ふたりぼっち【NL/ファンタジー】

ふたりぼっち【NL/ファンタジー】

通りすがりさん  2015-05-03 21:14:11 
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「君も、一緒に逃げるか?」

国から逃げ出した二人の罪びとは、互いの傷を舐め合いながら旅をする。見知らぬ土地を冒険したり不思議な国に立ち寄ったりと、その旅に明確な目的など有りはしなかった。しかし、彼らはそれで幸せだった。

・セイチャルール厳守
・ロルは自由
・出来れば一日一レス
・一週間無言の場合キャラリセ
・選定式とさせて頂きます。参加を希望する方はプロフとロルテをお願いします。

名前:ロイド・スタイン
年齢:23
性別:男
性格:根は優しいのだが、その生い立ちからかどこか現実主義的で、殺人も時には致し方なしという考えを持つ。唯一信頼している相手のことを大切に思っており、非常時には特に自分よりも相手を優先した行動をとる。
容姿:本来、髪の毛の色は魔族の特徴である白なのだが人目を気にして黒に染めている。短髪とはいえないものの長さはやや短め。瞳の方は人間の父の血を受け継いで元から黒、しかし魔力を使う際には赤くなってしまう。なかなかにハンサムだがその生い立ちと性格から女性受けはあまり良くはない。身長175㎝で体格はいい方。
概要:魔族の母と人間の父との間に産まれたハーフ。魔族とは数十年前に世界を襲った人型の化け物であり、一匹で一国を滅ぼす力を持つとも言われ、長きにわたる戦いの末に人間に滅ぼされた。その血を引いた彼も許されることはなく、両親を亡くし、小さな農村で正体を隠しながら暮らしていたところを捕らえられることになる。

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  • No.1 by 通りすがりさん  2015-05-03 21:15:06 

(獣たちも寝静まる深夜、人里離れた深い森のなかで轟音が響き渡る。続いて無数の男たちの喚声。他にも炸裂音や何かが地面に打ち付けられる音が響く中、男たちの声は次第にその数を減らしていき、残る声は悲鳴へと変わっていった。それから一分と経たずに全ての音は消え去り、辺りは元の静けさを取り戻していた)

……これじゃあ、もう村には戻れないな。
(暗い声音で悲しそうに呟く。その周囲には甲冑を着込み武装した男たちが何人も倒れていて、少し離れた所には罪人護送用の馬車だったもの、が見る影もない程に破壊された姿でそこにあった。――存在そのものが罪、自分の宣告された罪状だ。悪事を働いた訳ではない、ただ魔族の血が流れているという理由だけで捕らえられたのだ。王都まで運ばれれば手遅れ、そう思い護送車を破壊して護衛たちを気絶させた。これでもう後戻りは出来ない、王国に反逆した自他共に認める罪人となってしまったのだから。「この国を出よう……」そう決めたとき、もうひとつ護送車があることに気がついた。何を思ったのだろう、近づいて気絶している一人から鍵を拝借し、護送車の扉を開け)
君も、一緒に逃げるか?
(そう言って、護送車の中にいた相手へ手を伸ばし)

(/ロルテはこれに返して下さい
プロフ作成時には冤罪でも何でもいいので罪人として捕らえられた理由もお願いします)

  • No.2 by 通りすがりさん  2015-05-03 21:17:14 

ロルは自由はだめ
短すぎるのはダメです!

  • No.3 by 匿名さん  2015-05-03 21:42:59 


(/なんと素敵な設定…!できるだけ一日一レス、が私には少し厳しそうなのが悔しいところ…ですがファンタジーな世界観のNLが大好きなので応援させていただきます。支援あげ!)

  • No.4 by 名無さん  2015-05-03 21:54:45 

(/参加希望です!
pf作成に時間がかかってしまうので、少々お待ちいただいても宜しいですか?)

  • No.5 by 参加希望  2015-05-03 21:56:33 

参加希望なのですが、ロルの長さの下限は何文字ですか?

  • No.6 by 通りすがりさん  2015-05-03 22:08:26 

>3
(/支援あげ……だと……!? ヤロウ、ふざけやがって!
出来るだけ、なんだからこまけぇこたぁいいんだよ! 出来たら行きます、は絶対行きませんと同義でしょーが! いいから早く素敵なプロフとロルテを出すんだよ!
まぁおこがましくも選定式なので無理はしないでね……。あと支援あげ感謝です)

>4
(/どうぞじっくり作成して下さい。しかし他の方を長々とお待たせするわけにはいきませんので、一応明日のこの時間までとさせて頂きます
素敵なプロフをお待ちしておりますね!)

