「数学の話」 大学で学ぶ数学は面白い。 特に集合論は抽象的で面白い。 ある対象がまた別のある対象に属している、それもまた何者かに属している。 無限とはなんなのか、無限には濃度という概念が存在して 一般的に扱われる無限という言葉でも、数学では異なることがしばしばある。 対角線論法はその無限の違いをはっきりと表している。 対角線上に存在する数は、悲しい目で僕らを覗き込んでいる。