パラレルメルヘンワールド【bml/指命】

パラレルメルヘンワールド【bml/指命】

図書院生  2016-03-20 17:50:27 
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さぁさ、皆様御立ち会い!


綺麗で不思議な御伽噺を御存知でしょうか……




それは美しく、私達人間を魅了します


ですが!それだけでは面白味にかけると思いませんか




そう、今回集めた噺達は少々歪か、その御噺の裏方達でございます


さぁさ、皆様御立ち会い


【合図マデ御待チ下サイ】

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  • No.30 by 屋代 祐  2016-03-23 22:17:07 

>青鬼

居ないのか…
(村へ到着し帰宅する道中沢山の者に話しかけられ、帰宅してから家族にもどうだったのかと問われ、すべての質問にたった一言『青鬼はいなかった。』とそう答えて。次の日、庄屋の仕事が早めに終った昼過ぎ。誰にも見られる事の無いように細心の注意を払いつつ普段誰も通ることの無い道とは到底呼べないような所を歩いて予定通り青鬼の住処を目指し。昨日の村人達からの質問攻めを思い出しうんざりしたように溜息を一つ吐き、暫く歩き続けると見えてきた青鬼の住処。股引に付いた木の葉を払いながら昨日おむすびと脇差を置いた場所を確認すると、それらは忽然と姿を消しており。おむすびは食べずに捨てたかも知れないし脇差は使えないように破壊されたかも知れない。それでも、放置されていなかったというだけで何故か少し嬉しく感じ自然と口元が緩み。さて、それでは肝心の青鬼の様子を見てみようと扉を前回同様三度叩き暫く待って見る。が、家の中からは物音一つせず。不在だろうか、はたまた居留守だろうかと考えながらももう一度扉を叩く。しかしやはり扉が開く気配はない。残念そうに上記をぽつりと呟くと、帰ってくるのを少し待ってみようかと扉の前に腰を下ろし今日も持ってきたおむすびを広げ一口頬張って)

  • No.31 by 図書院生  2016-03-23 22:48:01 

▼青霧 静寂


>屋代
また来たのか、人間
(やはりまた、来た。だけど今回も前回同様一人のようで。いっそのこと敵意をあらわにしてくれればやりやすいものを。彼がこんな感じだとなんだか調子が狂いどう接していいか分からずに。少し悩むが、ずっとこうしていると相手は帰ってしまうだろう、と気付き慌てて木から飛び降りて。ズザザ!と大きな音を立てながら葉の間を通り地面にうまく着地する。そうして服についた葉を手で払い上記を言って。「こンな所に来るなンて……何が目的だ、俺を脅そうというのか?それとも何かを盗ろうというのか、生憎だがここには何もないぞ」と言い。そうやって平静を装い冷静な口調で話してはいるが内心、赤鬼の事を聞きたい気持ち等でまとまっておらず少しごちゃついていて。が、その状態でも忘れることなく昨日の夜用意した物を彼に投げるように渡して。それはここらへんで採れる茸や木の実等で。昨日のおむすびの礼。彼は昨日捨てていくと言っていたがあれはあからさますぎてすぐ嘘だと分かり。それならば礼をしなくてはならない。そう思い昨日大急ぎでとってきたものたちを見ると少し達成感を感じ。「昨日の礼だ、受け取れ」とだけ言うと後は会話する気がないというように、森の木がおおいしげっている方へと歩いていき。)

  • No.32 by 清水 真琴  2016-03-23 22:53:19 

>>花崎

失礼します。(美しいこの髪に気兼ねなく触らせてもらえるなんて、自分は特別だと自惚れてしまう。今は十分幸せであるはずなのに更に、もっとと求めてしまう。なんて自分は図々しい。そんなに自分を乏しめながらもいざ髪に櫛を通すと貪欲な執着心が芽吹き。それは丁寧すぎるほどの櫛使いにも表れており。「そうですね。未来とは読めるものではありませんので分からないです。」正直に答えると確かに予言はできない、嘘をいうことはできない己の口をやっかみながら上記呟き。しかしすぐに「…ですが、俺が林檎様を嫌う理由を作るつもりはありません。また、嫌うつもりもありません。林檎様が俺を嫌いになっても慕い続けます。」とはっきりと告げ。自分の意思の固さをはっきりと伝えることで安心して欲しいという願いともっと自分に頼って欲しい、甘えて欲しいという歪んだ願いをその言葉に込めて)

