お互い寂しいもの同士【bl】

いくら人気がなくても聞こえちゃいますよ
(と相手に静かに、とジェスチャーをして)

ん？…だめすか？
(もう一回と、唇近づけ)

きっ…黄瀬くんっ…
(してほしそうに見るが喉からは「止めよ？」との声が出て)

ん、？あ、じゃあウチに来てやる？
(ニコニコして問い掛け)

どうしてする前提なんですか
(と尋ねるがしてほしくない訳でもないので「早く行きますよ」と相手の服をｸﾞｲｸﾞｲして)

へへ、いいじゃん
(黒子っちもしたいみたいだし？と内心呟いて、はいはいと歩き)

仕方なくですから。
(と薄く笑っては相手をみて)

えー、本当すか？
(ニヤニヤしながら人ごみの中はぐれないように手を握り)

…どうですかね。
(ﾆﾔﾆﾔする相手に濁すように言えば手を握られたのを握り返して)

意味深黒子っちっすね
(顔見ながら軽く笑って、家に向かい)

別に意味深じゃないですよ
(と相手を見ては「教えられないんです」と人指し指をたてて自分の唇に当てて)

む、わ、わかったっす
(ドキドキしながら目を逸らし)

…？
(首をかしげるも前を向いて人を避けるように相手の腕に抱き付いて)

わ、ちょ、大胆っすね、
(更にドキドキしながらひたすら歩き)

大胆じゃなくて人混み避けてるんです
(顔をうつむかせて歩いて)

あ、ごめん
(相手を気遣い人少ないとこ歩けばよかった、と今からでも道を変えてあるき)

いえ、あの…くっつけたから…
(相手を見ようとせず「別によかったです」とまだ腕に抱きついたまま述べて)

…え、あ、うん
(ホッとしながらくっついてる相手を見つめ)

…何ですか。
(視線を感じたのか控えめに相手を見て)

え、あ、いやべつに
(このままくっついてもいっか、とはぐらかし)