あるじんじゃー 2015-11-16 08:08:33 |
通報 |
>菱宮
そうか…まぁ、寝過ごすことが無かったようでなによりだな(菱宮が次の授業に遅れてしまうという当面の心配事が無くなったため、僅かな笑みを含みながら安堵したように告げ「しかし、ここは外とは違い暖かいな」と、いつもは階段を普通に通って屋上に行ってたため、気づかなかったことを窓から差す日差しを眺めながら呟き)
>椎名
同性同士だと気楽だもんね(呟きに対して再び笑みを取り戻すとくすくすと笑いながら答え、その後続く問いかけを受ければ考える様に一拍分の間を呼吸を行うのを共に作り上げて「…うん。俺も普通の男だから」一度頷けば相手の問いかけに否定をしないで)
>菱宮
あは。満足させれる言葉を選ぶように善処するね(笑み交じりの声色が耳を擽るように甘ったるく届くとその感覚が擽ったくも心地よく、息を漏らす笑い声を一つ大きく上げて冗談を重ねるように告げ。あの時都合よく作った次回への切欠を相手もまた覚えていてくれたと知ればゆるりと口角を上げながらジャケットのポケットに手を入れて、一枚ノートを破り折りたたんだような紙切れを取り出すと中には自分なりに描いた姫百合の絵、それは世辞にも上手とは言えない前衛的ですらある絵心の作品だが色鉛筆の素朴な素材でオレンジ色をベースにやんわりと紫色の影が入るそれは彼女から紫を感じ取っての色選びであり「ちっちゃくて、だけど綺麗な百合の花だった。ちっちゃい鉢植えじゃなくて広い高原が似合う百合ちゃんみたいな花」調べた際に得た情報を思い出しながらその時に感じた事をゆったりと言葉にして)
>綴
「確かにな、女子と話すときとは違う感じがしたぞ」(同性の会話と異性との会話の違いを実感しながら、その事を振り向かずに薄暗い空をぼんやりと眺めながら素直に伝え「そうか…私も少しドキドキしたな……」と、涼しすぎる秋風を全身で受け、小声ながらもはっきりと聞こえる声で呟き)
>椎名
(初対面の彼女である相手が少しずつでも様々な表情を見せてくれる事に楽しみこそ見出しつつも当たり前だがまだそこに特別な感情は無く、少しだけ冬の香りを運ぶ秋風の匂いで鼻奥をツンとさせながら聞こえる呟きに恐れ多い言葉だと表情を和らげて「すっかり寒くなったね」体に触れる冷たい風に長いサイドの髪を揺らしながら他愛のない話題として告げて)
>ALL
(/私事ですが本日仕事がお休みなのでお返事率高いかと思われます!もしお時間が合えば宜しくお願いします)
■椎名/>142
今日みたいな晴れた日はよくここに来るの。教室は騒がしいし、かといって外に行くにしても寒いから(窓枠から溢れた陽光が空気中に漂う埃をキラキラと反射して煌めかせている。周辺は其の光の熱からか比較的暖かく、冷え性である自身には非常に有り難く同意を示すよう首を一度縦に振れば捲った頁に記された文字を目で追い)
■綴/>143
(姫百合。其れは夏を開花時期とし陽当たりの良い広い場所に花開く、絶滅危惧種の中にも名を挙げる朱色の百合である。図太く日頃から爛れきった生活を晒す自身には其のような花は似合わないと常々思っていたものの、彼はこの花を“百合ちゃんみたいな花”と言う。眼下にはお世辞にも上手いとは言えない――けれどなぜか胸の中が暖かくなるような、すとんと胸の底に落ちるようなそんな絵が。自身の瞳の色を思わせる紫色の影は不思議と橙と合い、暫しその絵から目を離さず形容出来ない感情を渦巻かせていたが後に唇を開き)姫百合の花言葉はね、『強いから美しい』『誇り』『変わらない愛らしさ』『可憐な愛情』なの。私に似合わないにも程があるわ。
>菱宮