>5
(/自分も長さがバラバラになると思うので明確な設定はいたしません。というか何字がどれくらいの扱いになるのか分かってません。中ロルくらい、という返答で勘弁して下さい)

  • No.7 by 参加希望  2015-05-03 22:38:23 

>5の者です。
了解しました。私もロルの名称はよくわかっていませんが、とりあえず30以上を目指します。
なるべく早くPF出しますね!

  • No.8 by 通りすがりさん  2015-05-03 22:54:23 

>7
(/了解です。素敵なプロフをお待ちしております!)

  • No.9 by 参加希望  2015-05-03 23:47:26 

>5 >7の者です。
PF提出します!

名前:ニア・チェイン
年齢:14
性別:女
性格:一人称が「僕」という点を除けば話し方は普通の女の子。ただし、口調や言い方に棘がある。歳のわりにクールで人に頼る事が苦手だが、本当は誰より優しく泣き虫。相手に対しては特に素直になれず、どうしても突き放してしまう。
容姿:胸の下くらいまでの長さの金髪を、赤いリボンでハーフアップにしている。目はぱっちりしているがつり目で、瞳は赤色。まだあどけない顔立ちだが、あまり笑わない。身長は148㎝と小柄。服装は、白いYシャツに赤いリボン。リボンの真ん中には丸い金縁の青色のブローチをつけている。赤いハイウエストのスカートに、黒のニーハイソックス。靴は茶色のハイブーツを履いている。
概要:学校から帰ると家族が全員殺されていて、その殺害容疑をかけられ捕らえられた。もちろん冤罪であり、どう考えてもありえないはずだが、助けてくれる人もおらず捕らえられてしまった。

  • No.10 by 参加希望(ニア)  2015-05-03 23:53:16 

ロルテです。

……っ!
(急に止まった護送車の外で何が起こっているのかはわからないが、確実に悪い事が起こっているのは確かで、外から聞こえる怒号や悲鳴、爆発音に耳を塞いでうずくまり、震えながら息を殺していて、)
…っ! いや…っ!
(物音がしなくなったと思えば誰かが近づいてくる足音が聞こえて、咄嗟に声をあげ護送車の一番奥まで逃げ、)
……誰…っ?
(姿を表した相手に手を差し伸べられれば、恐怖からか涙を浮かべ震える声で尋ね、)

  • No.11 by 通りすがりさん  2015-05-04 00:13:07 

>9 >10
(/プロフ&ロルテ提出ありがとうございます! 残りの方が提出されるまで少々お待ちを)

>all
(/明日の22時を締切とします!
主は本日はこれで失礼いたします!)

  • No.12 by 匿名さん  2015-05-04 00:43:24 


名前:メアリー•テスター
年齢:17
性別:女
性格:純粋で素直。年齢の割に子供っぽく、何処か抜けている。動植物が好きで誰に対しても優しい。しかし人間の「死」という概念にはどこか諦めを持っていて、悲しんだりはしない冷めた部分がある。一緒に逃げよう、と手を差し伸べてくれた貴方に非常に懐いており、兄のように慕っている。
容姿:真っ白なセミロングの髪は艶が良くストレート。瞳にかかるやや長めの前髪は斜めに分けている。眉や睫毛も真っ白で、大きな二重の瞳は青と水色の中間くらいの色。肌も透き通るように白く、無機質な人形のような顔立ちをしている。首にはバーコードの入れ墨があり、黒のキャミソール型ワンピースを着ている。靴は黒いパンプスで、装飾品の類はなし。身長165㎝、華奢な体形をしている。
概要:元人間。身寄りがなく一人彷徨っていた幼い頃何者かに連れ去られ、「魔族と人間を掛け合わせる実験」の被験者にされる。黒かった髪は実験のせいで白くなり、人らしさも幾分か抜け落ちた。魔族を滅ぼすために魔族の力を取り入れられたものの、力の使い方がわからず、奥底に力を有してはいるが普段は普通の少女とさほど変わりがない。力をうまく扱うための訓練中、自分の意思とは関係なく暴走してしまい鎮圧された頃には実験施設はほぼ壊滅。知らずのうちに何人もの研究者を手にかけてしまい罪を背負うべき者となった。首元のバーコードは実験台の証。メアリーは本名だが、テスターは「被験者」という意味で研究者につけられた。


