貴方と本の出逢い

貴方と本の出逢い

風人  2016-04-04 04:41:02 
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古典文学、ライトノベル、ノベライズ、ベストセラーあるいはあまり人に多く知られてない本などあると思います。
あなたが本を読むきっかけや感動した一冊、人生を変えた本などをご紹介ください。
ただし漫画はご遠慮ください×。

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  • No.396 by 風人  2017-08-28 10:57:34 

小説『未来少年コナン』調べたら四巻構成。
竹書房の世界名作劇場の本が一冊で完結してるのに比べたらちょっと長い。
だけど『未来少年コナン』は古きよきアニメ時代の面影はなにかしらいいものがある。

  • No.397 by 風人  2017-08-28 20:14:54 

小説『サイボーグ009 完結編』、それぞれの個々の章のひとりひとり皆何かしらかつての戦いから自分だけの哲学(みたいなの)はあるみたい。
001イワンに限ってはギルモア博士の代弁だけど。
ジェット・リンクは探偵をしながらウェストサイド物語や不良のようにグレながら、フランソワーズはバレエ劇を通してサイボーグとなった自らと架空の劇物語を通し、ハインリッヒは過去と向き合い、ジェロニモは文明社会に侵され破壊されてゆく自然や滅びゆく部族を通し、張々湖は己が求める食を通しチベットにある宗教や国の対立から彼もまた自らの過去と向き合う。
ブリテンの章はフランソワーズの章に似ながらもこちらはバレエではなく演劇や役者という形でブリテンは語る。
9人それぞれにサイボーグに改造された経緯や過去と向き合いながら個々の哲学を持つ。
ブリテンはかつてのブラックゴースト(黒い幽霊団)との戦いをフィクションのように活劇として充実しながらも敵とはいえひとを殺める行為は胸に残っている。
この辺は単純な正義に書いてないのが石ノ森先生と息子丈氏らしさでもある。
“正義”について問う問われるは石ノ森作品は多々ある。

  • No.398 by 風人  2017-08-29 06:20:17 

『未来少年コナン』のダイスは憎めない悪役ですね。
当初はラナに憎まれてますけど。ジムシーは比較的に早くに彼女に理解されてる。
コナンの馬鹿力は小説でも遺憾なく発揮されてるの伝わる。
インダストリアの文明人と残され島で育ったコナンの違いもあるんでしょう。
見方を変えればコナンの生き方は自然な人ね生き方かもしれない。

  • No.399 by 風人  2017-08-29 13:39:49 

北朝鮮のミサイル発射怖い。
90年代に制作されるもOVAで未完に終わった亡き横山光輝氏の『マーズ』。
この小説版はちゃんと完結で終わってるんだけどマーズの動向、監視人、神体の存在と共に断片的ながらこの作品に北朝鮮もちょこちょこ世界情勢に関わりを持つ。
日本やアメリカが監視人と神体を相手にしてるか最中にも世界情勢が皮肉にも緊張化していく。
『マーズ』はフィクションだけど世界情勢の緊張化は怖い。

  • No.400 by 風人  2017-08-30 05:51:41 

学生時代は読書感想文はいやでしたけど大人になったいま本を読むこと多い。
テレビ番組がつまらなかったり元気がないのもあるけど小説や物語、いろいろな考察本やカルチャー本などいろいろ読んでる。
本を読むということが若い頃に形成されてたの実感する。

  • No.401 by 風人  2017-08-30 06:08:38 

小説『未来少年コナン』も一度は世界が滅びた世界。
もしもだけど現代文明も一度(あるいは複数)は滅びた文明の後に成り立ってるんでしょうね。
古代文明が滅びてるのは歴史が証明してる。
現代文明もいつかはいずれそうなる可能性は秘めている。
『未来少年コナン』でおじいとコナンが生存者がふたりだけと思っていたらラナが流れ着いたことで他にも生きている人間の存在が明らかになる。
おじいはコナンを思い亡くなる。
小説一巻を読んだけどインダストリアとハイハーバーの存在、そして過去の太陽エネルギーの悪用をしようとするレプカ。
人間がいつの時代も変わらず野心野望を秘めた人間もまたいるということ。

  • No.402 by 風人  2017-08-30 07:38:49 

若い頃に立ち読み程度だけど謎の文明本やオーパーツ関係などほんの少し読んだことはある。
だけど本気にはしなかった方かな、私は。
だけど『未来少年コナン』などのフィクションの物語を読むと作り手にも何かしら荒廃あるいは一度滅びた世界からやり直そうとする主人公や人間たち。
もしかしたら現代文明もそういう積み重ねがあったのかもしれない。

  • No.403 by 風人  2017-08-31 20:24:54 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻、008ピュンマの章もまた興味深い。
ピュンマは深海調査へ、彼の友人ボーマンはNASAの宇宙飛行士として火星有人探査へ。
ボーマンたち四人の宇宙飛行士の役割は『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタディ』の主人公たちにも似る。
現実においてNASAが地球外生命体や文明の存在を認知してるか否かはともかく008ピュンマの章は『ゴースト・オブ・イエスタディ』同様に急速にSFらしさを帯びてくる。
001イワンから007ブリテンまでは各々が“神”や“天使”あるいは幽霊や未知なる存在を母国や近いところで接近する。
ピュンマの場合は改造された身体を船長や船員たちに秘密にしながらも深海に潜ってゆく。
ボーマンと密かに連絡を取りながら火星探査と深海調査とまったくふたつの異なる筋道がひとつに重なるというふしぎかつ壮大な物語になる展開。
ピュンマの章で後の三巻に繋がる伏線が少し明確に見えてもくる。
亡き石ノ森先生も息子丈氏の発想や考え方が才能あるひとというのがうかがえる。

