貴方と本の出逢い

貴方と本の出逢い

風人  2016-04-04 04:41:02 
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古典文学、ライトノベル、ノベライズ、ベストセラーあるいはあまり人に多く知られてない本などあると思います。
あなたが本を読むきっかけや感動した一冊、人生を変えた本などをご紹介ください。
ただし漫画はご遠慮ください×。

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  • No.284 by 風人  2017-06-12 08:45:24 

小説 機動戦士ガンダム0083

あらためて読むとたしかにウラキたちアルビオン隊は主人公にも関わらずガンダムは奪われる、デラーズ・フリートにコンペイ島は襲撃される挙げ句にはコロニー落としは遂行される。
だけど物語の主人公としては正しい姿。
腐った連邦軍のなかにあって全うに正義をおこなおうとする者たちとして書かれている。
ただ皮肉なことに勝利の女神は崇高な理念のもとのデラーズ・フリートに運命は味方してしまったこと。
かといってデラーズやガトーとて活動を再開するまでの数年で失ったものは人的資源だけでなく多くいろいろはかれないものは失ったと思う。
物語のなかで真っ先にそれに気づいたのはシーマ・ガラハウと彼女の一派。
一年戦争で艱難辛苦をいやというほど味わったからこそここぞという時に裏切り連邦あるいは後にティターンズとなる者たちに恩を着せて生き延びたかったと思う。
ウラキやキースは一年戦争後に連邦軍に入った若者だから戦争そのものを知らない世代。だけどデラーズ紛争という戦争を経験したことで“戦争”の在り方を考えたんじゃないでしょうか。
ガトーやバニングを見てきて戦後の裁判を経験してきていちおう連邦軍に復帰して軍人というむずかしい生き方。
『第08MS小隊』のサンダース、彼もまた一年戦争後に軍に数少ない残った人物。もちろんウラキやキースとは生き方はちがうけど。
『ADVANCE Ζ』の主人公もまた軍に残る生き方を選択している。
軍人が軍に残る生き方はおそらく軍人にしかわからいと思う。

  • No.285 by 風人  2017-06-12 09:53:50 

ADVANCE Ζを読んで思うのはガブリエル・ゾラたちジオン軍人の気持ち。
ハイザックを見て連邦がザクを使う気持ちに憤る。これ日本人にしたら外人が零戦に乗って向かってくるのと同じ気持ち。
漫画『紫電改のタカ』で主人公のライバルが主人公と戦うために島に残された紫電を奪ってやってくるが彼は仲間と戦うことなく追いかけ回される目に遭う場面はあったが実際の戦争だと複雑。
ガブリエル・ゾラは最後に主人公エリアルドを救うために裁判に現れるのは勇気いると思う。
何か間違えば命を失う危険があるわけだから。
ただ戦後にティターンズがガンダムを開発していた経緯を歴史から抹消したいというのもわからなくもない。
軍というのは嫌な歴史は歴史から抹消させたいだろうしマスコミは躍起になる。
だけど当事者は見過ごせない事態に放り込まれる。
どんな小説や物語も立場によって異なる。
正しい正しくないはまた別にして。

  • No.286 by 風人  2017-06-12 12:20:28 

オトナの片想い

ちらっと読んだけどカレーにまつわる男女の物語あったがおもしろかった。
互いの家を行き来してる時は気にならなかったのにちょっとしたカレーの好みや作り方で男女が会話しソファで顔を見る。
カレーのお肉が牛か豚かみたいな話が物語にあったけどたぶんこれは生まれ育った地方のちがいではないかな。
短編ではあるがおもしろかった。

  • No.287 by 風人  2017-06-14 06:13:39 

横手美智子氏の小説は『パトレイバー』しか読んでない。
これはノベライズから読む傾向があるから。
だけどググると横手美智子さんいろいろな作品書かれてますね。
『パトレイバー』の小説のあとがきだったかな。
伊藤和典氏の弟子にいちおうあたるらしくその縁から『パトレイバー』の脚本を書くようになりデビュー。
富士見ファンタジア文庫の『パトレイバー』のあとがきにもいろいろ書かれてあった。

  • No.288 by 風人  2017-06-14 15:30:53 

オトナの片思い

バングラデシュにテレビ撮影にいくヒロインたちの物語。
とてもじゃないがバングラデシュみたいな暑い国に私は住めないなorz。
料理などは美味しそうに書かれてましたけどむかしながらの風習や習慣がある国。
親や家が決めた結婚相手と結婚する十代の少女を見つめるヒロインたち。
日本は恋愛や結婚が自由な国と実感する彼女たち。
ちょっと考えさせられた一編。

  • No.289 by 風人  2017-06-15 06:11:38 

若い時分には読まなかったジャンルを少しずつではあるけど読んでるのは潜在的や内面にある程度の変化があるからでしょう。
意識するしないに関わらず。
興味ある本はとりあえず手に取っておきたい。
『オトナの片思い』みたいはなかなか現実にありえなさそうだけど女性は好きそうな本。
女性向けの本は独特な雰囲気ある。

  • No.290 by 風人  2017-06-15 13:41:13 

小説『パトレイバー THE next generation』においてレイバーが衰退した理由。
一巻後半でシゲさんと塩原で語られてるが無人機が敵地に飛び向かうなか人を乗せる意味がある云々。
だけど『パトレイバー』がアニメや漫画で全盛していた当時とはまた違うし現実の技術の凄まじいほどの進歩もある。
有人ロボットつまりはレイバーに如何なる夢があり現実とズレがあるのか。
小説一巻においては後藤田隊長の責任があってかは詳しくは不明ながらとりあえずの活躍を塩原と明はできた。さいわいにして人命を助けられた。
だけどパトレイバーが存在もしくは存続する理由が如何なるものか。
たんに旧第二小隊の面々や後藤隊長南雲隊長の思い出や思いなのか……。
後藤田隊長が後藤隊長(ややこしい)同様に一見、昼行灯ながら疎ましく思われてるであろう本庁上層部や警備部などにあの手この手の駆け引きをしている。
負の遺産なるもの自体は特車二課そのものと思えるが実態は不明。
後藤田隊長とシゲさんの関係も物語に尾を引いている。
なぞ。

  • No.291 by 風人  2017-06-15 21:00:38 

小説『パトレイバー THE next generation』において無人機が導入され有人レイバーが廃れ不要とされる。
先ほどの池上彰さんの番組とふしぎと合致する。
無人機やドローンの導入が有人の機械を不要とする。
だけど小説のなかではイングラムはボロくなりながらも何とか稼働している。
それは押井守氏のロマンなのか夢なのか……。
まだ一巻しか読んでないからなんとも感想は言いにくい。
だけどパトレイバーを動かし活躍したことに塩原や明は何らかの満足感を得る。
これが後の物語にどうつながるのか。

  • No.292 by 風人  2017-06-16 05:28:49 

野際陽子さん亡くなられました。
ドラマTRICKシリーズでは仲間由紀恵さん演じる山田奈緒子の母親役で時にしたたかにしながらも娘を心配するお母さんという感じでした。
ご冥福をお祈りいたします。

  • No.293 by 風人  2017-06-16 10:25:41 

ラジオでAIが小説を書けたり一次選考は通るとか言ってたけど機械が人間を越えれるかは疑問。
人間はひとりひとり体験や経験の受け取り方や表現のちがいが千差万別。
名作もあれば隠れた名作佳作もあると私は思う。
ここ数年は読んだことないジャンルを少しずつ読んでるからなんとなくわかるけど書き手の感性や半生を反映している。表現力ももちろんあると思うが。
機械やAIが果たして人間の半生や一生をデータとして蓄積や思考してどこまで表現できるか疑問。
無数にある表現力のなかでAIがこれが適してる表現や文章が果たしてほんとに感動や感激をもたらすか……。
また実際の作家さんは取材したり現地での経験あるいは自宅や仕事場に戻ってからまた取材内容を精査したりあらためたりしてると思う。
機械がそこまでできるかあるいはできるにしてもそれはデータの精査ではないのではと思う。
人間ほどに複雑な心理や内面描写ができるのか。
人間は間違えたり失敗した経験を創作表現していくことでモノを書けると思う。機械が失敗や間違えた経験をどう受け取るかにもよる。

  • No.294 by 風人  2017-06-16 10:58:53 

朝日ソノラマ文庫の横山光輝氏の『マーズ』の小説を読み直しているがひとつ疑問。
もし自衛隊がタイタンを破壊できないままならタイタンはそのまま島のまわりを周回し活動してただけだろうか。
人類がタイタンを破壊できないほどと判断されたらタイタンは自然停止したのか。
『マーズ』の小説ではマーズと監視者、神体を送り込んだ異星人はかなり臆病かつ地球人に恐怖をあった存在として書かれているからいささか疑問が残るところ……。

  • No.295 by 風人  2017-06-18 15:51:34 

小説 機動戦士ガンダム0083(上)

冒頭は宇宙世紀初代ガンダムシリーズのナレーションが文面化されア・バオア・クーの最後の戦いを挑むガトーが書かれカリウスと共にグワデンに着艦するがデラーズにより最後の出撃を阻まれ説得される。
一年戦争の終結のみを端的に表現しながらもデラーズやガトーたちが闇に潜伏しジオン軍人たちが密かに闘志を燃やしていることを綴る。
小説においても実質的な主役側はデラーズ・フリート側にあることを暗に示している。
一方では一年戦争から三年が過ぎても戦争の残痕が残るのをオーストラリア大陸がコロニー落としによりシドニーが海底にあること、そして新型MSの評価試験のために航行するアルビオン。
オーストラリアの大地で訓練をするバニングや主人公たる若きウラキやキース。
だけどトリントン基地が核貯蔵施設にも関わらず平和**している軍とこちらも端的に表現している。
デラーズ・フリートを名乗りガンダム2号機を奪うガトー、初の実戦経験となるウラキやキース。
先輩パイロットの死を聞かされるウラキたちは愕然としながら軍人ということをわずかに少しずつ実感していく。
物語はやや駆け足なところはあるけど短い表現のなかで戦争を表現している。
山口宏氏の表現が戦争シミュレーション的なところもあると思う。

  • No.296 by 風人  2017-06-18 19:57:44 

小説 機動戦士ガンダム0083(上)

オーストラリアトリントン基地からの戦いはガトーと2号機を逃し初戦敗北。
戦果と言えるのはごくわずか。
コーウェン中将とシナプス大佐の会話が後々を顕しているようでちょっとたまらない。
軍隊や軍人が抱える矛盾を抱えながら基地に帰還したウラキは亡き先輩パイロットふたりの遺品整理をすることで辛く悩む。
かたやガトーはまんまと逃げ潜水艦のなかで自分を逃がすために散った者たちを思う。
この時点においてはウラキやキースは軍人としての自覚はまだまだ欠けるところは多々あるものの任務を果たせなかったことの戸惑いや葛藤がわずかに見られる。
ガトーにしてもアフリカキンバライド基地のHLVが使えるかを懸念する。
小説においては早くからガトーとニナの関係はそれとなく示唆されている。

  • No.297 by 風人  2017-06-19 03:54:46 

小説 横山光輝氏の『マーズ』。
この作品で興味深いのはマーズが記憶を失っているところからコミュニケーションを取るということから始まる。
なぜマーズを記憶喪失からはじめたのか。
小説のあとがきによると『アルジャーノンに花束を』からヒントを得たらしいが亡き横山光輝氏がそれを意識したとは考えにくいと思う。
物語として考えたらゼロから何もないところからスタートしている。
とりあえずロボット=タイタンを破壊した事実と新沖ノ鳥島が火山により誕生した事実、そこにいたマーズという少年。
地球人側は当初の時点では監視者と神体の存在は知らない。
この情報が皆無というのも恐ろしい話。
小説版ではOVA製作当時の現代ではあるけどマーズと監視者たちの動きとは別に世界情勢がその都度、玲子たち自衛隊に入ってきて不安定な世界を煽る。

  • No.298 by 風人  2017-06-19 05:08:18 

風邪が治ってきてひさしぶりに四時五時に起きれた。
再読することで読む力を鍛えないとあたまに入らない。
まだちょっと身体に風邪の負担がある。読書はとりあえずはできる。

  • No.299 by 風人  2017-06-19 14:55:15 

朝日ソノラマ文庫 原作横山光輝 マーズ

原作からOVAへの改変の際に玲子と春美は最後までマーズにつきあう形だったんでしょう。
原作漫画は詳しくはないが春美は途中から出てこなくなる。
だけど小説においてはマーズと共に殺される時まで最後まで共にいる。
このラストのくだりは感動的な反面、日本のくだらない政治を守るためにマーズが死ぬことにより地球が真夏のほんの一瞬で砕け散るあっけなさ……。
人間のエゴと言ってしまえばそうなのだろうけどあまりにあっけない。
地球を守るために玲子や春美、自衛隊やアメリカ軍そしてマーズが守ろうとしているのにラストはあっという間に裏切る。
小説ではマーズは最後まで全人類は信じられなくても春美や玲子を信じる自分を信じて死んでいく。
だけどマーズや監視者、神体を送り込んだ宇宙人はガイアー以外にも爆弾を監視者が持っていた置き時計にも仕掛けていた。周到さであり彼らの臆病さ……。

  • No.300 by 風人  2017-06-19 15:29:36 

小説『四万十川』というのを見かけたが買うのに躊躇いあった。
まだまだ読みなれない本は手にするのに躊躇いがあるということ。
ググればある程度レビューやブログを書いてる方もいるから参考程度にはなる。

  • No.301 by 風人  2017-06-20 16:09:38 

まだまだ積んでる本もあるが読みたい本もある。
だけど絶版になってる本は見つけにくい。
それでも例年よりはさらに読んでる。

  • No.302 by 風人  2017-06-21 05:42:17 

100分で名著はともかく知恵泉は作家を取り上げるの少ない。
100分で名著は視聴者が著書を読んでなくても番組の流れである程度わかりやすく紹介してる。
伊集院光さん司会者も必ずしもその著書を読んでるわけではないから視聴者目線。

  • No.303 by 風人  2017-06-21 10:42:38 

小説 機動戦士ガンダム0083

下巻 終章『濁流』においてアナハイムエレクトロニクスのオサリバン常務の自殺が綴られている。
しかし誰が彼を殺したか。作品内のひとつの謎。
考えられるのは地球圏に残ったデラーズ・フリートかシーマと繋がりあった者の手による殺人。
しかしここでもうひとり忘れてはいけない人物がひとり。
デラーズ・フリートがコロニーを奪取しフォン・ブラウンに向かった際にオサリバン常務の側にいた男がひとり。
小説内では専務とされる人物。
この人物はシーマとオサリバン常務の繋がりを知っていたと思われる。
デラーズ紛争後に何らかの形で司法や警察の捜査の手がまわりまわってアナハイムエレクトロニクスにもおよびオサリバン常務に(何らかの)疑いがかかり専務は証拠隠滅や捜査の手がおよばないように彼を殺したのではないだろうか?
デラーズ・フリートやシーマの息のかかった者が犯すよりは理屈が合いそうと思う。
連邦軍の司法の捜査の手が何らかの形でアナハイムエレクトロニクスにあったとは考えられる。
司法や警察など無能であったとは考えにくい。
『ADVANCE OF Ζ』でもよき司法や弁護士がいたから捜査の手が甘くないことが理解できる。
オサリバン常務を実は殺したのは専務ではないか?アナハイムに疑いがかかるのを恐れ疑惑がオサリバンに向けられた。
それにより自殺を偽装された殺人?
アナハイムが企業を守るためにひとひとり殺すか否かはそこに踏み込んだら企業の闇に踏み込むし憶測の域でしかない。

  • No.304 by 風人  2017-06-22 05:52:32 

朝日ソノラマ 横山光輝原作 マーズ

漫画原作のマーズをOVA製作当時の現代におきながらマーズ、ガイアー、監視者、神体、自衛隊、アメリカ軍そしてヒロイン春美や玲子、大垣や原口などをメインに書きながら地球爆破の時が刻一刻と迫る作品。
なんというか現在の政治家に読んでもらいたい本。
この小説版では漫画版とは改変され日本の政治家の汚職を皆が戦っているなかもみ消そうとして春美と玲子そしてマーズは最後に殺される。
しかし大垣たちが異星人が残した解読書がすべて明かされないままマーズを殺したことにより彼が死ぬことにより監視者たちが持っていた置き時計にもガイアーと同じ爆弾が残されていたことによりあっけなく地球は爆発しなくなる。
漫画だと市民感情が爆発し不信がマーズに向けられことでマーズが地球爆破を決意するが小説では最後まで全人類は信じられなくても春美や玲子のいる地球を爆破しないとマーズは自らを信じて死んでいく。
だけどマーズや監視者たちを派遣した異星人はよほど臆病かつ周到だったのかさらに念入りだった……というのがこわい。
小説版では助かったという安堵感は全体的に少ない。
自衛隊やアメリカ軍が戦っているなか汚職を隠す政治家の醜態。
ある意味最後までマーズを裏切る悪い地球人とも取れる。
果たしてそんな地球人が外宇宙に進出した時に異星人に信じられる対象かと取れるラスト……。

  • No.305 by 風人  2017-06-22 17:03:40 

ブックオフで今回初めてポイントを使った。
けっこう長く買ってるとポイント貯まる。
高いモノを買うときはポイントの割合でそこそこ安くなる。
お目当ての本はなかったので購入したのはCD。

  • No.306 by 風人  2017-06-23 14:27:16 

朝日ソノラマ文庫 横山光輝原作 マーズ

この作品がよくできているのは政府や自衛隊を主にしたシミュレーションというところ。
おそらく原作漫画は世界情勢に触れられてはなかったと思うけど小説はエジプト、中東、北朝鮮などの情勢が逐一物語の主人公たちに伝わる。
マーズやガイアーを守らなければならないと同時に監視人と神体に対応しながら世界情勢の均衡を保たないとならない。
秋の島新島、作品ではニケと神体により破壊され異星人からのデータを残り三十頁というところで破壊されてしまう。
だけどもし早くに自衛隊やアメリカ軍が島を守るために防衛しても同じ結果だった可能性はある。
また島が誕生したばかりで火山活動により不安定になることもあったと思う。
だけど物語後半になってようやくマーズ、ガイアー、監視人、神体を送り込んだ異星人の真意が明らかになる。
果たして未来に地球人が外宇宙に進出した時に異星人と友好的になれるか否かのコンタクト。
マーズが記憶を欠落してるのもまた小説においてははポイント。
これがラストへの鍵になる。

  • No.307 by 風人  2017-06-23 16:39:42 

羽田圭介さん。
いろいろなバラエティ番組に出演されてるけど神ギ問で自分の作品の一節から国語テストをして何点取れるかやってるんだ。
作家さんは書いてるとは真剣に夢中と思うし多少の誤字脱字はあると思う。それは編集者が添削してあと作品の微妙な表現や調整してるから作家さんが点数が取れるかどうか……。
羽田圭介さんはパソコンで書きながら運動したりなどテレビで取り上げられてたと思う。
また去年の夏には一度に複数作品書いてたともあった。
そんななかでいくら自分の作品で国語テストをしてよき点数が取れるか疑問。