( __どれくらいの間こうしていたんだろう。自分が犯した罪を突き付けられ、問答無用で護送用の馬車に放り込まれてからちょうど今。現実から目を背けるように膝を抱えて蹲っている間、呑気に微睡んでしまっていたようだ。くっついた瞼を開き、顔を上げると飛び込んできたのは暗い闇。カーテンで閉め切られた向こう側の様子は窺えず、浮かない気分をさらに憂鬱にさせた。…ふと、ここまで考えて違和感に気付く。規則的なペースで走り続けていたはずの馬車が停止しているのだ。音も動きも無い嫌な静けさに小さく肩を震わせ、だけど放置されている理由もわからない。このままこうしている?それとも外に出てみる?なんて二つの選択肢が頭の中を巡るも、正しい答えを導き出せるはずもなくまた膝を抱えて小さくなって。)
だ、れ…?
( 言い知れぬ恐怖と暗闇に押し潰されないよう、ギリギリと歯ぎしりをして気を紛らわせていた頃。突如扉がガチャガチャと乱暴な音を立て、びくりと顔を上げると向こうにいるであろう「誰か」を想像しお尻をついたまま少し奥へと後ずさり。どこかへ連れて行かれるんだろうか、怖い、なんて感情が巡り、拘束された時以上の切迫感に息を詰まらせていると、扉は重い音を立て不躾に開かれて。酷く警戒しながら凝視した先に立っていたのは、見知らぬ黒髪の男。集団でない事に安心すればいいのか、知らない人物の登場に危機感を覚えればいいのか。そんな事を考えながら静かに息を吐くと、聞こえてきたのは予想外の言葉。あろうことか優しく差し出された手に驚きと困惑を覚え、少しの疑心が芽生える。私はその手を取ることなく、震える声で目の前の男性に存在を問うとギュッと自分の手を握り真っ直ぐに見つめ。)

(/支援上げをした3の者です。主様のお言葉に甘え結局作ってしまいました…!
リアルが忙しい為レスはやはり少し亀ペースになってしまうと思うのです。ずうずうしくすみません…。
ロルに関してはもっと長くも短くもできます。前半部分が回想というか主様の登場のちょっと前、後半部分が主様の行動とリンクし始めたロルになります。こんなものでよろしいでしょうか…。
ご検討いただけると幸いです、不備等ございましたらなんなりと…!)

  • No.13 by さすらいの旅人さん  2015-05-04 02:55:12 

名前:リーゼ・ウォーカー
年齢:16
性別:女
性格:本来は明るく社交的で素直な少女。しかし事件があってからは軽い男性恐怖症に陥り物静かでうつむきがちな性格に。貴方に助けられてからは徐々に本来の姿を取り戻す。小さい頃から母親の手伝いをしていたため、家事全般が得意。
容姿:淡い金髪は胸下まであり下ろしていて、緩くウェーブが掛かっている。前髪は目の上で切り揃えている。瞳は丸く二重瞼で色は翠。睫毛が長く眉も整っており、幼さも残るものの年相応の少女らしい顔立ち。身長は158cmと平均的で白めだが健康的な肌色、華奢だが女性らしい体つき。服装は白のミモレ丈ワンピースに茶色の編み上げサンダル、白のカーディガン。
概要:領主に見初められ権力によって無理矢理犯されそうになった所を近くにあった花瓶で殴りつけ大怪我を負わせてしまう。相手が先に手を出して来たとはいえ、相手が権力者だったため全面的に悪とされ殺人未遂の罪で捕らえられた。

(捕らえられてからどの位の時間が経ったのだろうか、いつの間にか眠ってしまっていたが突然外で響いた轟音に目を覚ます。一体外で何が起きたのか。確認したくとも閉め切られた窓を開ける事は叶わず、得体の知れない恐怖に襲われながらその身をちぢこませて。やがて1分経たずに静かになった外に何が起こったのか皆目検討も付かず、怯えながらただ静かに息を潜めていれば何者かによって護送車の扉が開けられ)
あ、貴方は……?外で何が…
(一緒に逃げるかと甘い言葉と共に差し延べられた手を取る事もなく、ただただ怯えた視線を送って)

(/すっごくすっごく好みな設定に誘われて参加希望させて頂きます。たた見ての通りロルが苦手でして…主様のおめがねにかなう事はないと思いますが、駄目元でプロフとロルテを提出させて頂きますのでご検討の程宜しくお願い致します/礼)

  • No.14 by さすらいの旅人さん  2015-05-04 04:26:43 

(/身勝手ですみませんが、やっぱり参加やめておきます;;)

  • No.15 by ロイド・スタイン  2015-05-04 22:05:54 

(/約束の時刻となりました! 皆様ありがとうございます……!
今回は>12さんにお相手願いたいと思います!
>9さん、申し訳ありません。そしてありがとうございました!
>13さんも見てくださってありがとうございました!)

