貴方と本の出逢い

貴方と本の出逢い

風人  2016-04-04 04:41:02 
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古典文学、ライトノベル、ノベライズ、ベストセラーあるいはあまり人に多く知られてない本などあると思います。
あなたが本を読むきっかけや感動した一冊、人生を変えた本などをご紹介ください。
ただし漫画はご遠慮ください×。

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  • No.220 by 風人  2017-04-11 16:22:57 

『心霊写真』ははやみねかおるさんという方ですね。
訂正してお詫びします。

  • No.221 by 風人  2017-04-17 15:13:47 

『きみが見つける物語』二冊見つけたけどまた間が空く。
短編集なために短いけど物語ひとつひとつが丁寧。
作家さんの個性が垣間見えるのも面白い。

  • No.222 by 風人  2017-04-19 04:46:38 

久しぶりにアニメ『おジャ魔女どれみ』を見たら小説『おジャ魔女どれみ』と繋がってますね。
いつまでもチャイドルでいたくないというおんぷちゃん。
どれみちゃん四人とは違うスタンスが彼女にある。
小説『どれみ』でもどれみちゃんはづきちゃんあいちゃんと違いはじめは物語に出てこない。
北海道にいると知り偶然オヤジーデに出会いなんとか居場所がわかるけど時間が足りなくてその時は会えずじまい。
結果的におんぷちゃんに会えなかったことをきっかけのひとつとして再びどれみちゃんたちは“魔女見習い”として復活する。
ただし自分のために魔法は使わないという女王さまとの約束。
おんぷちゃんは“魔女見習い”として復活はどれみちゃんたちとちがいしばらく時間がかかるというのもある。
安易に魔法に頼らない生き方や考え方を見据えてるけどどれみちゃんたちと一緒にいたいという思いもある。
ミュージカルや舞台をしながらMAHO堂に通いながらやや大人に近い生き方を歩みながら彼女なりに模索している。
また芸能界という職業柄からどれみちゃんたちとはちがう情報を伝えることをしている。
おんぷちゃんがそういう意味ではひとつ“大人”。
あいちゃんも両親の離婚を経験してるからそういう意味ではつらいけど“大人”になりつつある経験をしている。

  • No.223 by 風人  2017-04-19 16:10:01 

小説『おジャ魔女どれみ』は次は四巻。
あいちゃんの陸上部というのも納得。
だけど怪我して運動できないのは思春期にとっては挫折経験のひとつ。
他人から見ればたいしたことないことでも本人にとっては大きな物事。
大人になる過程のひとつひとつの積み重ねを『おジャ魔女どれみ』は思い出させてくれる。
アニメ『おジャ魔女どれみどっか〜ん!』の「素顔のおんぷ」の回はおんぷちゃんがチャイドルとして終わりたくないと考えながらハナちゃんがよけいなことをするけど結果的に英会話教室に間に合うという。
写真集のモデルのおんぷちゃんは実はハナちゃんが変身した彼女ではじめは不満を母親に撮り直してとお願いするも写真を見たどれみちゃんたちに「自分たちといる時のおんぷちゃん」と言われ自分を見つめ直して承諾する。
小説おジャ魔女どれみもそれぞれ悩みながら少しずつ成長してゆく過程が素晴らしい。

  • No.224 by 風人  2017-04-24 11:19:13 

又吉直樹さんの『火花』のドラマは来週最終回。
物語の時代は平成なのに昭和の雰囲気。
雰囲気が漫画『じゃりん子チエ』に近い。人間模様の描き方が関西寄りな感じ。
適度にシリアスに適度に笑いにもっていきながら芸に生きる者たちの物語。
『火花』は文章自体は派手さはない。だけどすんなりしっとり入ってくる。
神谷さんの尖り方は『じゃりん子チエ』のテツに似てるかな。
徳永がチエちゃんみたいに常識ありながら突っ込むみたいな形かな。

  • No.225 by 風人  2017-04-27 14:45:37 

ここ最近はジブリ関係の小説を購入している。
はじまりは『天空の城 ラピュタ』年明けに『海がきこえる』。
次いで『となりのトトロ』。まだちゃんと読めてないですが。
購入したのは『魔女の宅急便』。
若い頃に読んでたモノがけっこうちがってくる。
歳を感じずにはいられない。

  • No.226 by 風人  2017-04-27 15:02:45 

昨日の番組『一周まわって知らない話』で女芸人、仲の悪い芸人が取り上げられてましたが又吉直樹さんの『火花』にリアルにかぶるなと印象あった。
女芸人の話は『火花』にはなかったと思いますが仲の良し悪しは『火花』でもリアルに書かれてたと思う。
主人公徳永が自分たちのスパークスがうまくいかないことやネタの打ち合わせなどでいざこざがあったり最後は解散する憂き目にあう。事務所の社長は彼らの実力は認めたくだりもありましたが。
また尊敬してる神谷さんの相方が「神谷はお前(徳永)のことが好きやねん」と語る場面。
『一周まわって……』の南海キャンディーズの山里さんとしずちゃんのお話はリアルに怖かった内容もあったけど人間ですし男女のお笑いのセンス、ニュアンスもちがうから溝ができてしまう。
嫌いという気持ちの程度にもよる。嫌いであっても相方の長所や気持ちを認める関係でありビジネスパートナーと番組でおっしゃってた。
芸人を続ける続けられない境目や道のひとつなんでしょう。

  • No.227 by 風人  2017-04-28 05:30:05 

小説『仮面ライダー電王』の白倉伸一郎氏の文章は目立った特徴はない感じだけどなにか独特。
ト書きに近いような感じもあるけどなにか違う。
『火花』の又吉直樹に近いところもないとはいえないだろうか。
井上敏樹氏や米村正二氏ともまた違う。
白倉伸一郎氏は文章に長けてるのでしょうか。
小説『電王』は主人公良太郎の一人称で語られ物語が続いてゆく。
つくりは小説『クウガ』や『ディケイド』に似てなくもないが。

  • No.228 by 風人  2017-04-28 17:38:24 

小説『仮面ライダー電王』意外に内容が深い。
たんなる勧善懲悪ものにしてないのは当然ながらイマジンが求めてたのは良太郎の姉の愛理さんのお店だったというラストの場面。
良太郎とモモタロスたちイマジンの会話の場面は漫画版『仮面ライダー』を彷彿させる。
その都度、良太郎の人格が変わるのは面白い反面実際イマジンに憑依されたらモモタロスたちとうまく付き合わないといけないだろうなと共感して笑えた。
時間がひとつの流れではないというオーナーの話。
これもまた深い内容。
時間をどうとらえるかはひとしだい。いいも悪いも同じでありまたちがうのと同じ。
他の平成ライダーの小説とは一線を画す一冊かもしれない。
『クウガ』『ディケイド』に限っては私的に別格ですが。

  • No.229 by 風人  2017-04-29 05:43:24 

『マリア様がみてる』では黄薔薇革命の前と後では由乃ちゃんの外見と中身のギャップ(笑)。
「黄薔薇革命」を読むと当時の由乃ちゃんが命がけなのは伝わる。
ただこの時点においても令さまを引っ張り回すやんちゃじゃじゃ馬ぶり。
結果的に有馬菜々を妹にする黄薔薇遺伝子の特殊さ。
江利子さまと張り合いながらもよき関係。「仮面のアクトレス」収録の年明けの令さま対有馬菜々の剣道対決でそれまでの令ちゃん好きから妹にしたい菜々へと気持ちが移り変化している。
興味が菜々へと変わることで先輩や姉としての自覚を芽生えさせてる。

  • No.230 by 風人  2017-04-29 20:35:52 

有川浩さんの『県庁おもてなし課』を読書中。
高知県が舞台だったのは気づかなかった。
ロケ地がある地元だったのに。
だけど役所が融通が利かないというのは『極北クレイマー』と似てる。
『極北クレイマー』では病院のトイレを和式から洋式に変更するまで市長の一声を待たなくてはならなかったために今中先生は苦労した。
役所に民間感覚を持つというのは彼らもまた公務員だから隔たりがある。
小説『パトレイバー』で特車二課の隊員たちがはみ出し者や愚連隊であっても彼らの本質はいちおう警官という職業。
市民からいくら文句ややっかみあっても業務を遂行しなくてはならない点は同じであり重なる。
公務員という職業のむずかしさ。

  • No.231 by 風人  2017-04-30 16:08:03 

『桜宮サーガ』シリーズもだけど『県庁おもてなし課』もひとつひとつ壁をなくしていく作業。
『桜宮サーガ』は白鳥さんや彦根先生は飛躍した発想や行動だけど現実には『県庁おもてなし課』みたいに地道に地味がふつうであり常識。
ただし役所と民間の意識のちがい。
一般的な会社にもお役所みたいにあたま堅い上司などはいますから本来拓ける発想に蓋をしてしまうのが現実。
高知県の観光事業も昔と今ではちがう。
昔は待ってたら観光に来るだろうという受け身。だけど今はどの県も攻めの姿勢。
観光に利用できる事柄を何でも発掘してゆく。
昨年度は高知県は道の駅スタンプラリー、今年から二年間は維新博。
他県のことはわからないけど『県庁おもてなし課』は主人公たちが奮闘してる姿がおもしろい。

  • No.232 by 風人  2017-05-01 04:36:27 

あとがきがやたら多いのは海堂尊先生の『桜宮サーガ』シリーズ文庫。
医者、作家、政治家などいろいろな著名な方たちが書かれ感想や意見してる。
『相棒』シリーズも同様。『相棒』シリーズは作品の魅力に触れられてることが多いでしょうか。
『マリア様がみえる』は著者である紺野緒雪先生の日常や書いてることに思うことなど。
あとがきに最後にいいことを書いてある本もある。

  • No.233 by 風人  2017-05-02 06:13:44 

『県庁おもてなし課』は途中ところどころに考えさせられる内容がある。
地元のことはもとより役所と民間の関係、人物たちの紆余曲折。
等身大の人間として有川浩さんは書かれてるのが伝わる。
地方に住む人にも様々な事情がある。年配の人たちは土地を愛してるわけたし親や先祖から受け継いだ有形無形がある。
若い人たちにしても新しいことは地方はなかなかできない。そもそも就職口がない痛手。
これが若者を都会や中央へ流出させてる。
地元にいいところがあるのは潜在的には理解してるけど物足りない。何かが足りない。
年配と若い世代の隔たりもある。
近年はお見合いなどのイベントなどで活気づいてはいる。
地域コミュニティはある。そういうところは密接、だけど浸透し伝わってるかはまた別な話。

  • No.234 by 風人  2017-05-03 04:51:12 

小説『県庁おもてなし課』よもや遊ぶところがないところを自虐ネタにはしるとは思わなかった。
だけどないもの尽くしならないことを逆に見れる遊べる空山川海と四大自然の利点になること。
実際平日でも仁淀川河口にはサーファーいるしパラグライダーで飛んでる人たちいる。
平日でも観光客らしい人やビジネスマンらしい人たちがはりまや橋を見に来る。
有川浩さん高知県を理解してる。

  • No.235 by 風人  2017-05-03 07:00:12 

本とは話題がズレますが今年はちょっと落語に興味あったりする。
去年に放送された『落語 THE movie』の流れ、現在もこの番組は教育テレビEテレに移り一部江戸文化や落語についての知識を付加させながら再放送。
おなじくEテレの『落語寄席』この番組も子どもむけながら息が長い。
いくつかはこの番組から落語のネタ(題)に興味持ったりもした。
両方ともテレビというメディアだから落語に映像を付加させてる。
『movie』の方は俳優さんたちが演じて噺家さんの声が入る吹き替えに近い形、『寄席』の方はアニメーションに噺家さんの声が入る。
落語も物語というのがあるのを知ると面白い。
『寄席』の方は五分という短いなかによくまとめられるといつも思う。

  • No.236 by 風人  2017-05-03 13:53:46 

落語。
落語といっても『落語 THE movie』と『落語寄席』程度だけど小説の物語に似てなくもない。
物語に高低差ののぼりくだりがある。
そこに人物の感情や気持ちだったりいさかいがあったり物語だと人物たちのとりあえずの終着点、落語だとこれでおしまいですよというオチ。
『相棒』シリーズでは杉下右京が落語好きで鑑識の米沢さんと親交ある同好の士。
落語から物語にみえる共通点、どちらも物語という点は酷似してる。

  • No.237 by 風人  2017-05-03 14:56:01 

『県庁おもてなし課』を読むと地元を見直すきっかけになる。
世の中が知らないことだらけで出来ている。だけど目にするものをあたりまえにしすぎてはいけない。
常に新鮮な気持ち。
『お遍路ガールズ』もでしたが歩みを進めることの大切さ。
むずかしさ。
むずかしい。

  • No.238 by 風人  2017-05-05 05:52:33 

もう少し若い時期にいい本や作品に出逢ってたらちがったでしょう。
若い時は若い時に興味しかないモノにしか向かない。
気持ちや感性はコントロールしづらい。
本が伝える文化。
『県庁おもてなし課』のあとがきにありましたが勉強することを意識させないで学ぶことができるのが小説。
意識しないで読んだことが疑似体験や知識になるのが本の長所。

  • No.239 by 風人  2017-05-05 08:38:46 

普通の小説はたいがい模範的な日本語や表現で書かれていることに気づく。
もちろん編集者や出版社などが添削などもされているでしょう。
気づかないもの。
素直にいえば普通の日本語が身についていない浸透していないのもある。
たまにテレビなどで間違えた日本語や表現の使い方が取り上げられるけど小説を読みなれるとああ自分はけっこう間違えてるなと本に言われてるみたい(笑)。
物語を通して学べるのは本の長所、読むという行為をしなくてはならないが。

  • No.240 by 風人  2017-05-05 10:31:55 

カルーセル麻紀さんの『私は女』を読むといろいろな交友関係。
なかにはすでに故人になられたタレントさんが本の中に生きている感じ。
勝新太郎さんや美空ひばりさんなど昭和時代の名優たち。
芸能人も素はふつうの人であるということ。
だけどタレントであるがために本音やストレスなどが見せられるのはもしかしたらごくわずかかもしれない一面。
カルーセル麻紀さん自身の半生も凄い。
性転換にして男から女になる。だけど当時の性転換手術の未熟さかあるいは副作用か。
熱をもってしまう。
このくだりは読んでてこわいものを感じた。
だけどテレビ番組や芸能界がおおらかな時代でもあった息吹きは著書を通して感じる。規制もおおらかでおおざっぱな時代だったんでしょう。
いちおうカルーセル麻紀さんポロリはしたらしくスタッフを大いに慌てさせたらしい(苦笑)。

  • No.241 by 風人  2017-05-06 15:07:04 

『ゲゲゲの女房』は以前に購入しましたが今回は『水木サンの幸福論』。
『女房』は奥さまの武良布枝さんからの視点で書かれてましたが『幸福論』は水木しげるさん自身の著書。
『女房』ではお見合いで会うまでは水木しげる先生については触れられなく『幸福論』では生後や戦争時のこと書かれてる。
戦争に行った人々の人生は重たいもの。

  • No.242 by 風人  2017-05-08 05:15:25 

小説『仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』。
白倉伸一郎氏の文章が意外に伝わりやすい。
なにより電王の作品世界観を巧みに表現し良太郎とモモタロスたち四人のイマジン(とジーク)、ナオミさんとオーナーとの会話や雰囲気。
モモタロスたちが憑依しては良太郎の人格が変わったり憑依しなくても心で繋がっていて彼らと会話し推理しながら事件を解いていく。
時間の流れというものを考えさせられる物語。
現実に生きる時間とデンライナーの時間はまた別にある。
それぞれ別な時を生きてるけどイマジンと契約した者は何かしら時の流れが重なる。
考え方はいろいろあると思う。“時”というものについて。

  • No.243 by 風人  2017-05-09 16:14:38 

『水木サンの幸福論』、戦争前の水木しげる先生のこと書かれてるけど就職に向かなかったというのは意外な感もある。
だけどお父さんが絵の学校に通わせてくれ絵の勉強をする。
本の中に水木先生が作った『白雪姫』の写真が一枚載ってるがとても後に妖怪作家になるとは思えないくらい美しい一枚。

  • No.244 by 風人  2017-05-10 05:54:47 

今月の『100分で名著』は『三国志』。
だけど読んだことはない。

  • No.245 by 風人  2017-05-10 12:47:45 

小説『おジャ魔女どれみ』四巻ようやく購入。
これで主要キャラそれぞれが表紙を飾ったのは購入した。
海堂尊作品の『アクアマリンの神殿』も購入。

  • No.246 by 風人  2017-05-11 05:04:52 

『未来少年コナン』も竹書房から文庫化されてた。
あいにく購入はしなかったけど。

  • No.247 by 風人  2017-05-11 05:29:36 

小説『おジャ魔女どれみ』四巻、よもや原田知世さんが演じた未来さんまで出てくるとは思わなかった。
テレビ四シリーズとOVA一シリーズの物語のあちこちの設定や物語を拾ってる。
それぞれヒロインを演じた五人の声優さんのあとがきインタビューも面白い。

  • No.248 by 風人  2017-05-11 13:59:25 

小説『おジャ魔女どれみ』はドラマCDが付属してるのもあるんだ。
聞いてみたいもの。

  • No.249 by 風人  2017-05-13 05:45:59 

小説『おジャ魔女どれみ』はかつてのアニメと重ねて読むとおもしろい。
矢田くんとはづきちゃんの幼馴染み関係。
小説においてもふたりは高校こそ違うが互いの関係は継続し矢田くんはなにかとはづきちゃんを心配させるのはアニメを彷彿させる。
だけど久しぶりにアニメ版を見るとおんぷちゃんは初期こそどれみちゃんたちのライバルだったけど禁断の魔法から復活しなんだかんだでMAHO堂に加わり四人目の仲間として協力したりどれみちゃんたちに感化されたりチャイドルとは別に本来の女の子らしさを見せてくる。
誰かをからかったりや遊ぶ時はほぼどれみちゃんたちと同レベルな少女(笑)。
小説版でははじめは登場しておらず北海道に家族と共にいることが判明し結果的にはどれみちゃんたち三人が高校生おジャ魔女として復活するきっかけにもなっている。
どれみちゃんのおじいちゃんから助言をいただいたことであらためて自分を見つめ直し少女から大人へのきっかけを掴んでいく。

  • No.250 by 風人  2017-05-13 11:14:00 

『アクアマリンの神殿』をいまのところ読むところの中心がアツシと桂奈のふたつの場面になってる。
このふたりが『神殿』で会う場面はほんの二回。
そこから掘り下げていく感じ。

  • No.251 by 風人  2017-05-14 15:47:00 

小説は一回読んだだけでは内容は把握できない。
二回三回読むことで内容が頭に入っていく。
『アクアマリンの神殿』ようやく熟読段階。
海堂尊先生はバブル三部作や『輝天炎上』『モルフェウスの領域』『アクアマリンの神殿』を書いてる時は若返ってないかな?

