俺の憧れで愛しい人[bl]

…って、何着いて来てんだヨ！(部屋の扉が閉まるも自分の部屋というのに相手と二人っきり、未だに恥ずかしさ残るのか吐き捨てると振り向き様睨み)風呂入るから、お前出てけ、(箪笥から衣類纏め取り出しながら)

え、エッチするんじゃ... ( 出てけと言われ不思議そうに首を傾げながら見つめキスされたからしてもいいという合図だと催促し)

はぁ！？明日も朝練あンだろうが、倒れたら責任取れんのか？あ？(相手の言葉に片眉あげると片手寝間着を持ちながら詰めよった後手で自分の部屋に戻れ、と追い払い)

ぇ、ぁ... ( 相手の正論と行動に何も言えず後ろへと後退れば部屋から出てしまい名残惜しそうに扉を見つめるも仕方なく己の部屋に戻るよう脚を動かし始め)

…せめて、夕飯食ってから言え。(相手の背に向け吐き捨てると早々脱衣場へ行き、今日かいた汗を洗い流そうとシャワー室でお湯を浴び)ったく、(恥ずかしさ誤魔化す為か溜息吐き)

... させてもらえると思ってたのに(不貞腐れたように上記を小さく呟けば己の部屋に入りベッドに倒れこむように転げ寝返りを打ち天井を見つめ)... 荒北、さん

…(あれからシャワーを終えた後にジャージ姿で食堂に向かいながら首に巻いたタオルで頭わしゃわしゃ拭き)あー、腹減ったァ、(晩御飯のカレーをお盆に運び一番奥の席に付き)

よお、靖友。
隣いいか？
(食堂に着き大盛りのご飯と多くのおかずをお盆に乗せ見知った相手を見つければ歩み寄り返事も聞かず隣に座り)

アァ？晩飯の時まで御前かヨ、(食事の最中隣に相手が座ると悪態零すも少し隣にズレ相手のスペース確保しながら手に付いた白米を舌で掬い)

俺は靖友と飯が食えて幸せなんだけどな、(スペースを空けてくれる相手に微笑みかけながら先程泉田が黒田のことを心配していたことを思い出し)そういや、黒田と喧嘩したのか？

けっ、男同士何言ってんだか。…って、黒田が何か言ってたのかァ？(想い人である相手の名前が出ると片眉をあげ反応するも何かよからぬ事を言って居ないかと心配になり身を乗り出す勢いで尋ね)

... ん？いや... 泉田が心配そうにしてたのを聞いてよ、ずっと部屋に引きこもってるらしいぜ (勢いよく尋ねる相手に少し驚くも先程あったことを素直に告げつつご飯を口に運んでいき)

ハァ？…チッ、あいつ…(相手の言葉に眉を寄せると残りのご飯を一気に口にかき込んだあとご馳走様、と立ち上がり片付けた後相手の部屋に行き)おい、黒田！開けろ！

... なんだかんだ、面倒見いいもんな(急いでご飯をかき込む相手を見てクスリと笑いつつ上記を告げればのんびりとご飯を食べ進め)

黒田＞... この、声(ベッドに項垂れるように倒れこんでいれば突然ドアから大きなノック音と想い人の声が聞こえドアを開け)... どしたんすか、

っ、てめェ…！(出て来た相手の胸ぐらを掴み引き寄せると目線合わせながら眉を寄せ)何しょぼくれてんだヨ、アホか、！…ったく、心配させやがって、(見る限り顔色も良く安心からけっと吐き捨て)

... あっ、え(急に胸ぐらを掴まれれば抵抗できず把握できてないまま相手を見つめるも今しかチャンスはないと思い透かさず唇を奪い)

ッ…！(気が付くと唇を奪われ驚き思わず手を離すも瞬き繰り返した後に唇引き締め、自分からも唇を重ねるよう押し付け)

ん、っ... (唇を奪えば無我夢中になり相手から押し付けられれば驚くように目を見開き優しく啄み始め)

ッ、…お、オイ、待て…！何悩んでたんだヨ、言える事なら相談くらいしやがれ、アホ(相手の行動に恥ずかしさ耐えきれなくなり一度止めさせては手の甲で口元隠しながら眉寄せ)

悩みって、こっちご無沙汰なのに荒北さんが相手してくれないから(唇が離れ名残惜しそうに見つめながら唇を尖らしつつ己の下半身を見て上記を告げ)