  • No.308 by 風人  2017-06-23 16:48:10 

羽田圭介さん。
五十点中四十ニ点なら高得点。
国語は理解力が必要な教科。小説は何度も読んで繰り返したり間を置いて読むとまた感想や気持ちがその都度ちがう。
読むたびに視点や気持ちが変わる。

  • No.309 by 風人  2017-06-24 06:28:28 

小説 横山光輝原作『マーズ』。
マーズは本編では記憶が欠落してるがもし記憶があった状態ならいかなる人格だったか。
監視人六人はとかくマーズに決断を促すように向かってくる。物語ではマーズが地球爆破をするだろうと彼らは決めつけている。
もしマーズが記憶喪失でない状態だとしてもコンタクトをして本編のように物語は進んだと思う。
ある程度秋の島新島の情報が早く入った可能性はあるかもしれないが憶測の域。
仮に状況を早く飲み込めても対応如何による。
小説では大垣によるスーパーコンピューターによる解析である程度は島にあった水晶体により異星人の意図が明らかになる。
異星人本体や監視人とはコミュニケーションが取れないのも致命的。
『マーズ』は後手後手によるコミュニケーションしか取れない。監視人もFBIなどの追跡をまぬがれる。
もしマーズが記憶のあった状態ならある程度はいくぶんスムーズに進み異星人の意図が読み取れたとは思う。
だけどそれでも地球爆破が実際まぬがれたかは疑問。
愚かな人間はどこにでもいて過ちをおかす。
小説のラストを読むとそう思ってしまう。

  • No.310 by 風人  2017-06-24 16:28:43 

水木しげるさん関連の書籍は現在三冊。
はじめに買ったのは『ゲゲゲの女房』次に手にしたのは『水木サンの幸福論』、あとは実写映画版『ゲゲゲの鬼太郎』ノベライズ。
水木しげるさんみたいな生き方は現代には難しい生き方。
だけど人生焦っても仕方がない時はあるしいい時いやな時は日常にいつもあるもの。
なにかに守られて生きているという実感はなんとなくふしぎとある。
いまの時代は豊かになりすぎなところもある。それで日本みたいな社会だと妖怪や精霊などは生きにくいかもしれない。
水木しげるさん関連の本を手にするまでは妖怪モノを若干忘れてたところは素直にある。

  • No.311 by 風人  2017-06-24 20:42:30 

犬夜叉

調べたら小説あるみたいですね。つい最近に手にいれた八神ひろきさん『DEAR BOYS』の小説を書かれた金春智子さんが書かれているみたい。
偶然ググると思わぬ本が見つかる。
犬夜叉の小説とりあえず記憶に留めておこう。

  • No.312 by 風人  2017-06-25 11:06:23 

『宇宙戦艦ヤマト』や『六神合体ゴッドマーズ』に関われた藤川圭介氏が提示した博愛が七十年代や八十年代はおおらかで許された時代。
『ゴッドマーズ』への改変を生前の横山光輝先生が許された姿勢にもあらわれている。
だけど現実『ゴッドマーズ』のもとになった『マーズ』の方に近づいている感じする。
『マーズ』の世界情勢の不安定、アメリカと日本の共同歩調、汚職や国連への加入を企む政治家。
小説『マーズ』を読むと直接の舞台にはなってないにせよ中東や北朝鮮などの情勢が政府に入る。
またマスコミもガイアーや神体の存在に気づくが物語には深く関わらない。もしかしたら物語に書かれないところで名も知らないジャーナリストが物事の真実に近づいたかもしれない。
注意報や警報などがテロップに流れた時にそれが信じれるか。
そして人口のいなくなった都心。
リアルに考えたら小説『マーズ』で行われてることが日本政府とアメリカのみで秘匿に行われてるのを現実に置き換えたらこれもまたこわい。
どの世界でも裏で暗躍する人物はいると思う。

  • No.313 by 風人  2017-06-26 05:29:15 

『水木サンの幸福論』『ゲゲゲの女房』を読むと若干水木しげるさんと武良布枝さんの視点や感情などのちがいはあるけどドラマ『ゲゲゲの女房』とほぼ同じ。ドラマは脚色あったと思うけど。
漫画家とその妻であるが貧乏で食べれない日々もあったが仲睦まじいのが伝わる。
水木しげるさんが『鬼太郎』や『悪魔くん』などの作品を通しながら妖怪を愛してたのもわかるし戦争の悲惨な体験や南方での部族や自然と触れ合ったことが妖怪作家につながったんでしょう。
奥さんの布枝さんもはじめは貧乏暮らしで驚きや戸惑うことははありケンカすることもあるけど少しずつ受け入れていく。

  • No.314 by 風人  2017-06-27 15:24:30 

本や書籍ではないが短歌や俳句の番組を見てると日本語の美しさが伝わる。
小説や物語にもそういうところは見受けられる時がたまにある。
海堂尊先生の『イノセント・ゲリラの祝祭』の東京の灯りの描写は実によかった。

  • No.315 by 風人  2017-06-28 09:26:59 

水木しげるさん関連の本を読むといまの時代は妖怪、精霊、もののけなどが生きづらい時代なんだと思う。
科学文明と相反する。皮肉にもテレビによりアニメや実写化されたことで水木しげる作品は広く世に知られる。
21世紀になってからは飛躍的に社会が進んで妖怪は暗闇が少ない。
妖怪を信じられないというのもかなしいこと。
いないわけではなく見えないだけと思う。だけど現代はなかなか妖怪や精霊の存在は感じにくい社会。
見方を変えたら人間がきたないことや汚職、犯罪などのひとの心の内に棲んでる可能性もあると思う。
自然のなかに棲めなくなったぶん人間の心の内にいるとしたら妖怪やお化けのしわざかもしれない。
水木しげるさんは戦争に行ってた方。戦争は人間が起こしたものだけど戦争により自然や原住民の生活を破壊したのもまた人間。
たぶん現代の人たちが見えないものを見た方なんでしょうね。

  • No.316 by 風人  2017-06-28 12:58:22 

朝ドラひよっこ
時代的には小説『三丁目の夕日』のオリンピック前後を経て高度経済成長期にいたる。
水木しげるさんの著書も貧乏時代を経て貸本漫画時代が徐々に廃れながら紆余曲折あって『テレビくん』があって『悪魔くん』『ゲゲゲの鬼太郎』がある。
豊かになる反面、時代によっては(一時的に)忘れられるものや存在がある。
昭和の時代はおおらかだけど目に見えない混沌としたものもまたある。
昭和時代はある意味よかったと思えるのは私が歳を感じてるからかな?
嫌な思い出は時が変われば人生経験にもなる。

  • No.317 by 風人  2017-06-29 08:55:36 

妖怪は見えなくなっただけ(もとから見えないけど)。
だけど自民党議員の失言や暴言、ひととなりを見てるとひとの上に立てる人物たちか疑問視。
『桜宮サーガ』シリーズにおいては高階病院長はタヌキだのなんだの田口先生をはじめいろいろな人物から親しみとやっかみなど込めながら揶揄されている。
だけど東城医大を守りたいさらに少し広げていえば桜宮市から東城医大を無くしたくないという個人的にも病院長としてもある人物。
たしかに組織を存続させる上ではある程度の内部バランスや黒崎教授による古い体質、沼田先生によるエシックスコミュニティの存在など病院内組織内にとっては必要悪な存在や人物は認めていると思う。
必ずしもワンマンにしてないのは『弾丸』においての白鳥さんの配慮によるが黒崎教授が病院長代行をつとめた際には頭を下げている。これは過去からの浅からぬ人間関係や因縁もあるだろう。
だけど互いにある程度認める認めたくないを越えた関係。
タヌキな病院長を陰から守り時に悪役(極端な悪役でないにせよ)になり組織内部を安定させる潤滑油であり歯止めをかけるブレーキ。
だけど現実においてはこういう頑固おやじや昔気質(カタギ)な人たちは減ったと思う。
黒崎教授がある種凄いのは自分の役割をいやいやわかり理解しながらも病院のために行えるところ。
田口先生たちの世代から憎まれ疎まれてもそれは組織の上に立った人物のなすべきこととして受け止めていると思う。

  • No.318 by 風人  2017-06-29 08:56:15 

妖怪は見えなくなっただけ(もとから見えないけど)。
だけど自民党議員の失言や暴言、ひととなりを見てるとひとの上に立てる人物たちか疑問視。
『桜宮サーガ』シリーズにおいては高階病院長はタヌキだのなんだの田口先生をはじめいろいろな人物から親しみとやっかみなど込めながら揶揄されている。
だけど東城医大を守りたいさらに少し広げていえば桜宮市から東城医大を無くしたくないという個人的にも病院長としてもある人物。
たしかに組織を存続させる上ではある程度の内部バランスや黒崎教授による古い体質、沼田先生によるエシックスコミュニティの存在など病院内組織内にとっては必要悪な存在や人物は認めていると思う。
必ずしもワンマンにしてないのは『弾丸』においての白鳥さんの配慮によるが黒崎教授が病院長代行をつとめた際には頭を下げている。これは過去からの浅からぬ人間関係や因縁もあるだろう。
だけど互いにある程度認める認めたくないを越えた関係。
タヌキな病院長を陰から守り時に悪役(極端な悪役でないにせよ)になり組織内部を安定させる潤滑油であり歯止めをかけるブレーキ。
だけど現実においてはこういう頑固おやじや昔気質(カタギ)な人たちは減ったと思う。
黒崎教授がある種凄いのは自分の役割をいやいやわかり理解しながらも病院のために行えるところ。
田口先生たちの世代から憎まれ疎まれてもそれは組織の上に立った人物のなすべきこととして受け止めていると思う。

  • No.319 by 風人  2017-07-07 06:35:41 

『パトレイバー THE next generation』の一巻を読むとなんとも皮肉な気持ち。
『パトレイバー』が世に出てきた時は90年代という80年代の名残が残りながらもロボットアニメが元気な時代。
なおかつ無人機械という発想はまだたいしてなかった時代。後に『ガンダムW』のモビルドールや『ガンダムX』のビットモビルスーツ、『パトレイバー』では無人のはずのレイバーが暴走するなどの件はあったけど。
『THE next generation』のレイバー=ロボットが見れる国。
無人機械は『パトレイバー』当時は少なかったと思う。『ガンダムF91』のバグもあったorz。
だけど現実を考えたら有人で人を乗せて危険なところに行かせるかと言ったら行かせない。
『パトレイバー』で水中用レイバーなどごく一部は無人で操縦者は船などから操縦するというのはあった。
有人機械を現実において今後必要とするかどうか。普通に考えたら。
一巻ではとりあえず塩原や明が活躍できたというのが彼らにとってよきファーストステップになるのか。
『THE next generation』の時代は現実もフィクションからも夢や希望がない時代。実際我々もそうなんだけど。
考えさせられる。

  • No.320 by 風人  2017-07-07 08:56:08 

『パトレイバー THE next generation』小説は全五巻。
三巻ではなかったんだ。
塩原や明たちはある意味いまの時代の若者たちを投影してる。

  • No.321 by 風人  2017-07-08 06:51:31 

小説『パトレイバー THE next ジェネレーション』たしかに初代隊員たちの野明や遊馬たちが活躍してた時代はレイバー全盛期。
だけど見方を変えればレイバー犯罪が横行してた時期。極論な表現でたとえればレイバー版『北斗の拳』。
レイバーで暴れまわる犯罪者やシャフト社の内海課長によるグリフォンなどによるレイバー同士の競いあいなど。内海課長たちは例外としても犯罪者が横行していたことにかわりない。
野明や遊馬たちが活躍できたのはそういう人たちがいる時代でもあった。現実に置き換えたら三億円強奪事件や浅間山荘事件でしょうか。
だけど『next generation』の時代にはレイバーは衰退の一途を辿りレイバー犯罪がほぼ存在しない。
どちらがよかったと考えたらかんたんに結論は出ない。一長一短が時代ごとにある。
ただ冒頭を読むと時代を考えるきっかけになる。

  • No.322 by 風人  2017-07-08 11:07:34 

小説『パトレイバー THE next generation』で野明や遊馬たち自身はおそらく自分たちを伝説やレジェンドとは思ってないでしょう。
映画ニ作目『TOKYO WAR』で彼らは一度特車二課を離れた際に埋め立て地の日々を懐かしく思い邂逅している。
同窓会で顔を揃え語り飲みあかしながらベイブリッジ爆撃に危機を感じ一警察官としてなにかを感じ後藤隊長と行動を共にした。
ただそれだけ。
初代も三代目もどこか警察官としてはあてはまってない印象はある。
明や塩原、太田原やカーシャも型にハマッてない。
ただどこかいつの世にもある現代の若者像。
腐りながらも芯や根っこは腐りまいとどこかでもうひとりの自分と向き合い悩み葛藤してる。
かつての野明たちだって活躍したぶん始末書はあたりまえ時には本庁やメーカーに頭を下げることもあっただろう。
それを考えたら初代と三代目との間にちがいはあるけど差があるとも思えない。
時代がレイバーを求めるか否かそしてその先に彼らが活躍すべき場があるかの問いかけ…かな。

  • No.323 by 風人  2017-07-08 15:22:07 

小説『パトレイバー THE next generation』二巻と三巻を購入。
二巻冒頭を読んだら何なのかと思ったら特車二課棟をファンタジーRPGに見立てた妄想かと思ったらまさかの夢オチ?(苦笑)。
こういうところのノリはやっぱり『パトレイバー』。
塩原や明たちも初代隊員の野明たちを(隔世遺伝的に)受け継いでいるのでは?と思わせる。
押井守さんのふざけたノリを著者の山村圭氏が再現してると思う。

  • No.324 by 風人  2017-07-08 20:35:50 

小説『パトレイバー THE next generation』ちゃんとパトレイバーしながらいちおう『エヴァ』と『鉄人28号』のオマージュ入れてる。
なんでロシアと日本のハーフ(?)のカーシャが「あんたバカ」と言えるのか(笑)、コンビニ強盗相手に遠隔操作でコントロールされるイングラム2号機はまんま鉄人28号(苦笑)。
コンビニを舞台にしたりカーシャがなぜ日本に来たことで悩んだりとかかつての『うる星やつら』や『パトレイバー』時代の演出を物語にしてる雰囲気。
榊先代班長の志を継ぐシゲさんはまんま『うる星やつら』のメガネさんであり『パトレイバー』のシゲさんのまんま。
三代目の小隊メンバーが少しずつ何かを踏みしめ痛みを感じバカやりながら大人になろう(?)としているのにシゲさんだけは特車二課のむかしのまんまに伝わる。
レイバー=ロボットが必要とされる時代が来るのかどうか考えさせられる(-_-;)。

  • No.325 by 風人  2017-07-09 08:03:22 

『密会 アムロとララァ』富野由悠季さん自身が『ガンダム』を書くとややアダルトな表現。
けど左遷されたシャアとララァの出会い、駆け足ながらアムロがガンダムに乗るきっかけなどアニメ版を補完するように書かれている。
ララァとアムロ視点。それにシャアという三人にしぼられている。
富野由悠季氏は『Vガンダム』を最後にガンダムの小説を書いてないみたいだから今後は書くことがあるのか。

  • No.326 by 風人  2017-07-09 09:43:41 

小説『パトレイバー THE next generation』を読むと基本は初代、三代目もやることは変わらない。
レイバー犯罪の有無が特車二課の存続に大きく関わる。
三巻を読むと特車二課を爆破しようとした犯人については前科なしで身元不明という不可解な人物。警視庁上層部が二課を潰そうとしてるらしいニュアンスが含まれてた。
シゲさんが後藤田さんに“後藤さんに似てきたな”という台詞はおもしろいところ。
何らかの形で初代後藤喜一から後藤田に二課を守れや守ってくれみたいな言伝てがあったのかとも思える。
二課にいる者でかつての特車二課を知る者たちはシゲさんたち整備班だけ。
彼らだけが特車二課を間近に見てきた者たち。
これもなにか意味あるように思える。生き字引。

  • No.327 by 風人  2017-07-09 11:45:22 

『密会 アムロとララァ』短くアニメ版ガンダムに沿いながらアムロ、ララァそしてシャアのそれぞれの視点で書かれている。
三人それぞれ生い立ちはちがいアムロやシャアにしても女性の好みか必ずしもララァではないがララァに惹かれている。
アムロは無自覚にララァに惹かれている描写は秀逸。
ニュータイプであることを自覚しないままニュータイプであるララァと接触したのが悲劇。
だけど現実として考えたらアムロはララァのことがもとで7年間連邦に監視下に置かれてしまう。
ララァはシャアを愛した時点で恋愛、だけどアムロは無自覚にララァに惹かれていた。

  • No.328 by 風人  2017-07-09 20:08:24 

『パトレイバー』シリーズの小説はふしぎな感じ。
富士見ファンタジア文庫版は主に横手美智子氏が書きながら初代第二小隊メンバーの過去を掘り下げたり時にコメディにいじりかたや『THE next generation』もレイバーという存在がほとんど忘れられている時代で塩原たちが希望を持てない若者たちとして書かれながら随所に活気あった時代の名残や昭和の雰囲気や匂いを感じさせる。
近未来というか近未来になってしまった時代を追い越したであろう時代なのに寂れた町や街が出てくる。
富士見ファンタジア文庫版と『THE next generation』は書き手はちがうけど人物はしっかり一冊一冊掘り下げられている。
昭和がむかしのモノになったのは『Always 三丁目の夕日』が大きかったと思う。
『三丁目の夕日』の小説を読むと日本人がよくも悪くも元気だった時代。
だけど『パトレイバー THE next generation』に少しながら昭和の匂いが残っている。

  • No.329 by 風人  2017-07-10 09:39:35 

小説『Always 三丁目の夕日』みたいに日本人が元気に前向きになれた時代もあれば『桜宮サーガ』シリーズの『ブラックペアン1988』みたいに昭和から平成になりバブルが弾けた時代があり2000年を経て時代に閉塞感がつきまとう小説『パトレイバー THE next generation』な時代が現実にある。
どの時代にもしあわせや不幸があるのはわかるし割りきれない点もあるがその時代を知っているのもある。
『三丁目の夕日』の時代はさすがにちがいますけど。
生まれてきた限りは時代は選べない。
関係ないけど同じ『THE next generation』と『TNG』とある『スター・トレック THE next generation』とパトレイバーはちがいすぎる(苦笑)。
とりあえずはいろいろな本を読むことで時代を見つめる目はそなわっただろうか。