  • No.252 by 風人  2017-05-15 14:52:29 

実写映画版『ゲゲゲの鬼太郎』のノベライズを購入。
実写映画版のウエンツ瑛士くんの鬼太郎はいささかイケメンすぎますが(苦笑)。
これだけ物質文明が進むと妖怪が本当にいるかいないか疑問に感じる。
『水木サンの幸福論』『ゲゲゲの女房』にも妖怪がいるかどうかと悩む場面はある。
いないわけではなく“みえない”だけと思う。
映画の『鬼太郎』にも妖怪ポストで鬼太郎たちと人間たちを繋ぐ存在がある。
どこかで妖怪は人間を見ていると思いたい。

  • No.253 by 風人  2017-05-16 05:16:26 

『アクアマリンの神殿』や小説『おジャ魔女どれみ』などを読むとある程度は傷つかないと人間は成長しない。
『神殿』のアツシにせよ『おジャ魔女』のどれみちゃんたちにせよ傷つき方や程度のちがいはあるけどぬるま湯に浸かっては成長はのぞめない。
『神殿』の西野さんなりの付き合い方はかなり覚悟がいると思う。西野さんは先鋭的すぎる。
あくまで一般論から見てだけど。
だけど厳しいことを言う人の言葉には意味があると思う。あとあとのケアや何かを成し遂げた時あるいは間違いや失敗をしたとしても何らかの言葉や表現はいると思うけど。
だけど時には言葉が要らない時もある。
むずかしいもの。

  • No.254 by 風人  2017-05-16 06:34:09 

Eテレ『落語 THE movie』昨年度に放送された番組に一部新撮解説が加わっての再放送。
「三方一両損」「饅頭怖い」の有名なお題が見れて実によかった。
お年寄りが落語を観賞するのわからなくもない歳になった。
声優の山寺宏一さんは落研、落語研究会にいたとかと以前ラジオでおっしゃってました。

  • No.255 by 風人  2017-05-16 07:16:37 

70年代自体に憧れがあるのはその時代に生まれはしたけど遅かった感はある。
物心ついたのが70年代後半。
『三丁目の夕日』や水木しげるさん関係の本を読むと戦後を経て高度経済成長期やオリンピックあっての時代。
日本人が元気だったと思う。
ノベライズ『ゲゲゲの鬼太郎』は団地立ち退き問題などがいかにも日本人らしい悪い一面も垣間見える。
科学文明と妖怪は相容れないものがあるんでしょう。
『三丁目の夕日』では茶川さんがSF小説を書いてるけど現代にもむかしながらのSF小説はある。
人間の進む方向はわからない。わからないから考える(--;)。

  • No.256 by 風人  2017-05-16 12:45:55 

NHK Eテレ『先人たちの知恵泉』邪馬台国はどこに?
ブックオフなどにもいろいろなミステリーや謎本を見かける。
一時はダ・ヴィンチ本あったり、タイタニック号、古代遺跡などブームはそれなりに周回してるぽい。都市伝説などもそう。
史跡のなかに知らない文化や歴史あると思う。
海堂尊先生の『桜宮サーガ』シリーズは架空の桜宮市を中心に霞ヶ関や北海道、浪速府などありとあらゆるところを舞台にして多彩。
海堂尊先生がひとりですべての世界観や人物を背負っている感が伝わる。ある程度は編集の手直しなどらあるでしょうが。
『都市伝説の女』二巻を読まないといけないのにあちこちに本を浮気してる(・д・ = ・д・)。

  • No.257 by 風人  2017-05-17 05:19:04 

高度経済成長期やかつての東京オリンピックなどがひとつの時代の境目なんでしょう。
水木しげる先生が紙芝居、貸本漫画家を経て本来の漫画家になりテレビまんが(テレビアニメ)となり時代が交錯していく。
結果的にはテレビという文化が『悪魔くん』や『鬼太郎』に光りをあてていく。
つい先頃に読んだカルーセル麻紀さんの本『私は女』もテレビ時代創成期からの時代。
『三丁目の夕日』もモノクロテレビが家庭に普及して子どもたちは漫画からテレビに興味が移りSF小説が脚光を浴びる。
かといって妖怪とSFが相容れなかったわけではないでしょう。
どちらも架空ないしもしかしたら“本当に存在するのかも”というニュアンスが当時の子どもたちに伝わり残ったのではないでしょうか。
ひとつの時代の節目として高度経済成長期が存在したのは事実。
そこで立ち退き問題みたいな悲喜ごもごもな話など実際あったと思う。
つねに時代には光と影がつきまとう。

  • No.258 by 風人  2017-05-21 07:14:15 

カルーセル麻紀さん著の『私は女』。
多くの芸能人の方たちの交遊録が凄まじい。
川合俊一さんのホモ疑惑などは笑えるけど梅宮辰夫さんはカルーセル麻紀さんに手を出してマスコミにつるしあげられた過去は気の毒。
とはいえカルーセル麻紀さんの方がうわて。
とはいえ読むと芸能人がふつうの人としてカルーセル麻紀さんは相手が大物でも接している気軽さ。
芸能人なりにいろいろな重責やイメージを背負っているからお酒を飲むことで素の自分を出すことができる。
これは大切なことと思う。ニューハーフさんたちには人の気持ちを溶かす何かがあるし男女それぞれの心がわかるからでしょうか。

  • No.259 by 風人  2017-05-25 13:24:42 

八神ひろき先生の『Dead BOYS』はヒロイン視点で小説になってたんですね。
『G-Taste』は知ってたけど。
ブックオフで見かけて購入した。

  • No.260 by 風人  2017-05-25 13:37:53 

DEAR BOYSですね。
原作をちゃんと知らないから間違える。

  • No.261 by 風人  2017-05-26 14:06:43 

雨ニモマケズ 風ニモマケズ

宮沢賢治の言葉。
この人の好きな作品『注文の多い料理店』。
『銀河鉄道の夜』これは読んでないけどむかしアニメ映画が切なかった。
『風の又三郎』なども寓話的かつ純朴。
夏目漱石や太宰治ほどに都会的な作風という雰囲気はしない。
田舎で素朴で純朴だけど何か伝わるモノがある。
『注文の多い料理店』の猟師ふたりがいたい目に遭うのはなにかしら当時の文明人や現代人を風刺した揶揄もあったと思う。
『銀河鉄道の夜』はカムパネルラとジョバンニが星の旅をしながら最後に現実にかなしい別れがあるというのがつらくかなしい。

  • No.262 by 風人  2017-05-26 16:10:46 

宮沢賢治さんの『マリヴロンと少女』は知らない作品。
こんど探してみよう。

  • No.263 by 風人  2017-05-27 11:11:04 

むずかしい本(ジャンルや内容によるが)はなかなか読めないけどジャンルの選り分けはむかしより少なくなってきた。
歳のせいもあると思うけど。
『お遍路ガールズ』などちょっとずつ偏りをなくしてくれてる感じ。
それと年明けに大量に本を購入したことがきっかけ。
ちょっと手に取って置いといてから読める頃に読むとまたちがう。

  • No.264 by 風人  2017-05-28 07:15:09 

作家によって女性観がちがうのはわかる。
また男性と女性が書く女性がまたちがう。恋愛観は作品やジャンルによって異なる。
ベッタリな繋がりあれば離れていても心で繋がりふたりもいる。
恋愛に形があるとは明確にはいえない感じかな。
フィクションであっても現実に通じるモノがある。

  • No.265 by 風人  2017-05-28 12:47:47 

男性と女性の書くヒロイン像、女心は異なると思う。
海堂尊先生の『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』は内容もだけど雰囲気がとても男性作家が書いてるとは思えないくらいに内容が繊細かつデリケート。
書き手の恋愛観もあると思うしそこに多少ながら憧憬も入るでしょう。
恋愛成就、失恋や別れにせよ書き方は千差万別。
又吉直樹氏の『火花』の物語中にあるとある女性の場面にせよそこにもなにかしら又吉さんの思いはある……はず。

  • No.266 by 風人  2017-05-28 15:52:52 

先人たちの知恵泉 邪馬台国編

本ではなくテレビ番組ですが、邪馬台国は誰かがつくった妄想?空想?
実は邪馬台国は存在してなかったという説。
ミステリーなら真犯人は存在してないみたいなオチ(苦笑)。
作家の石田衣良さんがきれいにまとめてた。

  • No.267 by 風人  2017-05-29 05:06:14 

邪馬台国に限らず謎やミステリー本は多くある。
タイタニック号、ノストラダムス、ダ・ヴィンチなど。
歴史はひとつのロマン。
作家さんがひとつのシリーズを確立してるのもフィクションのなかでの歴史の構築。
あえて謎をぼかす作家さんもいる。

  • No.268 by 風人  2017-05-29 08:34:45 

先週の『一回まわって知らない話』でしたっけ。
船越栄一郎さんと山村紅葉さんがゲストでしたが、サスペンスは警察でない人物が勝手に捜査する。
むかし赤川次郎作品などそこそこ読んだけどそんなパターンが多々ある。
『三毛猫ホームズ』シリーズなど。
海堂尊作品はちゃんと警察側に加納警視正と玉村警部補をかまえているけど白鳥さんと田口先生が一部捜査を担うことになる。
『玉村警部補の災難』に収録されている物語には現代のミステリーに警鐘を鳴らしているメタフィクション的なくだりがあった。
だけど二時間ドラマの減少はサスペンスドラマの減少にそのまま比例する。
だからというわけでもないが私は海堂尊作品を読むようになった。
年末のTBSのサスペンス、又吉直樹さんと樹木希林さんがストーリーテラーを務める番組は好き。
今年も放送してくれるでしょうか。

  • No.269 by 風人  2017-06-01 05:41:15 

代書屋ツバキ文具店

今週が最終回みたいだけどようやくダビングしている。
代書屋という職業があるんですね。
その人の代わりになってその人の気持ちになって手紙を書いて出すという職業。
由緒ある職業らしいです。古くはお殿様など高貴な身分の方たちから依頼されて気持ちになって書かれてたよう。

  • No.270 by 風人  2017-06-01 08:39:32 

代書屋ツバキ文具店

代書することで読む人が気持ちがよくなればそうならない人もいる。
人とのコミュニケーションがむかしも現代もむずかしいのは変わらないのかもしれない。

  • No.271 by 風人  2017-06-01 08:55:44 

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に

こちらも久しぶりに読み直しているけど戦時中の記録を調べるのは至難の業。
上官は戦争中に亡くなっており主人公のかつての同僚たちは当初は消息不明。
弁護士は記憶と記録の誤差をなくなさなくてはならないのもある。

  • No.272 by 風人  2017-06-01 15:08:37 

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に

戦争がいかに軍人にも心の傷を残すかということ。
戦時中は時代を進めることに前向きで死さえ恐れない気持ちになり得たものがあれば失うものもある。
パイロット、整備兵にも等しく心に傷を残す。

  • No.273 by 風人  2017-06-02 15:40:47 

中途半端な微熱。
夏の始めはここ数年は中途半端に風邪を引く。
読書もこういう時はつらい。

  • No.274 by 風人  2017-06-03 11:09:39 

ティターンズの旗の下に

カール・マツバラは自らは公式に亡くなったことを偽装しながら弁護士のもとにあらわれるのは至難かつ勇気がいること。
もっとも戦時中のエリアルドも本気でなくとも「味方を撃つ」発言は軍人としては由々しき問題。
戦時中のティターンズへの評価が羨望と妬みの両方があるにしてもエリアルドの発言も見方によればティターンズの増長と受け取られかねないし危うい行動。
さいわい彼の上官が合流後に修正し皆に示してることで若干のわだかまりは消えてると思われる。
軍人はむずかしい職業。

  • No.275 by 風人  2017-06-09 05:56:03 

代書屋ツバキ文具店

原作小説は知らないけどドラマは綺麗にまとまってた。
代書屋という本人の代わりに手紙を書いて相手に出すという職業。
またヒロインの亡き祖母がいかにヒロインを思っていたかという泣ける展開。
祖母と孫という世代のちがいや手紙という相手に気持ちをいかに伝えるという文化。
全八回を通していかに文章や表現のなかで依頼人や依頼人の出来事を通して手紙にしたたためる作業。
ヒロインはドラマでは上地雄輔さん演じる男性とは結ばれないまま物語は終わった。ざっと見てたけど多部未華子さん演じるヒロインが結ばれるという雰囲気ではなかった。

  • No.276 by 風人  2017-06-09 08:37:01 

ハッピーエンドな終わり方がはたして人物たちにとってしあわせな終わり方かどうかというのもある。
物語の始まりも終わらせ方も無数にある。
小説版『ゲゲゲの鬼太郎』は人間と妖怪の在り方を考えさせながらも人間と妖怪の存在が互いに近くもあり遠くにもあるという。
小説版『鬼太郎』は人間が罪を犯した間違いが人間の側にもあるきびしい現実は漫画版『鬼太郎』にも通じる。漫画版『鬼太郎』はあんがい読むと人間の側がいかに悪いことをしてその代償が命そのものだったりと内容がかなりキツかったと思う。
おそらく小説がそういう内容になってるのもむかしの『鬼太郎』らしさが忘れられているからではないでしょうか。
『三丁目の夕日』の小説などでもオムニバスではあるけどひとつひとつの内容が丁寧。若干の美化が人物たちのなかでされていてもあらためて向き合う時には現実がそこにある。
小説はフィクションではあるが人物や物語の向こう側に“現実がある”。

  • No.277 by 風人  2017-06-09 14:57:41 

小説『パトレイバー THE next generation』。
冒頭とてつもなく悲惨な状況から始まる。
かつてのシリーズを経て没個性な二代目を経て現在に至る。
しかもレイバー大隊の構想が消えてしまい残ったのは埋め立て地とイングラムたちレイバー(およびキャリアや指揮車)だけという。
華やかかりし時代が過ぎ去ったという冷たい現実が現主人公たちの塩原たちの目の前にあるという。
『三丁目の夕日』の高度経済成長時代やバブル時代でさえ遠く感じる現実を突きつけるなぁ……という感じ。
『パトレイバー』自体が活躍してた90年代さえ現在の時代からいえば幻にひとしいかもしれない。
しかし押井守氏の構想なおかつそれを表現している著者山邑圭氏みごとかも……。
映画なら映像や音楽などで表現できるが小説は文章表現でそれを読者に伝えないとならない。
まさに時代からも残された埋め立て地いや特車二課第二小隊を表現しないとならない。

  • No.278 by 風人  2017-06-09 15:08:57 

小隊『パトレイバー THE next generation』。
かつての主人公篠原遊馬と泉野明はおさまるところにおさまったんだ……。
とはいえこのふたりが平凡な家庭におさまるとは……。
うん、ふつうに想像できない感じ(苦笑)。
シリーズ通して遊馬と野明は友達や同僚以上恋人未満の関係にしか思えない。
まあ劇場版二作目で大人の関係を認識し自覚しあらためての“出逢い”を経たから柘植の起こした“戦争”後につまりは戦後に何かあったとしかるべきでしょう……。
おそらくあの後にも押井作品同様のごたごたがあったのは想像に難くないけど……。
野明は平成『ウルトラセブン』の平凡に一家庭を築いたアンヌになっちゃったんだ……。
う〜ん、やっぱり想像できない。

