友情なのか愛なのか 。/ 3L

(/恐らく番号の方は記入ミスですよね。何はともあれ選んで頂けて光栄です！
一先ずロルテストとして提出させて頂いたものを開始レスとして流しますので、絡んで頂けたら幸いです。
皆様これからどうぞよろしくお願いいたします。)

>all
ーーんんん…～っ今日も、すごく格好いい…。
(教室の自分の席で机に頬杖をつき少し離れたところで友人たちと語り合う意中の彼を盗み見れば恋する乙女のフィルターが働いているのか、彼だけが妙に輝いているように見えてしまいぽっと頬に赤みを灯すと頬に両手を当てながらぽつりと呟いて。こうして遠くから見ているだけだというのに彼を意識するだけで胸はどんどん鼓動を早めていき、耐えきれなくなったように机の下で足をばたばたと忙しなくばたつかせると頬に当てていた手を今度は口許を隠すようにかざし。今すぐにでも彼の話に飛び込んでいってしまいたいところだがそれではあまりに唐突だし彼や彼の友人を困らせてしまう、そう自分に言い聞かせ必死に行動を自制すればきゅう、と切なさを伴う胸の痛みにそわそわと落ち着きのない様子で唇を噛み締め。)

(/選定して下さり有り難うございます!
とても嬉しく思います。
皆様宜しく御願い致しますね。
私も御蔵様と同じく一応絡み文投下して置きますね。
絡んで下さってもしなくても大丈夫です。新しい文に此方から絡みますので宜しく御願いします-。)

＞御蔵さん

...、どうしたのかな。..(此方も同じく親友と話ながら好きな相手を見ていて。目が合うのか合わないくらいの感じで見てれば此方を見ているようで、まさか自分かな、なんて淡い期待で少し浮かれてしまえば我に帰りかぶりを振れば此方を見ているのでは無くたぶん親友か他の誰かだと言い聞かせ敢えて何処を見ているのかを見ず相手を再度見れば落ち着かない様子で。何だか落ち込んでいるようにも見える、そんな相手を見て眉を少し寄せれば心から心配したのか上記をぽつり、と呟き。)

＞all

あｰ...今日話せるかな... (机に肘をつき頬に手をあて遠くから何や ら楽しそうに話す自分の好きな人を溜め 息とともに小さく呟き。自分の親友が呼 んでやろうかと言うので驚けば相手の手 を咄嗟に掴み「だ..駄目だよ!、今は見てる だけで良いし、さっきは話せるかなとか 言ったけど毎日話せるとかそんな幸運な いし!」と少し興奮気味に早口で相手に話 し暫くしては安堵したように溜め息をつ き手を見てはごめん、と苦笑し離しては 相手を見直し「でも気遣ってくれて有り 難う。」と微笑みまた先程と同じように 愛しそうに好きな人を見つめ。)

>撫子ちゃん

…誰が?
（いつも通り、相手にお昼を誘おう。なんてウキウキしながら歩み寄ってみれば誰かの方を向いて如何にも恋する乙女だと言わんばかりにそわそわしている相手。その姿は可愛いけれど”今日も、すごく格好いい”なんて誰に言ってるんだ、と相手と同じ方向へと視線を向ければ其処には己が見るだけで苛立つ一人の男子生徒の姿が。まさかまさかあんなのが格好良いと思っているわけもない、でもそれだと誰のことを言っているんだと凄く気になってしまう。後ろから顔を近づけ囁くようにお昼を誘うよりも先に上記を聞く己は少し殺気立っていて。

>鈴木、瀬戸

…あの子に迷惑掛けたら突き落とすから
（長かった授業が終わり、早速思いを寄せている彼女にお昼を誘いに行こうと考えたのだが、運悪く今日は日直当番。学級日誌を書いて黒板を消さなくてはならない。執事にでもさせようかなんて一瞬頭に過ぎるも、そんなこと許されるはずもないので溜息を吐きながら仕方なさそうに終わらせ。これでようやく彼女にご飯が誘えると教室を出ようとした時、窓の外を眺めている男子二人が視界に入り。何かと思えば彼らの視線の先には彼女の姿。本当に苛々させられる奴らだ。見惚れている一人を睨みつければ上記で警告しておいて。


((/皆様此方こそ宜しくお願い致します!))