  • No.404 by 風人  2017-09-01 05:53:06 

地球外文明や生命体などはアメリカ、ロシアなど大国は何かしら知ってると思う。
日本は先進諸国のひとつにも関わらず大国からは知らされてないと思う。
現実もフィクションも。
小説『サイボーグ009 完結編』008ピュンマの章、深海のピラミッドと火星文明ここから急にスケールが大きくなる。
深海のピラミッド、これは『旧仮面ライダーSpirits』でも用いられた手法。
亡き石ノ森先生の飛び抜けた発想やSF的が読み取れる。

  • No.405 by 風人  2017-09-02 08:47:27 

“神”についてはいないとはいえないのが現状。
なんだかんだで神道や宗教なども古来からあり敬い慕い崇めてきた。ただ現代は科学文明がそれに代わる点もある。
だけど作家さんが“神”に焦点を当てるのもひとつ。
生き方や医療だったりどの世界にもいろいろな神さまがいるのかもしれない。
海堂尊先生の『ジェネラル・ルージュの凱旋』『同・伝説』においても速水先生は黒崎教授が一時であるにせよ彼が医療の、あるいは救急の神に選ばれた人物であることは不本意の意思を見せながらも認めている。
もっとも速水先生が医療の神さまに選ばれたとしても恋愛については疎かったり鈍感だったりで必ずしも完全完璧ではなく少し抜けたところがある。
『桜宮サーガ』は現実に即した医療小説だけど現実よりほんの少し先を書いてたり示唆をしている。
現実に近い世界がある。
作家は何かしら己の哲学を構築しながら“神”に挑むのかましれない。

  • No.406 by 風人  2017-09-02 19:41:46 

小説『サイボーグ009 Conclusion 完結編 GOD’S WAR』一巻二巻、あらためて読むと9人のサイボーグ戦士(とギルモア博士)にコンタクトしてる“神”もしくは“天使”と呼ばれる存在はあまりに脅威的かつ残酷すぎる。
フランソワーズ、ハインリッヒ、ジェロニモ、ブリテンそしてジョーたちが知り合った者たちは別人のようになりジョーが知った翡翠は詩織や父親鏑矢教授などに牙を向く。
共通してるのは別人のように彼や彼女たちはなってしまうこと。そして9人の00ナンバーそれぞれにコンタクトし本意かどうかは別にして敵にしたくない意思を伝えてる。
ただ“神”のおこなってることにしてはすでに残酷なことをしてるとあらためて知らされる。
何者かに乗っ取られた翡翠は“悪の根絶”とジョーに伝える。
この“悪”という表現や存在が00ナンバーのサイボーグとギルモア博士と共に読者に様々な形で訴えかけるのが三巻。
“悪”や“善”を考えてしまうシリーズ。

  • No.407 by 風人  2017-09-03 06:12:44 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻になると物語は加速度的に展開する。
それまでは個々に活躍してた00ナンバーたちがジョー、ギルモア博士、イワンのいる日本に集結し凄惨な敗北、イワンの覚醒による救出。
敗北によるギルモア博士の再改造による強化、葛藤や苦しみ、いちおうの勝利……。
だけどその勝利やわずかな平和なひとときでさえも偽りであるという。
“神”による精神攻撃による00ナンバーたちの善悪の狭間、暴走、狂気……。
結果的に001イワンにより再度の覚醒により救われる。
だけど世界の多くの人々が“神”により苦しめられている。世界的全面戦争にならないものの緊張状態を強いられる。
なんとなく現在のアメリカと北朝鮮の関係に似てるとしたらちょっと怖いかもしれない。
“神”に再び立ち向かう00ナンバーサイボーグたち。
ここから一巻二巻の“神”とのコンタクト、三巻での世界規模の“神”によりおこなわれてた真相が残酷かつ無慈悲に明らかになる……。

  • No.408 by 風人  2017-09-03 18:44:18 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻、突然裏切る008ピュンマ。
読んだ当初は損な役割かと思えばギリギリまで“神”に裏切りの真相を知られまいとする。
裏切ったと00サイボーグと読者を思わせながら最後まで死にもの狂いで00サイボーグたちに伝言を託す。
みな“神”になす術もなくやられていく描写は三巻前半もとんでもないけど後半がさらに熾烈を極める。
ギルモア博士もまた裏切ったと見せかけながら死を覚悟する。
ジョーはギルモア博士から聞いた石ノ森先生の生きざまを“神”との戦いに重ね合わせながら戦う場面の描写は涙出そう。
あとがきをちらっと読んだが奇跡とも言えるような偶然が重なってる。
“神さま”がそうしたのか亡き石ノ森先生の思いを神が叶えたのか。それはわからない。
だけど“思い”がつなげたんでしょう。