  • No.279 by 風人  2017-06-09 18:21:41 

小説『パトレイバー THE next generation』で塩原の夢のなかで彼に劣化コピーと言った男はおそらく(夢のなかの)遊馬でしょう。
特車二課の埋め立て地にかつての初代の残り香そしてなにひとつ伝説さえ残せなかった二代目。
あの埋め立て地になにが残ったのか。少々考えさせられる物語作りしてる雰囲気。
かつての香貫花・クランシーを彷彿させながらもいささか真逆な感じのカーシャ。しかもアメリカではなくロシアからの出向というのも時代の流れを感じさせる。
実写映画版『パトレイバー』小説はいささか時代の流れしか感じない。
活気に満ち溢れ予算を食っていた『金食い虫』たるかつての特車二課のなれの果てしか塩原たちにはないのか?
華やかかりしレイバーが時代からも消えかかっているのか。
読むたびに『三丁目の夕日』とはただただ真逆。
日本人が遺したものを塩原たち現役特車隊員たちを通して見せられている感じ……。
う〜ん……。

  • No.280 by 風人  2017-06-10 05:34:49 

小説『パトレイバー THE next generation』において初代の野明や遊馬たちは“正義の味方”としてレジェンド(伝説)になってるのが塩原たち現役隊員には羨望もあり妬ましくもありなんでしょうね。
初代隊員たちのようにお気楽にはできないしかといって二代目ほどに没個性でもなく中途半端に生きることを余儀なくされた世代。
だけど小説一巻を読んだ限りは“負の遺産”なるもの。
これて現役隊長である後藤田隊長をシゲさんは指してたみたいだけど物語を読んだ限りは特車二課そのものを指してると思う。
そもそも特車二課が存続していられる理由が不明すぎる。
なぞ。

  • No.281 by 風人  2017-06-11 05:22:29 

小説『パトレイバー THE next generation』でイベントのために駆り出される現第二小隊。
しかしボロがきたイングラム二機は立っているのもやっと。
なおかつレイバーにとって立つ、歩行運動は最大限にパワーを発揮している状態かつ不安定な状態であると説明するシゲさんと整備員たち。
あらためて説明されるロボットの二足歩行や直立がいかに不安定かということが伝わる。
埋め立て地や特車二課がどういう意味を持つかというのも物語のテーマでしょうか。

  • No.282 by 風人  2017-06-11 12:54:18 

オトナの片想い

オトナの恋愛アンソロジー集。気になるから購入したけどやや大人な雰囲気の物語。
だけど帯が『実らないほうが甘美な恋もある』て勇気いりませんかね。
大人向けの小説をまだそんなに多くは読んでないけど恋愛にせよ社会経験にせよ成功だけが必ずしもハッピーエンドでないことに気づく。
通常ドラマとおんなじ。失恋しつ傷ついて何かしら得るものがあるのとおなじ。
ハッピーエンドだけが必ずしもベストエンディングではないということ。

  • No.283 by 風人  2017-06-11 15:02:27 

ハルキ文庫

はじめて読んだのはアニメのノベライズの『ブレンパワード』次いで富野由悠季氏の『∀(ターンA)の癒し』。
ここからしばらく間が空いて『お遍路ガールズ』そして『オトナの片想い』。
たいしてそんなにまだハルキ文庫自体は少ない。
だけど手持ちにあるハルキ文庫のシリーズざっと挙げたけどある種の独特感はある感じ。
『お遍路ガールズ』が独特というのもあったしこの本自体が若い女性向けというのもある。
出版社や独自のシリーズなどがある作品は一風変わっているのかもしれない。
これもまた本のひとつの読み方やたのしみ方エトセトラ。

それにしては今年は年明けからよく読む。まあ読めてないシリーズもあるけど。

  • No.284 by 風人  2017-06-12 08:45:24 

小説 機動戦士ガンダム0083

あらためて読むとたしかにウラキたちアルビオン隊は主人公にも関わらずガンダムは奪われる、デラーズ・フリートにコンペイ島は襲撃される挙げ句にはコロニー落としは遂行される。
だけど物語の主人公としては正しい姿。
腐った連邦軍のなかにあって全うに正義をおこなおうとする者たちとして書かれている。
ただ皮肉なことに勝利の女神は崇高な理念のもとのデラーズ・フリートに運命は味方してしまったこと。
かといってデラーズやガトーとて活動を再開するまでの数年で失ったものは人的資源だけでなく多くいろいろはかれないものは失ったと思う。
物語のなかで真っ先にそれに気づいたのはシーマ・ガラハウと彼女の一派。
一年戦争で艱難辛苦をいやというほど味わったからこそここぞという時に裏切り連邦あるいは後にティターンズとなる者たちに恩を着せて生き延びたかったと思う。
ウラキやキースは一年戦争後に連邦軍に入った若者だから戦争そのものを知らない世代。だけどデラーズ紛争という戦争を経験したことで“戦争”の在り方を考えたんじゃないでしょうか。
ガトーやバニングを見てきて戦後の裁判を経験してきていちおう連邦軍に復帰して軍人というむずかしい生き方。
『第08MS小隊』のサンダース、彼もまた一年戦争後に軍に数少ない残った人物。もちろんウラキやキースとは生き方はちがうけど。
『ADVANCE Ζ』の主人公もまた軍に残る生き方を選択している。
軍人が軍に残る生き方はおそらく軍人にしかわからいと思う。

  • No.285 by 風人  2017-06-12 09:53:50 

ADVANCE Ζを読んで思うのはガブリエル・ゾラたちジオン軍人の気持ち。
ハイザックを見て連邦がザクを使う気持ちに憤る。これ日本人にしたら外人が零戦に乗って向かってくるのと同じ気持ち。
漫画『紫電改のタカ』で主人公のライバルが主人公と戦うために島に残された紫電を奪ってやってくるが彼は仲間と戦うことなく追いかけ回される目に遭う場面はあったが実際の戦争だと複雑。
ガブリエル・ゾラは最後に主人公エリアルドを救うために裁判に現れるのは勇気いると思う。
何か間違えば命を失う危険があるわけだから。
ただ戦後にティターンズがガンダムを開発していた経緯を歴史から抹消したいというのもわからなくもない。
軍というのは嫌な歴史は歴史から抹消させたいだろうしマスコミは躍起になる。
だけど当事者は見過ごせない事態に放り込まれる。
どんな小説や物語も立場によって異なる。
正しい正しくないはまた別にして。

  • No.286 by 風人  2017-06-12 12:20:28 

オトナの片想い

ちらっと読んだけどカレーにまつわる男女の物語あったがおもしろかった。
互いの家を行き来してる時は気にならなかったのにちょっとしたカレーの好みや作り方で男女が会話しソファで顔を見る。
カレーのお肉が牛か豚かみたいな話が物語にあったけどたぶんこれは生まれ育った地方のちがいではないかな。
短編ではあるがおもしろかった。

  • No.287 by 風人  2017-06-14 06:13:39 

横手美智子氏の小説は『パトレイバー』しか読んでない。
これはノベライズから読む傾向があるから。
だけどググると横手美智子さんいろいろな作品書かれてますね。
『パトレイバー』の小説のあとがきだったかな。
伊藤和典氏の弟子にいちおうあたるらしくその縁から『パトレイバー』の脚本を書くようになりデビュー。
富士見ファンタジア文庫の『パトレイバー』のあとがきにもいろいろ書かれてあった。

  • No.288 by 風人  2017-06-14 15:30:53 

オトナの片思い

バングラデシュにテレビ撮影にいくヒロインたちの物語。
とてもじゃないがバングラデシュみたいな暑い国に私は住めないなorz。
料理などは美味しそうに書かれてましたけどむかしながらの風習や習慣がある国。
親や家が決めた結婚相手と結婚する十代の少女を見つめるヒロインたち。
日本は恋愛や結婚が自由な国と実感する彼女たち。
ちょっと考えさせられた一編。

  • No.289 by 風人  2017-06-15 06:11:38 

若い時分には読まなかったジャンルを少しずつではあるけど読んでるのは潜在的や内面にある程度の変化があるからでしょう。
意識するしないに関わらず。
興味ある本はとりあえず手に取っておきたい。
『オトナの片思い』みたいはなかなか現実にありえなさそうだけど女性は好きそうな本。
女性向けの本は独特な雰囲気ある。

  • No.290 by 風人  2017-06-15 13:41:13 

小説『パトレイバー THE next generation』においてレイバーが衰退した理由。
一巻後半でシゲさんと塩原で語られてるが無人機が敵地に飛び向かうなか人を乗せる意味がある云々。
だけど『パトレイバー』がアニメや漫画で全盛していた当時とはまた違うし現実の技術の凄まじいほどの進歩もある。
有人ロボットつまりはレイバーに如何なる夢があり現実とズレがあるのか。
小説一巻においては後藤田隊長の責任があってかは詳しくは不明ながらとりあえずの活躍を塩原と明はできた。さいわいにして人命を助けられた。
だけどパトレイバーが存在もしくは存続する理由が如何なるものか。
たんに旧第二小隊の面々や後藤隊長南雲隊長の思い出や思いなのか……。
後藤田隊長が後藤隊長(ややこしい)同様に一見、昼行灯ながら疎ましく思われてるであろう本庁上層部や警備部などにあの手この手の駆け引きをしている。
負の遺産なるもの自体は特車二課そのものと思えるが実態は不明。
後藤田隊長とシゲさんの関係も物語に尾を引いている。
なぞ。

  • No.291 by 風人  2017-06-15 21:00:38 

小説『パトレイバー THE next generation』において無人機が導入され有人レイバーが廃れ不要とされる。
先ほどの池上彰さんの番組とふしぎと合致する。
無人機やドローンの導入が有人の機械を不要とする。
だけど小説のなかではイングラムはボロくなりながらも何とか稼働している。
それは押井守氏のロマンなのか夢なのか……。
まだ一巻しか読んでないからなんとも感想は言いにくい。
だけどパトレイバーを動かし活躍したことに塩原や明は何らかの満足感を得る。
これが後の物語にどうつながるのか。

  • No.292 by 風人  2017-06-16 05:28:49 

野際陽子さん亡くなられました。
ドラマTRICKシリーズでは仲間由紀恵さん演じる山田奈緒子の母親役で時にしたたかにしながらも娘を心配するお母さんという感じでした。
ご冥福をお祈りいたします。

  • No.293 by 風人  2017-06-16 10:25:41 

ラジオでAIが小説を書けたり一次選考は通るとか言ってたけど機械が人間を越えれるかは疑問。
人間はひとりひとり体験や経験の受け取り方や表現のちがいが千差万別。
名作もあれば隠れた名作佳作もあると私は思う。
ここ数年は読んだことないジャンルを少しずつ読んでるからなんとなくわかるけど書き手の感性や半生を反映している。表現力ももちろんあると思うが。
機械やAIが果たして人間の半生や一生をデータとして蓄積や思考してどこまで表現できるか疑問。
無数にある表現力のなかでAIがこれが適してる表現や文章が果たしてほんとに感動や感激をもたらすか……。
また実際の作家さんは取材したり現地での経験あるいは自宅や仕事場に戻ってからまた取材内容を精査したりあらためたりしてると思う。
機械がそこまでできるかあるいはできるにしてもそれはデータの精査ではないのではと思う。
人間ほどに複雑な心理や内面描写ができるのか。
人間は間違えたり失敗した経験を創作表現していくことでモノを書けると思う。機械が失敗や間違えた経験をどう受け取るかにもよる。

  • No.294 by 風人  2017-06-16 10:58:53 

朝日ソノラマ文庫の横山光輝氏の『マーズ』の小説を読み直しているがひとつ疑問。
もし自衛隊がタイタンを破壊できないままならタイタンはそのまま島のまわりを周回し活動してただけだろうか。
人類がタイタンを破壊できないほどと判断されたらタイタンは自然停止したのか。
『マーズ』の小説ではマーズと監視者、神体を送り込んだ異星人はかなり臆病かつ地球人に恐怖をあった存在として書かれているからいささか疑問が残るところ……。

  • No.295 by 風人  2017-06-18 15:51:34 

小説 機動戦士ガンダム0083(上)

冒頭は宇宙世紀初代ガンダムシリーズのナレーションが文面化されア・バオア・クーの最後の戦いを挑むガトーが書かれカリウスと共にグワデンに着艦するがデラーズにより最後の出撃を阻まれ説得される。
一年戦争の終結のみを端的に表現しながらもデラーズやガトーたちが闇に潜伏しジオン軍人たちが密かに闘志を燃やしていることを綴る。
小説においても実質的な主役側はデラーズ・フリート側にあることを暗に示している。
一方では一年戦争から三年が過ぎても戦争の残痕が残るのをオーストラリア大陸がコロニー落としによりシドニーが海底にあること、そして新型MSの評価試験のために航行するアルビオン。
オーストラリアの大地で訓練をするバニングや主人公たる若きウラキやキース。
だけどトリントン基地が核貯蔵施設にも関わらず平和**している軍とこちらも端的に表現している。
デラーズ・フリートを名乗りガンダム2号機を奪うガトー、初の実戦経験となるウラキやキース。
先輩パイロットの死を聞かされるウラキたちは愕然としながら軍人ということをわずかに少しずつ実感していく。
物語はやや駆け足なところはあるけど短い表現のなかで戦争を表現している。
山口宏氏の表現が戦争シミュレーション的なところもあると思う。

  • No.296 by 風人  2017-06-18 19:57:44 

小説 機動戦士ガンダム0083(上)

オーストラリアトリントン基地からの戦いはガトーと2号機を逃し初戦敗北。
戦果と言えるのはごくわずか。
コーウェン中将とシナプス大佐の会話が後々を顕しているようでちょっとたまらない。
軍隊や軍人が抱える矛盾を抱えながら基地に帰還したウラキは亡き先輩パイロットふたりの遺品整理をすることで辛く悩む。
かたやガトーはまんまと逃げ潜水艦のなかで自分を逃がすために散った者たちを思う。
この時点においてはウラキやキースは軍人としての自覚はまだまだ欠けるところは多々あるものの任務を果たせなかったことの戸惑いや葛藤がわずかに見られる。
ガトーにしてもアフリカキンバライド基地のHLVが使えるかを懸念する。
小説においては早くからガトーとニナの関係はそれとなく示唆されている。

  • No.297 by 風人  2017-06-19 03:54:46 

小説 横山光輝氏の『マーズ』。
この作品で興味深いのはマーズが記憶を失っているところからコミュニケーションを取るということから始まる。
なぜマーズを記憶喪失からはじめたのか。
小説のあとがきによると『アルジャーノンに花束を』からヒントを得たらしいが亡き横山光輝氏がそれを意識したとは考えにくいと思う。
物語として考えたらゼロから何もないところからスタートしている。
とりあえずロボット=タイタンを破壊した事実と新沖ノ鳥島が火山により誕生した事実、そこにいたマーズという少年。
地球人側は当初の時点では監視者と神体の存在は知らない。
この情報が皆無というのも恐ろしい話。
小説版ではOVA製作当時の現代ではあるけどマーズと監視者たちの動きとは別に世界情勢がその都度、玲子たち自衛隊に入ってきて不安定な世界を煽る。

  • No.298 by 風人  2017-06-19 05:08:18 

風邪が治ってきてひさしぶりに四時五時に起きれた。
再読することで読む力を鍛えないとあたまに入らない。
まだちょっと身体に風邪の負担がある。読書はとりあえずはできる。

  • No.299 by 風人  2017-06-19 14:55:15 

朝日ソノラマ文庫 原作横山光輝 マーズ

原作からOVAへの改変の際に玲子と春美は最後までマーズにつきあう形だったんでしょう。
原作漫画は詳しくはないが春美は途中から出てこなくなる。
だけど小説においてはマーズと共に殺される時まで最後まで共にいる。
このラストのくだりは感動的な反面、日本のくだらない政治を守るためにマーズが死ぬことにより地球が真夏のほんの一瞬で砕け散るあっけなさ……。
人間のエゴと言ってしまえばそうなのだろうけどあまりにあっけない。
地球を守るために玲子や春美、自衛隊やアメリカ軍そしてマーズが守ろうとしているのにラストはあっという間に裏切る。
小説ではマーズは最後まで全人類は信じられなくても春美や玲子を信じる自分を信じて死んでいく。
だけどマーズや監視者、神体を送り込んだ宇宙人はガイアー以外にも爆弾を監視者が持っていた置き時計にも仕掛けていた。周到さであり彼らの臆病さ……。

  • No.300 by 風人  2017-06-19 15:29:36 

小説『四万十川』というのを見かけたが買うのに躊躇いあった。
まだまだ読みなれない本は手にするのに躊躇いがあるということ。
ググればある程度レビューやブログを書いてる方もいるから参考程度にはなる。

  • No.301 by 風人  2017-06-20 16:09:38 

まだまだ積んでる本もあるが読みたい本もある。
だけど絶版になってる本は見つけにくい。
それでも例年よりはさらに読んでる。

  • No.302 by 風人  2017-06-21 05:42:17 

100分で名著はともかく知恵泉は作家を取り上げるの少ない。
100分で名著は視聴者が著書を読んでなくても番組の流れである程度わかりやすく紹介してる。
伊集院光さん司会者も必ずしもその著書を読んでるわけではないから視聴者目線。