>鈴木くん
…～ッ我慢、おしまい！
(不意にタイミングが合ってしまったのか先程から覗き見るようにして窺っていた彼と一瞬目が合ってしまい、それにより此方を見てくれていたと分かると最早きゅう、と締め付けられるような痛みを伴う胸の高鳴りを無視することなど出来なくなってしまい。今まで張りつめさせていた自制心を解き放つかのように一言漏らせば、がばりと机から立ち上がりその勢いのままに彼の方へと駆け寄っていき。「っす、ずき、くん！…たち。あの、ね！その…私も、一緒にお話ししていい、かな！」思わず傍にいる彼の友人を忘れそうになりながらも言葉を付けたし呼び掛けると、男子ばかりの集団に話し掛けるのも意中の彼に話し掛けるのも相乗効果となり緊張を高め、恥ずかしさやらで眉を下げ仄かに頬を染めながらたどたどしく言葉を紡げば微かに震える膝を止めようとするかのようにぎゅっとスカートを握り締めて。)

>華ちゃん
ッわ!?な、別に…誰がとか、そんな…っ何でもないの！
(そろそろ声を掛けてしまおうか、けれど友達との会話に割り込むのもどうだろうか、などという終わりの見えない思考をぐるぐると回していた中不意に視界の端に現れた金色と先程の所謂他人には聞かれたくない台詞に対する追求に思わず驚きの声を上げると僅かに身を引きながらそちらの方に目をやって。何だか何時もより機嫌が悪そうな彼女の表情にまで気を回せなかったのか、聞かれてしまった恥ずかしさにどんどん顔が赤くなっていく中必死に言い訳の言葉の断片を繋ぎあわせていけば結局のところ上手い言い訳が思い付かなかったのか、強引に話を切るような言葉で回答を濁して。思わず赤くなってしまった頬を落ち着かせるように両掌を頬に当てながらちらりと彼女の方を窺うと時間帯的に訪れた理由には見当がついたのか緩く首を傾げれば「…ね、このお話しはもう終わりにして、早くお昼食べよ？」などと、一先ず話題をすり替えようと言葉を続け。)
(/これからよろしくお願いいたします！と、此処でちょっとしたお詫びになるのですが…プロフィールにて記載したあだ名呼び、上手いあだ名が思い付かずそのまま呼ばせて頂きました！すみません;;これからは普通に華ちゃん呼びでいかせて頂きますね。)

>撫子ちゃん

何でもなくないよね?ね?
(誰が聞いても言い訳だと分かるような言葉と反応。普通の女の子同士なら恋バナかなんかとして話すのかもしれないが、己にとってはそんな華やかなものじゃない。大好きな相手が誰かに思いを寄せているとすれば、耐えられないほど卑屈な事実だからだ。顔を赤らめる相手は見惚れてしまうほど可愛い、可愛いからこそ周りにくる虫のような奴らを近づけたくない。名前を聞き出して財力や権力を最大限に使い彼女の視界にすら入れないようにしてやろうか、なんて企みをしながら追求を続けようとすると急にお昼の誘い。明らかに話を変えるためのものだが「うん、食べよう」と殺気立っていた表情から一変。ぱぁっと笑顔になれば己は相手とお昼を食べる為に来たんじゃないかと今更本来の目的を思い出して。

((/お気になさらず。
むしろ、あだ名の付けにくい名前で申し訳ないです!))

>華ちゃん
…よ、よかった…。机、前の子の借りてくっつけよ？
(流石にこんな無理矢理な話題転換だとついてきてくれないかも、などと危惧していたがそれも杞憂に終わり笑顔で答えてくれた相手にほっと息をつきながら小さな声で呟きを漏らすと前方の空いた机を指差し言葉を続け。これ以上意中の彼を盗み見ることが叶わなくなってしまったのは残念なものの彼女との昼食だって十分に楽しみで、鼻歌まじりに鞄から薄ピンク色の水筒と赤ずきんの童話をモチーフにプリントが施されたお弁当を引っ張り出すと机の上に並べ。蓋を開け早速まずは卵焼きをひとつ頬張ると、自分の好きな甘い砂糖の味付けがされたそれにふにゃりと頬を緩めて。)

＞月宮

...え?(好きな人を見つめ親友と話ていたら聞いた事のある声が聞こえ。振り向き上記を間抜けのように言えば自分に睨みつけられいて、やはり嫌われているんだなと小さく苦笑し、相手の言った言葉を思い出せば自分には意味が分からずあまり把握出来ずにいれば思い当たる伏があり。先程自分が好きな人を見つめていたのを見ていたんだ、と気づき。迷惑掛けたら突き落とすなんて怖い事を言うなと少し身震いすればそれは友達を想うあまりなんだと解釈しそんな迷惑を掛けているかと思い気を付けようと頷き相手を見れば「迷惑は掛けないようにするよ。」と。)