  • No.33 by 図書院生  2016-03-23 23:09:23 

▼花崎 林檎


>清水
……その言葉、真実になるといいけどな……勘違いするなよ?お前の事を信用していない訳ではないんだ、ただ言葉に……約束事にしてしまうとあまりにも脆くなってしまうだろう
(彼の言葉はまるで枯れた自分の心の中に水を注いでくれる雨のようで。穏やかで、そして美しい。その言葉をゆっくりと大切にかみしめて。上記の言葉を言い。約束をしてしまうとそれはもう信じられない。一気に儚く壊れやすいものとなる。それは嫌で。だから、今はその言葉だけで充分だと考える。その言葉だけで救われる。そう思いまた彼の言葉を心の奥の宝箱にそっとしまっておき。本当にそんな時が来たら自分はきっと彼女を殺 そうとする。人を呪わば穴2つ、ともう何百年も昔からよく言われる通り、そんなことをしたら己もただではすまないだろう。その時が来たら彼には被害が行かないようにとそれを願って。今はただ、そんな時がくるまでこの心地がよい自分の大好きな物があふれたこの王国の事が大好きで大切なままでいいだろうと自分の中でとりあえずの結論を出して。「お前はいい鏡だから、きっと大丈夫だ」そう言うと目を開き彼と視線を交差させては手を伸ばし彼の頭を優しく撫でて。彼の自分とは違ったくせっけの感触を楽しみつつ彼だけでなく自分に言い聞かせるように大丈夫、といい続けて。)

  • No.34 by 屋代 祐  2016-03-23 23:32:33 

>青鬼

昨日も言ったけど、そういうつもりで此処へ来ているわけじゃないよ。
(青鬼の姿がないかと周辺を見回し、また一つだけしか食べずに残したおむすびを笹の葉で包む。と、大きな物音と共に近くの木から青鬼が姿を現した事であからさまに表情が明るくなりその場に立ち上がって。冷静に昨日と同じ様な事を問う相手に此方も昨日と同じ様な返事を返し、「今日は忘れ物を」取りに来たんだと最後まで言い切る前に何かを投げ渡され、突然で驚いたため少し手元がもたついたがなんとか落とさずに受け取り。渡された物の正体を確認すると次いで昨日の礼だと言われ、予想外過ぎる相手の行動に嬉しさを隠しきれず「ありがとう!」恐らくこの日一番の笑顔を向けて。昨日、あの後この茸や木の実を集めたとするなら暗い時間帯になってしまっただろうに、態々律儀に礼を用意してくれると言うことはおむすびを食べてくれたのだろうか。口では突き放すような事ばかり言う青鬼の意外な一面を知った事で、自分の心の中にある“青鬼の事を知りたい”という感情が大きく膨らんでいくのが分かり。森の奥へと進んで行くのを見ると慌ててその後を追い、数歩の間隔をあけて歩きながら「名前、聞いてもいい?」無視される事を覚悟の上で、先を行く相手の背中に言葉を投げかけて)