  • No.303 by 風人  2017-06-21 10:42:38 

小説 機動戦士ガンダム0083

下巻 終章『濁流』においてアナハイムエレクトロニクスのオサリバン常務の自殺が綴られている。
しかし誰が彼を殺したか。作品内のひとつの謎。
考えられるのは地球圏に残ったデラーズ・フリートかシーマと繋がりあった者の手による殺人。
しかしここでもうひとり忘れてはいけない人物がひとり。
デラーズ・フリートがコロニーを奪取しフォン・ブラウンに向かった際にオサリバン常務の側にいた男がひとり。
小説内では専務とされる人物。
この人物はシーマとオサリバン常務の繋がりを知っていたと思われる。
デラーズ紛争後に何らかの形で司法や警察の捜査の手がまわりまわってアナハイムエレクトロニクスにもおよびオサリバン常務に(何らかの)疑いがかかり専務は証拠隠滅や捜査の手がおよばないように彼を殺したのではないだろうか?
デラーズ・フリートやシーマの息のかかった者が犯すよりは理屈が合いそうと思う。
連邦軍の司法の捜査の手が何らかの形でアナハイムエレクトロニクスにあったとは考えられる。
司法や警察など無能であったとは考えにくい。
『ADVANCE OF Ζ』でもよき司法や弁護士がいたから捜査の手が甘くないことが理解できる。
オサリバン常務を実は殺したのは専務ではないか?アナハイムに疑いがかかるのを恐れ疑惑がオサリバンに向けられた。
それにより自殺を偽装された殺人?
アナハイムが企業を守るためにひとひとり殺すか否かはそこに踏み込んだら企業の闇に踏み込むし憶測の域でしかない。

  • No.304 by 風人  2017-06-22 05:52:32 

朝日ソノラマ 横山光輝原作 マーズ

漫画原作のマーズをOVA製作当時の現代におきながらマーズ、ガイアー、監視者、神体、自衛隊、アメリカ軍そしてヒロイン春美や玲子、大垣や原口などをメインに書きながら地球爆破の時が刻一刻と迫る作品。
なんというか現在の政治家に読んでもらいたい本。
この小説版では漫画版とは改変され日本の政治家の汚職を皆が戦っているなかもみ消そうとして春美と玲子そしてマーズは最後に殺される。
しかし大垣たちが異星人が残した解読書がすべて明かされないままマーズを殺したことにより彼が死ぬことにより監視者たちが持っていた置き時計にもガイアーと同じ爆弾が残されていたことによりあっけなく地球は爆発しなくなる。
漫画だと市民感情が爆発し不信がマーズに向けられことでマーズが地球爆破を決意するが小説では最後まで全人類は信じられなくても春美や玲子のいる地球を爆破しないとマーズは自らを信じて死んでいく。
だけどマーズや監視者たちを派遣した異星人はよほど臆病かつ周到だったのかさらに念入りだった……というのがこわい。
小説版では助かったという安堵感は全体的に少ない。
自衛隊やアメリカ軍が戦っているなか汚職を隠す政治家の醜態。
ある意味最後までマーズを裏切る悪い地球人とも取れる。
果たしてそんな地球人が外宇宙に進出した時に異星人に信じられる対象かと取れるラスト……。

  • No.305 by 風人  2017-06-22 17:03:40 

ブックオフで今回初めてポイントを使った。
けっこう長く買ってるとポイント貯まる。
高いモノを買うときはポイントの割合でそこそこ安くなる。
お目当ての本はなかったので購入したのはCD。

  • No.306 by 風人  2017-06-23 14:27:16 

朝日ソノラマ文庫 横山光輝原作 マーズ

この作品がよくできているのは政府や自衛隊を主にしたシミュレーションというところ。
おそらく原作漫画は世界情勢に触れられてはなかったと思うけど小説はエジプト、中東、北朝鮮などの情勢が逐一物語の主人公たちに伝わる。
マーズやガイアーを守らなければならないと同時に監視人と神体に対応しながら世界情勢の均衡を保たないとならない。
秋の島新島、作品ではニケと神体により破壊され異星人からのデータを残り三十頁というところで破壊されてしまう。
だけどもし早くに自衛隊やアメリカ軍が島を守るために防衛しても同じ結果だった可能性はある。
また島が誕生したばかりで火山活動により不安定になることもあったと思う。
だけど物語後半になってようやくマーズ、ガイアー、監視人、神体を送り込んだ異星人の真意が明らかになる。
果たして未来に地球人が外宇宙に進出した時に異星人と友好的になれるか否かのコンタクト。
マーズが記憶を欠落してるのもまた小説においてははポイント。
これがラストへの鍵になる。

  • No.307 by 風人  2017-06-23 16:39:42 

羽田圭介さん。
いろいろなバラエティ番組に出演されてるけど神ギ問で自分の作品の一節から国語テストをして何点取れるかやってるんだ。
作家さんは書いてるとは真剣に夢中と思うし多少の誤字脱字はあると思う。それは編集者が添削してあと作品の微妙な表現や調整してるから作家さんが点数が取れるかどうか……。
羽田圭介さんはパソコンで書きながら運動したりなどテレビで取り上げられてたと思う。
また去年の夏には一度に複数作品書いてたともあった。
そんななかでいくら自分の作品で国語テストをしてよき点数が取れるか疑問。

  • No.308 by 風人  2017-06-23 16:48:10 

羽田圭介さん。
五十点中四十ニ点なら高得点。
国語は理解力が必要な教科。小説は何度も読んで繰り返したり間を置いて読むとまた感想や気持ちがその都度ちがう。
読むたびに視点や気持ちが変わる。

  • No.309 by 風人  2017-06-24 06:28:28 

小説 横山光輝原作『マーズ』。
マーズは本編では記憶が欠落してるがもし記憶があった状態ならいかなる人格だったか。
監視人六人はとかくマーズに決断を促すように向かってくる。物語ではマーズが地球爆破をするだろうと彼らは決めつけている。
もしマーズが記憶喪失でない状態だとしてもコンタクトをして本編のように物語は進んだと思う。
ある程度秋の島新島の情報が早く入った可能性はあるかもしれないが憶測の域。
仮に状況を早く飲み込めても対応如何による。
小説では大垣によるスーパーコンピューターによる解析である程度は島にあった水晶体により異星人の意図が明らかになる。
異星人本体や監視人とはコミュニケーションが取れないのも致命的。
『マーズ』は後手後手によるコミュニケーションしか取れない。監視人もFBIなどの追跡をまぬがれる。
もしマーズが記憶のあった状態ならある程度はいくぶんスムーズに進み異星人の意図が読み取れたとは思う。
だけどそれでも地球爆破が実際まぬがれたかは疑問。
愚かな人間はどこにでもいて過ちをおかす。
小説のラストを読むとそう思ってしまう。

  • No.310 by 風人  2017-06-24 16:28:43 

水木しげるさん関連の書籍は現在三冊。
はじめに買ったのは『ゲゲゲの女房』次に手にしたのは『水木サンの幸福論』、あとは実写映画版『ゲゲゲの鬼太郎』ノベライズ。
水木しげるさんみたいな生き方は現代には難しい生き方。
だけど人生焦っても仕方がない時はあるしいい時いやな時は日常にいつもあるもの。
なにかに守られて生きているという実感はなんとなくふしぎとある。
いまの時代は豊かになりすぎなところもある。それで日本みたいな社会だと妖怪や精霊などは生きにくいかもしれない。
水木しげるさん関連の本を手にするまでは妖怪モノを若干忘れてたところは素直にある。

  • No.311 by 風人  2017-06-24 20:42:30 

犬夜叉

調べたら小説あるみたいですね。つい最近に手にいれた八神ひろきさん『DEAR BOYS』の小説を書かれた金春智子さんが書かれているみたい。
偶然ググると思わぬ本が見つかる。
犬夜叉の小説とりあえず記憶に留めておこう。

  • No.312 by 風人  2017-06-25 11:06:23 

『宇宙戦艦ヤマト』や『六神合体ゴッドマーズ』に関われた藤川圭介氏が提示した博愛が七十年代や八十年代はおおらかで許された時代。
『ゴッドマーズ』への改変を生前の横山光輝先生が許された姿勢にもあらわれている。
だけど現実『ゴッドマーズ』のもとになった『マーズ』の方に近づいている感じする。
『マーズ』の世界情勢の不安定、アメリカと日本の共同歩調、汚職や国連への加入を企む政治家。
小説『マーズ』を読むと直接の舞台にはなってないにせよ中東や北朝鮮などの情勢が政府に入る。
またマスコミもガイアーや神体の存在に気づくが物語には深く関わらない。もしかしたら物語に書かれないところで名も知らないジャーナリストが物事の真実に近づいたかもしれない。
注意報や警報などがテロップに流れた時にそれが信じれるか。
そして人口のいなくなった都心。
リアルに考えたら小説『マーズ』で行われてることが日本政府とアメリカのみで秘匿に行われてるのを現実に置き換えたらこれもまたこわい。
どの世界でも裏で暗躍する人物はいると思う。

  • No.313 by 風人  2017-06-26 05:29:15 

『水木サンの幸福論』『ゲゲゲの女房』を読むと若干水木しげるさんと武良布枝さんの視点や感情などのちがいはあるけどドラマ『ゲゲゲの女房』とほぼ同じ。ドラマは脚色あったと思うけど。
漫画家とその妻であるが貧乏で食べれない日々もあったが仲睦まじいのが伝わる。
水木しげるさんが『鬼太郎』や『悪魔くん』などの作品を通しながら妖怪を愛してたのもわかるし戦争の悲惨な体験や南方での部族や自然と触れ合ったことが妖怪作家につながったんでしょう。
奥さんの布枝さんもはじめは貧乏暮らしで驚きや戸惑うことははありケンカすることもあるけど少しずつ受け入れていく。

  • No.314 by 風人  2017-06-27 15:24:30 

本や書籍ではないが短歌や俳句の番組を見てると日本語の美しさが伝わる。
小説や物語にもそういうところは見受けられる時がたまにある。
海堂尊先生の『イノセント・ゲリラの祝祭』の東京の灯りの描写は実によかった。

  • No.315 by 風人  2017-06-28 09:26:59 

水木しげるさん関連の本を読むといまの時代は妖怪、精霊、もののけなどが生きづらい時代なんだと思う。
科学文明と相反する。皮肉にもテレビによりアニメや実写化されたことで水木しげる作品は広く世に知られる。
21世紀になってからは飛躍的に社会が進んで妖怪は暗闇が少ない。
妖怪を信じられないというのもかなしいこと。
いないわけではなく見えないだけと思う。だけど現代はなかなか妖怪や精霊の存在は感じにくい社会。
見方を変えたら人間がきたないことや汚職、犯罪などのひとの心の内に棲んでる可能性もあると思う。
自然のなかに棲めなくなったぶん人間の心の内にいるとしたら妖怪やお化けのしわざかもしれない。
水木しげるさんは戦争に行ってた方。戦争は人間が起こしたものだけど戦争により自然や原住民の生活を破壊したのもまた人間。
たぶん現代の人たちが見えないものを見た方なんでしょうね。

  • No.316 by 風人  2017-06-28 12:58:22 

朝ドラひよっこ
時代的には小説『三丁目の夕日』のオリンピック前後を経て高度経済成長期にいたる。
水木しげるさんの著書も貧乏時代を経て貸本漫画時代が徐々に廃れながら紆余曲折あって『テレビくん』があって『悪魔くん』『ゲゲゲの鬼太郎』がある。
豊かになる反面、時代によっては(一時的に)忘れられるものや存在がある。
昭和の時代はおおらかだけど目に見えない混沌としたものもまたある。
昭和時代はある意味よかったと思えるのは私が歳を感じてるからかな?
嫌な思い出は時が変われば人生経験にもなる。

  • No.317 by 風人  2017-06-29 08:55:36 

妖怪は見えなくなっただけ(もとから見えないけど)。
だけど自民党議員の失言や暴言、ひととなりを見てるとひとの上に立てる人物たちか疑問視。
『桜宮サーガ』シリーズにおいては高階病院長はタヌキだのなんだの田口先生をはじめいろいろな人物から親しみとやっかみなど込めながら揶揄されている。
だけど東城医大を守りたいさらに少し広げていえば桜宮市から東城医大を無くしたくないという個人的にも病院長としてもある人物。
たしかに組織を存続させる上ではある程度の内部バランスや黒崎教授による古い体質、沼田先生によるエシックスコミュニティの存在など病院内組織内にとっては必要悪な存在や人物は認めていると思う。
必ずしもワンマンにしてないのは『弾丸』においての白鳥さんの配慮によるが黒崎教授が病院長代行をつとめた際には頭を下げている。これは過去からの浅からぬ人間関係や因縁もあるだろう。
だけど互いにある程度認める認めたくないを越えた関係。
タヌキな病院長を陰から守り時に悪役(極端な悪役でないにせよ)になり組織内部を安定させる潤滑油であり歯止めをかけるブレーキ。
だけど現実においてはこういう頑固おやじや昔気質(カタギ)な人たちは減ったと思う。
黒崎教授がある種凄いのは自分の役割をいやいやわかり理解しながらも病院のために行えるところ。
田口先生たちの世代から憎まれ疎まれてもそれは組織の上に立った人物のなすべきこととして受け止めていると思う。

  • No.318 by 風人  2017-06-29 08:56:15 

妖怪は見えなくなっただけ(もとから見えないけど)。
だけど自民党議員の失言や暴言、ひととなりを見てるとひとの上に立てる人物たちか疑問視。
『桜宮サーガ』シリーズにおいては高階病院長はタヌキだのなんだの田口先生をはじめいろいろな人物から親しみとやっかみなど込めながら揶揄されている。
だけど東城医大を守りたいさらに少し広げていえば桜宮市から東城医大を無くしたくないという個人的にも病院長としてもある人物。
たしかに組織を存続させる上ではある程度の内部バランスや黒崎教授による古い体質、沼田先生によるエシックスコミュニティの存在など病院内組織内にとっては必要悪な存在や人物は認めていると思う。
必ずしもワンマンにしてないのは『弾丸』においての白鳥さんの配慮によるが黒崎教授が病院長代行をつとめた際には頭を下げている。これは過去からの浅からぬ人間関係や因縁もあるだろう。
だけど互いにある程度認める認めたくないを越えた関係。
タヌキな病院長を陰から守り時に悪役(極端な悪役でないにせよ)になり組織内部を安定させる潤滑油であり歯止めをかけるブレーキ。
だけど現実においてはこういう頑固おやじや昔気質(カタギ)な人たちは減ったと思う。
黒崎教授がある種凄いのは自分の役割をいやいやわかり理解しながらも病院のために行えるところ。
田口先生たちの世代から憎まれ疎まれてもそれは組織の上に立った人物のなすべきこととして受け止めていると思う。

  • No.319 by 風人  2017-07-07 06:35:41 

『パトレイバー THE next generation』の一巻を読むとなんとも皮肉な気持ち。
『パトレイバー』が世に出てきた時は90年代という80年代の名残が残りながらもロボットアニメが元気な時代。
なおかつ無人機械という発想はまだたいしてなかった時代。後に『ガンダムW』のモビルドールや『ガンダムX』のビットモビルスーツ、『パトレイバー』では無人のはずのレイバーが暴走するなどの件はあったけど。
『THE next generation』のレイバー=ロボットが見れる国。
無人機械は『パトレイバー』当時は少なかったと思う。『ガンダムF91』のバグもあったorz。
だけど現実を考えたら有人で人を乗せて危険なところに行かせるかと言ったら行かせない。
『パトレイバー』で水中用レイバーなどごく一部は無人で操縦者は船などから操縦するというのはあった。
有人機械を現実において今後必要とするかどうか。普通に考えたら。
一巻ではとりあえず塩原や明が活躍できたというのが彼らにとってよきファーストステップになるのか。
『THE next generation』の時代は現実もフィクションからも夢や希望がない時代。実際我々もそうなんだけど。
考えさせられる。

  • No.320 by 風人  2017-07-07 08:56:08 

『パトレイバー THE next generation』小説は全五巻。
三巻ではなかったんだ。
塩原や明たちはある意味いまの時代の若者たちを投影してる。

  • No.321 by 風人  2017-07-08 06:51:31 

小説『パトレイバー THE next ジェネレーション』たしかに初代隊員たちの野明や遊馬たちが活躍してた時代はレイバー全盛期。
だけど見方を変えればレイバー犯罪が横行してた時期。極論な表現でたとえればレイバー版『北斗の拳』。
レイバーで暴れまわる犯罪者やシャフト社の内海課長によるグリフォンなどによるレイバー同士の競いあいなど。内海課長たちは例外としても犯罪者が横行していたことにかわりない。
野明や遊馬たちが活躍できたのはそういう人たちがいる時代でもあった。現実に置き換えたら三億円強奪事件や浅間山荘事件でしょうか。
だけど『next generation』の時代にはレイバーは衰退の一途を辿りレイバー犯罪がほぼ存在しない。
どちらがよかったと考えたらかんたんに結論は出ない。一長一短が時代ごとにある。
ただ冒頭を読むと時代を考えるきっかけになる。