――やりすぎた謙遜は嫌味だよ(生まれる沈黙、その間の内に思う事はクルクルと胸中を蔓延りその時間を一層長く感じさせて。そんな相手が形の良い唇を動かし声を放つとその内容に少しだけ頭を傾けて、短く息を吸い込めば”ふは”とその息を吐きだす笑い声を共その言葉を口にして。それから相手の事を真っ直ぐに瞳に移すほど見やると「自分に誇りの無い子はそれを態々言葉にしないし、――俺は百合ちゃんには誇りを持った先輩でいて欲しい」他の花言葉は自分じゃない誰からだって言われているだろう、それほどまでに相手は美しい容姿を持っているのだからと思いつつそれよりも自分に引っかかるその単語に自分の我儘を含めたその返事を添えると「だから、先輩に知り合えたことを俺の誇りにさせてよ」悪戯めいた表情で口角を上げながら見つめる目を少し揺らし細め上げつつ、それでも相手の事を捉えながらちゃっかりと自分の要望を続けて)
■綴/>147
本当に口が上手くて可愛くない子。(何が良くてくっついてくるのかまるで解らない。彼の事は苦手だ。嫌い。けれども何処か根底で好ましく自分が居る、――分かってる。それでもそれを認めたら自ら定めた一線を容易く飛び越えられてしまいそうで、またわざと毒を吐く。嗚呼、きっと自分に似合うとすれば呪いを意味として持つ黒百合だ。呼気と共にそっと目蓋を下ろして上と下の睫毛を重ね、次に菖蒲の瞳を覗かせたときには眉を僅かに下げて困ったように微笑む。そして相手が手に持つ紙に手を差し出せば強請るよう下から目をちらりと覗き、首を傾け)
でも貴方が描いたこの絵は好き。…折角だし、貰ってもいい?
>綴
あぁ、そうだな…(相手の提案に対して再び前方を見ながら素直に同意して歩き始め「今日はとても楽しかったな…礼を言おう、ありがとう」と、色々教えてくれた相手に対して勉強になったという意味合いでのお礼を振り向き様に延べ)
>菱宮
一人くらい俺みたいに可愛くないのが居ても面白いでしょ(出会ってから幾度と向けられる毒を含んだその言葉の羅列、その毒だって嫌じゃない。相手が紡いでいるのだと思うとその棘のある言葉だって耳馴染みが良く陶器人形のような端正な相手が血の通う人間なのだと教えてくれているとすら感じてやっぱり口元に笑みを隠す事が出来なくなる。くすくすと笑いながらその笑顔を手の甲で隠しつつ調子に乗るようにふわふわと言葉を向ければ下手な絵、下手では有るが確りと相手の事を思い浮かべながら描いたそれを相手が欲しいと言ってくれる、それが嬉しくて口元に宛がった手を下ろすと「俺の絵を褒めてくれたのは百合ちゃんと母さんだけだよ、美術の先生なんて匙を投げるんだから」肩の力を抜きながら頭を縦に揺らして喜んで贈らせてもらい)
>椎名
――やだなぁ。それは俺の言葉なのに(お礼の言葉を向けられれば一瞬ばかり言葉に詰まり、しかし自分と一緒に居た事で相手がそう思ってくれたことをじわじわと嬉しく実感すればゆるく頭を左右に揺らして「俺も素敵な時間が過ごせました。ありがとう」と言い換える様に自分も思っていた事を伝えて)
■綴/>150
確かに上手とは言えないもの。――でも、私はこれがいい。(受け取った其処に芸術性なんて何処にも無い。きっと何も知らない赤の他人が見てもそう思うだろう。けれど自身にとって此の絵は二つとして無い唯一の一枚なのだと考えると、今まで異性に贈られたプレゼントの何れよりも尊く嬉しい物に見えてならず。胸の内から込み上げる喜色を表情にほんのりと滲ませ、花弁が花開くが如く一瞬だけとても柔和な笑みを伴って一言呟けば指先で紙面を撫ぜ。そして丁寧に折り畳んで羽織ったカーディガンのポケットに仕舞い、顔を上げた頃には既に表情は常の通りに戻っているだろう)
>菱宮
確かに、騒がしいのはあまり好かないな(相手の言葉から同意できるものが見つかり、溜息混じりに深く頷きながら立ち上がり「寒いのは苦手か…?」と、外と中を隔てる窓を眺めながら呟き)
>菱宮