  • No.409 by 風人  2017-09-04 05:03:10 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』のあとがきで生前、石ノ森先生が『天使編』『神々の戦い編』でなぜ二度も休載や停止をしたかの経緯が書かれている。
安易な展開やラストを求めたくはなかった、または根底にある人間の善悪を描きたかったかともある。
作家としてはどこかに着地点を置きたかったかも知れないけどそれは俯瞰でしかないのかも。
善悪というのは石ノ森作品においては『キカイダー』が善悪で悩まされたり『009』や『仮面ライダー』における未来永劫終わらない善悪の戦い、ミクロマクロどちらにも存在している。
小説『009』三巻において神との戦いで一時、勝利と平穏を手にした00サイボーグたちは精神攻撃により悪の誘惑に駆られる。これは『キカイダー』のギルの笛や悪と化した仮面ライダー(ショッカーライダーやシャドームーンなど)と同じかもしくは似て非なる点もあるが。
00サイボーグは人間に近い存在であるが故というのもあるかも知れない。
悪の誘惑や狂気に駆られるのは00サイボーグにそれまで市民たちへの精神攻撃と同じと考えるべきでしょう。
だけど001イワンにより事の真相を知る。
“神”の行う決断とはいえそこにはふつうに生きる人々もいる。“悪”である人間もしくは“悪魔”であっても良心や善の心が皆無であるわけではない。
00サイボーグたちは自分たちがすでに人間ではないかも知れないが人の心を持ってるからわかるものがある。
ギリギリの境界線に立たす。

  • No.410 by 風人  2017-09-04 10:46:12 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻。
すべては別次元の者たちが引き起こし“悪”と称する(称された)者たちを滅ぼすための“神”“天使”の行為だった。
この大どんでん返しをあらためて読むと恐ろしいこと善悪どちらの存在にせよ命の存在のはずなのに“神”たちの行為に地球ごと滅ぼされるかもしれない神の傲慢さ。
人間の肉体の内に善悪としての天使悪魔の良心邪心が存在する。
だけど年々、悪の側の波動が強くなっていくことに“神”たちは懸念した。その結果地球ごと葬りさろうとする。
だけど悪である側もまた生きとし生ける者。
超過去において天使たちが住まう世界に悪の者たちが生まれてしまったの悲劇。
そのために青い星地球が作られ人間が作られ肉体がのなかに天使である良心、悪魔である邪心が住まうようになり寿命が尽きたらもとの世界に戻るという……。
だけど人間を滅ぼしたら生命が生まれた時から未来までの限りない時間を否定することに他ならない。たとえ人間の内に“悪”が潜んでも。
またすべての人間が“悪”でもないというのがむずかしいところ。
堂々巡りな禅問答みたいなところになりそう。
だけど人間を愛する00サイボーグたち……。
ひとつはここに結実する物語……。

  • No.411 by 風人  2017-09-11 05:37:02 

小説『サイボーグ009 完結編』。
この物語を読むと人間の持つ善悪いうのを考えさせられる。
なかにはキリストや仏陀みたいな人もいるかもしれないが少数。
善と悪が内にせめぎあうから人間。
ただ“神”に滅ぼされるもしくは“悪”の欲望のままであっても滅ぶ、というのはギリギリまで救いがない。
“神”の内に入り込み勝機を掴む。
ラストの青い地球が一度ヌルリとなりそこに何もない灰色の惑星が現れる描写はさながら星の“死”を見る感じ。
横山光輝さんの小説OVA『マーズ』の地球爆発はあっけないが、ヌルリとなる描写も読むたびに何か考えさせられる。

  • No.412 by 風人  2017-09-11 08:40:54 

小説『サイボーグ009 完結編』9人の章をそれぞれ思い返すと必ずしも9つの物語に現れたのはみな“神”だけではなかったとも思える。
明らかに“悪魔”あるいはは“悪”の側とも思える存在も彼らにコンタクトをしていた。
だけど“神”も“悪”も00サイボーグを敵に回したくない最低限かつぎりぎりのコンタクトをし動向をうかがっていたとも取れる。
それだけの存在という認識が彼らの側にもあったかもしれない。
“悪”の側は深読みかもしれないけど黒い幽霊団(ブラックゴースト)などを率いてた者たちの言葉だったかもしれない。
敵であってもなお敵に回したくない存在。
『仮面ライダー』などと同様に“親殺し”がつきまとう。小説『009』に限っては善悪に関係なく心は生まれもった存在。
自分の内にありなおかつ他人の内側にある心。
有形でありまた無形。
見えない心の存在だけど如何様にも具現化することもある。
“神”や“悪魔”の姿を取るもしくはそう見えるのも心の在り方しだい。
小説『009』はあとがきを含めて亡き石ノ森先生が到達したひとつの哲学にさえ思える。

  • No.413 by 風人  2017-09-12 14:40:21 

落語はお題をあたまに浮かべる想像力が大事。
Eテレ『落語 THE movie』この番組は映像をつけて演出があるからより際立つ。
落語も歌舞伎同様に歴史劇だったり創作劇、そこに笑いを付け加えほうり込む。
土曜早朝に放送されてるのは寝ぼけながら見てるというよりは聞いてる。
ドラマおよび小説『相棒』では杉下右京が趣味にしているというのが物語になりいま私が落語に興味を持つきっかけになった。