  • No.330 by 風人  2017-07-10 14:25:30 

押井守さんこの人もググるとけっこう著書が出てくる。
『パトレイバー』だけではないですね。
『うる星やつら ビューティフルドリーマー』『パトレイバー2』など独特な世界観を持ってる。
『パトレイバー』にあるよくも悪くもいいかげんだけどいちおうの正義感は初代も三代目もあるように思える。
そんななかでドタバタが起きておもしろおかしく演出する奇妙な空間、世界や時間。
『パトレイバー』においては特車二課が正義の味方というのもひとつの価値観や思想と思う。
警察官として初代も三代目も型におさまってない。人間としてだらしなかったり一部破綻してても表面と内に秘めた内面が同時に存在してる。
『うる星やつら』の諸星あたるたちが学生としてめちゃくちゃにやりながらも彼らなりの価値観や倫理観があるみたいに。
あたるがラムちゃんを好きなのになかなか好きとたった一言が言えないみたいに……。
心の内のミクロと社会というマクロを同時に書いているように思える。

  • No.331 by 風人  2017-07-10 19:36:40 

小説『パトレイバー THE next generation』、埋め立て地特車二課にある負の遺産とはなんだろ?
とても特車二課に本庁が狙うような代物があるとは思えない。
だけど考えられるのは後藤前隊長が残したらしいということ。
パトレイバー98式イングラム、レイバーキャリア、指揮車、電算室のコンピューター、イングラムが使う銃火器類(人間が使う銃類も含めて)、あとは過去の出動や事件時の事件書類やレイバーの稼動データなど。
レイバーの稼動データについてはイングラムの開発企業である篠原重工も持っているはずでしょう。
初代隊員である野明たちが動かしては壊し直しては壊し犯罪者のレイバーたちと戦い無数に近いと言えるデータの蓄積はあるはず。
だけどレイバーがほとんどいない時代に稼動データが意味あるだろうか?
負の遺産について詳しいのは現在の隊長である後藤田と生き字引であるシゲさんだけのよう……。
あの埋め立て地に他に何があるという?
ちょっとした推理モノだ。

  • No.332 by 風人  2017-07-11 05:17:43 

小説『パトレイバー THE next generation』を読む時は無意識にアニメや漫画の『パトレイバー』を比べながら初代隊員の野明たちと三代目隊員の明たちを比べながら思い浮かべてしまう。
おそらくそれも押井守氏の狙いのように思われる。
明たち登場人物たちが過去の栄光や伝説と比べてしまうようにかつての『パトレイバー』を知る読者もまた比べてしまう。
時代が異なりレイバーがほとんど必要とされなくなりながら特車二課は存在しながらもやってることは基本かわらない。
埋め立て地の二課でだらだらしながらバカやってなんとかやる気出そうとしてとりあえずの活躍をする。
明たちがかつての野明たちほどに警察官やレイバー乗りとして活躍してないのもまた事実。いつ本庁に二課ごと潰されるかわからない進退極まる事態。
けどふつうに常識的に考えてもかつての野明たちにしても後藤隊長がいなかったら始末書だけで済んでなかったことはたびたびどころか日常茶飯事。
『TNG』の明たちはふこうな時代と表現されたらそれまでだけど後藤田隊長により守られているのも事実。
初代の野明たちと三代目の明たち、ジェネレーションギャップをなぜ物語にするのかという意味もあるのかな?

  • No.333 by 風人  2017-07-11 08:30:04 

小説『パトレイバー THE next generation』は要所に渋い表現がある。
読むたびに人物たちが何か思いふけるたびに何かしらの共感ある。

  • No.334 by 風人  2017-07-11 14:18:04 

小説『パトレイバー TNG』の塩原や明たちは現代の若者を投影してる。
夢や希望がないまま将来が見えない。将来を考えるにも早い年齢。
よく読むと初代隊員の遊馬や野明たちは若干話しに尾ひれせびれがついてると思う。
彼らがヘマをやって始末書を書いたことなど三巻までしか読んでないけど一切触れられてない。
シゲさんや整備班の人たちは初代隊員の野明たちがたびたび失敗や始末書を書いてたことを知ってるはずなのに伝えてない。
おそらく後藤田隊長も後藤前隊長よりそれくらいは聞いてたと思うんだが。
なぜ野明や遊馬たちが失敗や始末書だらけだったことを伝えないのか?
なにかしらの意図が後藤田やシゲさんにあるのかな。
謎だ。

  • No.335 by 風人  2017-07-11 17:34:01 

あらためて小説『パトレイバー THE next generation』一巻を読むと塩原が複雑な気持ちを抱えた自らの職場を守ろうとする気持ちがはっきりある。
たしかにいつ辞めてもいいと気持ちは表にある。
だけどそれは表だけであっていかに特車二課を複雑に思いながらも職場としてギリギリ最低限の愛着はあるよう。
たしかに初代隊員に比較されていい気持ちはしないだろう。
だけどなんだかんだで三代目隊員たちの一応のリーダー格。
後藤田隊長に直談判にいく明たち隊員たちを嫌々ながらも観察し疎ましくも思いながらも一応はいざとなれば指揮をする。
もし本気で二課を辞めたいならすぐさま辞表を出してふつうの生活を送るでしょう。
だけどそれはしない。なにかしら最低限のプライドか自己の確立があるのか折れない。
これはどの時代の若者にもあるでしょう。ひとそれぞれちがうけど似たようななにか……。

  • No.336 by 風人  2017-07-12 05:30:45 

小説『パトレイバー THE next generation』一巻二巻は塩原と明はそれぞれ見たこともない初代の遊馬と野明を意識しながら最終的には特車二課にも初代の彼らにも向き合おうとしてる。
会ったこともない相手を意識し向き合うのは勇気いると思う。
だけどなぜ特車二課に初代隊員たちの写真一枚残ってないのか。
一巻では負の遺産が後藤田隊長自身かもとシゲさんは示唆してるがはっきりしない。
普通に考えて警察組織である以上は初代第二小隊の記録は警視庁、警察のどこかにあるはず。
だけどそれが存在しないのだろうか?現実に考えたらあるはず。
ふと思ったら灯台もと暗し……としたら?
二課のどこかにはあるのだろうか。

  • No.337 by 風人  2017-07-12 14:13:10 

小説『パトレイバーシリーズ』富士見ファンタジア文庫および実写映画版小説『TNG』を読むとパトレイバーシリーズがいかに2000年以降の警察刑事ドラマに影響与えたかわかる。
『踊る大捜査線』シリーズはサラリーマン刑事警察官として演出し『相棒』シリーズは杉下右京という変わり者を主役に置きながら警察組織や社会、市井の人々たちの闇や暗部を演出している。
『パトレイバー』シリーズでも埋め立て地に飛ばされた一応の正義感といいかげんにだらしなさを持った一見ダメ警官である遊馬や野明たちおよび三代目の塩原や明たちはそう演出されながらもなんだかんだで“正義の味方”であると同時にサラリーマン警官という一面。
だいたい上層部と対立するのは後藤隊長と第一小隊の南雲隊長そして『TNG』の後藤田隊長。
『パトレイバー』の発祥がOVAというアニメや漫画ということも警察上層部の闇や暗部は深くは書かれないけど一応警察にもこういうトカゲの尻尾切りする上層部の人たちがいますと示唆してる。
この辺の流れは『踊る』や『相棒』でもたびたび示唆されている。
キャリアの警官は立派、ノンキャリアの警官はコメディとして演出されだらしさなもありが一般市民に近い感情や共感を抱かせるようにドラマでは演出されている(と思われる)。
『踊る』の湾岸署にしてもTVドラマスタート時は僻地、『相棒』の特命係にしても警視庁内の建物内としての意味を含めたエリート内の村八分。
『パトレイバー』と似たような環境や立場にある。

  • No.338 by 風人  2017-07-12 18:35:37 

小説『相棒 season7』(下)亀山薫が去った後の特命係はしばらく右京の相棒不在なまま物語が展開。
右京単独だったり一課の芹沢さん、経理の陣川さんだったりと実験的な試みをしてる雰囲気がおもしろい。
陣川さんが相変わらず騒動を呼んでしまう(笑)。
本人に悪気がないだけ巻き込まれる右京はさんざん。
ようやく最終話に神戸尊の登場。
実験的な物語を展開してることで『相棒』は物語は広がったんでしょうね。

  • No.339 by 風人  2017-07-12 20:24:42 

小説『相棒 season7』(下)のあとがき興味深い。
右京の正義について触れながら正義とは何かと問う。神戸尊にもまた。
『相棒』シリーズは警察組織の闇を同時に書く、あの難しさ。
特命係潰しもまた小説『パトレイバー TNG』同様に警察の上層部と現場の対立に似る。
右京の一見飄々とした態度は後藤隊長と後藤田隊長に被る。
後藤隊長と後藤田隊長(ややこしい)もまた本庁でカミソリだったために埋め立て地特車二課に飛ばされたらしい。
現実の警察組織においてカミソリやジャックナイフとしてキレすぎたために飛ばされるということがあるかはわからないけどフィクションではその方が都合がよくおもしろいと思う。
人物の背景が何らかの果たちでできるから。
右京の場合は小野田公顕との過去の確執がありながらも一方では彼により特命係が一応は守られている背景がある。

  • No.340 by 風人  2017-07-13 18:16:06 

小説『相棒 season7』(下)で神戸尊が報告書か何かを作成してる際に亀山薫に会ってみたいという文章を残してる点はおもしろい。
杉下右京は慣れている捜査一課トリオでさえも得体の知れない存在感がある。気が合うのは鑑識の米沢守かたまきさん程度。
亀山薫だって当初は振り回されながらも事件の大小に関わらず接していくことで意見や意思をぶつけ向き合う関係になっていった。薫は基本誰にも特に被害者には感情的なことも含め思いを近づけることがある。よくあるドラマの刑事の典型であるが故に右京はなにかしらの影響はあったと思う。
神戸尊は当初は官僚体質が染み付いているがために距離を取る。距離を取りながらも独自に観察していく。
小説『season8』以降を読まないと内容は思い出せないけどまたいずれ。

  • No.341 by 風人  2017-07-14 06:22:45 

小説『踊る大捜査線』『相棒』『SPEC』『パトレイバー TNG』などを比べて読むとおもしろいかも。
それぞれ警察モノだけど描き方やテーマは異なる。
『踊る』のサラリーマン警察という描写、キャリアとノンキャリアの対立と融和、『SPEC』シリーズのはみ出しモノ感じこれも『パトレイバー』に通ずるところ。
『相棒』は杉下右京によるところは大きいけど相棒となるキャラや米沢守、捜査一課トリオ、ゲストキャラが華を添える魅力ある。
警察モノは過去の事件や事柄が人物に影響を与えるところもある。未解決の人物やあるいは上司の謎めいたところ。これは『踊る』なら和久さんが警察官殺しの事件を解決できずに悔やみながら青島らと解決していったり『相棒』でも特命係という謎。初期は右京と小野田の謎ある関係。
『パトレイバー』シリーズだと富士見ファンタジア文庫版で「ブラックジャック」というサブタイで野明と遊馬が当初は好奇心から後藤隊長の過去を調べるが意外な展開になっていく。
こういうのは警察モノのひとつの醍醐味。上司やそれに連なる事件で警察組織を人物たちが見つめ直すきっかけにもなる。
そしてそれはひとつの成長をうながす。

  • No.342 by 風人  2017-07-17 05:15:09 

小説『パトレイバー TNG』で三代目隊員の明は九州かと思えば埼玉という。
初代の野明が北海道苫小牧に比べたらやや平凡感は否めない。
塩原にしても父はふつうのサラリーマンであり初代の遊馬が篠原重工の次男に比べたらこちらも平凡は否めない。
だけどなぜこういう違いを人物に作ったかという押井守氏の意図。
アニメや漫画の頃の『パトレイバー』はレイバー犯罪在りし日の全盛期、かたや小説および実写映画の『TNG』は世界からはおろか日本からもレイバー産業がほぼ撤退したなかに数少ないというか唯一特車二課があるというレイバーが衰退したなかでのパトレイバーがある存在。
レイバーそのものがほぼ日本でさえも活躍してないのにパトレイバーが時代から取り残されたように埋め立て地にある。
高度経済期やバブル期の頃さえの夢や希望さえないという。
とりあえず読んでわかるのは現代の若者同様に塩原や明たちは夢やその他のモノが喪失してるなかで何かを得ようと埋め立て地特車二課で等身大で悩み葛藤しつまらない言い合いや喧嘩しバカ騒ぎを繰り返しながら得ようとすること。
押井守氏が『うる星やつら』やかつての『パトレイバー』と同じことを描きながら夢や青春などを取り戻そうとしてるのではないだろうか、と思う。

  • No.343 by 風人  2017-07-17 14:19:39 

積んでる本をあせって読む必要はないけど目を通すくらいはしときたい。
夏になると学生の頃を思い出すようになったら歳だなと思う(苦笑)。
学生当時の流行りのベストセラーや有名な本はなんだったんでしょう?
もっぱら私は私の道しかいかないから(>_<)。

  • No.344 by 風人  2017-07-19 07:57:49 

暑さに負けていたけど少しは本を余裕持って読めるようになったかな。
学生時代にもう少しいまの何分の一でも興味の幅を広げておけばよかったかなと思う。
『モルフェウスの領域』や『アクアマリンの神殿』みたいな作品を当時目にしていたらまたちがったかな。

  • No.345 by 風人  2017-07-20 16:03:20 

『時をかける少女』『時空の旅人』『仁-Jin-』ノベライズとタイムトラベル、歴史改変モノの小説もなぜか手にする。
『時をかける少女』はまだ積んでる本だけど。
歴史改変というのも興味深い。
『仁-Jin-』ではやはり龍馬暗殺が避けられなかったのはショックだけど南方仁がいずれは未来へ還るには龍馬の存在が必要というのもロマンある。
龍馬も未来(現代)を見た者のひとりである。
歴史改変はSFのテーマでありロマンある。

  • No.346 by 風人  2017-07-20 18:22:22 

小説『時空の旅人』の教授が過去の人物であるにも関わらず現代の人物たちや未来人を受け入れている。
『仁-Jin-』における勝海舟の役割を果たしていると言えるかな。
タイムトラベルや歴史改変モノはこういうものわかりのいい人物を配するのは利点。
同時にこんな人物がいないと主人公たちが過去の歴史に放り込まれた中で何をしていいか見失うおそれもある。
歴史改変モノはタイムパラドックスとの戦いでもある。フィクションとして許される範囲内の歴史改変、一方では現実として歴史を変えてはいけないぎりぎりの制限。
あらためて考えるとむずかしいジャンルと言える。

  • No.347 by 風人  2017-07-20 20:54:10 

小説『時空の旅人』。
むかし劇場アニメ映画では見たけど時間の流れについては多重平行世界として解釈されてるみたい。
同じ時間管理局という組織があってもそれぞれ別々の時間の流れから彼らが来て歴史を守っているらしい。
歴史の流れを史実通りに一定に守るためと思われる。
だけど人物の主人公たちは戦国時代の中で考え決断しなくてはならない。
この辺は『仁-Jin-』などと同じ。
もし歴史が変わっても本当に未来のためによくなるという保証はないと思うのもひとつの感想。
もし信長が本能寺で暗殺されなかったら、もし龍馬が殺されなかったらなどは考えても空想という名のフィクションに過ぎないかもしれない。

  • No.348 by 風人  2017-07-21 19:09:07 

小説『時空の旅人』では分岐により無数に歴史の流れがあり我々が知る歴史と知らない歴史が存在しまた時や時代ごとに同一人物でさえも分岐してしまうかあるいは別人がなり代わってしまうかとにかくいくつも無数に歴史や人物が存在してしまうことになる。
この辺は著者の眉村卓氏がわざと複雑にし読者に想像や思考の余地を与えているかもしれない。
だけど主人公たちは自分たちが流れてきた時間の流れで考えながら時間管理局員の言葉から判断していくしかない。
『時空の旅人』はちょっと複雑だけど『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に近い点はある。

  • No.349 by 風人  2017-07-23 10:33:38 

作家さんは卒業文集でいい文を残してるとさまぁ〜ずの「神ギ問」でやってましたね。
羽田圭介さんは相変わらずあざとい感じですが見方を変えればそれだけ幼い頃から頭を使えて文章や表現力の吸収と使い方ができたんでしょう。

  • No.350 by 風人  2017-07-24 07:26:19 

ネットのおかげで偶然から知らない小説や書籍を知ること出来る。
学生時代や若い頃は本屋や中古書店をあちこち走りまわりながら探したもの。これはこれで直にたしかめられたり新しい発見もあった。
だけどネットにくらべたら情報不足は否めない。だけど若い頃はネットはなかったから。
機会を見つけて手に入れましょう。

  • No.351 by 風人  2017-07-28 13:04:19 

講談社キャラクター文庫の『仮面ライダー響鬼』は朝日ソノラマ文庫の再録かなと思ったら全然ちがいましたね。
ちらっと目を通したら戦国時代を舞台にし『変身忍者嵐』と共演してかのよう、なおかつエピローグで1971年の『仮面ライダー』につながるようになってるよう。
朝日ソノラマ文庫版はテレビシリーズの冒頭を物語にしてヒビキと明日夢の出会いを書いてましたが、講談社キャラクター文庫版まったく別物ですね。
手にしないとわからないですね。

  • No.352 by 風人  2017-07-28 18:34:59 

小説『仮面ライダー響鬼』、小説ならではの物語。
江戸時代で天下泰平となった時代を背景にし武士と朝廷の対立、家康と初代服部半蔵、鬼となった響鬼の生き方、嵐ことハヤテの出会いそしてヒビキとハヤテの過去。
非仮面ライダーである『変身忍者嵐』の共演というのは大きい。もともと『響鬼』が“仮面ライダー”を為さない企画だったことからの起因でしょうね。
三代目服部半蔵の野望は赦しがたい。ラストに蝕鬼(しょっき)となる半蔵。
しかし悪は滅びない、また受け継がれて現代社会でショッカーとしてよみがえる。
昭和時代の『仮面ライダー』に継承され“仮面ライダー”という男に受け継がれ正義の魂も継承されてゆく。
蝕鬼(しょっき)からショッカーという連想(?)は興味深いところ。
『鎧武』の小説でも他の平成仮面ライダーに触れらていたけど『響鬼』は昭和時代の仮面ライダー・本郷猛に回帰する。

  • No.353 by 風人  2017-07-28 19:34:33 

小説『オーラバトラー戦記 アの国の恋』はアニメ版『ダンバイン』を彷彿させながら小説ならではの細かい物語になってるぽい。
バイストン・ウェル・サーガは富野由悠季氏にとってはライフワークのようですからね。
バイストン・ウェル自体の解釈もやや『ダンバイン』とは異なるよう。
性的な描写は小説版『ガンダム』とは同じだけど『オーラバトラー戦記』の方は歴史もの大河ドラマみたい。

  • No.354 by 風人  2017-07-29 08:34:07 

小説『オーラバトラー戦記』は11巻。
少々、長いでしょうか。『相棒』シリーズでさえとりあえず半分、『相棒』は上下巻だから実数はさらにある。
『オーラバトラー戦記』も一巻冒頭を読んだけど富野作品のお約束を踏みながらジョグは悩むよう。

  • No.355 by 風人  2017-07-31 17:06:14 

小説『オーラバトラー戦記』を読むと人間関係、状況がけっこう変わる。
いまのところドレイク・ルフトは巨悪というよりはふつうに一領主の雰囲気である。
バーン、ガラリアはジョグに対してよき兄貴姉貴分。

  • No.356 by 風人  2017-08-01 12:27:39 

小説『オーラバトラー戦記』主人公ジョグが少しずつバイストン・ウェルに慣れていくのはヒロイックファンタジーの様相。
だけど富野由悠季氏の本なので随所に過去への振り返り、現在への葛藤などがあらわ。
これは『ガンダム』シリーズにも多く見られ『イデオン』にもある。だけど流れ流される状況のなか主人公は常に選択を迫られる。
80年代頃の富野さんのスポンサーの意向もあるにせよ血気盛んなところは読み取れる雰囲気。
ショット・ウェポンがアニメ『ダンバイン』とちがうところあるけど日本人をバカにする人物として書かれてるのは『ガンダム』世界の日本文化にも通じる。
富野由悠季氏はアニメでは触れないけど小説版では宇宙世紀だろうが『オーラバトラー戦記』だろうが海外から見た日本の風習や文化をそれとなく残している。
富野氏なりの日本人観もあると思う。あるいは戦時中の生い立ちなどからでしょうか?

