桃亜 2015-04-30 21:55:36 |
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渚side
キーンコーンカーンコーン…
放課後を告げるチャイムがなる。
E組の皆はそれぞれ帰り支度を済ませ、思い思いの放課後を過ごしている。
僕も帰ろうとしたところでカルマ君に呼び止められた。
「渚くーん」
ドキッ
名前を呼ばれて思わず心臓が高鳴る。
正直に言おう。僕はカルマ君が好きだ。
その……恋愛的な意味で。
男同士だし、僕の方が背低いし、カルマ君の方が喧嘩も強いし、ずっとカッコいい。僕なんかじゃカルマ君に釣り合わないかもしれないけど、時折どうしてもカルマ君を押し倒したい衝動に駆られる。
皆は知らないだろうけど、カルマ君は意外と可愛いところがたくさんあるのだ。
「この前言ってた駅前の新しいカフェ、一緒に行かない?」
おそらく狙いは期間限定苺スペシャルジャンボパフェだろう。
カルマ君はこう見えて甘いものとかが結構好きだ。可愛い。
コテンと首を傾げて僕を見るカルマ君。とても可愛い。
「うん、勿論だよ。カルマ君の誘いだからね」
「ぷっ…何それ?俺のこと口説いてるのー?」
なんて言ってカルマ君はいつも僕の言葉を本気にしてくれない。
こういうとこ、妙に鈍いんだから。
「………そうだよって言ったら?」
まあ、どうせまた本気にはしてくれないんだろうなぁ…。
って、思ってたんだけど…
「……………」
「………カルマ君?」
急に黙ってしまうから、不安になって顔を覗き込んでみたら、リンゴみたいに真っ赤になってるカルマ君がいた。
え?何これどういうこと?カルマ君もしかして照れてる?
「渚くんさ、たまにそーゆーことサラって言うよね…」
「えっと、あの……ごめん。嫌だった?」
「や、嫌じゃない…むしろ嬉しい、けど……その、面と向かって言われると、ちょっと恥ずかしいっていうか…///」
うわあ、どうしよう。すごく可愛い。そして嬉しい。
「…好きだよ。カルマ君、大好き!」
「~~~~~っ、だから!そういうのが恥ずかしいんだってば!///」
初めまして。ちょっと参戦してみました。
駄文失礼
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