  • No.414 by 風人  2017-09-12 15:55:45 

『落語 THE movie』でお題「あたま山」は放送したでしょうか?
お題自体がシュールに笑いを誘う。
むかしからそういうネタは受ける受けないに関係なくあったでしょうね。
同じ江戸時代でも三百年近い歴史あるから流行もその都度あったと思う。
明治になって西洋文化が入り外国人も落語を知る。
『落語 THE movie』の映像化はひとつの現代文化のあらわれ。
アニメ「あたま山」もそのひとつ。

  • No.415 by 風人  2017-09-13 06:56:36 

宮崎駿が若かりし頃に『未来少年コナン』や『ルパン三世(新)』そして『天空の城ラピュタ』などで権力者を相手に戦争根絶というのはひとつの願いだったんでしょう。
『コナン』や『ラピュタ』はその面影がよく残る。
『コナン』のギガントは物語早くから登場するも起動するのは終盤、だけどコナンやラナ、仲間になったモンスリーやダイスが奮闘してゆく。
『ラピュタ』でも天の雷を操るムスカをシータとパズーが打倒してゆく。
だけど権力者を倒しても国家や政府は依然と存在する。
そこで宮崎駿はつまずいたんでしょう。
『紅の豚』でもポルコや空賊たちは自由に振るまい生きながらも国家や時代の波はそばにある。
いまの北朝鮮がさながら『コナン』のレプカのようかもしれない。
だけど『もののけ姫』にも直接に関わりは少ないけど帝(天皇?)という国家や国家形成の波は少なからずあった。
時代からは逃れられないかもしれない。

  • No.416 by 風人  2017-09-17 05:43:17 

アニメ「ザ・リフレクション」、アメコミの雰囲気を的確に伝えてる雰囲気ある作品。
この作品を見て『アベンジャーズ』の小説を読んでみたい感じ。

  • No.417 by 風人  2017-09-17 19:06:15 

もうすぐ終わる朝ドラ『ひょっこ』は『三丁目の夕日』と時代が重なる。
必ずしも時代が豊かになっても就職難の人たちはいたということ。
小説『三丁目の夕日』の六さんも映画の六ちゃん同様に苦労しながら健気にひたむきに生きていく。
『ひょっこ』の有村架純さん演じるヒロインたちは就職した先がやむなく倒産しながらそれぞれの道を歩いていく。
日本人が前向きな時代だから光りや輝きを失わなかった時代かもしれない。

  • No.418 by 風人  2017-09-20 19:10:52 

小説『サイボーグ009 完結編 GOD’S WAR conclusion』では張々湖の章でイエティが出てくる。
ネタバレになりますが、イエティは“神’や“悪魔”同様に別次元別宇宙の住人であると明らかになり“神”が“悪魔”を地球に流刑した際に巻き添えをくった別宇宙の人類(?)とされるらしい。
ただ作品中では張々湖の章ではラストに彼に何か伝えそうな場面で終わり最終巻では張々湖とジョーを助けるために現れる存在となってる。
UMAが別次元の存在という可能性も否めないかもしれないですね。

  • No.419 by 風人  2017-09-22 18:19:48 

来週は『天空の城ラピュタ』が放送。
今年は小説『天空の城ラピュタ』『海がきこえる』『魔女の宅急便』『未来少年コナン』などジブリや宮崎駿氏が関わった小説を読んでる。
小説『ラピュタ』はアニメでは語られてない物語の前後の描写や時代背景など面白く読める。
映像ではわかりにくい心理心情描写も小説の醍醐味。

  • No.420 by 風人  2017-09-23 08:30:49 

小説『天空の城ラピュタ』は冒頭のパズー、シータ、ドーラたち空賊たちの背景が若干書かれているので物語に厚みがある。
パズーの生い立ちや鉱山の経済状況、シータのひとり生きている姿、ドーラが息子たちに悪態をつきながらも母親として心配する姿、暗躍するムスカの非情さ。
この辺は小説ならでは。

  • No.421 by 風人  2017-09-26 18:28:16 

小説『天空の城ラピュタ』丁寧に読むとまた内容がよくわかる。
要塞に捕らえられたシータの心情、おばあさまから教えられた魔法の言葉(呪文)で動き出すロボット、ドーラと共に救出に向かうパズー。
要塞から救出しようと手を伸ばすパズー、気を失うドーラおばさん。だけど気を失っても操縦レバーを離さないところにドーラおばさんの空賊の強い意思が垣間見える。
その後はロボットはゴリアテからの砲撃で倒されるもシータを無事救出。
ドーラたちの移動アジトであるタイガーモス号を見てパズーは実は少しがっかりしてるとも小説にある。
ゴリアテをシータ救出の最中に見てたであろうことを考えたら納得もいくけど(苦笑)。
ただタイガーモス号は劇中ではゴリアテにできない航行をしてるしラピュタを守る巨大な雲のなかでも場面が少ないなか飛行機らしい動きもまた見せている。見せ場がないわけではない。

  • No.422 by 風人  2017-09-27 17:04:57 

小説『天空の城ラピュタ』、ラピュタを守る“竜の巣”に遭遇するところはひとつのクライマックスな場面。
この場面の前にシータが「ラピュタが見つからなければいい」といままで隠してた本心をパズーに告白する。
だけど「飛行技術が進歩してるからいつかはラピュタが見つかってしまう」と言うパズー。
すでにゴリアテの存在がそれをあらわしてるから皮肉なもの。仮にゴリアテや将軍、ムスカたちを退いてもまた次の誰かが出てくることを示唆する。
“竜の巣”を前にしてるパズーはドーラ一家の力を借りてるのはやむをえないけどそれでも少しずつ少年から男になろうとしている成長の兆しや片鱗。
だけどこの成長の兆しや片鱗は現実はむずかしい。
殻を破るのはたいへんな世の中。