  • No.35 by 風花 牡丹  2016-03-24 00:07:43 

>神無月

(目の前の彼は何処からどう見ても正常では無い、彼が何を思っているのかは解りかねるが彼が何かに怯え恐れを持ち戦いているその事ばかりが張り詰める空気となりピリピリとした刺激を心臓に与えているようで。浮かべる表情にその緊張感は与えないが、飽く迄も平生を保つように口角をゆぅるりと上げつつ土を踏みしめ香る木々の匂いと日差しの暖かさを感じながら何処までも長く思わせるその獣道を共に歩き、到着した場所は今までの場所とは違い数々の花が愛らしくも謙虚に咲き誇る場所、目に焼き付く可愛らしい色合いは何処までも健気であり、自分が此処に居る事よりも先ほどから震えている彼が此処にたたずむその方が余程お似合いであり、現に今まではそうだったのだろうと言う事が痛い程に伝わって、今にも逃げ出しそうな彼の手首を掴めば「そんな寂しい事を言わないでおくれ。生憎と花には詳しく無いんだ、君のおすすめの花を教えて欲しい」物語通りに行けば彼はこのまま自身の祖母を殺める事だろう、そうすれば自身の物語は進行し自分は正しい意味で赤頭巾を堂々と名乗る未来が来る事だろう。――ただ、少し考えればそれが今の怯える彼には余程難しい事だと直ぐに察する事が出来てしまい。自分を此処に案内するだけでもこんなにも恐怖を感じている彼が、自身の祖母を殺める事が出来るのだろうか、それが出来ない事には自身の夢は叶わない。先ずは自分に慣れて貰うことが先決だろう、自分に対して恐怖心を無くせば今よりは確実に恐怖に打ち勝つことが出来る筈だと考えを幾つか巡らせて掴むその手はそのままに優しく微笑み、同時に申し訳ないと言う様子で少々のしおらしさを重ねつつ今一度付け加えるように「心優しき狼さん、お願いします」と言葉を添えて)

  • No.36 by 清水 真琴  2016-03-24 17:48:56 

>>花崎

…では、毎晩林檎様に変わらぬ忠誠を告げましょう。(彼が嘘を嫌っているのは重々承知していたはずなのに、なんて不安定な言葉を口にしてしまったのだろう。後悔と自分への怒り、嫌われてしまっただろうかという不安に一瞬櫛を使う手を止め、しかしすぐに最後の仕上げの結った髪をリボンで軽く結ぶ作業に取り掛かり。少ししてから改善策とは言えないものの、“その時”までそのことを忘れてしまわぬよう上記を述べ、いずれその時が来たのなら林檎様の敵も、白雪も、邪魔するものは消してやろう。どんな手を使っても、物語から違ったとしても、それで林檎様が笑ってくれるのなら。と今度は自分の心の内でだけ誓い。「…光栄です。」あの白く美しい手が今俺の頭の上にある、そう幸せに浸っていると聞こえてきた彼の言葉。喉が張り付くような不安が浸っていた幸せから現実に引き戻し、合った目からは美しい光沢と共に言い知れぬ悲しさを感じる。そんなまるで自分の主が変わるかのような言葉をかき消すように「林檎様、気分を落ち着かせるのならば紅茶でもどうですか。いい茶葉を貰ったんです。」と提案して。)

  • No.37 by 図書院生  2016-03-24 18:22:31 

▼青霧 静寂

>屋代
そんな言葉、信用できるか
(昨日と全く同じ言葉を言う彼。だったら一体何の得があるというのか。むしろ損しかないように思える。それに村ではきっと自分は完全な“悪者”だ。そんな己と関わっていると知られたら彼はただではすまないだろう。それなのに、何故。解決など出来る訳がない疑問は尽きることなく。もう、考える事すら面倒になり。相手の礼の言葉を聞きながら返答をせず、今日の分の食料確保等するつもりで道なき道を歩いき。すると、もう脇差を持ち帰るという目的は果たしたはずなのにどうしてまだ己と行動を共にしようというのか。何故かついてきた相手に疑いの眼差しを向けて。「何故、ついてくるンだ……?もう用は済んだだろう、昨日も散々言ったが……帰れ」と言うとだけ言うと彼をふりきるようにいきなり走り出して。先程の自分の家から少ししか離れていないため迷うことはないだろう。そう判断してのことで。後ろは振り向かずに走る。が、急いでいたためある場所が崖になっていることに気づかずその急斜面からうきでている岩や木に体を打ち付けながら落下して。「っあああああ!?」なんて思わず口からは悲鳴が発される。崖の下で横たわりながら意識をとりもどす。一瞬意識を失っていたようでぼんやりとした頭で状況を判断しようとして。すると青鬼の面が外れている事に気づきとろうとするが体がうまく動かずに。嫌になりため息をつきながらあきらめたようにまた目をとじて。)