＞御蔵さん

...え、来た。(自分が心配して見ていてはいきなり立ち上がる相手に驚き此方に向かって歩いてくるのを見ては胸が高鳴り上記をぽつりと呟き。胸の高鳴りを感じていればいつの間にか相手がいて。話をしていいかと聞いてくる相手にまた今日も話せる、嬉しさのあまり頬が緩んでしまい。しかもｽｶｰﾄを握る姿はとても可愛くて頬を染めれば咄嗟に我に帰れば「いいよ。」と微笑み椅子を持ってくればどうぞ、と差し出し。)

>撫子ちゃん

うん、そうしよ。
(とりあえず誰に格好いいなんて言ったのかについては後日じっくり話し合おう、と頭の片隅に置いておき。それよりも今から相手と一緒にお昼を食べれるのだから精一杯楽しまないと。そんなことを考えれば相手が指差した前方の椅子へと腰掛け、鞄から如何にも高級そうな重箱を取り出し。一流のｼｪﾌに作らせているので美味しいことに違いないのだが、己からすれば可愛い相手の弁当の方が何倍も美味しそうで。「私もあげるから撫子ちゃんのお弁当、一口頂戴。」とどうしても食べたくなった相手の弁当を指差せば己の弁当を差し出して。

>鈴木

全然信用できない。
(迷惑を掛けない、なんてそんな在り来たりな言葉であっさりと信用できるはずがない。口だけならなんとでも言えるじゃないか。なんて考えてしまえば苛々は納まるどころか膨張していくばかり、それは本当に突き落としてやろうか、とまで考え始めるぐらいで。此奴と彼女を近づけたくない、近づけると彼女を何処か己の届かない場所に連れて行ってしまいそうで。不機嫌そうな表情のまま相手と顔を近づけ更に近距離で睨みつければ上記を強く述べ。

＞月宮

確かに..今は信用出来ないかもしれないけど、此れから信用してくれるようにするから。(顔を近付けて睨み付けられれば女子に睨まれるとこんなにも怖いんだと顔を引いて改めて実感して。強く言い放たれれば顔を引いたのを戻し相手を見つめたまま膝に置いていた拳を強く握り締めながら上記を真剣に述べ。いつもの鈍感さは余りなく本当に彼女が好きだから迷惑を掛ける事等しないと決心した目で暫く力強く見つめて。)

>鈴木くん
あ、りがと…ごめんね、いきなり話に入ってきちゃって。
(女の子がいきなり男子の輪に入ろうとすれば多少なり戸惑われるかと思っていたが快く受け入れてくれた面々にほっと息をつき。此方が椅子を探すより早く座るようにと差し出してくれる相手の気遣いが、きっと自分に対してだけの特別なことではないのだろうが非常に胸をときめかせてしまい照れから僅かに顔を俯かせながら礼を口にすると少々強引だった介入に申し訳なさそうに言葉を続けて。スカートが変に捲れないようにそっと椅子に腰を下ろすとちょんと膝に両手を添えてから「…それで、何のお話ししてたの？」などと、緩く首を傾げながら尋ねて。)

>華ちゃん
ふふ、いいよー。じゃあね、じゃあ…私は卵焼きあげよっかな。華ちゃん、甘いの大丈夫？
(家庭の影響か相手の弁当は何時もながら豪華で、自身の母が作る弁当も勿論大好きだが毎度のことながら相手の弁当には感嘆を漏らしてしまい。そんな弁当を持ってくる相手がお世辞にも超一流の味、とはいかない自身の母の弁当が欲しいと言ったのには少々驚いてしまい暫し考えてしまうものの、しかし大好きな彼女が望むなら、と了承とばかりに頷けばどちらかと言えば何時も格好いいイメージの彼女から持ち出された交換っこという如何にもな女の子のやり取りに思わず笑みを溢して。自分のお気に入りの卵焼きをひとつ箸で摘まみ一応甘い砂糖の味付けでも大丈夫か尋ねてから少し悩むような仕草で唇に指を当てると、どうやら綺麗に盛り付けられた彼女の弁当のおかずの上や如何にも上等そうな重箱の蓋に自分の卵焼きを置くのが何となく戸惑われたのか「…卵焼き、何処に置けばいいかな？」などと呟き。)