  • No.423 by 風人  2017-09-28 06:37:23 

小説『天空の城ラピュタ』、たしかにラピュタ自体は宝の城ではなかったかもしれない天空から地上をラピュタ人が支配してた歴史もあったかもしれない。
もととなった『ガリバー旅行記』ではスフィフトが当時の世相ををもとにラピュタが科学文明の象徴であると同時にいきすぎた科学文明に警鐘を鳴らしていた。
だけど『ラピュタ』においてはムスカは得体のしれない疫病が流行りラピュタ人は地上に住む場所を求めた。いかなる疫病だったはわからない。
たぶんに自然発生的に生み出された疫病であり自然からの警告だったかもしれない。深読みですが。
ラピュタ人とて人間、その中に邪な考えを持つ者がいたとしてもふしぎではない。ムスカはシータ同様にラピュタ人から枝分かれした一族のひとつとされてる。
作品中にはシータとムスカのふたりしかラピュタ人の生き残りは出てきてないけどおそらく他に細々と生きてる人物もいる可能性はある。

  • No.424 by 風人  2017-10-04 14:03:30 

小説『アベンジャーズ』を購入。
比較的映画版が面白かったですからね。『アイアンマン』が先行した形になりそれに連なる形の映画や小説化。
異なるヒーローたちが悪に立ち向かう構図は平成ライダー小説だと『ディケイド』や『鎧武』が近い感じかな。
『アベンジャーズ』ではアイアンマンがオッサンヒーローで渋いところがいい。

  • No.425 by 風人  2017-10-04 19:10:38 

小説『アベンジャーズ』、キャプテンアメリカをはじめとするそれぞれの主人公の物語を語りながらアベンジャーズが集結していく形。
キャプテンアメリカのスティーブは戦争中とはいえ悲劇の顛末、ハルクの誕生は凄まじいもの、そしてアイアンマンのトニー・スターク。
トニーもまた戦争の負の部分を自覚しアイアンマンを開発し正義に目覚めていく。
ソーは異世界の住人ということで背景が皆と違う。これもまた人類側とわかり合えない悲劇といえる。
アメリカンヒーローもまた日本のヒーロー同様に悲劇を背負いながら戦いにのぞんでいく。

  • No.426 by 風人  2017-10-05 16:26:51 

小説『アベンジャーズ』キャプテンアメリカのスティーブとアイアンマンのトニー・スタークは互いに相反しながら認めあってる(?)。互いに浅からぬ関係。
トニーの先祖がスティーブと過去に関係があり、トニーにとってもキャプテンアメリカは心のヒーローでもある。
ただ性格がかたやキャプテンアメリカのスティーブは堅物、アイアンマンのトニーは現代的に砕けてるタイプ。
ソーは異世界の人物ゆえに他の皆といきさつが異なりひとり正義に燃える。後に理解は示す。
フューリーやコールソンはヒーローではなく政府所属の人物だがヒーローたちをまとめる立場にいて支える。
キャプテンアメリカのスティーブはアメリカの歴史を背負ってる雰囲気ある。アメリカ人らしからぬ堅物でもある(苦笑)。
トニーの方が現代的すぎる。ただアイアンマン誕生の背景にも戦争があるというのはキャプテンアメリカと同様。
戦争の影が現代にちらつく。ちゃんと現実につながることを意識させる作品。

  • No.427 by 風人  2017-10-06 07:35:00 

小説『仮面ライダークウガ』新たなグロンギの活動とかつての邂逅。
あらためて読むと一条と刑事になった実加がかつての一条と五代雄介を彷彿させもする。
過去と重なるように荒川先生は物語をつくっている。
一方で『クウガ』が警察の物語である。刑事や警官が“ひとりの人間”であることを書いている。
同時に人間を取り戻しているであろうクウガ・五代への思い。
人間を捨てたはずのグロンギが逆に人間社会に溶け込むことで彼らの恐怖が読者の精神に冷たいものを感じさせる。
『クウガ』の小説で書かれているのは“人間”かもしれないですね。

  • No.428 by 風人  2017-10-07 19:32:14 

小説『仮面ライダークウガ』で恐ろしいのはアイドルや政治家としてグロンギが違和感なく人間社会に溶け込む点。
またこの点は二人目のクウガとしてアークルのベルトを手にした夏目実加にもいえる。
刑事や相棒として一条刑事に接し事件に関わり一警察官やひとりの人間として葛藤し悩みながらもネットで報じられた“未確認生命体2号”を一条刑事に伝えることで自らが暗に二人目のクウガとして伝えてる(らしい)が一条刑事が不器用や堅物なために終盤まで伝わらない。
実加に人間性を失わせたいためというのも本作のテーマ。

  • No.429 by 風人  2017-10-08 05:04:03 

小説『仮面ライダークウガ』の最後の章で書かれてるのは“笑顔”。
実はグロンギだった政治家郷原、生きていたバラのタトゥの女。
人間社会に溶け込む恐ろしさ。
ぎりぎりまで五代に頼らないとする一条刑事の思い、白から赤にならないことに悩む実加。
事の真相が本作品はぎりぎりまで明らかにならないというのは二時間サスペンスにも通じる。
実加の発言の節々や行動の妙さは暗に自分が二人目のクウガと一条刑事に伝えてるはずが伝わらないむずかしさ。