▼神無月 狼牙


>風花
なっなっ……なんっ…!?
(さっさと赤ずきんのお婆さんの家に行き物語を進めるために殺めようと走り出そうとした時。手首をつかまれて。思わずなんで、と言おうとして。が、焦りからか言葉にならず。ポカーン、という顔で丁寧な言葉遣いで話す彼を見つけて。先程の挑戦的な態度はなんだったんだろうなんて疑問が頭の中に浮かんで。そのせいでしばらくフリーズしていたが少しするとハッ、として。ここで断ると不自然だろうという答えに行きつき「あ、あぁ!いいとも、この俺が教えてあげるよ!ここには綺麗な花がたくさん、あるからね!……ほら、今はこの花なんかがとても綺麗だ」と話して。いつも座っている場所にすわり彼においで、とでもいうように手をふる。そう自然を装いながら頭の中では若干パニックになり。一体どうすればいいのか。いかに自然に彼と別れられるか。それしかもう頭になく。相手から離れなければいつものように進めることができないと、そう考えて。が、一人で未だに続く緊張状態の中悶々と考え続けてもいい答えなんて浮かぶはずもない。どうすればいいのかわからなくなり目をつむりため息をついて。)

  • No.38 by 図書院生  2016-03-24 18:39:20 

▼花崎 林檎


>清水
その忠誠心がお前自身を滅ぼすことがないよう祈っている
(忠誠を誓う、その言葉にほんの少しだけどうしようもなく不安になる。彼が口にした忠誠というものは確かに綺麗で美しいものだが己はそれのせいで身を滅ぼすものたちをたくさん見てきた。だからこそ、その言葉を彼が使うと少々恐怖の情を感じて。いい加減、前に進み始めなければの自分で分かってはいるがそのように上手く感情制限ができるものではなく。いつも彼女と己を比較し自己嫌悪に陥ってしまう。そんな状態の自分を救ってくれるのが彼で。相手がいないと自分は疑心暗鬼のせいでとうに狂っていただろう。己の恩人ともいえる相手を慈しみの感情をこめて見つめて。そうして深い感情に沈んでいると彼の言葉に一気に現実に引き戻されて。「ん、もらいたいな……」と返答をすれば彼から離れて窓に向かい。すると窓の外にいたのは白雪。彼女の純真無垢な笑顔を見るとどれだけ自分がいやしい人間なのかを思い知らされたような気になって。カーテンを勢いよくしめ気分を落ち着かせるように深呼吸をする。が、そこで正気に戻り慌てて彼の方を見ると少しどうしようか困るが誤魔化すように微笑みかけて。)

  • No.39 by 屋代 祐  2016-03-24 23:01:40 

>青鬼

んー、俺は散歩してるだけだ…よ?!
(名前を尋ねても答えが返ってくる事は無く。やはりな、と思い苦笑いしていれば昨日から散々言われている言葉を言われ、それに対して白々しく返し。しかし言い終わる前に目の前を歩いていた筈の青鬼が突如走り出し語尾が裏返って。驚きながらも見失わない様にと慣れない道無き道を必死についていくと、今度は突然視界から相手が消え悲鳴が聞こえ。何事かと消えた辺りに近づくとそこは崖になっており。なるほど彼は此処から落ちてしまったのかと理解し下を除き込めば、崖の下に横たわる青鬼の姿。慌てて崖を滑り降り駆け寄ろうとすると、足元に青鬼が今の今まで着けていた面が落ちておりそれを拾って土を払い。面が落ちているということは青鬼の素顔が晒されているという事で。見てもいいものなのか、という謎の抵抗感を抱きながらも安否の確認をするには見らざるを得ない。意を決して青鬼に視線を戻すと今度こそ駆け寄り「大丈夫?おーい」傍に膝をつき心配そうに眉を下げ、初めて見る青鬼の顔が意識を失っている顔なんて…と考えながらもその綺麗な顔を除きこみ、肩を叩いて声を掛け)