  • No.322 by 風人  2017-07-08 11:07:34 

小説『パトレイバー THE next generation』で野明や遊馬たち自身はおそらく自分たちを伝説やレジェンドとは思ってないでしょう。
映画ニ作目『TOKYO WAR』で彼らは一度特車二課を離れた際に埋め立て地の日々を懐かしく思い邂逅している。
同窓会で顔を揃え語り飲みあかしながらベイブリッジ爆撃に危機を感じ一警察官としてなにかを感じ後藤隊長と行動を共にした。
ただそれだけ。
初代も三代目もどこか警察官としてはあてはまってない印象はある。
明や塩原、太田原やカーシャも型にハマッてない。
ただどこかいつの世にもある現代の若者像。
腐りながらも芯や根っこは腐りまいとどこかでもうひとりの自分と向き合い悩み葛藤してる。
かつての野明たちだって活躍したぶん始末書はあたりまえ時には本庁やメーカーに頭を下げることもあっただろう。
それを考えたら初代と三代目との間にちがいはあるけど差があるとも思えない。
時代がレイバーを求めるか否かそしてその先に彼らが活躍すべき場があるかの問いかけ…かな。

  • No.323 by 風人  2017-07-08 15:22:07 

小説『パトレイバー THE next generation』二巻と三巻を購入。
二巻冒頭を読んだら何なのかと思ったら特車二課棟をファンタジーRPGに見立てた妄想かと思ったらまさかの夢オチ?(苦笑)。
こういうところのノリはやっぱり『パトレイバー』。
塩原や明たちも初代隊員の野明たちを(隔世遺伝的に)受け継いでいるのでは?と思わせる。
押井守さんのふざけたノリを著者の山村圭氏が再現してると思う。

  • No.324 by 風人  2017-07-08 20:35:50 

小説『パトレイバー THE next generation』ちゃんとパトレイバーしながらいちおう『エヴァ』と『鉄人28号』のオマージュ入れてる。
なんでロシアと日本のハーフ(?)のカーシャが「あんたバカ」と言えるのか(笑)、コンビニ強盗相手に遠隔操作でコントロールされるイングラム2号機はまんま鉄人28号(苦笑)。
コンビニを舞台にしたりカーシャがなぜ日本に来たことで悩んだりとかかつての『うる星やつら』や『パトレイバー』時代の演出を物語にしてる雰囲気。
榊先代班長の志を継ぐシゲさんはまんま『うる星やつら』のメガネさんであり『パトレイバー』のシゲさんのまんま。
三代目の小隊メンバーが少しずつ何かを踏みしめ痛みを感じバカやりながら大人になろう(?)としているのにシゲさんだけは特車二課のむかしのまんまに伝わる。
レイバー=ロボットが必要とされる時代が来るのかどうか考えさせられる(-_-;)。

  • No.325 by 風人  2017-07-09 08:03:22 

『密会 アムロとララァ』富野由悠季さん自身が『ガンダム』を書くとややアダルトな表現。
けど左遷されたシャアとララァの出会い、駆け足ながらアムロがガンダムに乗るきっかけなどアニメ版を補完するように書かれている。
ララァとアムロ視点。それにシャアという三人にしぼられている。
富野由悠季氏は『Vガンダム』を最後にガンダムの小説を書いてないみたいだから今後は書くことがあるのか。

  • No.326 by 風人  2017-07-09 09:43:41 

小説『パトレイバー THE next generation』を読むと基本は初代、三代目もやることは変わらない。
レイバー犯罪の有無が特車二課の存続に大きく関わる。
三巻を読むと特車二課を爆破しようとした犯人については前科なしで身元不明という不可解な人物。警視庁上層部が二課を潰そうとしてるらしいニュアンスが含まれてた。
シゲさんが後藤田さんに“後藤さんに似てきたな”という台詞はおもしろいところ。
何らかの形で初代後藤喜一から後藤田に二課を守れや守ってくれみたいな言伝てがあったのかとも思える。
二課にいる者でかつての特車二課を知る者たちはシゲさんたち整備班だけ。
彼らだけが特車二課を間近に見てきた者たち。
これもなにか意味あるように思える。生き字引。

  • No.327 by 風人  2017-07-09 11:45:22 

『密会 アムロとララァ』短くアニメ版ガンダムに沿いながらアムロ、ララァそしてシャアのそれぞれの視点で書かれている。
三人それぞれ生い立ちはちがいアムロやシャアにしても女性の好みか必ずしもララァではないがララァに惹かれている。
アムロは無自覚にララァに惹かれている描写は秀逸。
ニュータイプであることを自覚しないままニュータイプであるララァと接触したのが悲劇。
だけど現実として考えたらアムロはララァのことがもとで7年間連邦に監視下に置かれてしまう。
ララァはシャアを愛した時点で恋愛、だけどアムロは無自覚にララァに惹かれていた。

  • No.328 by 風人  2017-07-09 20:08:24 

『パトレイバー』シリーズの小説はふしぎな感じ。
富士見ファンタジア文庫版は主に横手美智子氏が書きながら初代第二小隊メンバーの過去を掘り下げたり時にコメディにいじりかたや『THE next generation』もレイバーという存在がほとんど忘れられている時代で塩原たちが希望を持てない若者たちとして書かれながら随所に活気あった時代の名残や昭和の雰囲気や匂いを感じさせる。
近未来というか近未来になってしまった時代を追い越したであろう時代なのに寂れた町や街が出てくる。
富士見ファンタジア文庫版と『THE next generation』は書き手はちがうけど人物はしっかり一冊一冊掘り下げられている。
昭和がむかしのモノになったのは『Always 三丁目の夕日』が大きかったと思う。
『三丁目の夕日』の小説を読むと日本人がよくも悪くも元気だった時代。
だけど『パトレイバー THE next generation』に少しながら昭和の匂いが残っている。

  • No.329 by 風人  2017-07-10 09:39:35 

小説『Always 三丁目の夕日』みたいに日本人が元気に前向きになれた時代もあれば『桜宮サーガ』シリーズの『ブラックペアン1988』みたいに昭和から平成になりバブルが弾けた時代があり2000年を経て時代に閉塞感がつきまとう小説『パトレイバー THE next generation』な時代が現実にある。
どの時代にもしあわせや不幸があるのはわかるし割りきれない点もあるがその時代を知っているのもある。
『三丁目の夕日』の時代はさすがにちがいますけど。
生まれてきた限りは時代は選べない。
関係ないけど同じ『THE next generation』と『TNG』とある『スター・トレック THE next generation』とパトレイバーはちがいすぎる(苦笑)。
とりあえずはいろいろな本を読むことで時代を見つめる目はそなわっただろうか。

  • No.330 by 風人  2017-07-10 14:25:30 

押井守さんこの人もググるとけっこう著書が出てくる。
『パトレイバー』だけではないですね。
『うる星やつら ビューティフルドリーマー』『パトレイバー2』など独特な世界観を持ってる。
『パトレイバー』にあるよくも悪くもいいかげんだけどいちおうの正義感は初代も三代目もあるように思える。
そんななかでドタバタが起きておもしろおかしく演出する奇妙な空間、世界や時間。
『パトレイバー』においては特車二課が正義の味方というのもひとつの価値観や思想と思う。
警察官として初代も三代目も型におさまってない。人間としてだらしなかったり一部破綻してても表面と内に秘めた内面が同時に存在してる。
『うる星やつら』の諸星あたるたちが学生としてめちゃくちゃにやりながらも彼らなりの価値観や倫理観があるみたいに。
あたるがラムちゃんを好きなのになかなか好きとたった一言が言えないみたいに……。
心の内のミクロと社会というマクロを同時に書いているように思える。

  • No.331 by 風人  2017-07-10 19:36:40 

小説『パトレイバー THE next generation』、埋め立て地特車二課にある負の遺産とはなんだろ?
とても特車二課に本庁が狙うような代物があるとは思えない。
だけど考えられるのは後藤前隊長が残したらしいということ。
パトレイバー98式イングラム、レイバーキャリア、指揮車、電算室のコンピューター、イングラムが使う銃火器類(人間が使う銃類も含めて)、あとは過去の出動や事件時の事件書類やレイバーの稼動データなど。
レイバーの稼動データについてはイングラムの開発企業である篠原重工も持っているはずでしょう。
初代隊員である野明たちが動かしては壊し直しては壊し犯罪者のレイバーたちと戦い無数に近いと言えるデータの蓄積はあるはず。
だけどレイバーがほとんどいない時代に稼動データが意味あるだろうか?
負の遺産について詳しいのは現在の隊長である後藤田と生き字引であるシゲさんだけのよう……。
あの埋め立て地に他に何があるという?
ちょっとした推理モノだ。

  • No.332 by 風人  2017-07-11 05:17:43 

小説『パトレイバー THE next generation』を読む時は無意識にアニメや漫画の『パトレイバー』を比べながら初代隊員の野明たちと三代目隊員の明たちを比べながら思い浮かべてしまう。
おそらくそれも押井守氏の狙いのように思われる。
明たち登場人物たちが過去の栄光や伝説と比べてしまうようにかつての『パトレイバー』を知る読者もまた比べてしまう。
時代が異なりレイバーがほとんど必要とされなくなりながら特車二課は存在しながらもやってることは基本かわらない。
埋め立て地の二課でだらだらしながらバカやってなんとかやる気出そうとしてとりあえずの活躍をする。
明たちがかつての野明たちほどに警察官やレイバー乗りとして活躍してないのもまた事実。いつ本庁に二課ごと潰されるかわからない進退極まる事態。
けどふつうに常識的に考えてもかつての野明たちにしても後藤隊長がいなかったら始末書だけで済んでなかったことはたびたびどころか日常茶飯事。
『TNG』の明たちはふこうな時代と表現されたらそれまでだけど後藤田隊長により守られているのも事実。
初代の野明たちと三代目の明たち、ジェネレーションギャップをなぜ物語にするのかという意味もあるのかな?

  • No.333 by 風人  2017-07-11 08:30:04 

小説『パトレイバー THE next generation』は要所に渋い表現がある。
読むたびに人物たちが何か思いふけるたびに何かしらの共感ある。

  • No.334 by 風人  2017-07-11 14:18:04 

小説『パトレイバー TNG』の塩原や明たちは現代の若者を投影してる。
夢や希望がないまま将来が見えない。将来を考えるにも早い年齢。
よく読むと初代隊員の遊馬や野明たちは若干話しに尾ひれせびれがついてると思う。
彼らがヘマをやって始末書を書いたことなど三巻までしか読んでないけど一切触れられてない。
シゲさんや整備班の人たちは初代隊員の野明たちがたびたび失敗や始末書を書いてたことを知ってるはずなのに伝えてない。
おそらく後藤田隊長も後藤前隊長よりそれくらいは聞いてたと思うんだが。
なぜ野明や遊馬たちが失敗や始末書だらけだったことを伝えないのか?
なにかしらの意図が後藤田やシゲさんにあるのかな。
謎だ。

  • No.335 by 風人  2017-07-11 17:34:01 

あらためて小説『パトレイバー THE next generation』一巻を読むと塩原が複雑な気持ちを抱えた自らの職場を守ろうとする気持ちがはっきりある。
たしかにいつ辞めてもいいと気持ちは表にある。
だけどそれは表だけであっていかに特車二課を複雑に思いながらも職場としてギリギリ最低限の愛着はあるよう。
たしかに初代隊員に比較されていい気持ちはしないだろう。
だけどなんだかんだで三代目隊員たちの一応のリーダー格。
後藤田隊長に直談判にいく明たち隊員たちを嫌々ながらも観察し疎ましくも思いながらも一応はいざとなれば指揮をする。
もし本気で二課を辞めたいならすぐさま辞表を出してふつうの生活を送るでしょう。
だけどそれはしない。なにかしら最低限のプライドか自己の確立があるのか折れない。
これはどの時代の若者にもあるでしょう。ひとそれぞれちがうけど似たようななにか……。

  • No.336 by 風人  2017-07-12 05:30:45 

小説『パトレイバー THE next generation』一巻二巻は塩原と明はそれぞれ見たこともない初代の遊馬と野明を意識しながら最終的には特車二課にも初代の彼らにも向き合おうとしてる。
会ったこともない相手を意識し向き合うのは勇気いると思う。
だけどなぜ特車二課に初代隊員たちの写真一枚残ってないのか。
一巻では負の遺産が後藤田隊長自身かもとシゲさんは示唆してるがはっきりしない。
普通に考えて警察組織である以上は初代第二小隊の記録は警視庁、警察のどこかにあるはず。
だけどそれが存在しないのだろうか?現実に考えたらあるはず。
ふと思ったら灯台もと暗し……としたら?
二課のどこかにはあるのだろうか。

  • No.337 by 風人  2017-07-12 14:13:10 

小説『パトレイバーシリーズ』富士見ファンタジア文庫および実写映画版小説『TNG』を読むとパトレイバーシリーズがいかに2000年以降の警察刑事ドラマに影響与えたかわかる。
『踊る大捜査線』シリーズはサラリーマン刑事警察官として演出し『相棒』シリーズは杉下右京という変わり者を主役に置きながら警察組織や社会、市井の人々たちの闇や暗部を演出している。
『パトレイバー』シリーズでも埋め立て地に飛ばされた一応の正義感といいかげんにだらしなさを持った一見ダメ警官である遊馬や野明たちおよび三代目の塩原や明たちはそう演出されながらもなんだかんだで“正義の味方”であると同時にサラリーマン警官という一面。
だいたい上層部と対立するのは後藤隊長と第一小隊の南雲隊長そして『TNG』の後藤田隊長。
『パトレイバー』の発祥がOVAというアニメや漫画ということも警察上層部の闇や暗部は深くは書かれないけど一応警察にもこういうトカゲの尻尾切りする上層部の人たちがいますと示唆してる。
この辺の流れは『踊る』や『相棒』でもたびたび示唆されている。
キャリアの警官は立派、ノンキャリアの警官はコメディとして演出されだらしさなもありが一般市民に近い感情や共感を抱かせるようにドラマでは演出されている(と思われる)。
『踊る』の湾岸署にしてもTVドラマスタート時は僻地、『相棒』の特命係にしても警視庁内の建物内としての意味を含めたエリート内の村八分。
『パトレイバー』と似たような環境や立場にある。

  • No.338 by 風人  2017-07-12 18:35:37 

小説『相棒 season7』(下)亀山薫が去った後の特命係はしばらく右京の相棒不在なまま物語が展開。
右京単独だったり一課の芹沢さん、経理の陣川さんだったりと実験的な試みをしてる雰囲気がおもしろい。
陣川さんが相変わらず騒動を呼んでしまう(笑)。
本人に悪気がないだけ巻き込まれる右京はさんざん。
ようやく最終話に神戸尊の登場。
実験的な物語を展開してることで『相棒』は物語は広がったんでしょうね。

  • No.339 by 風人  2017-07-12 20:24:42 

小説『相棒 season7』(下)のあとがき興味深い。
右京の正義について触れながら正義とは何かと問う。神戸尊にもまた。
『相棒』シリーズは警察組織の闇を同時に書く、あの難しさ。
特命係潰しもまた小説『パトレイバー TNG』同様に警察の上層部と現場の対立に似る。
右京の一見飄々とした態度は後藤隊長と後藤田隊長に被る。
後藤隊長と後藤田隊長(ややこしい)もまた本庁でカミソリだったために埋め立て地特車二課に飛ばされたらしい。
現実の警察組織においてカミソリやジャックナイフとしてキレすぎたために飛ばされるということがあるかはわからないけどフィクションではその方が都合がよくおもしろいと思う。
人物の背景が何らかの果たちでできるから。
右京の場合は小野田公顕との過去の確執がありながらも一方では彼により特命係が一応は守られている背景がある。

  • No.340 by 風人  2017-07-13 18:16:06 

小説『相棒 season7』(下)で神戸尊が報告書か何かを作成してる際に亀山薫に会ってみたいという文章を残してる点はおもしろい。
杉下右京は慣れている捜査一課トリオでさえも得体の知れない存在感がある。気が合うのは鑑識の米沢守かたまきさん程度。
亀山薫だって当初は振り回されながらも事件の大小に関わらず接していくことで意見や意思をぶつけ向き合う関係になっていった。薫は基本誰にも特に被害者には感情的なことも含め思いを近づけることがある。よくあるドラマの刑事の典型であるが故に右京はなにかしらの影響はあったと思う。
神戸尊は当初は官僚体質が染み付いているがために距離を取る。距離を取りながらも独自に観察していく。
小説『season8』以降を読まないと内容は思い出せないけどまたいずれ。

  • No.341 by 風人  2017-07-14 06:22:45 

小説『踊る大捜査線』『相棒』『SPEC』『パトレイバー TNG』などを比べて読むとおもしろいかも。
それぞれ警察モノだけど描き方やテーマは異なる。
『踊る』のサラリーマン警察という描写、キャリアとノンキャリアの対立と融和、『SPEC』シリーズのはみ出しモノ感じこれも『パトレイバー』に通ずるところ。
『相棒』は杉下右京によるところは大きいけど相棒となるキャラや米沢守、捜査一課トリオ、ゲストキャラが華を添える魅力ある。
警察モノは過去の事件や事柄が人物に影響を与えるところもある。未解決の人物やあるいは上司の謎めいたところ。これは『踊る』なら和久さんが警察官殺しの事件を解決できずに悔やみながら青島らと解決していったり『相棒』でも特命係という謎。初期は右京と小野田の謎ある関係。
『パトレイバー』シリーズだと富士見ファンタジア文庫版で「ブラックジャック」というサブタイで野明と遊馬が当初は好奇心から後藤隊長の過去を調べるが意外な展開になっていく。
こういうのは警察モノのひとつの醍醐味。上司やそれに連なる事件で警察組織を人物たちが見つめ直すきっかけにもなる。
そしてそれはひとつの成長をうながす。