  • No.430 by 風人  2017-10-09 06:40:41 

小説『仮面ライダークウガ』五代雄介はラストぎりぎりまで現れないところがテレビ版を彷彿させる。
特撮ドラマなのに『クウガ』は当時としては斬新かつリアルな演出を求めた作品。
小説版は見事にそれを継承している。一条刑事たちは二時間サスペンスのように真犯人を追い詰めながらも爪の甘さや後手にまわることか遅れがある。
郷原ことグロンギのライオが実加が変身したクウガに言う。後の震災や原発事故などを彼女の父親はダグバに殺されたことで悲劇を見なくてすんだと。ある意味しあわせだと。
結果的に実加クウガが暴走しかかったところへ颯爽と五代クウガが現れ救出する。
直接一条刑事や読者の我々は五代雄介が実加を説得するのはあくまで書き手の荒川先生からの言葉でもある。言葉にならない(聞こえない)説得の場面。
グロンギを倒すために人間性を失うことの愚かさ、正義のための暴力とはいえそれもまた暴力というヒーローモノのある種の矛盾。
一条刑事は五代雄介との再会に喜びあるものの彼を再び戦いの場に戻したことへの悔やみ。
五代雄介はそういういろいろな意味では意味と矛盾を背負った存在。
しかしライオの行動は許すわけにはいかない。仮面の下にたぶん涙を流しながら戦う五代クウガ。
ライオのゲゲルによって瞬間的であるにせよ多くの人たちが亡くなる様子は残酷。
“笑顔”になりたい人たちを弱くなったと称するライオ郷原、五代の“笑顔”を取り戻したい一条。同じ笑顔でもまったく受け取り方がちがうというのもひとつのこわさ。
小説『クウガ』は多くのテーマが盛り込まれている。

  • No.431 by 風人  2017-10-13 16:03:36 

講談社キャラクター文庫『仮面ライダーW 〜Zを受け継ぐ者〜』、『仮面ライダーフォーゼ 〜天・高卒・業〜』を購入。
『W』以降のライダーは架空の都市を舞台に活躍してるからそのぶんコンパクトといえる。
以前に『オーズ』『鎧武』の小説は読んだけど雰囲気は平成二期は似ている感じ。
『W』はハーフボイルドな探偵、なかなかハードボイルドではない(笑)。
小説『W』はフィリップが風邪を引いた翔太郎に代わり彼が翔太郎を名乗って依頼主と会ってましたね。
冒頭のサイクロンジョーカーの次にファングジョーカーが活躍してる。

  • No.432 by 風人  2017-10-14 05:27:00 

小説『仮面ライダーW 〜Zを受け継ぐ者〜』。
著者の三条陸先生の個性、『W』の作風がよく出てる。
あえて翔太郎を風邪でダウンさせフィリップくんが翔太郎として“探偵”として活躍させる。
探偵ものや二時間サスペンスもののお約束を踏まえながら『仮面ライダーW』というヒーローを書く。
『クウガ』の荒川先生とはアプローチや小説としての描写がちがう。
『W』以降のライダーは一般人やガイアメモリなどに関わった人たちがあたりまえに怪人になり愚行を犯すのは恐ろしいこと。昭和ライダーでいうショッカーの側か孤独に正義の側に立ち世を正すか。
『W』はそれを探偵ものとして物語を構築し警察の照井竜(アクセル)らが法の秩序として風都という都市を平和に導く役割をしている。
小説『クウガ』とはちがう感じで二時間サスペンスものという雰囲気で面白かった。

  • No.433 by 風人  2017-10-14 10:02:36 

小説『仮面ライダーW』はいかにも二時間サスペンス探偵モノという雰囲気だけど『仮面ライダーフォーゼ』は学園が舞台だけあって青春モノ。
それも卒業までのわずか三日間の物語、ちらっと『ウィザード』が冒頭絡んできたところはニヤリなところ。
平成二期が一応地続きなのは小説『鎧武』でもディケイドを通し平成一期二期ライダーが断片的に語られてた。
『響鬼』のみエピローグが仮面ライダー1号とショッカーにつながり昭和時代に繋がる形でした。
何らかの形で繋がりがあるニュアンスは小説でも残している。
“仮面ライダー”という“ヒーロー”の在り方。
平成二期は個々の世界観は決して大きくはない。都市や学園などに限られた舞台に限定することで等身大の人物たちを描き演出。
似たようなのは円谷プロ『ウルトラマンギンガ』などにもある。
ヒーローを身近にしながら憧憬とする演出や物語。