  • No.40 by 図書院生  2016-03-24 23:21:37 

▼青霧 静寂


>屋代
………お前…本当に御人好しなンだな
(彼の声を聞き暗闇から意識が持ち上がり。先程の崖はかなりの急斜面だった。それを昨日会ったばかりの奴のために危険を冒してまでくる彼にそうかすれた声で話しかけて。身体中が痛いけれどどこか折ったりしたところはない様子で。その事に安心しつつ上半身を起こし。そうしたことで全身にはしる鈍痛にうめきながら崖の斜面によりかかって。こうして事故にあわないように山を歩く時はいつも面をはずしているのにと、そこまで考えると先程から少し感じていた違和感の正体に気付き。そう、視界が開けているのだ。彼等人間の前ではいつも面をつけてるというのに今はつけていない。先程の落下の衝撃で落ちてしまったのだろうとそこまでは冷静な判断ができ。が、その後相手の存在を思いだし素顔を見られたことで慌てはじめて。「め、面っ……!面はどこだ……!?」と彼を見るとその手にあるのは己の面。返せ、と必死の形相でそう言うと相手から奪おうと手を伸ばすも身体の痛みのせいでうまく動かずその場に崩れ落ちて。人間に顔を見られたことなどなく。そのおかげで誰にも気づかれずに町におりたりできたとに彼に見られてしまったせいでこれからはできない、と考えて血の気がひき。)

  • No.41 by 清水 真琴  2016-03-25 08:13:13 

>>花崎

ご期待に添えるよう精進いたします。(身を滅ぼすと聞けば何故林檎様はそう言うのだろうと内心首をかしげ、しかしきっと彼が言うことだから間違いないはずと素直に聞き入れ。少しとはいえひび割れた鏡なんて不吉だ良くないと問答無用で捨てられる所をすくってくれた林檎様、王として今まで国をまとめてきた彼の苦労も知らず見た目の善し悪しで王を困らせるものは許せないと心中で白雪姫のみならず、その白雪姫を支持するものまで憎しみの矛先は向かい。「承りました。素敵な香りのアップルティーですよ。……林檎様?」返答を聞くと鏡の中から茶葉の瓶を取り出し、ティーポットにお湯を注ぎながら説明をしているところに聞こえてきたカーテンの急に閉まる音と深く息を吸う音にはた、と彼の方を振り向き慌てて近寄り「どう致しましたか!?大丈夫ですか!?」と話しかけながら部屋にある椅子を近くに寄せて勧め。)

  • No.42 by 屋代 祐  2016-03-25 14:57:04 

>青鬼

あまり無理に動かない方がいい
(意識を取り戻した青鬼の掠れた第一声に、自分でも多少自覚はあり苦笑いを浮かべ。身体が痛むのか呻き声を上げながらも上半身を起こした相手の様子から、骨折は無さそうだが体中を打撲しているのだろうと推測し。幼い頃から将来の為にと勉強を沢山していた中で、薬学に関する事も学んでおりその知識が此処で役に立ちそうだ、と辺りを見回し生えている草の中に打撲に効く薬草を探していれば、突然慌てて自分の手の中にある面を奪おうと体を動かした青鬼の声を聞き、急いで視線を青鬼へと移し。思うように体を動かす事が出来ずその場に崩れる青鬼を抱き起こし、斜面に背中を預ける体勢へと戻してやれば顔色が見る見る悪くなってゆく彼の身を案じて上記述べ、素直に面を返してやり。「薬草を探してくるから、絶対に大人しく待っててよ?」立ち上がり小袖の裾や股引についた土を払うと、この日も態と残していたおむすびを青鬼に渡しつつ釘を刺すよう前記を強めに言い。それでもこの山を熟知している青鬼ならば身体を引き摺ってでもこの場から離れるかもしれない。しかし怪我人を放っておく事など出来る筈がなく、よく知らない山故に迷ってしまう可能性も有るが慎重に動けばなんとかあるであろうと、湧き上がる不安を押し込み薬草が生えていそうな日陰の湿った場所を目指し歩き始めて)