  • No.357 by 風人  2017-08-01 13:38:00 

『スレイヤーズ!』シリーズはむかし一度挫折した思い出がある。
一、二冊買って読んでそこでしまいだった。いま思えばもう少し読んでおけばよかったかな。
アニメの方は第三シリーズまで見てリナの秘密やさらにハードになる冒険の旅、魅力的なキャラが出て当時も読んでおけばよかったと少し後悔したかなと思う。
当時は同じ富士見ファンタジア文庫でも『パトレイバー』に傾いてたから。
『オーラバトラー戦記』を読むとヒロイックファンタジーも悪くない。

  • No.358 by 風人  2017-08-01 17:13:38 

ようやく小説『オーラバトラー戦記』一巻ざっと読めた。
ドレイク・ルフトが勇ましい王の器である布石や娘アリサがアニメ『ダンバイン』のリムルとはかなりキャラが異なる。
囚われたジョグはいささか気の毒ながらおそらくこれらの経験が後々の物語で真の意味での“聖戦士”へとなっていくんでしょうね。
人として戦士として恥をかぶりながらも異世界バイストン・ウェルで戦い生きるために……。
だけど異世界に飛ばされてそこで本当に生きていけるか疑問。

  • No.359 by 風人  2017-08-01 19:11:12 

小説『パトレイバー TNG』二巻のシゲさんと小説『パトレイバー 風速40メートル』(映画一作)の榊精太郎班長は似てますね。
榊班長は映画一作では「レイバーを川に落っことした馬鹿はどこいった!?」と怒りを露にし『TNG』で班長となったシゲさんもまた「レイバーに空手の型をやらかした馬鹿はどこにいった!?」と怒鳴る。
整備屋の血でしょうかね(笑)。機械やレイバーをぞんざいに扱うと機械屋整備屋畑の者たちの熱い血や情熱でしょうか。
特車二課の馬鹿をやりながら悩み葛藤し自分の内面とも向き合いながら馬鹿を毎日くだらなくもおもしろおかしく生きていく。
ただそこで世間や誰かに必要とされていく自分を探していく。

  • No.360 by 風人  2017-08-02 17:56:24 

小説『となりのトトロ』は映画で触れられてないところが書かれてる。
より内容が具体的だったりサツキたちが舞台となる田舎に来る前のことなどが記されている。

  • No.361 by 風人  2017-08-03 17:49:10 

小説『人造人間キカイダー THE Novel』。
ジローがキカイダーに変身して「機械的にいこうか」の台詞はまあいいけどジローが人間態である時は立体映像で擬装してるというのは納得できない。
たぶんに時代の流れなんだろうけどふつうに人間態に擬装してはいけないのかなと疑問。
『THE Novel』で冒頭面白いのはキカイダーのもとなるロボットの概容、青と赤のそれぞれ異なるロボットとして紹介されキカイダー誕生への伏線となる。
もうひとつダークが送り出したアンドロイドマンの追跡、戦いのなかアンドロイドの一体から見た物語。
ロボットや機械として誕生した者の生死や悲哀を端的に描写している。
ここのアンドロイドマンだけでも短編として物語が成り立つのが面白い。

  • No.362 by 風人  2017-08-07 08:37:10 

『帰ってきた時効警察』、以前通販で間違えて大きい方を買ってしまって後悔してたら昨日文庫本があり購入。
直に目にしないといけない時もある。
『都市伝説の女』シリーズも二冊目読まないといけないけど秋くらいでないと季節柄落ち着かないかな。

  • No.363 by 風人  2017-08-07 14:19:52 

小説『となりのトトロ』アニメより内容が細かい。
お父さんの仕事に触れられてたり三人が住む家の描写をサツキ目線で語られていたりアニメだと伝わりにくいところが丁寧に伝えられている。

  • No.364 by 風人  2017-08-08 04:36:39 

小説『となりのトトロ』田舎らしい雰囲気が伝わる。
むかしの古き良き日本。NHKの『小さな旅』などでたまに取材されますけど現代日本では数少ない風景になったかもしれないですね。
小説は基本的にサツキ目線が主体だから時に小学生らしく時に母親代わりらしい描写が素朴かつリアルに思える。
勘太くんとはなんとも言えない微妙な関係(笑)。

  • No.365 by 風人  2017-08-08 05:53:17 

読んだ本の内容を忘れてる時は忘れてるのにふとなにかの拍子に思い出す。
読んだ本はたいてい忘れないことかな?

  • No.366 by 風人  2017-08-08 13:37:46 

小説『となりのトトロ』描写が細かいかつ丁寧。
サツキたちが引っ越した家や周辺の田舎の描写。
だけどアニメ映画とちがいメイがトトロにはじめて出会う場面はなくサツキが彼女が木のトンネルで倒れている場面となって直接は書かれてない。
サツキやお父さんはメイからトトロやトトロが森の主であることを知る。
小説版になるとアニメ映画ではカットされてる点があったりして別な角度から知れる。

  • No.367 by 風人  2017-08-09 04:40:01 

小説『時効警察』。
『TRICK』シリーズ同様にシュール(笑)。コメディをメインにしながらも一応はシリアスさを持つ。
だけど殺人事件のトリックの解決の仕方は絶妙。それでいて主要な人物たちが変なキャラで笑いを誘う。

  • No.368 by 風人  2017-08-10 08:47:35 

小説『時効警察』シリーズは一日一話の単位で読みたいけど暑い。
学生の頃に比べたら読むだけはラク。ただ書籍から吸収はしたい。

  • No.369 by 風人  2017-08-10 14:41:37 

小説『となりのトトロ』。
なにかとサツキ一家に世話を焼いてくれるおばあちゃんは大垣のおばあちゃんと小説はなってましたね。
勘太くんは名前出て一部サツキと親しくなった同級生は名前はアニメでも出てくるけど小説はサツキ目線で細かくくわしい。
昭和の頃の田舎の学校という感じがたまらない。

  • No.370 by 風人  2017-08-12 06:03:36 

昨日は『時効警察』ちょっとしか読めなかった。
だけどテレ朝系ドラマノベライズはところどころにパロディがありますね。
『相棒』シリーズでは劇中映画関係での事件があったり『時効警察』では二時間ドラマのサスペンスモノ、『相棒』でしたっけ。特撮モノのパロディとか。
『TRICK』の映画かな?仲間由紀恵さん演じる山田奈緒子が仮面ライダーぽいポーズを取ってた記憶もあるかな?

  • No.371 by 風人  2017-08-15 13:16:17 

なぜか『空想歴史読本』の文庫版を購入(笑)。
文庫になる以前から何度か立ち読みはしたことあるものの購入は考えなかったのに。
地球は『マグマ大使』のアース様に作られた。とんでもない歴史の始まり(爆)。

  • No.372 by 風人  2017-08-15 13:24:50 

『空想歴史読本』によるとすでにアトムは誕生し、『ガンダム』では太陽光発電衛星1号機が打ち上げられ、『未来少年コナン』では大変動あって大陸が沈没、マクロスはすでに進宙式、再び『ガンダム』では地球連邦軍設立、『エヴァ』のネルフも誕生。そんななかに日本が対米戦争で勝利→これは『トップをねらえ!』。
他はジェッターマルス、に使徒襲来。
空想歴史に生きてたら生きるのさえムリそうorz。

  • No.373 by 風人  2017-08-15 16:33:14 

『空想歴史読本』購入してあらためて読むととんでもない内容。
東京タワーは破壊されるわ怪獣は出現するわヒーローが70年代は闊歩するわ。
平和な時が長く続かないし日本は二度沈没してるし第三次世界大戦は何度起きてるんだ。
よもや人類を滅亡させるのは『猿の軍団』の猿という……。
そして歴史は繰り返すという無限ループのオチ。
いろいろなラノベやノベライズを読んでるが『空想歴史読本』を踏まえてみたらおもしろいかな……?

  • No.374 by 風人  2017-08-16 02:26:43 

『空想歴史読本』。
著者自身も自らつっこんでるけど矛盾は多々ある。
もとがフィクションな上になおかつ個々の作品によっては作品世界内の年代か特定されながらも曖昧。
昭和時代のウルトラ兄弟が実は同時に地球に滞在していたくだりは笑った。
実際はちがうんでしょうけど空想歴史ではその可能性もあった。
70年代はショッカーが台頭してからはヒーローや悪の組織だらけだった日本。変身ブームによるヒーロー番組の群雄闊歩による弊害(笑)。
いろいろ笑えるつっこめる。

  • No.375 by 風人  2017-08-16 09:38:23 

平成および21世紀に入ってからのアニメや特撮作品を踏まえて『空想歴史』をしたらとんでもないことになりそう。
『空想歴史読本』ではなく『スゴい科学で守ります』シリーズでしたっけ。
『スゴかが』では1999年が『オーレンジャー』と『ゴーゴーファイブ』で二度やってきてるんですよね。
『クウガ』『タイムレンジャー』から現在に至るまでの東映作品、テレ東の超星神シリーズ、トミカヒーローシリーズ加えアニメ作品などを加えたら2000年および21世紀以降の『空想歴史』はさらに混乱しそう(爆)。

  • No.376 by 風人  2017-08-16 10:00:41 

『空想歴史』を踏まえれば2000年以降は平成ライダーが途切れてないので戦隊シリーズを除けばライダー世界は毎年何らかの危機には遭ってる。
アニメ作品はさほど見てないけど『僕のヒーローアカデミア』『ドライブヘッド』『リフレクション』などが被害や災害を与えてる。
だけど『パトレイバー』について実写映画およびノベライズの『TNG』になるのでパトレイバーは衰退してることになる。
『空想歴史』は本に記してありましたが矛盾は多くある。

  • No.377 by 風人  2017-08-17 06:02:13 

ドラマ『ファイナルファンタジー14 光のお父さん』ブログからドラマ化みたいだったですね。
オンラインゲーム、ファイナルファンタジーという題材。父の突然の退職を通してゲームを通じての父子のコミュニケーション。
ドラマは短かったけど比較的内容が充実。息子の主人公の仕事の失敗をお父さんを通してなんたるかを知ったり同僚については鈍感だったり(笑)。
ファイナルファンタジーの場面はほぼゲームのまま的でアニメ的、声優の起用がいまのアニメのまんま。
大杉蓮さんが天然気味なお父さん。だけどシリアスな演技は熟練した俳優さんの貫禄。
本になってるみたいでちょっと読んでみたいかな。

  • No.378 by 風人  2017-08-17 19:48:45 

小説『時効警察』、第六話 恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第の物語。
犯人が整形した逃亡犯で実は行きつけの飲み屋のママが犯人だったという。豊原功輔さん演じた十文字が一目惚れしてしまい気の毒なお話。
整形した逃亡犯が実は近くにいたみたいな話は現実にも以前ありましたね。
あながちこういう物語も実は世間に知られてないだけで世間のあちこちにありそうに思える。

  • No.379 by 風人  2017-08-19 05:13:25 

『空想歴史読本』。
『ウルトラマンガイア』には触れられているのに『ティガ』『ダイナ』には触れられてない。
『ティガ』には超古代にティガダーク、カミーラたち超古代の巨人が文明を築いてたはずだけど触れられてない。
なぜ?混乱をきたすから省いたのかな。

  • No.380 by 風人  2017-08-20 06:15:18 

小説『サイボーグ009 完結編』一巻二巻はそれぞれ00ナンバーたちを個々に書いてるから物語としてはバリエーションが豊富。
各々、各国を舞台にしながら“神”らしい存在と相対する怖さ不気味さ不可解さ。いかなる表現もあてはまらない。
一巻二巻において特徴的なのは生前の石ノ森先生の目線を通してメタフィクション的でありながら作品への愛情や漫画家になった経緯など語られてまるで作品の中に石ノ森先生が生きているように感じる。
“神”という未知なる存在に対しギルモア博士、00ナンバーのサイボーグたちの苦悩や葛藤、戸惑い。
“神”が彼らにコンタクトしたのもぎりぎり人間であるかないかの境にあるから。
そして物語に直接触れられてないが00ナンバーたちがブラックゴースト(黒い幽霊団)などと戦ってきた経緯があったからと思われる。
“神”は彼らを見ていた……。

  • No.381 by 風人  2017-08-20 09:53:06 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻。
005ジェロニモを主役とし南米を舞台に活躍。
ジェロニモは他の00サイボーグとちがいひとりだと孤高であり文明社会とほとんど交わりがないのが特徴といえる。
また同じ石ノ森原作『仮面ライダーアマゾン』のアマゾンより人生経験深く積み重ねている風。
『009』が『仮面ライダー』以前の作品という歴史もあるし『009』作品完成の経緯に出版社に借金して世界各地を回った経験でしょうね。
これに『009』が持つテーマの反戦という重たいもの。
文明社会と無関係ではいられないのは発展途上国だけでなく未開の少数民族にも影響を与えている。
別作品の小説『仮面ライダーオーズ』の英司の章にも直接間接的ながら部族の生活に大なり小なり影響を与え悲劇をもたらしている。
ただ『009』ジェロニモの章を読むといかに文明人が文明のなかで生きすぎ慣れすぎてることが重く伝わるのもある。
とはいえ文明に慣れすぎてるためにどうしようもないともまたいえる……。一読者としていえば文明に甘んじ逃げもあるかもしれないですね。

  • No.382 by 風人  2017-08-21 20:49:36 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻の007を主役とした「幽霊劇場」はタイトルだけしか残されてなかった。
初めに読んだ時は生前、石ノ森先生が構想はあったが書けなかったとも思えるが見方を変えれば息子丈氏が俳優、脚本、演出家として活躍なさっているから彼のために遺したとも考えられますね。
後付けや良心的解釈でもありますが、息子丈氏が舞台に精通してる役者でもある。
舞台や役者、その表裏を知る数少ないであろう血縁者。
丈氏は生前の石ノ森先生との会話をテープに残そうとも考えたがあえてしなかった。それは石ノ森先生の魂を削る行為と思ったともある。
これも見方を変えれば役者が“見て聞いておぼえる”行為とも解釈できる……と思う。
あえて記憶や思い出に刻むことで文章にしていく。
実際は当人同士でわからないものはあるでしょう。そこは読者は想像する以外ないのがまことに残念。

  • No.383 by 風人  2017-08-21 20:59:10 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻、005ジェロニモの章と006張々湖の章。
このふたつの章に共通してるのは南米とチベットと舞台が異なりながら滅びゆく少数民族が示唆しそれが現実であること。
南米は森林伐採や貴重な動物の密猟、少数部族を白人が文化文明による買収、それにより滅びゆく原住民文化や風習。
チベットもまた中国や宗教による争い。目には見えない政治やテロの弾圧など。
張々湖の章はややコメディに書かれていてイメージできる読者には脳内に漫画として投影される雰囲気。だけどコメディの裏にはしっかり“神”の存在を示唆する謎がある。

  • No.384 by 風人  2017-08-22 12:39:16 

小説『サイボーグ009 完結編』のジェロニモと張々湖のふたつの章は若干の差異はあるにせよ文明社会から遠く書かれている。
ジェロニモは南米で彼なり少数部族の誇りを持ち自然と共に生きるナチュラルマンとしての生き方、かたや張々湖はひょんなことから中国からチベットに足を向け山に入りここで民族対立や宗教対立など人同士の争いを垣間見ながら自らが求める食の探検をしていく。
小説表現としていえば『009』は各々の章はバラエティに富んでるから一定してない。
張々湖の章もそれが特徴的に表現されている。
ただ再読したら00サイボーグたちは“神”と呼ばれる者たちに導かれて相対するように物語が進行している。
神の側からのコンタクトや“試し”とも……。

  • No.385 by 風人  2017-08-22 20:43:33 

小説『サイボーグ009 完結編』張々湖の章。
一見するとコメディやギャグぽく表現されてるが、内容はシリアスかつ哲学的。
チベットに生きる人々の様子を描いてそこにもある滅びゆく民族や文化、宗教対立などを挟みまた張々湖の過去にも触れていく。
00ナンバーのサイボーグ戦士はみな過去に触れてはいる。
張々湖はコメディリリーフな役割は007ブリテンと同様だけど彼の内にも熱く秘めた思いは人として戦士としてあるということ。
雪男イエティとの遭遇も伏線であったことが三巻で明かされる。

  • No.386 by 風人  2017-08-24 14:54:07 

小説『密会 アムロとララァ』に続いて『フォウ・ストーリー』を購入。
どちらも基本テレビ版シリーズが元になってますね。
短編小説だけど内容が濃い。

  • No.387 by 風人  2017-08-24 18:35:04 

小説『Ζガンダム フォウ・ストーリー』。
ようやく読めたけど悲しい物語。
フォウが香港でカミーユに出会う直前までの物語だけどあまりに切ない。
フォウが戦災孤児という過去、一年戦争の際に記憶を喪失したこと。
ミハル・ラトキエの弟ジル・ラトキエ。
ジルはこんな形で後日談が語られるとも悲劇。
もうひとりいた少女は脱走の末に射殺されるという顛末。
記憶を喪失したフォウもまた悲しいがふたりの少年少女の半生は悲しすぎ(涙)。

あとがきでは著者の遠藤明範氏が小説版『ガンダムΖΖ』を書く経緯に触れられてましたね。
『フォウ・ストーリー』がなければ小説『ガンダムΖΖ』は生まれずまた富野氏からの推薦だったようですね。