  • No.434 by 風人  2017-10-14 14:09:25 

小説『仮面ライダーフォーゼ 〜天・高・卒・業〜』。
如月弦太郎が卒業までに自分の進路を決める物語であり仮面ライダー部の仲間たちそして夢を問いかける物語でもある。
『フォーゼ』らしく学園モノらしくまとまってるのは好感。
『フォーゼ』であるのを除けば破天荒な学園物語。
物語内で重要な役割を果たすのは園田沙理奈、かつての敵であり教師という役割だからこそ生徒である弦太郎に影響を与えていたという。
教師の存在は大小関わらず生徒たちに影響をもたらす。
第三のライダーイカロスに操られた生徒たちが現在『キュウレンジャー』でりゅうこつ座にあたるホウオウソルジャー・鳳が眠っていたアルゴ船にあたる星座のゾディアーツになるというのも興味深い。
三つでひとつはまんまギガントホウオウと重なる。
それは置いといて、物語自体は未来に希望を持つ前向きに生きようとする弦太郎の心や言葉、たしかにややうざいところはあると思う。
だけど弦太郎・フォーゼは絶望している生徒たちに宇宙を見せたいという気持ち。
学園モノゆえにいろいろな対比やどんな先生や生徒にもいろいろ複雑な気持ちあるが、『フォーゼ』においては弦太郎が馬鹿なくらいまっしぐらに進む。
どこでパワーダイザーが出るかと思ったら後半イイところで出てきた。
如月弦太郎がやや時代錯誤なところはあるけどそこはある種マンガ的といえる(笑)。

  • No.435 by 風人  2017-10-16 06:32:09 

小説『アベンジャーズ』を再読したらあちらこちらにスターク社の名称が出てくる。
キャプテン・アメリカ誕生にはハワード・スタークが登場しハルク誕生の際にはスタークインダストリーの名前が出てくることから『アベンジャーズ』世界にはスターク社が過去から現在にいたるまで個人や企業として関わりものと思われる。
だけどアイアンマン誕生の背景には戦争の影があることからも軍需産業という闇もある。

  • No.436 by 風人  2017-10-16 07:49:45 

小説『アベンジャーズ』でソーたちがいる世界は小説『サイボーグ009 完結編』に似てる。
異世界の者たちを神や悪魔と思う我々こちらの世界の人間たち。
「木曜日」をThursday=雷神ソーの日というネーミングセンスはいかにもアメリカ的(笑)。
ヒーローたちにもいろいろな背景がある。
キャプテン・アメリカが現代によみがえるのは孤独。
ハルクもまた何処かへさ迷い自らの在り方を問う。
アイアンマン、トニー・スタークは一見傲慢わがまま自分勝手とヒーローらしくない。だけど彼なりに自分の正義感や哲学、過去の過ちの悔いもある。

  • No.437 by 風人  2017-10-18 07:45:01 

小説『アベンジャーズ』の雷神ソーもまた気の毒な人物ですね。
自分のいた世界から追放され地球にやってくるわけだから。
だけど『アベンジャーズ』では彼の弟ロキが反乱を企てるから異世界の出来事が地球に混乱をもたらしソーにも責任の一旦は担わされる。
海外のヒーローもまた日本のヒーロー同様に苦労がうかがえる。

  • No.438 by 風人  2017-10-19 06:33:21 

小説『アベンジャーズ』を再読すると主人公みな不遇や不幸な運命を背負っている。
キャプテン・アメリカにはかつていた過去のじだから現代という70年眠らされていた。
ハルクは自らの力を押さえコントロールすることに悩み葛藤し放浪。
アイアンマンのトニー・スタークにしても心臓に金属片が来ないように命の危険に脅かされながらもアイアンマンとして一方で活躍。
雷神ソーにしても地球に追放され弟ロキの暴君ぶりを許すわけにはいかない。
なにかしらの影を背負い悩み葛藤し戦いにおもむく。

  • No.439 by 風人  2017-10-19 19:21:49 

小説『アベンジャーズ』後半になりとりあえずソーとキャプテン・アメリカらが和解。
ここはソーが異世界の人物なのが際立つ。
しかし四次元キューブを巡って各々が考えそれなりに敬意を持つが互いにチームワークができてるとはこの時点のアベンジャーズに出来てるとは言いにくい。
なんだかんだでアイアンマンのトニー・スタークは二枚目半?わかりにくいSF的なところのレクチャー役ぽい。
キャプテン・アメリカやナターシャは冷静なぶん他の人物の抑えにまわる。
ナターシャさんはちょっと見は怪しくトニー・スタークもいっぱいくわされた(笑)。
ハルクはトニー・スタークが敬意を持ってることから凄い人物。
だけどロキは囚われての身でも野望は止まらない。

  • No.440 by 風人  2017-11-05 14:58:45 

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』の小説を手に入れた。
実写『トランスフォーマー』シリーズのノベライズを手にしてからは海外SF映画のノベライズは比較的読むやすくなった雰囲気。
『インデペンデンス リサージェンス』の冒頭はかつて第一作のことを振り返りながら再びエイリアンが侵攻していくみたいですね。
通常はテレビでの放送を見てから後々小説版を手にするけど『インデペンデンス・デイ リサージェンス』は小説が先行した。

  • No.441 by 風人  2017-11-06 07:10:38 

小説『インデペンデンス・デイ リサージェンス』ではかつて戦ったエイリアンとは別勢力の球体型エイリアンが出現する。
だけど当初は同一のエイリアンと見なされ地球から攻撃を受ける。
しかし地球人からは宇宙的視点がないために攻撃をしてしまうのもやむ無しという感じだけど球体型エイリアンから彼らなりに地球人にコンタクトをしようとしてたのも事実。
この辺は宇宙人とのコンタクトがいかにむずかしいかという描写でしょう。