  • No.43 by 図書院生  2016-03-25 22:08:29 

▼花崎 林檎


>清水
有難う…ただどうもしていない、それがお前の話していた茶か……本当にいい香りだ
(少しの異常にもすぐに気づいてくれる彼に内心かなり喜びがあるれるが表面を取り繕って。彼がすすめてくれた椅子に腰かけて。カーテンをしめたことで陽の光が入らなくなり影が深くなった部屋の中に林檎の香りが漂って。それだけでなく元々豪華なつくりをしていた部屋の中にある鏡の存在感のせいもあってかどこか非現実的な雰囲気を出して。その中にたたずむ彼のなんと美しいことだろう。このままこの空間だけを抜き取ってガラス玉の中に閉じ込めてしまいたいなんてまるで恋をする年頃の乙女のような考え方をしてはそんな歳にあわない夢物語のようなことを真面目に考えてしまった馬鹿な自分にあきれて。この空間を守るためならばいっそのこと…「何か理由をつけて白雪を森の七人のこびとの元へ預けてしまおうか」現実逃避でしかない実行することなど到底できないである考えが思いうかんではほぼ無意識の状態で声に出してしまい。それは思っていたよりも大きく響き、その事に自分でびっくりして。本当にそれができるのならばどんなに楽なことか。そしてもしそれが出来たとしても国民たちの心の中から白雪は消えない。八方塞がりのこの状況に頭をかかえて。)



▼青霧 静寂


>屋代
待て……!……あいつ…!
(何やら忠告のような言葉を残し何かを探しにどこかへと己を置いて行ってしまった彼。一瞬見捨てられたかなんて考えも浮かぶが彼の言動からして違うようで。それでも彼だけというのは危険なのではたいか。そう色々と考えを巡らせて。もし彼がこの山をよく知っていたなら多少無理をしてでも帰ろうと思ったが現実はそうではないため帰れる筈もなく。相手は一人で行動して大丈夫なのか、と。先程は焦っていたし視界も悪かったとはいえこの山を熟知しているはずの自分でさえ道が分からなくなり落ちてしまった。それなのにほぼここのことを知らないといっても過言ではないだろう彼が無事でいられるという確証がなく。上記を言い引き留めようとしたが聞こえてないようで。彼をつかまえようと伸ばした手は力が抜けその場に落ちて。仕方なく悪態をつきながらなんとか立ち上がり、相手が向かったほうに痛む体を引きずりながら向かおうとして。「だから……!さっさと、帰れと言ったンだよ…!」なんて自分で勝手に暴走して崖から落ちたくせにかなり理不尽な事で全て彼のせいだと言わんばかりに隠そうとするきもなく不機嫌な表情をしながら苛立ちを正直にあらわし、息もたえだえな状態のなかブツブツと文句を言って。足跡を辿れば彼はこちらに来たはず。そのことを信じ木によりかかりながら必死に歩き続けて。)

  • No.44 by 風花 牡丹  2016-03-26 02:10:20 

>神無月

(花について説明を交えて案内してくれる彼のその様子を時折適当な相槌を交えながら聞いていて「本当だ、とても綺麗な色をしている」手招きを受ければそれに従う様に足を彼の進んだとおりに向けて、そこで紹介された小さな花へ目を向けては時期を交えたその紹介に感嘆の声しか出ずに「君はとても博識だ」付け焼刃の知識ではこうも具体的に時期を交えた説明は出来やしないだろうと察すると、彼が心から植物を慈しむ優しさが有り生き物に対する愛を持った性格なのだろうと分析するように自然と頭は煩く回り、そんな観察している云々を抜いた時に彼に対して抱いただろう素直な感想を口にすると伸ばした片腕の人差し指を少し丸めながらその指の項で彼から紹介を受けた一輪の花をちょんと突いてみて「俺の名前は牡丹、君の名前は――?」ゆぅるりと口角を上げながら微笑み程度に、品を失わないそんな控えめに笑みを作りながら花に向けていた視線の先をゆっくりと上げて彼の傍にて腰を落ち着かせるよう座りつつこれから短くか、それとも長くか、どちらかは解らないがそれでも誰よりも密に自身の人生に関わる事だろうその名前を問いかけて)