  • No.342 by 風人  2017-07-17 05:15:09 

小説『パトレイバー TNG』で三代目隊員の明は九州かと思えば埼玉という。
初代の野明が北海道苫小牧に比べたらやや平凡感は否めない。
塩原にしても父はふつうのサラリーマンであり初代の遊馬が篠原重工の次男に比べたらこちらも平凡は否めない。
だけどなぜこういう違いを人物に作ったかという押井守氏の意図。
アニメや漫画の頃の『パトレイバー』はレイバー犯罪在りし日の全盛期、かたや小説および実写映画の『TNG』は世界からはおろか日本からもレイバー産業がほぼ撤退したなかに数少ないというか唯一特車二課があるというレイバーが衰退したなかでのパトレイバーがある存在。
レイバーそのものがほぼ日本でさえも活躍してないのにパトレイバーが時代から取り残されたように埋め立て地にある。
高度経済期やバブル期の頃さえの夢や希望さえないという。
とりあえず読んでわかるのは現代の若者同様に塩原や明たちは夢やその他のモノが喪失してるなかで何かを得ようと埋め立て地特車二課で等身大で悩み葛藤しつまらない言い合いや喧嘩しバカ騒ぎを繰り返しながら得ようとすること。
押井守氏が『うる星やつら』やかつての『パトレイバー』と同じことを描きながら夢や青春などを取り戻そうとしてるのではないだろうか、と思う。

  • No.343 by 風人  2017-07-17 14:19:39 

積んでる本をあせって読む必要はないけど目を通すくらいはしときたい。
夏になると学生の頃を思い出すようになったら歳だなと思う(苦笑)。
学生当時の流行りのベストセラーや有名な本はなんだったんでしょう?
もっぱら私は私の道しかいかないから(>_<)。

  • No.344 by 風人  2017-07-19 07:57:49 

暑さに負けていたけど少しは本を余裕持って読めるようになったかな。
学生時代にもう少しいまの何分の一でも興味の幅を広げておけばよかったかなと思う。
『モルフェウスの領域』や『アクアマリンの神殿』みたいな作品を当時目にしていたらまたちがったかな。

  • No.345 by 風人  2017-07-20 16:03:20 

『時をかける少女』『時空の旅人』『仁-Jin-』ノベライズとタイムトラベル、歴史改変モノの小説もなぜか手にする。
『時をかける少女』はまだ積んでる本だけど。
歴史改変というのも興味深い。
『仁-Jin-』ではやはり龍馬暗殺が避けられなかったのはショックだけど南方仁がいずれは未来へ還るには龍馬の存在が必要というのもロマンある。
龍馬も未来(現代)を見た者のひとりである。
歴史改変はSFのテーマでありロマンある。

  • No.346 by 風人  2017-07-20 18:22:22 

小説『時空の旅人』の教授が過去の人物であるにも関わらず現代の人物たちや未来人を受け入れている。
『仁-Jin-』における勝海舟の役割を果たしていると言えるかな。
タイムトラベルや歴史改変モノはこういうものわかりのいい人物を配するのは利点。
同時にこんな人物がいないと主人公たちが過去の歴史に放り込まれた中で何をしていいか見失うおそれもある。
歴史改変モノはタイムパラドックスとの戦いでもある。フィクションとして許される範囲内の歴史改変、一方では現実として歴史を変えてはいけないぎりぎりの制限。
あらためて考えるとむずかしいジャンルと言える。

  • No.347 by 風人  2017-07-20 20:54:10 

小説『時空の旅人』。
むかし劇場アニメ映画では見たけど時間の流れについては多重平行世界として解釈されてるみたい。
同じ時間管理局という組織があってもそれぞれ別々の時間の流れから彼らが来て歴史を守っているらしい。
歴史の流れを史実通りに一定に守るためと思われる。
だけど人物の主人公たちは戦国時代の中で考え決断しなくてはならない。
この辺は『仁-Jin-』などと同じ。
もし歴史が変わっても本当に未来のためによくなるという保証はないと思うのもひとつの感想。
もし信長が本能寺で暗殺されなかったら、もし龍馬が殺されなかったらなどは考えても空想という名のフィクションに過ぎないかもしれない。

  • No.348 by 風人  2017-07-21 19:09:07 

小説『時空の旅人』では分岐により無数に歴史の流れがあり我々が知る歴史と知らない歴史が存在しまた時や時代ごとに同一人物でさえも分岐してしまうかあるいは別人がなり代わってしまうかとにかくいくつも無数に歴史や人物が存在してしまうことになる。
この辺は著者の眉村卓氏がわざと複雑にし読者に想像や思考の余地を与えているかもしれない。
だけど主人公たちは自分たちが流れてきた時間の流れで考えながら時間管理局員の言葉から判断していくしかない。
『時空の旅人』はちょっと複雑だけど『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に近い点はある。

  • No.349 by 風人  2017-07-23 10:33:38 

作家さんは卒業文集でいい文を残してるとさまぁ〜ずの「神ギ問」でやってましたね。
羽田圭介さんは相変わらずあざとい感じですが見方を変えればそれだけ幼い頃から頭を使えて文章や表現力の吸収と使い方ができたんでしょう。

  • No.350 by 風人  2017-07-24 07:26:19 

ネットのおかげで偶然から知らない小説や書籍を知ること出来る。
学生時代や若い頃は本屋や中古書店をあちこち走りまわりながら探したもの。これはこれで直にたしかめられたり新しい発見もあった。
だけどネットにくらべたら情報不足は否めない。だけど若い頃はネットはなかったから。
機会を見つけて手に入れましょう。

  • No.351 by 風人  2017-07-28 13:04:19 

講談社キャラクター文庫の『仮面ライダー響鬼』は朝日ソノラマ文庫の再録かなと思ったら全然ちがいましたね。
ちらっと目を通したら戦国時代を舞台にし『変身忍者嵐』と共演してかのよう、なおかつエピローグで1971年の『仮面ライダー』につながるようになってるよう。
朝日ソノラマ文庫版はテレビシリーズの冒頭を物語にしてヒビキと明日夢の出会いを書いてましたが、講談社キャラクター文庫版まったく別物ですね。
手にしないとわからないですね。

  • No.352 by 風人  2017-07-28 18:34:59 

小説『仮面ライダー響鬼』、小説ならではの物語。
江戸時代で天下泰平となった時代を背景にし武士と朝廷の対立、家康と初代服部半蔵、鬼となった響鬼の生き方、嵐ことハヤテの出会いそしてヒビキとハヤテの過去。
非仮面ライダーである『変身忍者嵐』の共演というのは大きい。もともと『響鬼』が“仮面ライダー”を為さない企画だったことからの起因でしょうね。
三代目服部半蔵の野望は赦しがたい。ラストに蝕鬼(しょっき)となる半蔵。
しかし悪は滅びない、また受け継がれて現代社会でショッカーとしてよみがえる。
昭和時代の『仮面ライダー』に継承され“仮面ライダー”という男に受け継がれ正義の魂も継承されてゆく。
蝕鬼(しょっき)からショッカーという連想(?)は興味深いところ。
『鎧武』の小説でも他の平成仮面ライダーに触れらていたけど『響鬼』は昭和時代の仮面ライダー・本郷猛に回帰する。

  • No.353 by 風人  2017-07-28 19:34:33 

小説『オーラバトラー戦記 アの国の恋』はアニメ版『ダンバイン』を彷彿させながら小説ならではの細かい物語になってるぽい。
バイストン・ウェル・サーガは富野由悠季氏にとってはライフワークのようですからね。
バイストン・ウェル自体の解釈もやや『ダンバイン』とは異なるよう。
性的な描写は小説版『ガンダム』とは同じだけど『オーラバトラー戦記』の方は歴史もの大河ドラマみたい。

  • No.354 by 風人  2017-07-29 08:34:07 

小説『オーラバトラー戦記』は11巻。
少々、長いでしょうか。『相棒』シリーズでさえとりあえず半分、『相棒』は上下巻だから実数はさらにある。
『オーラバトラー戦記』も一巻冒頭を読んだけど富野作品のお約束を踏みながらジョグは悩むよう。

  • No.355 by 風人  2017-07-31 17:06:14 

小説『オーラバトラー戦記』を読むと人間関係、状況がけっこう変わる。
いまのところドレイク・ルフトは巨悪というよりはふつうに一領主の雰囲気である。
バーン、ガラリアはジョグに対してよき兄貴姉貴分。

  • No.356 by 風人  2017-08-01 12:27:39 

小説『オーラバトラー戦記』主人公ジョグが少しずつバイストン・ウェルに慣れていくのはヒロイックファンタジーの様相。
だけど富野由悠季氏の本なので随所に過去への振り返り、現在への葛藤などがあらわ。
これは『ガンダム』シリーズにも多く見られ『イデオン』にもある。だけど流れ流される状況のなか主人公は常に選択を迫られる。
80年代頃の富野さんのスポンサーの意向もあるにせよ血気盛んなところは読み取れる雰囲気。
ショット・ウェポンがアニメ『ダンバイン』とちがうところあるけど日本人をバカにする人物として書かれてるのは『ガンダム』世界の日本文化にも通じる。
富野由悠季氏はアニメでは触れないけど小説版では宇宙世紀だろうが『オーラバトラー戦記』だろうが海外から見た日本の風習や文化をそれとなく残している。
富野氏なりの日本人観もあると思う。あるいは戦時中の生い立ちなどからでしょうか?

  • No.357 by 風人  2017-08-01 13:38:00 

『スレイヤーズ!』シリーズはむかし一度挫折した思い出がある。
一、二冊買って読んでそこでしまいだった。いま思えばもう少し読んでおけばよかったかな。
アニメの方は第三シリーズまで見てリナの秘密やさらにハードになる冒険の旅、魅力的なキャラが出て当時も読んでおけばよかったと少し後悔したかなと思う。
当時は同じ富士見ファンタジア文庫でも『パトレイバー』に傾いてたから。
『オーラバトラー戦記』を読むとヒロイックファンタジーも悪くない。

  • No.358 by 風人  2017-08-01 17:13:38 

ようやく小説『オーラバトラー戦記』一巻ざっと読めた。
ドレイク・ルフトが勇ましい王の器である布石や娘アリサがアニメ『ダンバイン』のリムルとはかなりキャラが異なる。
囚われたジョグはいささか気の毒ながらおそらくこれらの経験が後々の物語で真の意味での“聖戦士”へとなっていくんでしょうね。
人として戦士として恥をかぶりながらも異世界バイストン・ウェルで戦い生きるために……。
だけど異世界に飛ばされてそこで本当に生きていけるか疑問。

  • No.359 by 風人  2017-08-01 19:11:12 

小説『パトレイバー TNG』二巻のシゲさんと小説『パトレイバー 風速40メートル』(映画一作)の榊精太郎班長は似てますね。
榊班長は映画一作では「レイバーを川に落っことした馬鹿はどこいった!?」と怒りを露にし『TNG』で班長となったシゲさんもまた「レイバーに空手の型をやらかした馬鹿はどこにいった!?」と怒鳴る。
整備屋の血でしょうかね(笑)。機械やレイバーをぞんざいに扱うと機械屋整備屋畑の者たちの熱い血や情熱でしょうか。
特車二課の馬鹿をやりながら悩み葛藤し自分の内面とも向き合いながら馬鹿を毎日くだらなくもおもしろおかしく生きていく。
ただそこで世間や誰かに必要とされていく自分を探していく。

  • No.360 by 風人  2017-08-02 17:56:24 

小説『となりのトトロ』は映画で触れられてないところが書かれてる。
より内容が具体的だったりサツキたちが舞台となる田舎に来る前のことなどが記されている。

  • No.361 by 風人  2017-08-03 17:49:10 

小説『人造人間キカイダー THE Novel』。
ジローがキカイダーに変身して「機械的にいこうか」の台詞はまあいいけどジローが人間態である時は立体映像で擬装してるというのは納得できない。
たぶんに時代の流れなんだろうけどふつうに人間態に擬装してはいけないのかなと疑問。
『THE Novel』で冒頭面白いのはキカイダーのもとなるロボットの概容、青と赤のそれぞれ異なるロボットとして紹介されキカイダー誕生への伏線となる。
もうひとつダークが送り出したアンドロイドマンの追跡、戦いのなかアンドロイドの一体から見た物語。
ロボットや機械として誕生した者の生死や悲哀を端的に描写している。
ここのアンドロイドマンだけでも短編として物語が成り立つのが面白い。

  • No.362 by 風人  2017-08-07 08:37:10 

『帰ってきた時効警察』、以前通販で間違えて大きい方を買ってしまって後悔してたら昨日文庫本があり購入。
直に目にしないといけない時もある。
『都市伝説の女』シリーズも二冊目読まないといけないけど秋くらいでないと季節柄落ち着かないかな。

  • No.363 by 風人  2017-08-07 14:19:52 

小説『となりのトトロ』アニメより内容が細かい。
お父さんの仕事に触れられてたり三人が住む家の描写をサツキ目線で語られていたりアニメだと伝わりにくいところが丁寧に伝えられている。

  • No.364 by 風人  2017-08-08 04:36:39 

小説『となりのトトロ』田舎らしい雰囲気が伝わる。
むかしの古き良き日本。NHKの『小さな旅』などでたまに取材されますけど現代日本では数少ない風景になったかもしれないですね。
小説は基本的にサツキ目線が主体だから時に小学生らしく時に母親代わりらしい描写が素朴かつリアルに思える。
勘太くんとはなんとも言えない微妙な関係(笑)。

  • No.365 by 風人  2017-08-08 05:53:17 

読んだ本の内容を忘れてる時は忘れてるのにふとなにかの拍子に思い出す。
読んだ本はたいてい忘れないことかな?

  • No.366 by 風人  2017-08-08 13:37:46 

小説『となりのトトロ』描写が細かいかつ丁寧。
サツキたちが引っ越した家や周辺の田舎の描写。
だけどアニメ映画とちがいメイがトトロにはじめて出会う場面はなくサツキが彼女が木のトンネルで倒れている場面となって直接は書かれてない。
サツキやお父さんはメイからトトロやトトロが森の主であることを知る。
小説版になるとアニメ映画ではカットされてる点があったりして別な角度から知れる。

  • No.367 by 風人  2017-08-09 04:40:01 

小説『時効警察』。
『TRICK』シリーズ同様にシュール(笑)。コメディをメインにしながらも一応はシリアスさを持つ。
だけど殺人事件のトリックの解決の仕方は絶妙。それでいて主要な人物たちが変なキャラで笑いを誘う。

  • No.368 by 風人  2017-08-10 08:47:35 

小説『時効警察』シリーズは一日一話の単位で読みたいけど暑い。
学生の頃に比べたら読むだけはラク。ただ書籍から吸収はしたい。

  • No.369 by 風人  2017-08-10 14:41:37 

小説『となりのトトロ』。
なにかとサツキ一家に世話を焼いてくれるおばあちゃんは大垣のおばあちゃんと小説はなってましたね。
勘太くんは名前出て一部サツキと親しくなった同級生は名前はアニメでも出てくるけど小説はサツキ目線で細かくくわしい。
昭和の頃の田舎の学校という感じがたまらない。

  • No.370 by 風人  2017-08-12 06:03:36 

昨日は『時効警察』ちょっとしか読めなかった。
だけどテレ朝系ドラマノベライズはところどころにパロディがありますね。
『相棒』シリーズでは劇中映画関係での事件があったり『時効警察』では二時間ドラマのサスペンスモノ、『相棒』でしたっけ。特撮モノのパロディとか。
『TRICK』の映画かな?仲間由紀恵さん演じる山田奈緒子が仮面ライダーぽいポーズを取ってた記憶もあるかな?

  • No.371 by 風人  2017-08-15 13:16:17 

なぜか『空想歴史読本』の文庫版を購入(笑)。
文庫になる以前から何度か立ち読みはしたことあるものの購入は考えなかったのに。
地球は『マグマ大使』のアース様に作られた。とんでもない歴史の始まり(爆)。

  • No.372 by 風人  2017-08-15 13:24:50 

『空想歴史読本』によるとすでにアトムは誕生し、『ガンダム』では太陽光発電衛星1号機が打ち上げられ、『未来少年コナン』では大変動あって大陸が沈没、マクロスはすでに進宙式、再び『ガンダム』では地球連邦軍設立、『エヴァ』のネルフも誕生。そんななかに日本が対米戦争で勝利→これは『トップをねらえ!』。
他はジェッターマルス、に使徒襲来。
空想歴史に生きてたら生きるのさえムリそうorz。

  • No.373 by 風人  2017-08-15 16:33:14 

『空想歴史読本』購入してあらためて読むととんでもない内容。
東京タワーは破壊されるわ怪獣は出現するわヒーローが70年代は闊歩するわ。
平和な時が長く続かないし日本は二度沈没してるし第三次世界大戦は何度起きてるんだ。
よもや人類を滅亡させるのは『猿の軍団』の猿という……。
そして歴史は繰り返すという無限ループのオチ。
いろいろなラノベやノベライズを読んでるが『空想歴史読本』を踏まえてみたらおもしろいかな……?