  • No.388 by 風人  2017-08-25 17:23:52 

遠藤明範氏の著書は『機動戦士ガンダムΖΖ』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』『フォウ・ストーリー』でしょうか。
角川スニーカーではそのようで他社はわかりませんが。
この人の特徴のひとつにわかりやすく読みやすい表現。比較的アニメ版に準拠した表現だから作品を知る読者には読みやすい。
『ΖΖ』の物語をたった二巻でまとめる構成力は『真ゲッター対ネオゲッター』でも生かされている。
作品について適度な距離を取ってるスタンスを感じる。思い入れや熱意などはスタッフや出版社などから受け取りながらもけっして過剰な思い入れで作品を書かない。
『ΖΖ』でも地球での戦いを経験しグレミーやハマーンに思いをぶつける主人公ジュドーの言葉は未来を切り開く存在として書かれ『真ゲッター対ネオゲッター』でもゴウが恐竜帝国の未来ある者たちを救うために“ゲッター”に問う。
『フォウ・ストーリー』は残酷な物語ではあるがフォウの成長の物語を書くために彼女にとっては救いある展開とし、読者にとっては残酷な展開としている作家の性格(?)があらわれている。

  • No.389 by 風人  2017-08-26 06:29:40 

遠藤明範氏、楽天でググッたら角川以外でも作品を書いているみたいですね。
ググると知らない作品を発見する。

  • No.390 by 風人  2017-08-26 17:07:48 

小説『密会 アムロとララァ』でもレビル将軍はニュータイプらしい素質を見せながらも戦死。
他のガンダム小説に限ったことではないが優秀な人物や好感ある人物は戦場で亡くなる。
ガンダムシリーズに限らないがふつうの小説でも好感ある人物は主人公たちの前から何らかの形でいなくなる。
現実とフィクションがさほど変わらないところはある。フィクションはやや美化されるが現実も“思い出”になると美化されていくからふしぎ。

  • No.391 by 風人  2017-08-27 09:23:33 

今日はブックオフのセールが最終日。
読めてない本もあるけど。

  • No.392 by 風人  2017-08-27 15:18:39 

『未来少年コナン』の小説と『赤毛のアンの世界』という文庫のみ購入。
世界名作劇場の繋がりから『未来少年コナン』はノベライズされたのか?
『赤毛のアンの世界』は私が『アン』よりはプリンスエドワート島が好きで興味あるから購入。

  • No.393 by 風人  2017-08-28 05:31:55 

21世紀になっても世紀末思想は人間の意識にあるんでしょうか。
小説『サイボーグ009 完結編』自体は生前に石ノ森先生が二度作ろうとしながら頓挫。亡くなる直前まで息子丈氏に託し完成に至る。
若干、作風を現在の時代に合わせてるためややオリジナルとは異なるにせよ紛れもなく『009』である。
宮崎駿さんが関わった『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』この両作品も一度は何らかの形で世界が滅びたことになってる。『コナン』は劇中の大変動、『ラピュタ』は疫病か何かが流行ったことでラピュタ人はラピュタを放棄し地上に住むことになる。
映画版『トランスフォーマー』もたびたび世界が滅びそうな事態に陥る。もとになったG1アニメが毎週のように地球を危機に陥れてたし(笑)。
小説版『トランスフォーマー』が内容が丁寧。
ブックオフなどで文庫本の棚を見るといろいろなジャンルの本がある。
ダヴィンチやタイタニックなどの考察本だったり趣味や装飾の本など。
だけど世界が不安な情勢だし何かにすがりたい心境はある。人間関係や将来だったり心や精神に救いを求める本もある。
私は『赤毛のアン』関係でプリンスエドワート島関係の本はまれに手にする。
プリンスエドワート島に癒しを求めているかもしれない。

  • No.394 by 風人  2017-08-28 07:24:09 

『コードギアス・反逆のルルーシュ』買おうと思ったけどいまはまだ読むの先にしたい。
『ガンダムSEED』と『destiny』は時間かかった。
ガンダムシリーズの小説はこの二作品でかなり間があった。
この後『00』『AGE』『ビルドファイターズ』はすぐだったけど。
若干とまどいある作品は読むのを躊躇うか考える。
『密会 アムロとララァ』『フォウ・ストーリー』『パトレイバーTNG』などはすんなり読める。

  • No.395 by 風人  2017-08-28 07:55:10 

『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』『ルパン三世 カリオストロの城』この当時の宮崎駿さんの思想は強大な権力と軍事力に立ち向かう主人公、反戦なんでしょうね。
『コナン』はレプカ、『ルパン三世』はカリオストロ伯爵、『ラピュタ』はムスカ、だけど権力者を倒して物語はラストは平和になる。それは大団円。
だけど現実はそんなことはない。一時の平和でしかない国など多数ある。
『ラピュタ』においてもムスカがいた国は相も変わらず存在しドーラの空賊たちが適度に悪さやちょっかいをして懲らしめるみたいなのが小説版でわずかに書かれていたでしょうか。
『コナン』『カリオストロの城』『ラピュタ』はある意味世界の縮図。
だけど反戦の思想は石ノ森先生の小説『サイボーグ009 完結編』もでしたが本当に倒したのは“悪なのか?”という別な問いかけを生む。
作家や漫画家は常に疑問持ちそれに答えようとする。

  • No.396 by 風人  2017-08-28 10:57:34 

小説『未来少年コナン』調べたら四巻構成。
竹書房の世界名作劇場の本が一冊で完結してるのに比べたらちょっと長い。
だけど『未来少年コナン』は古きよきアニメ時代の面影はなにかしらいいものがある。

  • No.397 by 風人  2017-08-28 20:14:54 

小説『サイボーグ009 完結編』、それぞれの個々の章のひとりひとり皆何かしらかつての戦いから自分だけの哲学(みたいなの)はあるみたい。
001イワンに限ってはギルモア博士の代弁だけど。
ジェット・リンクは探偵をしながらウェストサイド物語や不良のようにグレながら、フランソワーズはバレエ劇を通してサイボーグとなった自らと架空の劇物語を通し、ハインリッヒは過去と向き合い、ジェロニモは文明社会に侵され破壊されてゆく自然や滅びゆく部族を通し、張々湖は己が求める食を通しチベットにある宗教や国の対立から彼もまた自らの過去と向き合う。
ブリテンの章はフランソワーズの章に似ながらもこちらはバレエではなく演劇や役者という形でブリテンは語る。
9人それぞれにサイボーグに改造された経緯や過去と向き合いながら個々の哲学を持つ。
ブリテンはかつてのブラックゴースト(黒い幽霊団)との戦いをフィクションのように活劇として充実しながらも敵とはいえひとを殺める行為は胸に残っている。
この辺は単純な正義に書いてないのが石ノ森先生と息子丈氏らしさでもある。
“正義”について問う問われるは石ノ森作品は多々ある。

  • No.398 by 風人  2017-08-29 06:20:17 

『未来少年コナン』のダイスは憎めない悪役ですね。
当初はラナに憎まれてますけど。ジムシーは比較的に早くに彼女に理解されてる。
コナンの馬鹿力は小説でも遺憾なく発揮されてるの伝わる。
インダストリアの文明人と残され島で育ったコナンの違いもあるんでしょう。
見方を変えればコナンの生き方は自然な人ね生き方かもしれない。

  • No.399 by 風人  2017-08-29 13:39:49 

北朝鮮のミサイル発射怖い。
90年代に制作されるもOVAで未完に終わった亡き横山光輝氏の『マーズ』。
この小説版はちゃんと完結で終わってるんだけどマーズの動向、監視人、神体の存在と共に断片的ながらこの作品に北朝鮮もちょこちょこ世界情勢に関わりを持つ。
日本やアメリカが監視人と神体を相手にしてるか最中にも世界情勢が皮肉にも緊張化していく。
『マーズ』はフィクションだけど世界情勢の緊張化は怖い。

  • No.400 by 風人  2017-08-30 05:51:41 

学生時代は読書感想文はいやでしたけど大人になったいま本を読むこと多い。
テレビ番組がつまらなかったり元気がないのもあるけど小説や物語、いろいろな考察本やカルチャー本などいろいろ読んでる。
本を読むということが若い頃に形成されてたの実感する。

  • No.401 by 風人  2017-08-30 06:08:38 

小説『未来少年コナン』も一度は世界が滅びた世界。
もしもだけど現代文明も一度(あるいは複数)は滅びた文明の後に成り立ってるんでしょうね。
古代文明が滅びてるのは歴史が証明してる。
現代文明もいつかはいずれそうなる可能性は秘めている。
『未来少年コナン』でおじいとコナンが生存者がふたりだけと思っていたらラナが流れ着いたことで他にも生きている人間の存在が明らかになる。
おじいはコナンを思い亡くなる。
小説一巻を読んだけどインダストリアとハイハーバーの存在、そして過去の太陽エネルギーの悪用をしようとするレプカ。
人間がいつの時代も変わらず野心野望を秘めた人間もまたいるということ。

  • No.402 by 風人  2017-08-30 07:38:49 

若い頃に立ち読み程度だけど謎の文明本やオーパーツ関係などほんの少し読んだことはある。
だけど本気にはしなかった方かな、私は。
だけど『未来少年コナン』などのフィクションの物語を読むと作り手にも何かしら荒廃あるいは一度滅びた世界からやり直そうとする主人公や人間たち。
もしかしたら現代文明もそういう積み重ねがあったのかもしれない。

  • No.403 by 風人  2017-08-31 20:24:54 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻、008ピュンマの章もまた興味深い。
ピュンマは深海調査へ、彼の友人ボーマンはNASAの宇宙飛行士として火星有人探査へ。
ボーマンたち四人の宇宙飛行士の役割は『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタディ』の主人公たちにも似る。
現実においてNASAが地球外生命体や文明の存在を認知してるか否かはともかく008ピュンマの章は『ゴースト・オブ・イエスタディ』同様に急速にSFらしさを帯びてくる。
001イワンから007ブリテンまでは各々が“神”や“天使”あるいは幽霊や未知なる存在を母国や近いところで接近する。
ピュンマの場合は改造された身体を船長や船員たちに秘密にしながらも深海に潜ってゆく。
ボーマンと密かに連絡を取りながら火星探査と深海調査とまったくふたつの異なる筋道がひとつに重なるというふしぎかつ壮大な物語になる展開。
ピュンマの章で後の三巻に繋がる伏線が少し明確に見えてもくる。
亡き石ノ森先生も息子丈氏の発想や考え方が才能あるひとというのがうかがえる。

  • No.404 by 風人  2017-09-01 05:53:06 

地球外文明や生命体などはアメリカ、ロシアなど大国は何かしら知ってると思う。
日本は先進諸国のひとつにも関わらず大国からは知らされてないと思う。
現実もフィクションも。
小説『サイボーグ009 完結編』008ピュンマの章、深海のピラミッドと火星文明ここから急にスケールが大きくなる。
深海のピラミッド、これは『旧仮面ライダーSpirits』でも用いられた手法。
亡き石ノ森先生の飛び抜けた発想やSF的が読み取れる。

  • No.405 by 風人  2017-09-02 08:47:27 

“神”についてはいないとはいえないのが現状。
なんだかんだで神道や宗教なども古来からあり敬い慕い崇めてきた。ただ現代は科学文明がそれに代わる点もある。
だけど作家さんが“神”に焦点を当てるのもひとつ。
生き方や医療だったりどの世界にもいろいろな神さまがいるのかもしれない。
海堂尊先生の『ジェネラル・ルージュの凱旋』『同・伝説』においても速水先生は黒崎教授が一時であるにせよ彼が医療の、あるいは救急の神に選ばれた人物であることは不本意の意思を見せながらも認めている。
もっとも速水先生が医療の神さまに選ばれたとしても恋愛については疎かったり鈍感だったりで必ずしも完全完璧ではなく少し抜けたところがある。
『桜宮サーガ』は現実に即した医療小説だけど現実よりほんの少し先を書いてたり示唆をしている。
現実に近い世界がある。
作家は何かしら己の哲学を構築しながら“神”に挑むのかましれない。

  • No.406 by 風人  2017-09-02 19:41:46 

小説『サイボーグ009 Conclusion 完結編 GOD’S WAR』一巻二巻、あらためて読むと9人のサイボーグ戦士(とギルモア博士)にコンタクトしてる“神”もしくは“天使”と呼ばれる存在はあまりに脅威的かつ残酷すぎる。
フランソワーズ、ハインリッヒ、ジェロニモ、ブリテンそしてジョーたちが知り合った者たちは別人のようになりジョーが知った翡翠は詩織や父親鏑矢教授などに牙を向く。
共通してるのは別人のように彼や彼女たちはなってしまうこと。そして9人の00ナンバーそれぞれにコンタクトし本意かどうかは別にして敵にしたくない意思を伝えてる。
ただ“神”のおこなってることにしてはすでに残酷なことをしてるとあらためて知らされる。
何者かに乗っ取られた翡翠は“悪の根絶”とジョーに伝える。
この“悪”という表現や存在が00ナンバーのサイボーグとギルモア博士と共に読者に様々な形で訴えかけるのが三巻。
“悪”や“善”を考えてしまうシリーズ。

  • No.407 by 風人  2017-09-03 06:12:44 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻になると物語は加速度的に展開する。
それまでは個々に活躍してた00ナンバーたちがジョー、ギルモア博士、イワンのいる日本に集結し凄惨な敗北、イワンの覚醒による救出。
敗北によるギルモア博士の再改造による強化、葛藤や苦しみ、いちおうの勝利……。
だけどその勝利やわずかな平和なひとときでさえも偽りであるという。
“神”による精神攻撃による00ナンバーたちの善悪の狭間、暴走、狂気……。
結果的に001イワンにより再度の覚醒により救われる。
だけど世界の多くの人々が“神”により苦しめられている。世界的全面戦争にならないものの緊張状態を強いられる。
なんとなく現在のアメリカと北朝鮮の関係に似てるとしたらちょっと怖いかもしれない。
“神”に再び立ち向かう00ナンバーサイボーグたち。
ここから一巻二巻の“神”とのコンタクト、三巻での世界規模の“神”によりおこなわれてた真相が残酷かつ無慈悲に明らかになる……。

  • No.408 by 風人  2017-09-03 18:44:18 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻、突然裏切る008ピュンマ。
読んだ当初は損な役割かと思えばギリギリまで“神”に裏切りの真相を知られまいとする。
裏切ったと00サイボーグと読者を思わせながら最後まで死にもの狂いで00サイボーグたちに伝言を託す。
みな“神”になす術もなくやられていく描写は三巻前半もとんでもないけど後半がさらに熾烈を極める。
ギルモア博士もまた裏切ったと見せかけながら死を覚悟する。
ジョーはギルモア博士から聞いた石ノ森先生の生きざまを“神”との戦いに重ね合わせながら戦う場面の描写は涙出そう。
あとがきをちらっと読んだが奇跡とも言えるような偶然が重なってる。
“神さま”がそうしたのか亡き石ノ森先生の思いを神が叶えたのか。それはわからない。
だけど“思い”がつなげたんでしょう。

  • No.409 by 風人  2017-09-04 05:03:10 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』のあとがきで生前、石ノ森先生が『天使編』『神々の戦い編』でなぜ二度も休載や停止をしたかの経緯が書かれている。
安易な展開やラストを求めたくはなかった、または根底にある人間の善悪を描きたかったかともある。
作家としてはどこかに着地点を置きたかったかも知れないけどそれは俯瞰でしかないのかも。
善悪というのは石ノ森作品においては『キカイダー』が善悪で悩まされたり『009』や『仮面ライダー』における未来永劫終わらない善悪の戦い、ミクロマクロどちらにも存在している。
小説『009』三巻において神との戦いで一時、勝利と平穏を手にした00サイボーグたちは精神攻撃により悪の誘惑に駆られる。これは『キカイダー』のギルの笛や悪と化した仮面ライダー(ショッカーライダーやシャドームーンなど)と同じかもしくは似て非なる点もあるが。
00サイボーグは人間に近い存在であるが故というのもあるかも知れない。
悪の誘惑や狂気に駆られるのは00サイボーグにそれまで市民たちへの精神攻撃と同じと考えるべきでしょう。
だけど001イワンにより事の真相を知る。
“神”の行う決断とはいえそこにはふつうに生きる人々もいる。“悪”である人間もしくは“悪魔”であっても良心や善の心が皆無であるわけではない。
00サイボーグたちは自分たちがすでに人間ではないかも知れないが人の心を持ってるからわかるものがある。
ギリギリの境界線に立たす。

  • No.410 by 風人  2017-09-04 10:46:12 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻。
すべては別次元の者たちが引き起こし“悪”と称する(称された)者たちを滅ぼすための“神”“天使”の行為だった。
この大どんでん返しをあらためて読むと恐ろしいこと善悪どちらの存在にせよ命の存在のはずなのに“神”たちの行為に地球ごと滅ぼされるかもしれない神の傲慢さ。
人間の肉体の内に善悪としての天使悪魔の良心邪心が存在する。
だけど年々、悪の側の波動が強くなっていくことに“神”たちは懸念した。その結果地球ごと葬りさろうとする。
だけど悪である側もまた生きとし生ける者。
超過去において天使たちが住まう世界に悪の者たちが生まれてしまったの悲劇。
そのために青い星地球が作られ人間が作られ肉体がのなかに天使である良心、悪魔である邪心が住まうようになり寿命が尽きたらもとの世界に戻るという……。
だけど人間を滅ぼしたら生命が生まれた時から未来までの限りない時間を否定することに他ならない。たとえ人間の内に“悪”が潜んでも。
またすべての人間が“悪”でもないというのがむずかしいところ。
堂々巡りな禅問答みたいなところになりそう。
だけど人間を愛する00サイボーグたち……。
ひとつはここに結実する物語……。

  • No.411 by 風人  2017-09-11 05:37:02 

小説『サイボーグ009 完結編』。
この物語を読むと人間の持つ善悪いうのを考えさせられる。
なかにはキリストや仏陀みたいな人もいるかもしれないが少数。
善と悪が内にせめぎあうから人間。
ただ“神”に滅ぼされるもしくは“悪”の欲望のままであっても滅ぶ、というのはギリギリまで救いがない。
“神”の内に入り込み勝機を掴む。
ラストの青い地球が一度ヌルリとなりそこに何もない灰色の惑星が現れる描写はさながら星の“死”を見る感じ。
横山光輝さんの小説OVA『マーズ』の地球爆発はあっけないが、ヌルリとなる描写も読むたびに何か考えさせられる。