>12

っ……!
(まず、何よりも相手の姿に驚いた。扉を開けて手を差し伸べたその先にいたのは、たった一人の少女だったのだから。こんな年端もいかぬ少女が一体どんな罪を犯したというのか。しかし、その動揺をよそに、さらに驚くべきことに気がついてしまう。――相手の髪が、白いのだ。意外と知られていないことなのだが、髪の白い人間はこの世界には存在しない。……ただ唯一、魔族の血を引く自分を除いて。だが、雲の切れ間から差し込む月明かりは、相手の髪色が混じりのない純白であることを如実に照らし出している。相手がただの少女ではないことは明白だ。まさか、彼女は――。そんなことを考えている内に、誰、と聞かれて我に返るも答えに詰まる。先程国を捨てると決意した以上、自分は最早この国の人間ではない。いや、それ以前に人間ですらないか。魔族の血が流れている自分が、人間として扱われることは恐らくないのだ。であれば、自分は一体何なのだろう?)
――――僕はロイドだ。ロイド・スタイン。
(相手の問い掛けから暫しの沈黙があった後、答えになっていない応えを返す。だがしかし、罪人、魔族、口に出すのをはばかられること以外で自分を証明するものは、もう名前くらいしか残っていなかった。相手は此方が恐ろしいらしく怯えた様子だったが、それは自分も同じだ。こんな境遇の、自分が恐ろしい)
……君は?
(相手の姿、様子に一方的な親近感を感じて。身を守るように握りしめている相手のその手を、安心させるように両手で包み込むように握り。真っ直ぐ相手の目を見て、上記を聞き)

(/精一杯背伸びしてこれなんですよ私はァ……許せサスケェ……。
正直、お返しして恥ずかしくないと思えるものを一日も休まずに書き続けるなんて無理です(ヾノ・∀・`)
ですから、こちらもちょくちょく遅れると思いますのでお互い様です。お気軽に絡んでやって下さい。
てかまだ伸びるというのかそのロルは!? でも筆がのる日やのらない日、書きやすい場面とか色々あると思うので長さはご自由にどうぞ)

  • No.16 by メアリー・テスター  2015-05-04 23:08:12 


__ロイド、スタイン
( 暫しの沈黙の後、男は薄く唇を開き名を告げて。聞き覚えの無いその名前をかみしめるように復唱しては、敵意を向けられているわけではないのかと小さく息を吐き肩の力を少しだけ抜いて。そのまま脱力しそうになるも、油断したところを拘束されては元も子もない。安っぽい背もたれにぴたりと背中を付け、ぐらりとふらつきそうになる上半身を何とか支えると、視線を逸らすことなく真っ直ぐに彼を見つめ。)
…メアリー・テスター
( 親しい相手に触れるように、何のためらいもなく伸ばされた手。抵抗する暇もなくその動きを目で追うと、感じたのは握った両手を包みこむ体温。驚きと困惑に心をかき乱されながら、だけどやけに安心するそのぬくい優しさに触れ、強張っていたからだと緊張感が解けていくような感覚に陥っていく。挙句、君は?なんて優しく問いかけられると、彼が味方なのではないかという都合の良い錯覚を起こしてしまいそうになる。そうであれと願えども、違った場合の絶望感を想像して引く全身の血の気、頼りない指先の震え。それでも目の前の彼に縋ること以外今の私には思いつかなくて、情けない声で名前を紡げばふと思い出したように「…逃げるって?」なんて不安げな声色で尋ねかけ。どこに、どうやって、どうして逃げるの。いろんな疑問を含んだその問いかけに、彼は何と答えるのだろう。そんな事を考えながら、不気味なくらい静かな夜の中で二人、聞こえるのは小さな吐息だけ。)


(/うわわ、私でよろしいのでしょうか…!お選びくださってありがとうございます!私でよければ精一杯お相手させていただきます。これからどうぞよろしくお願いいたしますね!
主様の小説の様な素敵なロルと世界観に惹かれて私は参加を希望させていただいたのですから、あまりご自分の書く文章を卑下なさらないでくださいませ。
レス速度に関してそういっていただけるのは本当に気が楽です…。ありがとうございます、なるべくお待たせしない様には頑張りますが、あまりにも遅いと感じられた場合は容赦なくリセットしてください…!
ふふ、伸びるんですよー((殴 はい、了解いたしました!)