  • No.374 by 風人  2017-08-16 02:26:43 

『空想歴史読本』。
著者自身も自らつっこんでるけど矛盾は多々ある。
もとがフィクションな上になおかつ個々の作品によっては作品世界内の年代か特定されながらも曖昧。
昭和時代のウルトラ兄弟が実は同時に地球に滞在していたくだりは笑った。
実際はちがうんでしょうけど空想歴史ではその可能性もあった。
70年代はショッカーが台頭してからはヒーローや悪の組織だらけだった日本。変身ブームによるヒーロー番組の群雄闊歩による弊害(笑)。
いろいろ笑えるつっこめる。

  • No.375 by 風人  2017-08-16 09:38:23 

平成および21世紀に入ってからのアニメや特撮作品を踏まえて『空想歴史』をしたらとんでもないことになりそう。
『空想歴史読本』ではなく『スゴい科学で守ります』シリーズでしたっけ。
『スゴかが』では1999年が『オーレンジャー』と『ゴーゴーファイブ』で二度やってきてるんですよね。
『クウガ』『タイムレンジャー』から現在に至るまでの東映作品、テレ東の超星神シリーズ、トミカヒーローシリーズ加えアニメ作品などを加えたら2000年および21世紀以降の『空想歴史』はさらに混乱しそう(爆)。

  • No.376 by 風人  2017-08-16 10:00:41 

『空想歴史』を踏まえれば2000年以降は平成ライダーが途切れてないので戦隊シリーズを除けばライダー世界は毎年何らかの危機には遭ってる。
アニメ作品はさほど見てないけど『僕のヒーローアカデミア』『ドライブヘッド』『リフレクション』などが被害や災害を与えてる。
だけど『パトレイバー』について実写映画およびノベライズの『TNG』になるのでパトレイバーは衰退してることになる。
『空想歴史』は本に記してありましたが矛盾は多くある。

  • No.377 by 風人  2017-08-17 06:02:13 

ドラマ『ファイナルファンタジー14 光のお父さん』ブログからドラマ化みたいだったですね。
オンラインゲーム、ファイナルファンタジーという題材。父の突然の退職を通してゲームを通じての父子のコミュニケーション。
ドラマは短かったけど比較的内容が充実。息子の主人公の仕事の失敗をお父さんを通してなんたるかを知ったり同僚については鈍感だったり(笑)。
ファイナルファンタジーの場面はほぼゲームのまま的でアニメ的、声優の起用がいまのアニメのまんま。
大杉蓮さんが天然気味なお父さん。だけどシリアスな演技は熟練した俳優さんの貫禄。
本になってるみたいでちょっと読んでみたいかな。

  • No.378 by 風人  2017-08-17 19:48:45 

小説『時効警察』、第六話 恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第の物語。
犯人が整形した逃亡犯で実は行きつけの飲み屋のママが犯人だったという。豊原功輔さん演じた十文字が一目惚れしてしまい気の毒なお話。
整形した逃亡犯が実は近くにいたみたいな話は現実にも以前ありましたね。
あながちこういう物語も実は世間に知られてないだけで世間のあちこちにありそうに思える。

  • No.379 by 風人  2017-08-19 05:13:25 

『空想歴史読本』。
『ウルトラマンガイア』には触れられているのに『ティガ』『ダイナ』には触れられてない。
『ティガ』には超古代にティガダーク、カミーラたち超古代の巨人が文明を築いてたはずだけど触れられてない。
なぜ?混乱をきたすから省いたのかな。

  • No.380 by 風人  2017-08-20 06:15:18 

小説『サイボーグ009 完結編』一巻二巻はそれぞれ00ナンバーたちを個々に書いてるから物語としてはバリエーションが豊富。
各々、各国を舞台にしながら“神”らしい存在と相対する怖さ不気味さ不可解さ。いかなる表現もあてはまらない。
一巻二巻において特徴的なのは生前の石ノ森先生の目線を通してメタフィクション的でありながら作品への愛情や漫画家になった経緯など語られてまるで作品の中に石ノ森先生が生きているように感じる。
“神”という未知なる存在に対しギルモア博士、00ナンバーのサイボーグたちの苦悩や葛藤、戸惑い。
“神”が彼らにコンタクトしたのもぎりぎり人間であるかないかの境にあるから。
そして物語に直接触れられてないが00ナンバーたちがブラックゴースト(黒い幽霊団)などと戦ってきた経緯があったからと思われる。
“神”は彼らを見ていた……。

  • No.381 by 風人  2017-08-20 09:53:06 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻。
005ジェロニモを主役とし南米を舞台に活躍。
ジェロニモは他の00サイボーグとちがいひとりだと孤高であり文明社会とほとんど交わりがないのが特徴といえる。
また同じ石ノ森原作『仮面ライダーアマゾン』のアマゾンより人生経験深く積み重ねている風。
『009』が『仮面ライダー』以前の作品という歴史もあるし『009』作品完成の経緯に出版社に借金して世界各地を回った経験でしょうね。
これに『009』が持つテーマの反戦という重たいもの。
文明社会と無関係ではいられないのは発展途上国だけでなく未開の少数民族にも影響を与えている。
別作品の小説『仮面ライダーオーズ』の英司の章にも直接間接的ながら部族の生活に大なり小なり影響を与え悲劇をもたらしている。
ただ『009』ジェロニモの章を読むといかに文明人が文明のなかで生きすぎ慣れすぎてることが重く伝わるのもある。
とはいえ文明に慣れすぎてるためにどうしようもないともまたいえる……。一読者としていえば文明に甘んじ逃げもあるかもしれないですね。

  • No.382 by 風人  2017-08-21 20:49:36 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻の007を主役とした「幽霊劇場」はタイトルだけしか残されてなかった。
初めに読んだ時は生前、石ノ森先生が構想はあったが書けなかったとも思えるが見方を変えれば息子丈氏が俳優、脚本、演出家として活躍なさっているから彼のために遺したとも考えられますね。
後付けや良心的解釈でもありますが、息子丈氏が舞台に精通してる役者でもある。
舞台や役者、その表裏を知る数少ないであろう血縁者。
丈氏は生前の石ノ森先生との会話をテープに残そうとも考えたがあえてしなかった。それは石ノ森先生の魂を削る行為と思ったともある。
これも見方を変えれば役者が“見て聞いておぼえる”行為とも解釈できる……と思う。
あえて記憶や思い出に刻むことで文章にしていく。
実際は当人同士でわからないものはあるでしょう。そこは読者は想像する以外ないのがまことに残念。

  • No.383 by 風人  2017-08-21 20:59:10 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻、005ジェロニモの章と006張々湖の章。
このふたつの章に共通してるのは南米とチベットと舞台が異なりながら滅びゆく少数民族が示唆しそれが現実であること。
南米は森林伐採や貴重な動物の密猟、少数部族を白人が文化文明による買収、それにより滅びゆく原住民文化や風習。
チベットもまた中国や宗教による争い。目には見えない政治やテロの弾圧など。
張々湖の章はややコメディに書かれていてイメージできる読者には脳内に漫画として投影される雰囲気。だけどコメディの裏にはしっかり“神”の存在を示唆する謎がある。

  • No.384 by 風人  2017-08-22 12:39:16 

小説『サイボーグ009 完結編』のジェロニモと張々湖のふたつの章は若干の差異はあるにせよ文明社会から遠く書かれている。
ジェロニモは南米で彼なり少数部族の誇りを持ち自然と共に生きるナチュラルマンとしての生き方、かたや張々湖はひょんなことから中国からチベットに足を向け山に入りここで民族対立や宗教対立など人同士の争いを垣間見ながら自らが求める食の探検をしていく。
小説表現としていえば『009』は各々の章はバラエティに富んでるから一定してない。
張々湖の章もそれが特徴的に表現されている。
ただ再読したら00サイボーグたちは“神”と呼ばれる者たちに導かれて相対するように物語が進行している。
神の側からのコンタクトや“試し”とも……。

  • No.385 by 風人  2017-08-22 20:43:33 

小説『サイボーグ009 完結編』張々湖の章。
一見するとコメディやギャグぽく表現されてるが、内容はシリアスかつ哲学的。
チベットに生きる人々の様子を描いてそこにもある滅びゆく民族や文化、宗教対立などを挟みまた張々湖の過去にも触れていく。
00ナンバーのサイボーグ戦士はみな過去に触れてはいる。
張々湖はコメディリリーフな役割は007ブリテンと同様だけど彼の内にも熱く秘めた思いは人として戦士としてあるということ。
雪男イエティとの遭遇も伏線であったことが三巻で明かされる。

  • No.386 by 風人  2017-08-24 14:54:07 

小説『密会 アムロとララァ』に続いて『フォウ・ストーリー』を購入。
どちらも基本テレビ版シリーズが元になってますね。
短編小説だけど内容が濃い。

  • No.387 by 風人  2017-08-24 18:35:04 

小説『Ζガンダム フォウ・ストーリー』。
ようやく読めたけど悲しい物語。
フォウが香港でカミーユに出会う直前までの物語だけどあまりに切ない。
フォウが戦災孤児という過去、一年戦争の際に記憶を喪失したこと。
ミハル・ラトキエの弟ジル・ラトキエ。
ジルはこんな形で後日談が語られるとも悲劇。
もうひとりいた少女は脱走の末に射殺されるという顛末。
記憶を喪失したフォウもまた悲しいがふたりの少年少女の半生は悲しすぎ(涙)。

あとがきでは著者の遠藤明範氏が小説版『ガンダムΖΖ』を書く経緯に触れられてましたね。
『フォウ・ストーリー』がなければ小説『ガンダムΖΖ』は生まれずまた富野氏からの推薦だったようですね。

  • No.388 by 風人  2017-08-25 17:23:52 

遠藤明範氏の著書は『機動戦士ガンダムΖΖ』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』『フォウ・ストーリー』でしょうか。
角川スニーカーではそのようで他社はわかりませんが。
この人の特徴のひとつにわかりやすく読みやすい表現。比較的アニメ版に準拠した表現だから作品を知る読者には読みやすい。
『ΖΖ』の物語をたった二巻でまとめる構成力は『真ゲッター対ネオゲッター』でも生かされている。
作品について適度な距離を取ってるスタンスを感じる。思い入れや熱意などはスタッフや出版社などから受け取りながらもけっして過剰な思い入れで作品を書かない。
『ΖΖ』でも地球での戦いを経験しグレミーやハマーンに思いをぶつける主人公ジュドーの言葉は未来を切り開く存在として書かれ『真ゲッター対ネオゲッター』でもゴウが恐竜帝国の未来ある者たちを救うために“ゲッター”に問う。
『フォウ・ストーリー』は残酷な物語ではあるがフォウの成長の物語を書くために彼女にとっては救いある展開とし、読者にとっては残酷な展開としている作家の性格(?)があらわれている。

  • No.389 by 風人  2017-08-26 06:29:40 

遠藤明範氏、楽天でググッたら角川以外でも作品を書いているみたいですね。
ググると知らない作品を発見する。

  • No.390 by 風人  2017-08-26 17:07:48 

小説『密会 アムロとララァ』でもレビル将軍はニュータイプらしい素質を見せながらも戦死。
他のガンダム小説に限ったことではないが優秀な人物や好感ある人物は戦場で亡くなる。
ガンダムシリーズに限らないがふつうの小説でも好感ある人物は主人公たちの前から何らかの形でいなくなる。
現実とフィクションがさほど変わらないところはある。フィクションはやや美化されるが現実も“思い出”になると美化されていくからふしぎ。

  • No.391 by 風人  2017-08-27 09:23:33 

今日はブックオフのセールが最終日。
読めてない本もあるけど。

  • No.392 by 風人  2017-08-27 15:18:39 

『未来少年コナン』の小説と『赤毛のアンの世界』という文庫のみ購入。
世界名作劇場の繋がりから『未来少年コナン』はノベライズされたのか?
『赤毛のアンの世界』は私が『アン』よりはプリンスエドワート島が好きで興味あるから購入。

  • No.393 by 風人  2017-08-28 05:31:55 

21世紀になっても世紀末思想は人間の意識にあるんでしょうか。
小説『サイボーグ009 完結編』自体は生前に石ノ森先生が二度作ろうとしながら頓挫。亡くなる直前まで息子丈氏に託し完成に至る。
若干、作風を現在の時代に合わせてるためややオリジナルとは異なるにせよ紛れもなく『009』である。
宮崎駿さんが関わった『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』この両作品も一度は何らかの形で世界が滅びたことになってる。『コナン』は劇中の大変動、『ラピュタ』は疫病か何かが流行ったことでラピュタ人はラピュタを放棄し地上に住むことになる。
映画版『トランスフォーマー』もたびたび世界が滅びそうな事態に陥る。もとになったG1アニメが毎週のように地球を危機に陥れてたし(笑)。
小説版『トランスフォーマー』が内容が丁寧。
ブックオフなどで文庫本の棚を見るといろいろなジャンルの本がある。
ダヴィンチやタイタニックなどの考察本だったり趣味や装飾の本など。
だけど世界が不安な情勢だし何かにすがりたい心境はある。人間関係や将来だったり心や精神に救いを求める本もある。
私は『赤毛のアン』関係でプリンスエドワート島関係の本はまれに手にする。
プリンスエドワート島に癒しを求めているかもしれない。

  • No.394 by 風人  2017-08-28 07:24:09 

『コードギアス・反逆のルルーシュ』買おうと思ったけどいまはまだ読むの先にしたい。
『ガンダムSEED』と『destiny』は時間かかった。
ガンダムシリーズの小説はこの二作品でかなり間があった。
この後『00』『AGE』『ビルドファイターズ』はすぐだったけど。
若干とまどいある作品は読むのを躊躇うか考える。
『密会 アムロとララァ』『フォウ・ストーリー』『パトレイバーTNG』などはすんなり読める。

  • No.395 by 風人  2017-08-28 07:55:10 

『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』『ルパン三世 カリオストロの城』この当時の宮崎駿さんの思想は強大な権力と軍事力に立ち向かう主人公、反戦なんでしょうね。
『コナン』はレプカ、『ルパン三世』はカリオストロ伯爵、『ラピュタ』はムスカ、だけど権力者を倒して物語はラストは平和になる。それは大団円。
だけど現実はそんなことはない。一時の平和でしかない国など多数ある。
『ラピュタ』においてもムスカがいた国は相も変わらず存在しドーラの空賊たちが適度に悪さやちょっかいをして懲らしめるみたいなのが小説版でわずかに書かれていたでしょうか。
『コナン』『カリオストロの城』『ラピュタ』はある意味世界の縮図。
だけど反戦の思想は石ノ森先生の小説『サイボーグ009 完結編』もでしたが本当に倒したのは“悪なのか?”という別な問いかけを生む。
作家や漫画家は常に疑問持ちそれに答えようとする。

  • No.396 by 風人  2017-08-28 10:57:34 

小説『未来少年コナン』調べたら四巻構成。
竹書房の世界名作劇場の本が一冊で完結してるのに比べたらちょっと長い。
だけど『未来少年コナン』は古きよきアニメ時代の面影はなにかしらいいものがある。

  • No.397 by 風人  2017-08-28 20:14:54 

小説『サイボーグ009 完結編』、それぞれの個々の章のひとりひとり皆何かしらかつての戦いから自分だけの哲学(みたいなの)はあるみたい。
001イワンに限ってはギルモア博士の代弁だけど。
ジェット・リンクは探偵をしながらウェストサイド物語や不良のようにグレながら、フランソワーズはバレエ劇を通してサイボーグとなった自らと架空の劇物語を通し、ハインリッヒは過去と向き合い、ジェロニモは文明社会に侵され破壊されてゆく自然や滅びゆく部族を通し、張々湖は己が求める食を通しチベットにある宗教や国の対立から彼もまた自らの過去と向き合う。
ブリテンの章はフランソワーズの章に似ながらもこちらはバレエではなく演劇や役者という形でブリテンは語る。
9人それぞれにサイボーグに改造された経緯や過去と向き合いながら個々の哲学を持つ。
ブリテンはかつてのブラックゴースト(黒い幽霊団)との戦いをフィクションのように活劇として充実しながらも敵とはいえひとを殺める行為は胸に残っている。
この辺は単純な正義に書いてないのが石ノ森先生と息子丈氏らしさでもある。
“正義”について問う問われるは石ノ森作品は多々ある。

  • No.398 by 風人  2017-08-29 06:20:17 

『未来少年コナン』のダイスは憎めない悪役ですね。
当初はラナに憎まれてますけど。ジムシーは比較的に早くに彼女に理解されてる。
コナンの馬鹿力は小説でも遺憾なく発揮されてるの伝わる。
インダストリアの文明人と残され島で育ったコナンの違いもあるんでしょう。
見方を変えればコナンの生き方は自然な人ね生き方かもしれない。