  • No.412 by 風人  2017-09-11 08:40:54 

小説『サイボーグ009 完結編』9人の章をそれぞれ思い返すと必ずしも9つの物語に現れたのはみな“神”だけではなかったとも思える。
明らかに“悪魔”あるいはは“悪”の側とも思える存在も彼らにコンタクトをしていた。
だけど“神”も“悪”も00サイボーグを敵に回したくない最低限かつぎりぎりのコンタクトをし動向をうかがっていたとも取れる。
それだけの存在という認識が彼らの側にもあったかもしれない。
“悪”の側は深読みかもしれないけど黒い幽霊団(ブラックゴースト)などを率いてた者たちの言葉だったかもしれない。
敵であってもなお敵に回したくない存在。
『仮面ライダー』などと同様に“親殺し”がつきまとう。小説『009』に限っては善悪に関係なく心は生まれもった存在。
自分の内にありなおかつ他人の内側にある心。
有形でありまた無形。
見えない心の存在だけど如何様にも具現化することもある。
“神”や“悪魔”の姿を取るもしくはそう見えるのも心の在り方しだい。
小説『009』はあとがきを含めて亡き石ノ森先生が到達したひとつの哲学にさえ思える。

  • No.413 by 風人  2017-09-12 14:40:21 

落語はお題をあたまに浮かべる想像力が大事。
Eテレ『落語 THE movie』この番組は映像をつけて演出があるからより際立つ。
落語も歌舞伎同様に歴史劇だったり創作劇、そこに笑いを付け加えほうり込む。
土曜早朝に放送されてるのは寝ぼけながら見てるというよりは聞いてる。
ドラマおよび小説『相棒』では杉下右京が趣味にしているというのが物語になりいま私が落語に興味を持つきっかけになった。

  • No.414 by 風人  2017-09-12 15:55:45 

『落語 THE movie』でお題「あたま山」は放送したでしょうか?
お題自体がシュールに笑いを誘う。
むかしからそういうネタは受ける受けないに関係なくあったでしょうね。
同じ江戸時代でも三百年近い歴史あるから流行もその都度あったと思う。
明治になって西洋文化が入り外国人も落語を知る。
『落語 THE movie』の映像化はひとつの現代文化のあらわれ。
アニメ「あたま山」もそのひとつ。

  • No.415 by 風人  2017-09-13 06:56:36 

宮崎駿が若かりし頃に『未来少年コナン』や『ルパン三世(新)』そして『天空の城ラピュタ』などで権力者を相手に戦争根絶というのはひとつの願いだったんでしょう。
『コナン』や『ラピュタ』はその面影がよく残る。
『コナン』のギガントは物語早くから登場するも起動するのは終盤、だけどコナンやラナ、仲間になったモンスリーやダイスが奮闘してゆく。
『ラピュタ』でも天の雷を操るムスカをシータとパズーが打倒してゆく。
だけど権力者を倒しても国家や政府は依然と存在する。
そこで宮崎駿はつまずいたんでしょう。
『紅の豚』でもポルコや空賊たちは自由に振るまい生きながらも国家や時代の波はそばにある。
いまの北朝鮮がさながら『コナン』のレプカのようかもしれない。
だけど『もののけ姫』にも直接に関わりは少ないけど帝(天皇?)という国家や国家形成の波は少なからずあった。
時代からは逃れられないかもしれない。

  • No.416 by 風人  2017-09-17 05:43:17 

アニメ「ザ・リフレクション」、アメコミの雰囲気を的確に伝えてる雰囲気ある作品。
この作品を見て『アベンジャーズ』の小説を読んでみたい感じ。

  • No.417 by 風人  2017-09-17 19:06:15 

もうすぐ終わる朝ドラ『ひょっこ』は『三丁目の夕日』と時代が重なる。
必ずしも時代が豊かになっても就職難の人たちはいたということ。
小説『三丁目の夕日』の六さんも映画の六ちゃん同様に苦労しながら健気にひたむきに生きていく。
『ひょっこ』の有村架純さん演じるヒロインたちは就職した先がやむなく倒産しながらそれぞれの道を歩いていく。
日本人が前向きな時代だから光りや輝きを失わなかった時代かもしれない。

  • No.418 by 風人  2017-09-20 19:10:52 

小説『サイボーグ009 完結編 GOD’S WAR conclusion』では張々湖の章でイエティが出てくる。
ネタバレになりますが、イエティは“神’や“悪魔”同様に別次元別宇宙の住人であると明らかになり“神”が“悪魔”を地球に流刑した際に巻き添えをくった別宇宙の人類(?)とされるらしい。
ただ作品中では張々湖の章ではラストに彼に何か伝えそうな場面で終わり最終巻では張々湖とジョーを助けるために現れる存在となってる。
UMAが別次元の存在という可能性も否めないかもしれないですね。

  • No.419 by 風人  2017-09-22 18:19:48 

来週は『天空の城ラピュタ』が放送。
今年は小説『天空の城ラピュタ』『海がきこえる』『魔女の宅急便』『未来少年コナン』などジブリや宮崎駿氏が関わった小説を読んでる。
小説『ラピュタ』はアニメでは語られてない物語の前後の描写や時代背景など面白く読める。
映像ではわかりにくい心理心情描写も小説の醍醐味。

  • No.420 by 風人  2017-09-23 08:30:49 

小説『天空の城ラピュタ』は冒頭のパズー、シータ、ドーラたち空賊たちの背景が若干書かれているので物語に厚みがある。
パズーの生い立ちや鉱山の経済状況、シータのひとり生きている姿、ドーラが息子たちに悪態をつきながらも母親として心配する姿、暗躍するムスカの非情さ。
この辺は小説ならでは。

  • No.421 by 風人  2017-09-26 18:28:16 

小説『天空の城ラピュタ』丁寧に読むとまた内容がよくわかる。
要塞に捕らえられたシータの心情、おばあさまから教えられた魔法の言葉(呪文)で動き出すロボット、ドーラと共に救出に向かうパズー。
要塞から救出しようと手を伸ばすパズー、気を失うドーラおばさん。だけど気を失っても操縦レバーを離さないところにドーラおばさんの空賊の強い意思が垣間見える。
その後はロボットはゴリアテからの砲撃で倒されるもシータを無事救出。
ドーラたちの移動アジトであるタイガーモス号を見てパズーは実は少しがっかりしてるとも小説にある。
ゴリアテをシータ救出の最中に見てたであろうことを考えたら納得もいくけど(苦笑)。
ただタイガーモス号は劇中ではゴリアテにできない航行をしてるしラピュタを守る巨大な雲のなかでも場面が少ないなか飛行機らしい動きもまた見せている。見せ場がないわけではない。

  • No.422 by 風人  2017-09-27 17:04:57 

小説『天空の城ラピュタ』、ラピュタを守る“竜の巣”に遭遇するところはひとつのクライマックスな場面。
この場面の前にシータが「ラピュタが見つからなければいい」といままで隠してた本心をパズーに告白する。
だけど「飛行技術が進歩してるからいつかはラピュタが見つかってしまう」と言うパズー。
すでにゴリアテの存在がそれをあらわしてるから皮肉なもの。仮にゴリアテや将軍、ムスカたちを退いてもまた次の誰かが出てくることを示唆する。
“竜の巣”を前にしてるパズーはドーラ一家の力を借りてるのはやむをえないけどそれでも少しずつ少年から男になろうとしている成長の兆しや片鱗。
だけどこの成長の兆しや片鱗は現実はむずかしい。
殻を破るのはたいへんな世の中。

  • No.423 by 風人  2017-09-28 06:37:23 

小説『天空の城ラピュタ』、たしかにラピュタ自体は宝の城ではなかったかもしれない天空から地上をラピュタ人が支配してた歴史もあったかもしれない。
もととなった『ガリバー旅行記』ではスフィフトが当時の世相ををもとにラピュタが科学文明の象徴であると同時にいきすぎた科学文明に警鐘を鳴らしていた。
だけど『ラピュタ』においてはムスカは得体のしれない疫病が流行りラピュタ人は地上に住む場所を求めた。いかなる疫病だったはわからない。
たぶんに自然発生的に生み出された疫病であり自然からの警告だったかもしれない。深読みですが。
ラピュタ人とて人間、その中に邪な考えを持つ者がいたとしてもふしぎではない。ムスカはシータ同様にラピュタ人から枝分かれした一族のひとつとされてる。
作品中にはシータとムスカのふたりしかラピュタ人の生き残りは出てきてないけどおそらく他に細々と生きてる人物もいる可能性はある。

  • No.424 by 風人  2017-10-04 14:03:30 

小説『アベンジャーズ』を購入。
比較的映画版が面白かったですからね。『アイアンマン』が先行した形になりそれに連なる形の映画や小説化。
異なるヒーローたちが悪に立ち向かう構図は平成ライダー小説だと『ディケイド』や『鎧武』が近い感じかな。
『アベンジャーズ』ではアイアンマンがオッサンヒーローで渋いところがいい。

  • No.425 by 風人  2017-10-04 19:10:38 

小説『アベンジャーズ』、キャプテンアメリカをはじめとするそれぞれの主人公の物語を語りながらアベンジャーズが集結していく形。
キャプテンアメリカのスティーブは戦争中とはいえ悲劇の顛末、ハルクの誕生は凄まじいもの、そしてアイアンマンのトニー・スターク。
トニーもまた戦争の負の部分を自覚しアイアンマンを開発し正義に目覚めていく。
ソーは異世界の住人ということで背景が皆と違う。これもまた人類側とわかり合えない悲劇といえる。
アメリカンヒーローもまた日本のヒーロー同様に悲劇を背負いながら戦いにのぞんでいく。

  • No.426 by 風人  2017-10-05 16:26:51 

小説『アベンジャーズ』キャプテンアメリカのスティーブとアイアンマンのトニー・スタークは互いに相反しながら認めあってる(?)。互いに浅からぬ関係。
トニーの先祖がスティーブと過去に関係があり、トニーにとってもキャプテンアメリカは心のヒーローでもある。
ただ性格がかたやキャプテンアメリカのスティーブは堅物、アイアンマンのトニーは現代的に砕けてるタイプ。
ソーは異世界の人物ゆえに他の皆といきさつが異なりひとり正義に燃える。後に理解は示す。
フューリーやコールソンはヒーローではなく政府所属の人物だがヒーローたちをまとめる立場にいて支える。
キャプテンアメリカのスティーブはアメリカの歴史を背負ってる雰囲気ある。アメリカ人らしからぬ堅物でもある(苦笑)。
トニーの方が現代的すぎる。ただアイアンマン誕生の背景にも戦争があるというのはキャプテンアメリカと同様。
戦争の影が現代にちらつく。ちゃんと現実につながることを意識させる作品。

  • No.427 by 風人  2017-10-06 07:35:00 

小説『仮面ライダークウガ』新たなグロンギの活動とかつての邂逅。
あらためて読むと一条と刑事になった実加がかつての一条と五代雄介を彷彿させもする。
過去と重なるように荒川先生は物語をつくっている。
一方で『クウガ』が警察の物語である。刑事や警官が“ひとりの人間”であることを書いている。
同時に人間を取り戻しているであろうクウガ・五代への思い。
人間を捨てたはずのグロンギが逆に人間社会に溶け込むことで彼らの恐怖が読者の精神に冷たいものを感じさせる。
『クウガ』の小説で書かれているのは“人間”かもしれないですね。

  • No.428 by 風人  2017-10-07 19:32:14 

小説『仮面ライダークウガ』で恐ろしいのはアイドルや政治家としてグロンギが違和感なく人間社会に溶け込む点。
またこの点は二人目のクウガとしてアークルのベルトを手にした夏目実加にもいえる。
刑事や相棒として一条刑事に接し事件に関わり一警察官やひとりの人間として葛藤し悩みながらもネットで報じられた“未確認生命体2号”を一条刑事に伝えることで自らが暗に二人目のクウガとして伝えてる(らしい)が一条刑事が不器用や堅物なために終盤まで伝わらない。
実加に人間性を失わせたいためというのも本作のテーマ。

  • No.429 by 風人  2017-10-08 05:04:03 

小説『仮面ライダークウガ』の最後の章で書かれてるのは“笑顔”。
実はグロンギだった政治家郷原、生きていたバラのタトゥの女。
人間社会に溶け込む恐ろしさ。
ぎりぎりまで五代に頼らないとする一条刑事の思い、白から赤にならないことに悩む実加。
事の真相が本作品はぎりぎりまで明らかにならないというのは二時間サスペンスにも通じる。
実加の発言の節々や行動の妙さは暗に自分が二人目のクウガと一条刑事に伝えてるはずが伝わらないむずかしさ。

  • No.430 by 風人  2017-10-09 06:40:41 

小説『仮面ライダークウガ』五代雄介はラストぎりぎりまで現れないところがテレビ版を彷彿させる。
特撮ドラマなのに『クウガ』は当時としては斬新かつリアルな演出を求めた作品。
小説版は見事にそれを継承している。一条刑事たちは二時間サスペンスのように真犯人を追い詰めながらも爪の甘さや後手にまわることか遅れがある。
郷原ことグロンギのライオが実加が変身したクウガに言う。後の震災や原発事故などを彼女の父親はダグバに殺されたことで悲劇を見なくてすんだと。ある意味しあわせだと。
結果的に実加クウガが暴走しかかったところへ颯爽と五代クウガが現れ救出する。
直接一条刑事や読者の我々は五代雄介が実加を説得するのはあくまで書き手の荒川先生からの言葉でもある。言葉にならない(聞こえない)説得の場面。
グロンギを倒すために人間性を失うことの愚かさ、正義のための暴力とはいえそれもまた暴力というヒーローモノのある種の矛盾。
一条刑事は五代雄介との再会に喜びあるものの彼を再び戦いの場に戻したことへの悔やみ。
五代雄介はそういういろいろな意味では意味と矛盾を背負った存在。
しかしライオの行動は許すわけにはいかない。仮面の下にたぶん涙を流しながら戦う五代クウガ。
ライオのゲゲルによって瞬間的であるにせよ多くの人たちが亡くなる様子は残酷。
“笑顔”になりたい人たちを弱くなったと称するライオ郷原、五代の“笑顔”を取り戻したい一条。同じ笑顔でもまったく受け取り方がちがうというのもひとつのこわさ。
小説『クウガ』は多くのテーマが盛り込まれている。

  • No.431 by 風人  2017-10-13 16:03:36 

講談社キャラクター文庫『仮面ライダーW 〜Zを受け継ぐ者〜』、『仮面ライダーフォーゼ 〜天・高卒・業〜』を購入。
『W』以降のライダーは架空の都市を舞台に活躍してるからそのぶんコンパクトといえる。
以前に『オーズ』『鎧武』の小説は読んだけど雰囲気は平成二期は似ている感じ。
『W』はハーフボイルドな探偵、なかなかハードボイルドではない(笑)。
小説『W』はフィリップが風邪を引いた翔太郎に代わり彼が翔太郎を名乗って依頼主と会ってましたね。
冒頭のサイクロンジョーカーの次にファングジョーカーが活躍してる。

  • No.432 by 風人  2017-10-14 05:27:00 

小説『仮面ライダーW 〜Zを受け継ぐ者〜』。
著者の三条陸先生の個性、『W』の作風がよく出てる。
あえて翔太郎を風邪でダウンさせフィリップくんが翔太郎として“探偵”として活躍させる。
探偵ものや二時間サスペンスもののお約束を踏まえながら『仮面ライダーW』というヒーローを書く。
『クウガ』の荒川先生とはアプローチや小説としての描写がちがう。
『W』以降のライダーは一般人やガイアメモリなどに関わった人たちがあたりまえに怪人になり愚行を犯すのは恐ろしいこと。昭和ライダーでいうショッカーの側か孤独に正義の側に立ち世を正すか。
『W』はそれを探偵ものとして物語を構築し警察の照井竜(アクセル)らが法の秩序として風都という都市を平和に導く役割をしている。
小説『クウガ』とはちがう感じで二時間サスペンスものという雰囲気で面白かった。

  • No.433 by 風人  2017-10-14 10:02:36 

小説『仮面ライダーW』はいかにも二時間サスペンス探偵モノという雰囲気だけど『仮面ライダーフォーゼ』は学園が舞台だけあって青春モノ。
それも卒業までのわずか三日間の物語、ちらっと『ウィザード』が冒頭絡んできたところはニヤリなところ。
平成二期が一応地続きなのは小説『鎧武』でもディケイドを通し平成一期二期ライダーが断片的に語られてた。
『響鬼』のみエピローグが仮面ライダー1号とショッカーにつながり昭和時代に繋がる形でした。
何らかの形で繋がりがあるニュアンスは小説でも残している。
“仮面ライダー”という“ヒーロー”の在り方。
平成二期は個々の世界観は決して大きくはない。都市や学園などに限られた舞台に限定することで等身大の人物たちを描き演出。
似たようなのは円谷プロ『ウルトラマンギンガ』などにもある。
ヒーローを身近にしながら憧憬とする演出や物語。

  • No.434 by 風人  2017-10-14 14:09:25 

小説『仮面ライダーフォーゼ 〜天・高・卒・業〜』。
如月弦太郎が卒業までに自分の進路を決める物語であり仮面ライダー部の仲間たちそして夢を問いかける物語でもある。
『フォーゼ』らしく学園モノらしくまとまってるのは好感。
『フォーゼ』であるのを除けば破天荒な学園物語。
物語内で重要な役割を果たすのは園田沙理奈、かつての敵であり教師という役割だからこそ生徒である弦太郎に影響を与えていたという。
教師の存在は大小関わらず生徒たちに影響をもたらす。
第三のライダーイカロスに操られた生徒たちが現在『キュウレンジャー』でりゅうこつ座にあたるホウオウソルジャー・鳳が眠っていたアルゴ船にあたる星座のゾディアーツになるというのも興味深い。
三つでひとつはまんまギガントホウオウと重なる。
それは置いといて、物語自体は未来に希望を持つ前向きに生きようとする弦太郎の心や言葉、たしかにややうざいところはあると思う。
だけど弦太郎・フォーゼは絶望している生徒たちに宇宙を見せたいという気持ち。
学園モノゆえにいろいろな対比やどんな先生や生徒にもいろいろ複雑な気持ちあるが、『フォーゼ』においては弦太郎が馬鹿なくらいまっしぐらに進む。
どこでパワーダイザーが出るかと思ったら後半イイところで出てきた。
如月弦太郎がやや時代錯誤なところはあるけどそこはある種マンガ的といえる(笑)。

  • No.435 by 風人  2017-10-16 06:32:09 

小説『アベンジャーズ』を再読したらあちらこちらにスターク社の名称が出てくる。
キャプテン・アメリカ誕生にはハワード・スタークが登場しハルク誕生の際にはスタークインダストリーの名前が出てくることから『アベンジャーズ』世界にはスターク社が過去から現在にいたるまで個人や企業として関わりものと思われる。
だけどアイアンマン誕生の背景には戦争の影があることからも軍需産業という闇もある。

  • No.436 by 風人  2017-10-16 07:49:45 

小説『アベンジャーズ』でソーたちがいる世界は小説『サイボーグ009 完結編』に似てる。
異世界の者たちを神や悪魔と思う我々こちらの世界の人間たち。
「木曜日」をThursday=雷神ソーの日というネーミングセンスはいかにもアメリカ的(笑)。
ヒーローたちにもいろいろな背景がある。
キャプテン・アメリカが現代によみがえるのは孤独。
ハルクもまた何処かへさ迷い自らの在り方を問う。
アイアンマン、トニー・スタークは一見傲慢わがまま自分勝手とヒーローらしくない。だけど彼なりに自分の正義感や哲学、過去の過ちの悔いもある。