  • No.45 by 屋代 祐  2016-03-26 14:37:12 

>青鬼

あった、よかった。
(草木が鬱蒼と生い茂る山の中、足跡が残るようにしっかりと長い草を踏み倒して歩きながらも薬草を探し回り。数分後、目当ての薬草がやっと見つかりほっと息を吐くと手の平ほどの大きさの葉を何枚か摘み。己の通った所は草が倒れ細い道の様になっており、迷う事なく来た道を戻っていると少し先に見覚えのある羽織の男が木に寄り掛かりながらゆっくりと歩いて来るのが見え。大人しくしていろと釘を指したのに何をしているのだ彼は。無理に動いたら治るはずの軽傷も治らないではないか。そう頭の中で思いながらも急いで青鬼の元まで駆け寄ると、苛立ち不機嫌な顔をしている事に気付き。しかしそんな事で怯んでいる場合ではないと、取り敢えず相手の腕を自分の肩にまわして支えながら「何でこんな所にいるの!大人しくしてなさいって言ったでしょうが」怒っているのか心配しているのか、はたまた呆れているのかよく分からない口調でそう述べ。まったく、この鬼はどれだけ心配をかけたら気が済むのか。そもそも何故自分がここまで青鬼を気にかけているのか分からなくなってきた。弟妹を心配し気にかけるのとはまた違った、何とも形容し難い謎の感情に頭を悩ませながらも、先程の崖下まで戻り治療を済ませ青鬼が回復し次第早々に森を抜けなければ、と空に浮かぶ白い月を見上げながら考えて)

  • No.46 by 清水 真琴  2016-03-26 17:25:07 

>>花崎

そうですか…。もし何かあったなら遠慮なく仰ってください。(余計な真似だっただろうか、とそのまますぐに口をとざせば良かったが、嘘ではないものの腑に落ちなかったためつい食い下がるような言葉が口から出て。言いたい言葉は喉に張り付いてしまうくせに、言いたくもない言葉はこぼれ落ちる己の口を呪いながらも、この口のおかげで林檎様は自分を信頼し、側に置いてくれるのは重々理解しているため憎めばいいのか嬉しがればいいのか頭の中はごちゃごちゃとこんがらがり。しかしそんな頭でも林檎様の言った白雪姫を小人の元へ送る、というのはストン、と綺麗に理解してごちゃごちゃと煩かった自分の心情はどこへやら、今度はするすると計画を頭の中で立て始め。安心させるように、包み込むように、閉じ込めてしまうように、椅子の後ろからゆったりと林檎様を抱きしめて「…ならば俺が白雪を小人の元へ追いやりましょう。」と囁いて。)

  • No.47 by 図書院生  2016-03-26 20:14:09 

▼神無月 狼牙


>風花
ありがとう、花とかそういう森の事くらいしか分からないから……それを褒めてもらえて嬉しい
(彼に色々な花を紹介しているとふいに言われたその言葉。生きている者を殺め、食べるための知識ばかり教えられてそれに少しでもあらがうために覚えたその知識の事を認められた。そう実感すると思わず。先程のどこか歪なおかしい笑みと違う自然な笑顔があふれて。こうして花に興味を持ってくれるという事は彼はそこまで悪い人ではないのかもしれない。そう考えると自然と先程までと極度の緊張は薄れ。これならばいつも通りに進められる。そう実感して。咲き誇る花たちを眺めながら頭の中で次の行動を確認する。そしてどうにか彼から離れられないかと考えていると聞かれたのは己の名前で。「牡丹……か、素敵な名前だね………俺?俺の名前は……名前は神無月だよ」と言って。最初は自分の名字ではなく名を言おうとしたがそれを言ってしまうといざ、殺 そうとした時に躊躇いが生まれてしまうのではないか。その考えに行き着き結局名字だけ言って。)




▼青霧 静寂


>屋代
この山は危険だからだ、お前を一人で歩かせられるか
(段々暗くなってくる周り。そろそろ見つけられないと困る。焦りながら彼の足跡を辿って。そうしていると突然彼が現れて。すると彼は姿を見せて早々に何故か怒りだして。意味が分からずに上記を言う。だからここまで必死に来たというのに彼は一体何故怒っているのか、不思議そうに彼を見て。先程の崖の所に戻ると辺りはすっかり暗く。相手の治療を受けながら少しずつ考える。彼の家族はきっと心配しているだろうなんて考えると彼が一人でも無事に帰れる道を考えて。「おい……そこの草が覆いしげってる道を少し行けば開けた場所に出る、そうすると右左の別れ道がある……右に行ってひたすら歩くと俺の家まで行くための道にでる……いいな?忘れるなよ……それから、獣には気を付けろ…もしあいつらと出会ったらこちらが強いんだという気を持て……そうしたら大丈夫だ……分かったら帰れ」とまくしたてるという訳ではないが相手に反論する隙を与えず言うと目をとじて。)