  • No.399 by 風人  2017-08-29 13:39:49 

北朝鮮のミサイル発射怖い。
90年代に制作されるもOVAで未完に終わった亡き横山光輝氏の『マーズ』。
この小説版はちゃんと完結で終わってるんだけどマーズの動向、監視人、神体の存在と共に断片的ながらこの作品に北朝鮮もちょこちょこ世界情勢に関わりを持つ。
日本やアメリカが監視人と神体を相手にしてるか最中にも世界情勢が皮肉にも緊張化していく。
『マーズ』はフィクションだけど世界情勢の緊張化は怖い。

  • No.400 by 風人  2017-08-30 05:51:41 

学生時代は読書感想文はいやでしたけど大人になったいま本を読むこと多い。
テレビ番組がつまらなかったり元気がないのもあるけど小説や物語、いろいろな考察本やカルチャー本などいろいろ読んでる。
本を読むということが若い頃に形成されてたの実感する。

  • No.401 by 風人  2017-08-30 06:08:38 

小説『未来少年コナン』も一度は世界が滅びた世界。
もしもだけど現代文明も一度(あるいは複数)は滅びた文明の後に成り立ってるんでしょうね。
古代文明が滅びてるのは歴史が証明してる。
現代文明もいつかはいずれそうなる可能性は秘めている。
『未来少年コナン』でおじいとコナンが生存者がふたりだけと思っていたらラナが流れ着いたことで他にも生きている人間の存在が明らかになる。
おじいはコナンを思い亡くなる。
小説一巻を読んだけどインダストリアとハイハーバーの存在、そして過去の太陽エネルギーの悪用をしようとするレプカ。
人間がいつの時代も変わらず野心野望を秘めた人間もまたいるということ。

  • No.402 by 風人  2017-08-30 07:38:49 

若い頃に立ち読み程度だけど謎の文明本やオーパーツ関係などほんの少し読んだことはある。
だけど本気にはしなかった方かな、私は。
だけど『未来少年コナン』などのフィクションの物語を読むと作り手にも何かしら荒廃あるいは一度滅びた世界からやり直そうとする主人公や人間たち。
もしかしたら現代文明もそういう積み重ねがあったのかもしれない。

  • No.403 by 風人  2017-08-31 20:24:54 

小説『サイボーグ009 完結編』二巻、008ピュンマの章もまた興味深い。
ピュンマは深海調査へ、彼の友人ボーマンはNASAの宇宙飛行士として火星有人探査へ。
ボーマンたち四人の宇宙飛行士の役割は『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタディ』の主人公たちにも似る。
現実においてNASAが地球外生命体や文明の存在を認知してるか否かはともかく008ピュンマの章は『ゴースト・オブ・イエスタディ』同様に急速にSFらしさを帯びてくる。
001イワンから007ブリテンまでは各々が“神”や“天使”あるいは幽霊や未知なる存在を母国や近いところで接近する。
ピュンマの場合は改造された身体を船長や船員たちに秘密にしながらも深海に潜ってゆく。
ボーマンと密かに連絡を取りながら火星探査と深海調査とまったくふたつの異なる筋道がひとつに重なるというふしぎかつ壮大な物語になる展開。
ピュンマの章で後の三巻に繋がる伏線が少し明確に見えてもくる。
亡き石ノ森先生も息子丈氏の発想や考え方が才能あるひとというのがうかがえる。

  • No.404 by 風人  2017-09-01 05:53:06 

地球外文明や生命体などはアメリカ、ロシアなど大国は何かしら知ってると思う。
日本は先進諸国のひとつにも関わらず大国からは知らされてないと思う。
現実もフィクションも。
小説『サイボーグ009 完結編』008ピュンマの章、深海のピラミッドと火星文明ここから急にスケールが大きくなる。
深海のピラミッド、これは『旧仮面ライダーSpirits』でも用いられた手法。
亡き石ノ森先生の飛び抜けた発想やSF的が読み取れる。

  • No.405 by 風人  2017-09-02 08:47:27 

“神”についてはいないとはいえないのが現状。
なんだかんだで神道や宗教なども古来からあり敬い慕い崇めてきた。ただ現代は科学文明がそれに代わる点もある。
だけど作家さんが“神”に焦点を当てるのもひとつ。
生き方や医療だったりどの世界にもいろいろな神さまがいるのかもしれない。
海堂尊先生の『ジェネラル・ルージュの凱旋』『同・伝説』においても速水先生は黒崎教授が一時であるにせよ彼が医療の、あるいは救急の神に選ばれた人物であることは不本意の意思を見せながらも認めている。
もっとも速水先生が医療の神さまに選ばれたとしても恋愛については疎かったり鈍感だったりで必ずしも完全完璧ではなく少し抜けたところがある。
『桜宮サーガ』は現実に即した医療小説だけど現実よりほんの少し先を書いてたり示唆をしている。
現実に近い世界がある。
作家は何かしら己の哲学を構築しながら“神”に挑むのかましれない。

  • No.406 by 風人  2017-09-02 19:41:46 

小説『サイボーグ009 Conclusion 完結編 GOD’S WAR』一巻二巻、あらためて読むと9人のサイボーグ戦士(とギルモア博士)にコンタクトしてる“神”もしくは“天使”と呼ばれる存在はあまりに脅威的かつ残酷すぎる。
フランソワーズ、ハインリッヒ、ジェロニモ、ブリテンそしてジョーたちが知り合った者たちは別人のようになりジョーが知った翡翠は詩織や父親鏑矢教授などに牙を向く。
共通してるのは別人のように彼や彼女たちはなってしまうこと。そして9人の00ナンバーそれぞれにコンタクトし本意かどうかは別にして敵にしたくない意思を伝えてる。
ただ“神”のおこなってることにしてはすでに残酷なことをしてるとあらためて知らされる。
何者かに乗っ取られた翡翠は“悪の根絶”とジョーに伝える。
この“悪”という表現や存在が00ナンバーのサイボーグとギルモア博士と共に読者に様々な形で訴えかけるのが三巻。
“悪”や“善”を考えてしまうシリーズ。

  • No.407 by 風人  2017-09-03 06:12:44 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻になると物語は加速度的に展開する。
それまでは個々に活躍してた00ナンバーたちがジョー、ギルモア博士、イワンのいる日本に集結し凄惨な敗北、イワンの覚醒による救出。
敗北によるギルモア博士の再改造による強化、葛藤や苦しみ、いちおうの勝利……。
だけどその勝利やわずかな平和なひとときでさえも偽りであるという。
“神”による精神攻撃による00ナンバーたちの善悪の狭間、暴走、狂気……。
結果的に001イワンにより再度の覚醒により救われる。
だけど世界の多くの人々が“神”により苦しめられている。世界的全面戦争にならないものの緊張状態を強いられる。
なんとなく現在のアメリカと北朝鮮の関係に似てるとしたらちょっと怖いかもしれない。
“神”に再び立ち向かう00ナンバーサイボーグたち。
ここから一巻二巻の“神”とのコンタクト、三巻での世界規模の“神”によりおこなわれてた真相が残酷かつ無慈悲に明らかになる……。

  • No.408 by 風人  2017-09-03 18:44:18 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻、突然裏切る008ピュンマ。
読んだ当初は損な役割かと思えばギリギリまで“神”に裏切りの真相を知られまいとする。
裏切ったと00サイボーグと読者を思わせながら最後まで死にもの狂いで00サイボーグたちに伝言を託す。
みな“神”になす術もなくやられていく描写は三巻前半もとんでもないけど後半がさらに熾烈を極める。
ギルモア博士もまた裏切ったと見せかけながら死を覚悟する。
ジョーはギルモア博士から聞いた石ノ森先生の生きざまを“神”との戦いに重ね合わせながら戦う場面の描写は涙出そう。
あとがきをちらっと読んだが奇跡とも言えるような偶然が重なってる。
“神さま”がそうしたのか亡き石ノ森先生の思いを神が叶えたのか。それはわからない。
だけど“思い”がつなげたんでしょう。

  • No.409 by 風人  2017-09-04 05:03:10 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』のあとがきで生前、石ノ森先生が『天使編』『神々の戦い編』でなぜ二度も休載や停止をしたかの経緯が書かれている。
安易な展開やラストを求めたくはなかった、または根底にある人間の善悪を描きたかったかともある。
作家としてはどこかに着地点を置きたかったかも知れないけどそれは俯瞰でしかないのかも。
善悪というのは石ノ森作品においては『キカイダー』が善悪で悩まされたり『009』や『仮面ライダー』における未来永劫終わらない善悪の戦い、ミクロマクロどちらにも存在している。
小説『009』三巻において神との戦いで一時、勝利と平穏を手にした00サイボーグたちは精神攻撃により悪の誘惑に駆られる。これは『キカイダー』のギルの笛や悪と化した仮面ライダー(ショッカーライダーやシャドームーンなど)と同じかもしくは似て非なる点もあるが。
00サイボーグは人間に近い存在であるが故というのもあるかも知れない。
悪の誘惑や狂気に駆られるのは00サイボーグにそれまで市民たちへの精神攻撃と同じと考えるべきでしょう。
だけど001イワンにより事の真相を知る。
“神”の行う決断とはいえそこにはふつうに生きる人々もいる。“悪”である人間もしくは“悪魔”であっても良心や善の心が皆無であるわけではない。
00サイボーグたちは自分たちがすでに人間ではないかも知れないが人の心を持ってるからわかるものがある。
ギリギリの境界線に立たす。

  • No.410 by 風人  2017-09-04 10:46:12 

小説『サイボーグ009 conclusion 完結編 GOD’S WAR』三巻。
すべては別次元の者たちが引き起こし“悪”と称する(称された)者たちを滅ぼすための“神”“天使”の行為だった。
この大どんでん返しをあらためて読むと恐ろしいこと善悪どちらの存在にせよ命の存在のはずなのに“神”たちの行為に地球ごと滅ぼされるかもしれない神の傲慢さ。
人間の肉体の内に善悪としての天使悪魔の良心邪心が存在する。
だけど年々、悪の側の波動が強くなっていくことに“神”たちは懸念した。その結果地球ごと葬りさろうとする。
だけど悪である側もまた生きとし生ける者。
超過去において天使たちが住まう世界に悪の者たちが生まれてしまったの悲劇。
そのために青い星地球が作られ人間が作られ肉体がのなかに天使である良心、悪魔である邪心が住まうようになり寿命が尽きたらもとの世界に戻るという……。
だけど人間を滅ぼしたら生命が生まれた時から未来までの限りない時間を否定することに他ならない。たとえ人間の内に“悪”が潜んでも。
またすべての人間が“悪”でもないというのがむずかしいところ。
堂々巡りな禅問答みたいなところになりそう。
だけど人間を愛する00サイボーグたち……。
ひとつはここに結実する物語……。

  • No.411 by 風人  2017-09-11 05:37:02 

小説『サイボーグ009 完結編』。
この物語を読むと人間の持つ善悪いうのを考えさせられる。
なかにはキリストや仏陀みたいな人もいるかもしれないが少数。
善と悪が内にせめぎあうから人間。
ただ“神”に滅ぼされるもしくは“悪”の欲望のままであっても滅ぶ、というのはギリギリまで救いがない。
“神”の内に入り込み勝機を掴む。
ラストの青い地球が一度ヌルリとなりそこに何もない灰色の惑星が現れる描写はさながら星の“死”を見る感じ。
横山光輝さんの小説OVA『マーズ』の地球爆発はあっけないが、ヌルリとなる描写も読むたびに何か考えさせられる。

  • No.412 by 風人  2017-09-11 08:40:54 

小説『サイボーグ009 完結編』9人の章をそれぞれ思い返すと必ずしも9つの物語に現れたのはみな“神”だけではなかったとも思える。
明らかに“悪魔”あるいはは“悪”の側とも思える存在も彼らにコンタクトをしていた。
だけど“神”も“悪”も00サイボーグを敵に回したくない最低限かつぎりぎりのコンタクトをし動向をうかがっていたとも取れる。
それだけの存在という認識が彼らの側にもあったかもしれない。
“悪”の側は深読みかもしれないけど黒い幽霊団(ブラックゴースト)などを率いてた者たちの言葉だったかもしれない。
敵であってもなお敵に回したくない存在。
『仮面ライダー』などと同様に“親殺し”がつきまとう。小説『009』に限っては善悪に関係なく心は生まれもった存在。
自分の内にありなおかつ他人の内側にある心。
有形でありまた無形。
見えない心の存在だけど如何様にも具現化することもある。
“神”や“悪魔”の姿を取るもしくはそう見えるのも心の在り方しだい。
小説『009』はあとがきを含めて亡き石ノ森先生が到達したひとつの哲学にさえ思える。

  • No.413 by 風人  2017-09-12 14:40:21 

落語はお題をあたまに浮かべる想像力が大事。
Eテレ『落語 THE movie』この番組は映像をつけて演出があるからより際立つ。
落語も歌舞伎同様に歴史劇だったり創作劇、そこに笑いを付け加えほうり込む。
土曜早朝に放送されてるのは寝ぼけながら見てるというよりは聞いてる。
ドラマおよび小説『相棒』では杉下右京が趣味にしているというのが物語になりいま私が落語に興味を持つきっかけになった。

  • No.414 by 風人  2017-09-12 15:55:45 

『落語 THE movie』でお題「あたま山」は放送したでしょうか?
お題自体がシュールに笑いを誘う。
むかしからそういうネタは受ける受けないに関係なくあったでしょうね。
同じ江戸時代でも三百年近い歴史あるから流行もその都度あったと思う。
明治になって西洋文化が入り外国人も落語を知る。
『落語 THE movie』の映像化はひとつの現代文化のあらわれ。
アニメ「あたま山」もそのひとつ。

  • No.415 by 風人  2017-09-13 06:56:36 

宮崎駿が若かりし頃に『未来少年コナン』や『ルパン三世(新)』そして『天空の城ラピュタ』などで権力者を相手に戦争根絶というのはひとつの願いだったんでしょう。
『コナン』や『ラピュタ』はその面影がよく残る。
『コナン』のギガントは物語早くから登場するも起動するのは終盤、だけどコナンやラナ、仲間になったモンスリーやダイスが奮闘してゆく。
『ラピュタ』でも天の雷を操るムスカをシータとパズーが打倒してゆく。
だけど権力者を倒しても国家や政府は依然と存在する。
そこで宮崎駿はつまずいたんでしょう。
『紅の豚』でもポルコや空賊たちは自由に振るまい生きながらも国家や時代の波はそばにある。
いまの北朝鮮がさながら『コナン』のレプカのようかもしれない。
だけど『もののけ姫』にも直接に関わりは少ないけど帝(天皇?)という国家や国家形成の波は少なからずあった。
時代からは逃れられないかもしれない。

  • No.416 by 風人  2017-09-17 05:43:17 

アニメ「ザ・リフレクション」、アメコミの雰囲気を的確に伝えてる雰囲気ある作品。
この作品を見て『アベンジャーズ』の小説を読んでみたい感じ。

  • No.417 by 風人  2017-09-17 19:06:15 

もうすぐ終わる朝ドラ『ひょっこ』は『三丁目の夕日』と時代が重なる。
必ずしも時代が豊かになっても就職難の人たちはいたということ。
小説『三丁目の夕日』の六さんも映画の六ちゃん同様に苦労しながら健気にひたむきに生きていく。
『ひょっこ』の有村架純さん演じるヒロインたちは就職した先がやむなく倒産しながらそれぞれの道を歩いていく。
日本人が前向きな時代だから光りや輝きを失わなかった時代かもしれない。

  • No.418 by 風人  2017-09-20 19:10:52 

小説『サイボーグ009 完結編 GOD’S WAR conclusion』では張々湖の章でイエティが出てくる。
ネタバレになりますが、イエティは“神’や“悪魔”同様に別次元別宇宙の住人であると明らかになり“神”が“悪魔”を地球に流刑した際に巻き添えをくった別宇宙の人類(?)とされるらしい。
ただ作品中では張々湖の章ではラストに彼に何か伝えそうな場面で終わり最終巻では張々湖とジョーを助けるために現れる存在となってる。
UMAが別次元の存在という可能性も否めないかもしれないですね。

  • No.419 by 風人  2017-09-22 18:19:48 

来週は『天空の城ラピュタ』が放送。
今年は小説『天空の城ラピュタ』『海がきこえる』『魔女の宅急便』『未来少年コナン』などジブリや宮崎駿氏が関わった小説を読んでる。
小説『ラピュタ』はアニメでは語られてない物語の前後の描写や時代背景など面白く読める。
映像ではわかりにくい心理心情描写も小説の醍醐味。

  • No.420 by 風人  2017-09-23 08:30:49 

小説『天空の城ラピュタ』は冒頭のパズー、シータ、ドーラたち空賊たちの背景が若干書かれているので物語に厚みがある。
パズーの生い立ちや鉱山の経済状況、シータのひとり生きている姿、ドーラが息子たちに悪態をつきながらも母親として心配する姿、暗躍するムスカの非情さ。
この辺は小説ならでは。

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