  • No.17 by ロイド・スタイン  2015-05-05 18:55:42 

そうか。
(彼女は未だに微かに指先を震わせ続けていたが、それでも名前を答えてくれたことが嬉しくて、柔らかな笑みを彼女に向ける。両手で包んでいる彼女の震える手、滑らかな肌触りの細い指は恐怖に凍り付いてしまったかのように冷たい。その、まだ固く握りしめられている指を、一つ一つゆっくりとほどいていく。不安に満ちた彼女の心をほぐしていくように、優しい手つきで、ゆっくりと。そうやって全ての指をほどいた後、片方の手をとって軽く握った)
……僕は、もう此処には居られないんだ。
(その後、一度視線を落としたかと思うと、彼女を見つめる瞳がみるみるその色を変えていく。鮮血よりもさらに赤へと変貌したその瞳は、月明かりを背にした影のなかで、まるで宝石のように妖しく光っていた。直後、彼女は体が軽くなるような、浮き上がるような感覚を覚えるだろう。同時に、体が薄く青白く発光しているこちらの姿も目にするはずだ。それらは、魔族の血が生み出す膨大な魔力が周囲に溢れたことによるものだった。今の自分を普通の人間が見れば単なる化け物としてしか捉えることは出来ないだろうが、彼女ならばこの化け物が何なのか理解出来るはずだ。……同じ化け物の力をその身に宿す、彼女ならば。「――だから、この国を出る」自らの正体を明かして、悲壮感を感じさせるような声で彼女に言う。それ以上の言葉は必要なかった。人間ではないから、殺されてしまうからこの国の外へと逃げる、それだけなのだ。罪人が己が身愛しさに罪から目を逸らし、罰から逃げ出すのと同じだ。いや寧ろ、化け物である自分はそれよりも質が悪いのかもしれない。そんな自分を、やはり彼女も拒絶するのだろうか。――彼女を安心させるために掴んだ筈の右手が、微かに震えていた)


(/ぎゃああぁ! ごめんなさい、昨日はすぐに落ちてました! まぁ仮に起きててもその日のうちに返せた自信はありませんがね! ……文章書くの遅いんです。お許し下されorz

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします!
しかし残念ながら叱られて伸びるタイプなので褒めてもロルの質はあがりませんよ(*´ω`*))

  • No.18 by メアリー・テスター  2015-05-06 22:41:49 


__そう…私と一緒だね
( “もうここにはいられない。”重く静かに響いたその言葉に、何と返事をしたらいいものか戸惑う。口を閉ざし相手の様子を窺うように見つめていること数秒、彼の黒い瞳に異変が。鮮血よりも赤く染まったその瞳孔に見詰められ、はっと息を止め目を見開いて対峙する。やがて覚えた妙な脱力感と青白く発光する彼の姿。普通の人間ではないのだと、悟るのにそう時間はかからなかった。__魔族の血。先天か後天かはわからないが、黒髪の彼が魔族と何らかの関わり合いがある事だけは手に取るようにわかって、途端に湧き出た同族意識に瞳が潤み。もうここにはいられない事、魔族の力をその身に有している事。どちらの意味をも含んだ上記の台詞を優しい声色で述べると、強張っていた表情を少しだけ緩め頼りなく微笑んで。かすかに震える彼の手。僅かに怯えの色を示したその瞳を見つめては、どうにか安心させようと握った手にきゅっと力を込め、「私を連れて、逃げてくれるの?」なんてたっぷりと間を使って穏やかに尋ね。木が風に揺れる音しか聞こえない世界。まるでふたりぼっちのような、だけどそれが酷く心地良い。出会ったばかりの男に抱く感情としてはきっとおかしいのだろうが、それでもこうして同じ力を抱えた者同士で惹かれあい、その体温を感じられていることを堪らなくうれしく思うのだ。彼とならどこまででも行ける気がする。私はさっきまで怯えていたのが嘘のように、何かを決意したような強い意志を秘めた瞳で彼を見つめ。)


