［BL］社長と秘書の秘密［非募］

おー、すまんすまん
(リビングのソファーにドサッと勢い良く座り全く反省してない様子でヘラっとしながら。さてさて、とりあえず、来週は会議があるからこれだけは目通しとかねぇとな…と、嫌そうに呟きら缶ビールの蓋を開け。自室の机に置いてあった書類に目を通しながらビールを飲んで)

(あげます！)

…あの、慎二さん？…どういった風の吹き回しで…？
(ソファーに豪快に座るなりまだ先の資料に目を通し出す相手に驚き目を丸くしては帰って来た直後で明日は休みを取り急ぐ事もないのにどうしたんだと珍しい様子に少し戸惑った様子で声を掛け。)

ん？あぁ、来週、また会議あんだろ？先方から連絡があって、な…
(前髪をウサギのピンで留めビールをコクンと一口飲み、顔を顰めながらなんかミスってたんだとー…と、相手にチラッと視線をやったあとまた資料に目を通し始めて)

…え、そうなんですか!?僕がやりますよ、慎二さんは休んでて!
(ミスがあった事を知れば社長である相手な任せるなんて出来ないと相手に近寄れば自分が代わりにやると資料を渡せと手を差し出して。)

えー、そう言われるとヤダ
(にひひと笑いながら相手から資料を持つ手を離して。「レイはご飯作ってればいーの」と子供に言い聞かせるような優しい声で、ポンポンと相手の頭を撫でて)

…何ですからそれ。
(手を遠ざけられては怪訝そうにするも、子供扱いの様な言葉に不満気な表情するも頭を撫でられ晩御飯を作るよう言われては渋々納得したようで「分かりました。直ぐ用意しますね。」と告げてはキッチンへと向かって調理を始め。)

おー、美味しいのをよろしくな
(ニヤッと笑ってキッチンに向かう相手に手をヒラヒラとさせて。相手が料理に取り組む音を聞きながら自分は資料に目を通し、さすがに大事な案件なので真剣な表情で訂正部分に手を加えたりなどして。暫くすれば相手より早く終わってしまい何もすることがないので寝ようと自分の座っていたソファーにボフンッと寝っ転がり相手の料理する姿を見て可愛いな…と無意識にフッと笑って。あくびを一つすると眠くなり目を瞑るとすぐに寝入って)

(遅くなってしまいすいません！！)

(あげます！)

はいはい、大人しく待っていて下さい。
(上記言い残しキッチンへ来ては手際良く調理を始め、暫くして野菜炒めと豆腐の味噌汁、冷奴を作り終えれば二人分の食器を用意し盛り付けてはお盆に乗せて食卓へと運び。「出来ましたよ。」と相手がいるであろうソファーへと視線遣れば寝てしまっている相手に、小さく溜息つくも疲れているんだなと困った笑みを浮かべてはそっと近寄り屈んで顔を見詰めては優しく額にキスをして。)

んっ…んあ？…レイ…？
(額に柔らかい感触がしてゆっくりと瞼を開けると相手がすぐ近くにおり、寝起きということもあり無意識で相手を抱きしめて頭を相手の肩にグリグリと押し付けて、ボソッと少し掠れた声で、好き…と呟いてはまたスゥスゥと寝息をたてて寝始めて)

慎二さん、ご飯…ってあれ？
(相手がめを覚ましかけると慌てて顔を上げ平然を装うように晩御飯の準備が出来たと告げようとするも抱き締められ寝てしまったかと思えば呟かれた言葉に顔を赤くして。このまま寝かせておこうかと悩み。)

んー…
(腕の力は緩めずにギューっと相手に抱きついたまま起きる気配もなく。それでも体は素直なのかお腹をぐうぅ〜…と鳴らして)

…お腹鳴ってるじゃん。…ちょっと、慎二さん！起きて！ご飯出来ましたよ！
(お腹の音を聞けば呆れた様に呟いては、相手の背中に手を回しぽんぽんと叩きながら起こして)

んー…ご飯…食べる…
(上記を述べて目を擦りゆっくりと瞼を開けると相手の顔をじーっと見て流れるように相手に触れるだけの軽いキスをして「ご馳走様」と満足そうにニコニコしながら)

…僕はご飯じゃありません！
(目を開いた相手に起きたかとほっとするも不意に口付けられきょとんとしては段々と顔を赤らめて胸の鼓動が高鳴り。暫く固まってしまうもハッと我に帰っては相手を強めに揺さぶり。)

ちょ、揺さぶんなって！
(強めに揺さぶられれば慌てて相手から離れて。料理をパクリと口に入れればおいひぃ！とモグモグしながら。「あれ？レイ顔赤いぞ〜？どうした？」と、ニマニマしながら)

やっと起きましたか…。こら、つまみ食いはいけません！
(起こすのに苦労したと溜息混じりに言ってはつまみ食いをする相手に叱る様な口調で注意しては、顔が赤かった事を忘れていて見られてしまったと恥ずかしくなって「何でもありません！ほら、早く席について下さい。ご飯冷めちゃいますよ？」とさっと立ち上がってはスタスタと自分の席へと向かって)

へいへーい。そうカリカリすんなよ〜
(怒る相手を見てもニヤニヤと笑っており。「あ、風呂一緒入るか？」と、思い出したかのように言うもわざとキリッとした顔で)

お風呂より、先にご飯です！
(先程まで寝ていた癖に急にテンションが高くなった相手を横目に一緒に入るつもりなのか風呂の事は否定せず、作ってから十数分経ってしまった食事のが先だと席については相手が席につくのを待ってやり)