  • No.442 by 風人  2017-11-08 07:30:49 

小説『インデペンデス・デイ リサージェンス』、かつてのホイットモア元大統領も前作の酒飲みラッセルのように異星人に特攻し命を散らす。
異星人に精神感応した者の宿命のように思われまた前作のオマージュもある。
しかし人類にとってのニ十年は異星人(友好的球体形宇宙人を含め)彼らには一瞬の時の流れでしかないという。
ラストは次は異星人を迎え撃つのではなく「星間戦争」とまるで見知らぬ宇宙に向けてこちらから攻めるみたいな示唆がされてるよう。
『インデペンデス・デイ』シリーズが今後続くかどうかわからないけどもしも本当に現実に宇宙人や異星人とコンタクトしたらどうなるか。

  • No.443 by 風人  2017-11-10 17:11:15 

久しぶりに小説『ウルトラマン ゴールドラッシュ作戦』を読む。
よくも悪くも高度経済成長期の日本に『ウルトラQ』から少し時代が進んだ円谷SFワールドの確立。
冒頭はホロスコープにハマるイデ隊員。海外出張から戻るムラマツキャップ、フジ隊員。
リニアトレイン開発のなか地底を進む新たな怪獣、ほぼ同時期にも海から現れるニ体目の怪獣。
活躍するペルシダーや海底潜行挺S16、ビートルやウルトラバイク、武器ニードルやマルス133。
当時の特撮技術では不可能だったためにニ体怪獣の合体演出はムリだったためにノートに書いていたという生前の実相寺監督。
文章表現は一部はト書きのように書かれて特撮絵コンテのようで臨場感あるのが特徴的。
物語内の随所に『ウルトラマン』物語中に登場した怪獣の名前がちらほら出てくることから『ウルトラマン』全39話のいずれかの間々の内の物語と思われるが判然としない。時代的に考えたらわざと設定や時系列は考えてないと思われる。
しかも『ウルトラマン』本編同様にホスト役たるウルトラマンが現れるのは最終章に登場。
ニ体怪獣に苦戦しながらもタイトルにあるゴールドラッシュを放つウルトラマン!
科特隊員以外にも週刊誌で取材する記者たちがゲストとして登場し物語に適度に華を添え笑いを誘う(笑)。
いかに実相寺監督たちが生き生きと『ウルトラマン』をつくっていたか伝わる一冊。

  • No.444 by 風人  2017-11-11 11:45:07 

小説『ミラーマン 鏡の黙示録』も再読。
ミラーマン・鏡京太郎とヒロイン御手洗朝子、このふたりの関係は『ウルトラセブン』のモロボシ・ダンとアンヌに重なりますね。
小説『ミラーマン』はテレビシリーズ後の物語。
現代社会を密かに憎んでしまった若者がインベーダー・レギオンに共感や憑依をされたことから始まる悲しい物語。
ただしインベーダー・レギオンの力は若者にとって“破壊”にしか働かずけっして“創造”や“再生”などの力には働かないことにクライマックスにインベーダーに憑依された若者は悔恨する。
また鏡京太郎ことミラーマンもミラーマンであることを実は受け入れてないことをインベーダー・レギオンに見抜かれ悲痛な戦いを強いられる。
ただレギオンに関していえばインベーダーたちは戦いしか知らないまま生まれ育った悲劇がある。
現実に置き換えたらテロリストや反政府組織に生まれ育ったら他の人生の道が考えられなかった者たちと同じ。
後半レギオンとの邂逅を京太郎はして彼が三次元地球に向かったことを知り決意する。
だがインベーダー・レギオンに憑依された若者を救えなかった悲劇に見舞われる。
いかにも七十年代ヒーローモノの様相を残しながらも九十年代に発売された本書はヒロイン朝子の義妹であるひかりが未来を目指す人物として書かれ好感。

  • No.445 by 風人  2017-11-13 18:09:58 

小説『インデペンデンス・デイ リサージェンス』を再読。
ディヴィットをはじめとして各々の人物たちが前作の出来事や今作にいたるまでの経過を振り返りながらエイリアンについて調査をしていき謎を解こうとする。
はじめは人物各々の等身大の視点ではあるが再びエイリアンの出現や侵略によりマクロな物語となる。
球体型エイリアンをはじめから味方と認識しない誤解もあるからなおさら物語に混乱をもたらす。
しかしエイリアンにとっては人間の二十年の年月は彼らにはほんの一瞬の時の流れでしかないのは残酷。
人間が地球時間で認識してるのとエイリアンの宇宙時間(?)のちがいでしょう。
冒頭に各々の人物たちの過去の邂逅が宇宙から見たらほんの一瞬の出来事でさえないのかもしれない。

  • No.446 by 風人  2017-11-18 11:45:00 

又吉直樹さんの『火花』ついに映画化。
テレビドラマ版も芸人の輝く瞬間悩む時など等身大の人物像がある作品と感じる。
原作を当初読んだ時の先輩芸人神谷の印象は明石家さんまさん、何度か読むといまは芸能界から身を引いた島田紳助さん。関西系の芸人の印象が強いかな。
主人公徳永についてはたぶん若き日のピース又吉さん自身と綾部さんを合わしたようでもありまたちがう雰囲気。
物語が進むにつれ神谷を尊敬し彼からも愛されながら芸人として成長し挫折もある。
最後は芸能界を引退しながらも社長から愛されていたという場面はひとつの感涙。

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