▼花崎 林檎

>清水
そんな事……出来る訳がないだろう
(ただの思い付きのなんの計画も責任もないその言葉にのってきた彼を驚いたように後ろを振り向き彼を見て。こんな無責任な言葉を信用し実行するとまでいう相手にほんの少しだけ恐怖を覚える。もし、自分が間違ってその事に気づかず彼に指示を与えてしまっても彼はただ従順にその指示の通りに動くのだろう。間違いだという事に気づきながら。そんなもしもの事を考えると嫌な気分になる。今考えると白雪が来てから明るい感情になれたことが少ない。それに気づくと本当にどうしようもないと自分を嘲笑って。「お前にそんな事をさせるわけにはいかないよ、お前はただここに居てくれればいいんだ」穏やかな笑みを浮かべ彼がいれてくれたいい香りの匂いのものを思いうかべて。真っ赤な禁断の果実。甘酸っぱい味。自分の名前と同じ名前の果物の特徴をどんどん思い出していき。そして最後に思うのは、その味の毒で死 ねたら幸せだろうということ。そんなくだらないことに思いをはせて。)

  • No.48 by 清水 真琴  2016-03-26 21:41:24 

>>花崎

できますよ。あなた様はただ頷くだけでよろしいんです。(林檎様の美しい手を汚すわけには行かない、ならば答えは簡単、自分がすればいいだけのこと。割れているとはいえ腐っても鯛、魔法になら少し自信があるため、それを使ってなんとか林檎様を喜ばせようと試行錯誤した結果がこれであり。自分の中では林檎様の幸福こそが全て。己だけの幸せなんてただの不幸、逆に自分がどれだけ不幸でも林檎様が幸せならば自分は幸せになれる。そしてそれは同時になんて光栄なことなんだろうと少し微笑みを濃くして。それに林檎様はおやさしいから言わないだけであり、白雪姫が来てからというもの、林檎様の笑顔が少なくなってしまったことは許すまじことには変わりなく。「…そ、んな…どうしてですか…?」ここにいてくれれば、と聞くと自分はもう必要ないのかと顔色を悪くして、何かしてしまっただろうかと思い出し。しかしここで取り乱してしまえば林檎様に迷惑がかかってしまう、悩むなら鏡の中で悩めばいい、とすぐにいつも通りに戻り。)

  • No.49 by 屋代 祐  2016-03-26 23:41:49 

>青鬼

うーん…暗いし今の説明じゃ道分からないよ
(先程採ってきた、軽く叩き患部に貼ることで湿布のような効果の得られる薬草を転落により青鬼が痛めたであろう場所に貼りながら、自分を追ってきた青鬼が言った心配してくれているようにも聞こえたあの言葉を思い出し、嬉しさで頬を緩ませ。全て貼り終えた頃には辺りはすっかり暗くなっており。家族や村の者達が自分がいないと騒いだりしていなければ良いが、と考えていれば一人で帰れと言うように青鬼が帰り道を教えてくれて。しかし月明かりがあるとはいえ、この山の事をよく知らない自分が無事に帰れる保証はなく、無事に帰れなければ探しに来た村の者達に青鬼が危害を加えられる可能性も考えられ。それに、獣が出るというのに自由に動けない状態の彼を一人で山奥に残すなんてことが出来る筈も無くて。此処で眠るつもりなのか静かに目を閉じた青鬼に、十分に理解出来る説明であったのだが、上記を述べ。相手のせいという事にすれば何だかんだ言いつつも共に帰ってくれるような気がして、少々狡い方法を使った事を心の中で謝り。本日2度目の、1人では歩きにくいであろう青鬼の腕を己の肩にまわす体勢をとれば「さあ、帰ろう。道案内宜しく頼むよ」なんて言いながら、相手が痛みを感じないよう肩にまわった腕を支えにして慎重に立ち上がらせ)

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