――(見つめる様に相手を捉えていた瞳に映る表情変化、その一瞬程の柔らかい笑顔に短絡的に有り触れた言葉を使うなら目を奪われて時間が止まる感覚に苛まれる。今まで見せられていた笑顔がそれこそ作り上げていた物だと教えられるような温かみすら感じさせるその笑顔にぼんやり、ポーと惚ける事一拍分。紙を折り畳むカサと言う乾いた音で我に戻り「あ――うん、そっか。…うれしいや」其処から会話をリフレインさせれば答えるのに戸惑う様な間が一つ、然し不格好な下手くそのそれ”が”良いと言われれば言葉通り嬉しそうに呟いて)
■椎名/>152
苦手。もう少し冷え込めば暖房も入るし、中途半端じゃなくてもっと寒くなってほしいわ(何処で線引きが為されているのか、教室内で暖房が使われるのはもう少し先である。眉を下げつつ憂鬱とばかりに呼気と共に首肯を一つ、頬にかかる髪は耳にかけて本の頁をまた新たに捲り)
■綴/>153
何かお礼でもしましょうか、…何がいい?(贈り物で本当に欲しい物を貰った経験等片手で事足りる程。紙を仕舞ったポケットがすこし温かいようなそんな錯覚を覚えつつ機嫌は上昇していくばかり、再び体育座りのような状態で折った膝に体にかけたブランケットを握っていない逆の腕を付いて頬杖を為すならば何気無く気紛れに一言、ちらりと彼に一瞥を向けて問いかけ)
>菱宮
――(唐突の言葉、物欲が薄い自分は情けなくも瞬時な対応が取れずに口籠る。それでもそんな気にしないで良いのにと有り触れた返事をしないのは折角のその言葉を有り難く受け取りたい我儘でもあり、そこで漸くピンと閃くと「俺ね、御菓子が好きなんだ。和菓子でも洋菓子でも、なんでも。――今度、百合ちゃんの作ってくれたお菓子が食べたい」ペロと薄い舌先で下唇の左端を舐めつつ浮んだ要望を強請るような口ぶりで続けると相手を見つめていた瞳をきゅうと細め上げて、返事を待つように頭を少しだけ傾けて)
■綴/>155
あら……(生憎甘味についての知識には疎い。香りとしては好んでいるものの食べる機会も無く、其れが同学年の女生徒との繋がりが薄い要因にも繋がるのだが此処で弊害として立ちはだかろうとは夢にも思わず唇を閉ざして頬に手を宛がい悩むこと数秒。料理に関しては難なくレシピさえ有れば熟せる為、スイーツも同じことが言えるだろうか、一つ断りを入れそれでも相手が望むのであれば受け入れる心算でそろりと視線を投げ)…美味しく出来るかは解らないけど、それでもいいなら。
>菱宮
?(矢張り未だ手料理を振る舞って貰うには距離が遠すぎただろうか、と図々しいその要望に対して薄らと自覚していた考えを巡らせて。そうは言っても折角浮んだそれを断れては寂しいと撤回するそぶりは見せずに相手の返事を黙りこくって大人しく待って。控えめな視線と共に肯定する返事が来るとパッと表情を明るくし「やった。嬉しいなぁ」とそのまま言葉通り嬉しそうにニコニコと笑みを浮かべて片手を伸ばし、小指の立つその手を相手に向ければ「約束ね」と指切りをするように言葉を添えて)
■綴/>157
(自身の一言で色付いて行く表情。“ただ御菓子を振る舞う約束をしただけなのに“と、喜ぶ彼に内心で思うが不思議と嫌な気はせず困ったように微笑むのみ。――何が良くてくっついてくるのか、まるで解らない。解らない、けれど其れで喜んでくれるのならば答えは要らない。すっかり毒気を抜かれ、ブランケットを握る手を離し相手に差し伸べたならすらりと伸びた小指に絡ませ指切り拳万を。口許には悪戯に笑みを添え)嘘吐いても針千本は飲んであげないけどね。
>菱宮
百合ちゃんは嘘をつかないから大丈夫(触れ合う指先の冷たさと自分と比べて直ぐにでも折れてしまいそうな細い指、それを良くある指切りの数回のスイング後解いて離すと悪戯めいたその言葉に釣られる様にくすくす笑い声を上げながら「出来ない約束はしないでしょ」解いたばかり、未だ微か余韻のように先ほどの指の感触が残る自身の小指を瞳に映しながら確証の無いそれを口にして「百合ちゃんは何の食べ物がすき?」のんびりと過ぎるこの時間を楽しむように相手の事を知ろうと問いかける言葉を一つ添えて)
トピック検索 |