(/いえいえ、此方もお返事遅れてしまったのでお互い様です…!私もロルを書くのにはすごく時間がかかる方でして…精進致します。
ややっ、そうなのですか!ですがこれ以上ロルの質が上がってしまわれるとこちらが着いて行けるかどうか…。主様はそのままで十分素敵な文章をお書きになる方です。どうぞ私が主様の足元に追いつけるまで待っていてくださればと思います。)

  • No.19 by ロイド・スタイン  2015-05-07 23:19:16 

あぁ……一緒に行こう。
(彼女の微笑みと、握り返される手の感触に思わず目頭を熱くする。彼女の優しさが同情から来るものでも構わなかった。偽りの優しさであっても、自分が認められたような、許されたような気がして嬉しかったから。彼女が魔族の力を持っているという事実も、今の自分にはどうでもよかった。最早、彼女は同族などという陳腐な言葉でくくれる存在ではないのだ。ただ、自分を恐れないでいてくれる彼女という存在に心を救われた。――思えばあの時、罪人が乗せられているはずの馬車の扉を開けたのは、一人で逃げ出すのが嫌だったからなのだろう。傍にいてくれる存在が欲しかったのだ。一緒に逃げ出してくれる、世界でふたりぼっちでいてくれる、そんな人が……。彼女の言葉に力強く答え、そして彼女を抱き締める。華奢な体を壊してしまわないように優しく、それでいてすがりつくように強く。ようやく見つけた大切なモノ、離してなるものかと出来る限り彼女を抱き寄せた。耳に入るのは彼女の吐息、彼女の鼓動。今世界が奏でるのは彼女の音だけだった)
――――ん……。
(この辺り一帯に漂う自分の魔力、その片隅に流れの乱れを感じてピクリと反応し、彼女を抱き締める腕から力を抜く。恐らく追っ手だ。脱走して護衛達を気絶させるよりも前、既に応援を呼んでいたらしい。まだそう近くはないが、このままここに留まればいずれ見つかってしまうだろう。抱き寄せた彼女を離してその瞳を見る。「行くよ、メアリー」この国の全てのものと決別する言葉、あてのない旅の始まりを告げる言葉を彼女に告げ)

(/むむっ、それ以上は止めて下さい。照れてしまって爆発します。
しかしあまりに褒めて頂けるので調子にのって確定、終止、小説とセイチャの基本を破りまくっておりますが大丈夫でしょうか? 特に上の文。やりにくいのではないかと心配でなりません。
こうしてもらった方が助かる、などといったことはありませんでしょうか?)

  • No.20 by メアリー・テスター  2015-05-09 21:36:10 


__うん。
( 一緒に行こうと力強く言った彼が、研究所暮らしだった私にとってはあまりにも眩しい。自分の弱さが暴かれてしまいそうに思えて、切なく目を細めては小さく返事をした。そして間もなく抱きしめられたからだ。抵抗する気なんてもちろんなく、だけど受け入れてしまうのにも戸惑いがあって、行き場無く宙ぶらりんになった両手は虚しく空を搔いた。静かで優しい数秒間、するりと解かれる逞しい腕に少し名残惜しさを感じつつも、簡単にすがることなんてできずに大人しく開放されて。すると、射抜かれるように合わせられた瞳。逸らす事なんかできなくて、どこか張り詰めた空気に緊張感を覚えながら真っ直ぐに見つめ返し。行くよ、と促されればこくりと縦に首を振り、低い天井に気を遣いながら窮屈そうに立ち上がれば一歩外へ足を踏み出して。__ああ、まともに外を出歩けたのはどれくらいぶりだったろう。未だ闇に慣れない瞳が、狭い馬車から降りた私を薄暗く彩る。それでも、先に待つ未来はきっと楽しいだろうなって漠然と思えて仕方がないのだ、これもすべて彼のおかげだろうか。…なんて、自分を連れ出してくれる”ヒーロー”が起こした悲惨な外の景色にまだ気づいていないまま、私は呑気に外の空気を吸い込んだ。)

(/セイチャでは嫌われ傾向にありますが、私は全然大丈夫ですよ。普段は基本的にお相手さまに合わせるので進行形を多用してはいますが、終止の方がまとまりが出ますし私は好きです。確定ロルも多少やっていかないと話が全く進まないと思うので構いませんよ!お好きになさってくださいな。)

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