  • No.437 by 風人  2017-10-18 07:45:01 

小説『アベンジャーズ』の雷神ソーもまた気の毒な人物ですね。
自分のいた世界から追放され地球にやってくるわけだから。
だけど『アベンジャーズ』では彼の弟ロキが反乱を企てるから異世界の出来事が地球に混乱をもたらしソーにも責任の一旦は担わされる。
海外のヒーローもまた日本のヒーロー同様に苦労がうかがえる。

  • No.438 by 風人  2017-10-19 06:33:21 

小説『アベンジャーズ』を再読すると主人公みな不遇や不幸な運命を背負っている。
キャプテン・アメリカにはかつていた過去のじだから現代という70年眠らされていた。
ハルクは自らの力を押さえコントロールすることに悩み葛藤し放浪。
アイアンマンのトニー・スタークにしても心臓に金属片が来ないように命の危険に脅かされながらもアイアンマンとして一方で活躍。
雷神ソーにしても地球に追放され弟ロキの暴君ぶりを許すわけにはいかない。
なにかしらの影を背負い悩み葛藤し戦いにおもむく。

  • No.439 by 風人  2017-10-19 19:21:49 

小説『アベンジャーズ』後半になりとりあえずソーとキャプテン・アメリカらが和解。
ここはソーが異世界の人物なのが際立つ。
しかし四次元キューブを巡って各々が考えそれなりに敬意を持つが互いにチームワークができてるとはこの時点のアベンジャーズに出来てるとは言いにくい。
なんだかんだでアイアンマンのトニー・スタークは二枚目半?わかりにくいSF的なところのレクチャー役ぽい。
キャプテン・アメリカやナターシャは冷静なぶん他の人物の抑えにまわる。
ナターシャさんはちょっと見は怪しくトニー・スタークもいっぱいくわされた(笑)。
ハルクはトニー・スタークが敬意を持ってることから凄い人物。
だけどロキは囚われての身でも野望は止まらない。

  • No.440 by 風人  2017-11-05 14:58:45 

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』の小説を手に入れた。
実写『トランスフォーマー』シリーズのノベライズを手にしてからは海外SF映画のノベライズは比較的読むやすくなった雰囲気。
『インデペンデンス リサージェンス』の冒頭はかつて第一作のことを振り返りながら再びエイリアンが侵攻していくみたいですね。
通常はテレビでの放送を見てから後々小説版を手にするけど『インデペンデンス・デイ リサージェンス』は小説が先行した。

  • No.441 by 風人  2017-11-06 07:10:38 

小説『インデペンデンス・デイ リサージェンス』ではかつて戦ったエイリアンとは別勢力の球体型エイリアンが出現する。
だけど当初は同一のエイリアンと見なされ地球から攻撃を受ける。
しかし地球人からは宇宙的視点がないために攻撃をしてしまうのもやむ無しという感じだけど球体型エイリアンから彼らなりに地球人にコンタクトをしようとしてたのも事実。
この辺は宇宙人とのコンタクトがいかにむずかしいかという描写でしょう。

  • No.442 by 風人  2017-11-08 07:30:49 

小説『インデペンデス・デイ リサージェンス』、かつてのホイットモア元大統領も前作の酒飲みラッセルのように異星人に特攻し命を散らす。
異星人に精神感応した者の宿命のように思われまた前作のオマージュもある。
しかし人類にとってのニ十年は異星人(友好的球体形宇宙人を含め)彼らには一瞬の時の流れでしかないという。
ラストは次は異星人を迎え撃つのではなく「星間戦争」とまるで見知らぬ宇宙に向けてこちらから攻めるみたいな示唆がされてるよう。
『インデペンデス・デイ』シリーズが今後続くかどうかわからないけどもしも本当に現実に宇宙人や異星人とコンタクトしたらどうなるか。

  • No.443 by 風人  2017-11-10 17:11:15 

久しぶりに小説『ウルトラマン ゴールドラッシュ作戦』を読む。
よくも悪くも高度経済成長期の日本に『ウルトラQ』から少し時代が進んだ円谷SFワールドの確立。
冒頭はホロスコープにハマるイデ隊員。海外出張から戻るムラマツキャップ、フジ隊員。
リニアトレイン開発のなか地底を進む新たな怪獣、ほぼ同時期にも海から現れるニ体目の怪獣。
活躍するペルシダーや海底潜行挺S16、ビートルやウルトラバイク、武器ニードルやマルス133。
当時の特撮技術では不可能だったためにニ体怪獣の合体演出はムリだったためにノートに書いていたという生前の実相寺監督。
文章表現は一部はト書きのように書かれて特撮絵コンテのようで臨場感あるのが特徴的。
物語内の随所に『ウルトラマン』物語中に登場した怪獣の名前がちらほら出てくることから『ウルトラマン』全39話のいずれかの間々の内の物語と思われるが判然としない。時代的に考えたらわざと設定や時系列は考えてないと思われる。
しかも『ウルトラマン』本編同様にホスト役たるウルトラマンが現れるのは最終章に登場。
ニ体怪獣に苦戦しながらもタイトルにあるゴールドラッシュを放つウルトラマン!
科特隊員以外にも週刊誌で取材する記者たちがゲストとして登場し物語に適度に華を添え笑いを誘う(笑)。
いかに実相寺監督たちが生き生きと『ウルトラマン』をつくっていたか伝わる一冊。

  • No.444 by 風人  2017-11-11 11:45:07 

小説『ミラーマン 鏡の黙示録』も再読。
ミラーマン・鏡京太郎とヒロイン御手洗朝子、このふたりの関係は『ウルトラセブン』のモロボシ・ダンとアンヌに重なりますね。
小説『ミラーマン』はテレビシリーズ後の物語。
現代社会を密かに憎んでしまった若者がインベーダー・レギオンに共感や憑依をされたことから始まる悲しい物語。
ただしインベーダー・レギオンの力は若者にとって“破壊”にしか働かずけっして“創造”や“再生”などの力には働かないことにクライマックスにインベーダーに憑依された若者は悔恨する。
また鏡京太郎ことミラーマンもミラーマンであることを実は受け入れてないことをインベーダー・レギオンに見抜かれ悲痛な戦いを強いられる。
ただレギオンに関していえばインベーダーたちは戦いしか知らないまま生まれ育った悲劇がある。
現実に置き換えたらテロリストや反政府組織に生まれ育ったら他の人生の道が考えられなかった者たちと同じ。
後半レギオンとの邂逅を京太郎はして彼が三次元地球に向かったことを知り決意する。
だがインベーダー・レギオンに憑依された若者を救えなかった悲劇に見舞われる。
いかにも七十年代ヒーローモノの様相を残しながらも九十年代に発売された本書はヒロイン朝子の義妹であるひかりが未来を目指す人物として書かれ好感。

  • No.445 by 風人  2017-11-13 18:09:58 

小説『インデペンデンス・デイ リサージェンス』を再読。
ディヴィットをはじめとして各々の人物たちが前作の出来事や今作にいたるまでの経過を振り返りながらエイリアンについて調査をしていき謎を解こうとする。
はじめは人物各々の等身大の視点ではあるが再びエイリアンの出現や侵略によりマクロな物語となる。
球体型エイリアンをはじめから味方と認識しない誤解もあるからなおさら物語に混乱をもたらす。
しかしエイリアンにとっては人間の二十年の年月は彼らにはほんの一瞬の時の流れでしかないのは残酷。
人間が地球時間で認識してるのとエイリアンの宇宙時間(?)のちがいでしょう。
冒頭に各々の人物たちの過去の邂逅が宇宙から見たらほんの一瞬の出来事でさえないのかもしれない。

  • No.446 by 風人  2017-11-18 11:45:00 

又吉直樹さんの『火花』ついに映画化。
テレビドラマ版も芸人の輝く瞬間悩む時など等身大の人物像がある作品と感じる。
原作を当初読んだ時の先輩芸人神谷の印象は明石家さんまさん、何度か読むといまは芸能界から身を引いた島田紳助さん。関西系の芸人の印象が強いかな。
主人公徳永についてはたぶん若き日のピース又吉さん自身と綾部さんを合わしたようでもありまたちがう雰囲気。
物語が進むにつれ神谷を尊敬し彼からも愛されながら芸人として成長し挫折もある。
最後は芸能界を引退しながらも社長から愛されていたという場面はひとつの感涙。

  • No.447 by 風人  2017-11-20 07:49:09 

有川浩先生の『こちら県庁おもてなし課』『阪急電車』はリアリティある描写。
『おもてなし課』は高知県を隅から隅まで描写し長所も欠点も書かれなおかつ前向き。
『阪急電車』もまた電車に乗り行き交う人たちの会話や触れ合い、いかにもありそうな人物たちの半生。『阪急電車』は映画がおもしろかったのもありますが。
だんだん読む本のジャンルが変わってきてる。

  • No.448 by 風人  2017-11-25 09:44:48 

小説『三丁目の夕日』シリーズはよかったですね。
映画版ではなく漫画版のオムニバスであり短編かつ一部実在の出来事や力道山などを登場させ古きよき日本が元気な時代。
あいにく『‘64』も小説になってるみたいだけど未入手。
『三丁目の夕日』など戦後から高度成長期は日本にとっては輝ける時代かつドラマにもなりやすい。
映画では堀北真希さん演じた六ちゃんは女性だけど漫画や小説では妹さんがいる田舎から出てきて鈴木オートで働くマジメな若者。
映画では六ちゃんはヒロインのひとりであり若者視聴者の代行者でもある役割。
須賀健太くん演じる少年もまた男の子側の代行者。

  • No.449 by 風人  2017-11-25 15:36:22 

富野由悠季さんの著書『だから僕は……』を読むとアニメを作ることのむずかしさ。
虫プロに入り生前の手塚治虫先生と出会う。
絵コンテを切る、物語を作る。
『ガンダム』の原点は手塚治虫作品『来るべき作品』ともある。
半生を著書にしたものだから書き手の原点や半生が見える一冊。
だけどすでに『鉄腕アトム』からアニメ業界はスケジュールがきつかったorz。そして現在も変わらない……。

  • No.450 by 風人  2017-11-26 13:34:01 

作家さんがテレビに出るのは本の宣伝もあるけど自分の意思やメッセージを伝える方法。
『switchインタビュー』の相手との会話対話のなかで半生や経験を語りながら表現方法を伝えていく。
なかにし礼さんの回、いとうせいこうさんの回それぞれちがう。

  • No.451 by 匿名  2017-12-03 02:45:40 

『ラヴクラフト全集』
H.P.ラヴクラフト
クトゥルフ神話が好きで、クトゥルフ神話trpgのルルブを買って、紹介されていて読みたいと思ったから。

  • No.452 by 風人  2017-12-03 14:41:34 

小説『インデペンデンス・デイ』のニムジキ長官はほんと嫌な人物。
物語の中盤でアメリカノーラッド基地が異星人に同胞がやられたなかでも自らの政治に利用とする狡猾さ。
ディヴィッドの父親レヴィンソンがエリア51の話題に出した時はホイットモア大統領は一笑に付したがニムジキは「(エリア51の話は)あながち嘘ではない」と事実を告白する。
『インデペンデンス・デイ』はフィクションだからこのような人物がいても構わないけど現実に事実を知りながら秘密裏に動いてる人物がいたら実にこわいこと。
ニムジキは作品中でも異星人に核攻撃をアメリカ全土で敢行しようとホイットモア大統領にさせようとする暴挙。結果は失敗に終わりますけど。
味方側の数少ない悪役ではあるが反面ニムジキみたいな人物がいないと作品が成り立たない。

  • No.453 by 風人  2017-12-04 09:49:00 

古くから侵略宇宙人が地球を侵略するSFは多くある。
『宇宙戦争』が代表的、コメディだと『マーズ・アタック』。シリアスでは『インデペンデス・デイ』。
小説『インデペンデス・デイ』のあとがきに『降伏の儀式』なるSF作品が出てくるがこれもまたひとつの原典なんでしょう。
この手のSFはあわや人類が滅亡寸前な危機的状況のなかからひょんなことから危機的状況を脱する手段や方法を主人公たちが思い付く。
『インデペンデス・デイ』はウィルスを主人公ディヴィットが父親との会話からひらめくのがポイント。

  • No.454 by 風人  2017-12-06 13:08:43 

小説『仮面ライダーZO(ゼットオー)闇の少年』。
冒頭は劇場映画に近いが物語が進むとやや異なる展開。
宏少年の学校を舞台にしクモ女が彼を襲い現れる仮面ライダーZO。
しかしクモ女の正体宏少年の担任の女教師とZOの麻生勝は知り一瞬の戦いのなか苦悩し葛藤する。
クモ女の内に生きる女教師中西先生はライダーに“目を探して!”と必死に伝え麻生はクモ女の本当の目を見つけクモ女を撃破する。
クモ女が思いもよらなかった行動に出たことに憤るドラスだが間一髪ライダーに倒される寸前に望月博士の生存をライダー麻生に伝え姿を消す。
ライダーにとって最初で最後の勝利、と。

物語冒頭部分だけ抜粋しましたが『仮面ライダー』の改造人間の悲哀をライダーやクモ女にされた女教師中西先生が担う。
中西先生は最後に“宏くんたちを守って……”と麻生に伝え散っていく。
久しぶりに読むと必ずしも勝利が喜びを得るものではない『仮面ライダー』の哀しさが伝わる。

  • No.455 by 風人  2017-12-06 19:21:34 

小説『仮面ライダーZO 闇の少年』はセンチメンタルな物語。
映画ではほとんど語られてないドラスの幼い心と家族が欲しい切ない思い。
ドラスが“最強生命体”になりたいのは戦闘形態の願望であって少年態の時はあくまで純粋に“家族”が欲しかったと思われる。
望月博士というひとりの科学者の身勝手から生み出されたネオ生命体の悲劇。
ドラス側に立って読むとあまりにも哀しい物語。
本当にドラスが生命体の頂点に立ちたかったは謎……と思いたい。

  • No.456 by 風人  2017-12-07 12:54:50 

小説『仮面ライダーJ』は基本的な骨子は映画版と同じ。
だけどヒロイン加那と敵フォッグ・マザー両者を掘り下げ当時のオリジナルビデオシリーズ『ウルトラマンG(グレート)』同様に環境破壊をテーマにしている。
また仮面ライダーJのパワーの源Jパワーの由来についても物語内で記されている。大地の精霊ユピテル、Jupiterとスペルあるが読みはユピテル。
ヒロイン加那は実は古代に栄えたカナン王国の姫。また地空人のブレン大神官とアンもまたカナン王国の人物。
Jこと瀬川耕司ことをサポートするベリーがなぜ飛蝗の姿なのか丁寧に書かれている。
だけど敵フォッグ・マザーの正体。
マザーもまたかつて異星で平和に暮らしていた蜜蜂だったがその星の人間たちの争いに巻き込まれては生き残りを繰り返し機械獣母艦フォッグ・マザーとなってしまった悲劇。本来あり得ない進化を繰り返した結果で身体が綺麗な酸素を受け付けなくなってしまった。
そういう意味ではマザーもまた(人間や戦争の)犠牲者といえる。
マザーが最期に蜜蜂としての姿をかろうじて残しながら飛翔し亡くなる場面は涙を誘う。

  • No.457 by 風人  2017-12-09 14:13:30 

小説『君の名は。』
はじめはコメディで進みながら中盤からシリアス展開。
隕石がふたつに割れてひとつの町を滅ぼしたのは凄い展開。

  • No.458 by 風人  2017-12-10 12:57:45 

小説『君の名は。』
なぜタイトルが『君の名は。』か疑問だったけどちゃんと物語に筋道ありましたね。
はじめは瀧くんと三葉ちゃんは互いを知り余計なお世話をしながら近づいていくけど互いに名前を忘れてしまう。
だけど瀧くんは三葉のことを知ろうと懸命になりまた三葉ちゃんも三年前に瀧くんに実は会いにいっていた。
この辺のすれ違いは微妙。互いに同じ時間を過ごしてるはずなのに三年という刻にズレがあることにより微妙に切ない距離感。
一度は互いの入れ替わりができなくなったが後半再びできるようになり隕石落下から町を救うことで奮闘する。

  • No.459 by 風人  2017-12-11 10:04:31 

小説『君の名は。』でヒロイン三葉が巫女の血を引いてるのは一見古風だけど中盤から後半にかけてキャラを深く掘り下げる魅力。
しっかり祖母や父が瀧くんが入れ替わった三葉に気づくのもひとつのミソ。
ちゃんと物語の段階を踏みながら時が過ぎていく。

  • No.460 by 風人  2017-12-16 15:47:17 

細田守の『サマーウォーズ』『おおかみこどものあめとゆき』『バケモノの子』、新海誠の『君の名は。』。
『バケモノの子』はややちがうけど他三作品は日本の田舎を舞台にしている。描写や演出、小説の見せ方もまたちがうけどある種の共通点がある感じ。
スタジオジブリ的な田舎ともまたちがう。似てる点はあると思うけど。
『サマーウォーズ』『おおかみこどものあめとゆき』『君の名は。』がなぜ田舎を舞台にしてるかという問いかけのようにも読むことができる。
ただ『君の名は。』のうまいところは瀧くんと三葉ちゃんの三年という時間のズレ、記憶できない入れ替わり、起きてしまった現実を変えるひたむきさ。適度に十代らしい純粋さとちょっとえっちであり互いを意識する関係。これは新海誠さんの人物に対する優しさ、そしてかんたんにふたりを最後まで結ばせないというラストまでのもどかしさ(意地悪?)でしょうか。
こういうところは細田守作品の『サマーウォーズ』にもあるお祖母ちゃんが亡くなりそこを縁や所縁もない主人公がヒロインの家族一族を励まし再度奮闘する。
小説を読むと素人考えの展開を著者や作家さんはしていない。

  • No.461 by 風人  2017-12-17 08:47:12 

今年もいろいろな本を読んだけど読めてない本も多くある。
寒く涼しい時期の内に読んでおきたい。
『相棒』シリーズ『となりのトトロ』などなど。

だけど今年は『サイボーグ009 完結編』『ティターンズの旗の下に』などからけっこう読書を意識した一年。
有川浩さん筒井泰隆さんなど徐々に知らないジャンルを開拓してる感じ。

  • No.462 by 風人  2017-12-23 10:09:00 

今年は四国関係の小説をけっこう読んだ。
氷室冴子さんの『海がきこえる』有川浩さんの『こちら県庁おもてなし課』坂東真砂子さんの『死国』。
『海未がきこえる』は青春と青春の後先を追う感じ。
『こちら県庁おもてなし課』は地方田舎の高知県の観光事業を描いてあらためて地元を見直すきっかけですね。
『死国』の描き方は前二冊とは異なる四国のある種の闇や負の部分。それでいて純真なはずの幼い頃こそが実は口に出せない幼さやもどかしさから言えない本音の本心であり人生に心残りを残した死者の魂。考えさせられる物語。

