラストの青い地球が一度ヌルリとなりそこに何もない灰色の惑星が現れる描写はさながら星の“死”を見る感じ。
横山光輝さんの小説OVA『マーズ』の地球爆発はあっけないが、ヌルリとなる描写も読むたびに何か考えさせられる。
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