  • No.463 by 風人  2017-12-25 08:02:37 

久しぶりに『怪獣学・入門』を出して読んだら金城哲夫、上原正三、市川森一三者の特撮を通して訴え伝えたい戦争中戦後あるいは正義やヒーローという存在についての概念や捉え方がちがうのが興味深くもおもしろい。
金城哲夫は博愛を『ウルトラマン』を通して伝えたものの甘えが本質にあり自己矛盾に『ウルトラセブン』に陥るウルトラシリーズのある種のむずかしさ。
上原正三は徹底して『帰ってきたウルトラマン』で東京を破壊し主人公郷秀樹は肥大した自我として書かれ演出される。
自我と社会の代弁者として怪獣側に感情移入や共感される物語としての「怪獣使いと少年」。
対して市川森一は『ウルトラマンA』で性を超越したヒーローとしてのA、対するは徹底した悪魔として書かれる敵異次元人ヤプール。ヤプールは悪魔ゆえに人間を時には主人公北斗星司を試す。
ただ『ウルトラマンA』は初志貫徹が出来ずに市川森一がメインライターを降りたものの後半に再度北斗星司に問いかける。
正義とは何か?
最終回「明日のエースは君だ!」で守るべきサイモン星人が実は敵ヤプールだったことで彼を撃つ北斗。
子どもたちの優しさを裏切る行為と知りながらヤプールを撃ちエースとして正体を明かす北斗。
子どもたちから“優しさ”を奪いエースを地球から排除するという最終回。
金城哲夫さんみたいな博愛主義的な物語はいまの時代でも出来そうだけど上原正三さんや市川森一さんみたいな怨念などを背負って書く物語はむずかしいと思える。
平成の『ウルトラマンティガ』のキリノ・マキオの回がそれらに近い印象ではあったけどさらに時代がむずかしくなる現実。

  • No.464 by 風人  2017-12-26 18:37:17 

もしも生前に市川森一氏が円谷以外に東映ヒーローモノの脚本やシリーズ担当をしてたらどんなヒーローになっていたでしょう。
例外としては『仮面ライダー』の「死神サラセニアン」の回は共同執筆かで書かれてるだけ。
『ウルトラマンA』の観念同士の戦い。『A』で市川森一先生が書かれた回は半ば子ども向けの範疇を越えてる物語。
路線変更の煽りを受けながらもA・北斗星司に十字架を背負わせようとする生きざま。
『ウルトラマンA』最終回においてAを地球から排除する目的を果たしているだけ一概にAの勝利とはいえない。
著書『私が愛したウルトラセブン』は円谷英二監督、金城哲夫、上原正三たちと共に市川森一先生が生きた青春の時代。
『私が愛した』でアンヌ役の女優交代劇は実は『ウルトラマンA』からのオマージュ。
だけどもしも東映ヒーローモノの市川先生の正義と悪の観念同士の物語をしたらとてつもなく恐ろしい物語になったかややアダルトになった可能性はある。
『仮面ライダーX』の長坂英桂先生も『X』で高年齢層を狙ったが失敗し結果的に『キカイダーシリーズ』で成功をおさめる。

  • No.465 by 風人  2017-12-29 08:43:23 

ジャンプブックスの小説『シティー・ハンター』を再読。
『シティー・ハンター』も書き手しだいで原作に近かったりハードボイルドが強めだったりあんがい作品に自由度がある作品とわかる。
遼や香、冴子などレギュラーギャラに書き手が違ってもぶれがなければ作品の雰囲気が変わらない。
同じ作品を違う作家が書いても雰囲気が違わないのは凄いこと。
似たようなのは小説『ルパン三世』でもあったけどこちら文章表現が作家ごとに異なりバラエティ豊かでしたね。

  • No.466 by 風人  2017-12-29 16:03:16 

今年最後に購入した本は『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』『相棒 season7(中)』『相棒 season8(上))の三冊。
『ガンダムシリーズ』は富野由悠季氏の文章が粗いぶん他の著者が書かれた作品の方がふつうに読みやすい。
言い方を変えたらそれだけ富野監督の文章は個性があるともいえる。
『相棒シリーズ』はseasonごとや各話ごとでかなり特徴が変わる作品。
時々だけど過去の物語とリンクしてることもある。これは長寿ドラマの利点でしょう。反面内容を覚えてないといつどの話だったかわからなくなることもある(笑)。

  • No.467 by 風人  2017-12-30 05:25:45 

小説『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』。
ブルーディスティニー2号機あっさり奪われる。
なぜにこうもガンダムタイプはあっさり奪われるのかふしぎ(笑)。
ガンダムが奪われてしまうのが半ばお約束になってるとしか思えん。

  • No.468 by 風人  2017-12-30 10:37:06 

小説『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』は『第08MS小隊』に雰囲気よく似てる。
ただ『第08MS小隊』が冒頭宇宙を舞台にし本筋の物語はずっと地球上なのに『ブルーディスティニー』は冒頭は『逆襲のシャア』から入って過去に遡り一年戦争中の物語を語り最後は再び主人公たちの現在に帰決する。
あくまで主人公は敵を敵という名の記号としてとらえてないはずが敵パイロットはあくまで人間として名乗りを上げる。
富野由悠季さん以外の宇宙世紀を舞台にした作品や小説はあくまで“戦争”の中の物語としてとらえてニュータイプなどはそっちのけなどが特徴的。
一兵士の物語を連邦ジオン共に描くことで戦争の非常さや訴えるテーマがあるという感じ。
EXAMシステム、ややもすると高性能すぎる感じもしますがそこはゲーム発からの作品ですからね(苦笑)。
ただ主人公が戦いの度に何かしら悩むのは共感する。

  • No.469 by 風人  2017-12-31 16:02:32 

小説『機動戦士ガンダム外伝 ブルーディスティニー』のEXAMシステム、人間より速く敵を感知するのは理解できるがパイロットの精神を乗っ取るかもしれないのは恐怖。
ましてや昨日の敵が今日の友になったからといって安易に容認できるわけがない。
理解できないシステムを搭載して仮に暴走したら味方から撃たれるかもしれないという。
EXAMシステムは後の人間を人工的なニュータイプへと変える強化人間の基礎みたいなものでしょうか。

  • No.470 by 風人  2018-01-02 13:07:23 

小説実写映画版『ガッチャマン』は実在の国名のが驚き。
アニメの『科学忍者隊ガッチャマン』ではホントアール国など架空の名称だったのに。
90年代のOVA版では70年代アニメ版を踏襲してた。
実写映画版『ガッチャマン』ではISOとギャラクターに属してる人間同士の争いをテーマにしてるんでしょうか。
ただ“ガッチャマン”の名を冠してるのは健だけでなくジョーも含まれてるのも驚き。

  • No.471 by 風人  2018-01-02 15:50:29 

小説実写映画版『ガッチャマン』では本来名字のないジュンや甚平に名字が設定され実の姉弟になってたり健とジョーがヨーロッパ時代で幼馴染み、竜にいたってはのほほんとしたキャラではあるが家族を失ってる。かなりオリジナルと違った設定。
これは『キャシャーン』も基本設定は同じながらちがう物語に実写版はなってた。
映画しかも実写という制約のなかで表現は小説読んでたら伝わる。
しかしこうも実写化したがる映画界はオリジナル作品で勝負できないのはテレビと同じになってる。
アニメや漫画の実写化は製作側は考えるべきではないだろうか。

  • No.472 by 風人  2018-01-02 19:07:40 

小説実写版『ガッチャマン』いささか物語が急すぎる感じ。
健たちがはじめは仲間意識をたいして持ってないところはある種新鮮。
シビアな雰囲気は出てる。
だけどウィルスXによって人間がベルク・カッツェになりカッツェは寿命は短く代が継承されていく。これもまあよし。
だけどあとがきで『ガッチャマン』で『スターウォーズ』をやろうというのはいささか無理がある感じ。
個人的な感想だけどアニメの実写映画化は無理あるということ。
物語がよくても映像がアニメに追いつけるかといったら追いつけない。二次元の嘘が見えてしまう。実写映画の小説(ノベライズ)ならそこは気づかなく読める。
物語自体は当初仲間意識を持たないメンバーが少しずつ後半になるにつれ各々を知り理解し“仲間となる”はよし。
南部博士の冷徹な印象もまあよし。
だけど『ガッチャマン』と認めるか否かはひとしだいでしょうね。
アニメの実写映画はむずかしい。

  • No.473 by 風人  2018-01-03 05:04:42 

実写映画化小説『ガッチャマン』は設定はいいのに設定を物語が生かしきれてない感じ。
アニメや漫画の実写映画はなぜにこうもイメージを崩すのかなと疑問。
アニメ『ガッチャマン』のオリジンが70年代、実写映画が2010年代と時代の違いもあるだろうけど日本映画界がむやみにハリウッドを意識してはコケてる感じ。
『ガッチャマン』という素材はいいのになぜという感じ。
『キャシャーン』も小説読んだけどよくわからない感じ。タツノコアニメ作品が独特な雰囲気あるんでしょうけど実写にあの雰囲気はまず持ち込めない。二次元だから生きてる。
実写映画版の小説『ガッチャマン』は設定はいいけどなんだかなという感じ。

  • No.474 by 風人  2018-01-03 09:02:12 

小説実写映画版『ガッチャマン』に恋愛要素はほぼ要らない。
恋愛を加味してるから地球を救う大前提がなくなってる。
あとがきを読んだらあの世界では「石」さえあれば誰でもガッチャマンになれるという。これは平成ウルトラマンと同じ解釈と思ってしまう。
一応小説実写映画版『ガッチャマン』で褒める点があれば個々のキャラはしっかり孤独に悩む点。ただ解決に至ってるかは疑問。
南部博士も部下であるガッチャマンを地球を救うために見捨てるという人物ではないはずなのにこの改変(改悪)はひどい。アニメ『ガッチャマン』ではシリーズ(OVA含み)通して出来た人物をあんな風に書き手の方が解釈するのは理解できない。
実写映画化が難しいのは理解できるけど作品の解釈はひどい。

  • No.475 by 風人  2018-01-03 10:48:43 

実写映画小説でおもしろいといえるのは少ないですね。
個人的には『三丁目の夕日』シリーズ、ただしこれは映画版というより漫画のオムニバスを小説にした感じで原作寄り。映画とはちがう。
『パトレイバー THE next generation』これは三巻までしか読めてないけど初代の野明たちにくらべたら物語にハデさやコミカルさは一見少ない。
だけど“なにかを喪失した時代や若者たち”という点では共感がある作品。喪失しながらもそこに何かを見出だそうとする人物たち。

  • No.476 by 風人  2018-01-03 16:07:59 

実写映画小説版『ガッチャマン』の設定の多くは映画を見たであろう人たちにたぶん伝わってないでしょうね。
恋愛要素を仮によしとしてもアクションとSF活劇にしないとビジュアルインパクトとして成り立たない。
アニメ『ガッチャマン』においては当初は子供向けゆえにアクションとメカ描写に集中されましたが徐々に高年齢層の視聴者(特に女性層に人気を博し)が出来たことで一躍タツノコヒーロー作品は東映動画作品などと一線を画すことになる。
実写映画小説『ガッチャマン』で総裁Xはよく読んだらまったく出てこない代わりに人間をベルク・カッツェに変えるウィルスXが総裁Xの代わりでしょうか?
なんともその辺の説明も曖昧。
はじめ「GP計画」が何なのかなと思ったらゴッドフェニックスのことと後にわかる。ちょっとわかりづらい。
アクション活劇にした方が違和感なく作れたり見れたんじゃないでしょうか。
アニメや漫画の実写映画のむずかしさが逆に伝わる実写映画小説『ガッチャマン』……orz。

  • No.477 by 風人  2018-01-04 05:17:48 

実写映画版小説『ガッチャマン』の世界は日本を中心としアメリカに反発を持たれた国家間というのがまずあり得ない。
読み直したらまんま『トップをねらえ!』みたいでおいおいと内心ツッコミしてしまった。
実写映画の『ガッチャマン』の発想は『トップをねらえ!』。
日本が世界の中心になるなんてこと自体あり得ないorz。
ISO国際科学技術庁の支部が日本にあるというのも違和感。
実写映画『ガッチャマン』は設定と描写が画と合致してないのが致命的欠陥。
アニメ第一話の「ガッチャマン対タートルキング」のあのスピード感や躍動感、一言一言であらわす人物描写が実写映画版には皮肉なことにない。
ジョーの復讐が両親への感情からではなく恋愛になってる時点でジョーはこんなキャラだった?と解離してる。
あと国際科学技術庁の南部博士とカークランド博士の権力争いもアニメにもなかったでしょう。
書き手の方が書きたいことはわかるけどただアクション主体のヒーローモノには不要な要素。
人物、世界観、設定などはいいのに満足に生かしきった感は残念ながらない(>_<)。
90年代のOVA版およびOVA版小説の『ガッチャマン』の方がまだリアリティかつ見ごたえ読みごたえあると思う。
この作品も表面だけなぞっただけと酷評な点はありましたが。
『ガッチャマン』という作品のむずかしさでしょうか。

  • No.478 by 風人  2018-01-04 17:40:22 

AI(人工知能)が小説を書くという話題去年ありましたね。
だけど人間よりも面白い創作的な表現や文章ができるかは疑問。人間とAIが仮に同じ発想や飛躍した考えなどあっても方向性はちがうと思う。創作や文章表現も同じ。
人間みたいな閃きや発想の飛躍はまだまだできないんじゃないかと思う。
小説や物語は文章表現で伝わるもの。

  • No.479 by 風人  2018-01-05 05:09:34 

日本が世界の中心になってるのは私が読んだ限り『トップをねらえ!』と『ゴジラvsキングギドラ』でしょうか。
だけど現実に考えて日本はリーダーシップを取りたい国ではあろうけど結局はアメリカに追従する国でしかない。
リーダーになりたい思想は政府内や与野党内にたぶんにあるでしょう。だけど現実に可能なわけない。
朝日ソノラマ文庫の横山光輝原作の小説『マーズ』これも途中までは地球が救われるか、と期待を持たせながらぎりぎりのところで日本政府あるいは与党幹部が己たちだけの利を考えたせいでマーズとガイアーの命を絶ってしまう愚かさ。それによりラストは地球が原作通りに爆発。
広い宇宙的視野や思考が持てない人間である限りは地球に危機が訪れることを示唆されてるようでこわい作品。

  • No.480 by 風人  2018-01-06 05:47:20 

実写映画版小説『ガッチャマン』再読してるがいまいち理解に苦しむ作品。
ISO東アジア支部が日本にあるのはよしとしよう。ただそのわりにガッチャマンたちの活躍に緊迫感や緊張感に欠けるのが目立つ。
これならアニメやOVA同様に要人誘拐や暗殺した物語の方が世界観に緊張感与えると思う。
もちろん東京という都心が危機に追いやられることでの心理的ダメージはあるんだろうけどなぜギャラクターは南部博士を狙わない?
旧作アニメではたびたび科学忍者隊を欺き攻撃を南部博士にすることもあったのに。
南部博士が堂々と表に出ているならたとえワナであってもギャラクターは誘拐や暗殺を試みる組織それこそ悪の華を咲かす一手にするはず。
実写映画版小説『ガッチャマン』の敵味方双方が何がしたいのが実にわからない作品。

  • No.481 by 風人  2018-01-06 17:22:46 

実写映画小説『ガッチャマン』、本来ガッチャマンはマクロな世界のなかで組織や個人の思惑、感情気持ちが複雑に絡み合う世界と思う。
そこに頑ななまでの健の意固地なまでの真面目さ、ジョーの(両親を殺した相手=カッツェ)復讐、ジュンの不器用ながら健への想い、甚平の無邪気ななかに隠れた孤児としての寂しさ、竜は一見のんきに見えながらも唯一メンバー内で家族があるという一途な純粋な思い。
南部博士もまたそんな彼らを従わせ戦いに赴かせながらも時に葛藤し悩み特に健については亡くなったはずの父親がレッドインパルスとして諜報に活躍し時に相容れない存在やライバル、また共闘する互いの関係の複雑さ。
南部博士はギャラクターから地球を救いたい一心を才能からすべてを心血を注ぐ愚直なまでの真っ直ぐさ。
これに対するのはベルク・カッツェ。彼ないし彼女は総裁Xへの愛情や信頼こそがカッツェの唯一の生ある悦び。そして科学忍者隊に苦渋を舐めさせられながらも何度も挑む指揮官らしさ。
だけど実写映画小説『ガッチャマン』にはそれらの長所も短所も失礼ながらすべてなくしてる感じ。

  • No.482 by 風人  2018-01-07 06:21:31 

実写映画小説『ガッチャマン』はよく読むと要所要所がおかしい。
科学忍者隊がゴッドフェニックスに乗るにしても本来これはアニメならばレッドインパルスが倒れと云々くらいの説得力があって然るべき点。
ゴッドフェニックスの補助武装にバードミサイルというのもおかしな点。
本来忍者隊は諜報任務を主とし戦いはあくまで最後の手段。
あとがきにはレッドインパルスについて触れらてましたが本編では触れられてない。あるはずの設定が本編で語られてない煮つめの甘さ。
一行や一文でも語られてるならともかくいくつか明らかに語られるべきことが語られてない。
人物が仲間意識を持ってないとありながらあまりに健たちが自分の感情や気持ちでしか動いてないプロ意識に欠ける。兵士であるならそこはプロ意識を持つべき。
肝心なところが欠けてる作品。
オリジナルアニメ作品において科学忍者隊のメンバーはけっして完璧ではない。皆どこか欠けていびつに育ちながらも若者らしくまっすぐ生きようと戦う。
なぜ実写映画小説版にそれがないのか……。

  • No.483 by 風人  2018-01-07 18:44:29 

小説『君の名は。』で好きな場面は瀧くんが三葉を探しにいこうとし司や奥寺先輩とあちこちいくなかラーメン屋でようやく糸守町と知るところ。
ラーメン屋の主人と奥さんがいたから瀧くんは糸守町にいくことができる。
なにげにラーメン屋の夫婦がいなかったら瀧くんは糸守町という名前を思い出さない。
またさりげなくラーメン屋の主人が瀧くんをいまはない糸守町にまで案内してくれたりさりげなく町のことを語り伝える。
出番は少ないけどラーメン屋の夫婦さん何気なく好きな人物。

  • No.484 by 風人  2018-01-16 05:07:14 

昨年はいろいろ多くの本を購入し読めたが(未読もあり)今年はいまのところないですね。
明けて二週間ですからね。読みたい本のなかに文庫化にいたってない作品もあるでしょうね。

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