>鈴木

は?何それ、意味わからない。
（いつもの馬鹿みたいな表情とは一変、何か強い意思を持ったような真剣な表情で力強い視線を送ってくる相手。きっと彼女の事が好きなのだから迷惑なんて掛けないと言いたいんだろう、でも己にとってはそんなこと苛立つ要素の一つでしかなくて。此れから信用してくれるようにする?そんなのどうやってする気なんだろうか、一刻も早く彼女の視界に入らない所へといてくれるのが一番良いのだが恐らく相手はそんなつもり毛頭ないだろう。本当は相手が彼女に迷惑を掛けているなんて己が勝手に思っていることに過ぎない、それでも己が大好きな彼女にもしもの事があってはならない。そう考えながら相手の真剣さを否定するようにそっぽを向けば上記を吐き捨てるように述べ。

>撫子ちゃん

やった。全然大丈夫。
（いくら豪華でいくら美味しくても全然嬉しくない。かといって貧相で不味いものがいいというわけでもないのだが、大好きな彼女が食べている物を食べて少しでも気持ちを共通させたいという気持ちと普段とは違った一般的な弁当に対する興味が己の心を動かす。卵焼き、本当は何時も塩や醤油等を使った甘くない味付けのものを食べているのだけど今はそんな事関係ない。了解を得れば嬉しそうに微笑んで頷き、これで相手としたい事ﾘｽﾄのまた一つが叶ったと内心で呟き。何故か悩んでいる相手に小さく首を傾げ。悩む理由を察すれば普通に好きなところに置けばいいのになんて思うも其処が相手の良いところの一つじゃないか。「…じゃあ食べさせて欲しいな」置く場所がないならちょっとしたお願いをしてみて返答を聞くまでもなく口を開け。

>華ちゃん
んー…ちょっと、恥ずかしいな…。
(恐らく少しおかずを寄せてスペースを作るだとか、そういった対応だろうと考えていたこともあり相手の返答に少し戸惑ってしまうと早速スタンバイしている相手に困ったように眉を下げて。女の子同士とはいえ求められる行動に若干の恥ずかしさを感じているようで、頬に手を当てながら暫し躊躇うように視線をさ迷わせ。しかしあげると言った手前今更あげない、というようなことも勿論出来ず結局決心したように小さく息をつくと差し出しやすいように少し机に身を乗りだし「は、い…あーん…？」などと、若干残った羞恥心からか何故か疑問符付きの言葉を紡ぎながら箸で摘まんだ卵焼きをそっと差し出して。)

>撫子ちゃん

あーん。…美味しい、ありがとう。
（己の行動に困って恥ずかしがる相手の姿。なんて可愛らしいんだろうか、もっともっとその姿を見ていたいと見惚れてしまう。己も身を乗り出して差し出してくれた卵焼きを咥えれば嬉しそうに微笑んでは上記でお礼を述べ。まるで恋人同士みたい。この時間が一生終わらなければいいのになんてお金や権力じゃ叶わない己の望みは自分から行動するしか掴み取る方法がないのだ。いつもとは違う味付けをしっかりと味わいながらそんなことを考えていて。次は己が相手にお返しをする番なのだが一体何をあげればいいのか分からない、卵焼きは相手の好きな甘めの味付けではないし、あまりに高級なものは普段食べないだろうからもしかすると相手にとって嫌いな味かもしれない。「…何が食べたい?」と結局何が良いのか聞く結論に。

>華ちゃん
えっと、ね…あ、じゃあその煮物の里芋もらっていい？
(お返しにと弁当のおかずを選ぶよう促す相手に応え軽く身を乗りだしたままの体勢で相手の弁当の中身を上から覗きこむようにして見るものの、見るからに高級そうな品々から選ぶというのも中々難しく少しばかり悩んでしまって。最終的におかずの中でもまだ自分にも馴染みがある煮物に着目すると控えめに里芋を指差しながらそれをねだって。「…ね、華ちゃんも私に食べさせて？」先程のやり取りののちちょっとした悪戯心が引き出されてしまったのかにい、と口角をつり上げながら楽しげに目を細めると相手にあるおねだりを口にしてからかぱりと口を大きく開け。)

>撫子ちゃん

煮物?
（おかずを選ぶだけなのに弁当を覗き込んでまでして悩む相手はやはり可愛い。またそんなことを考えながら相手の姿を眺めていると、ようやく決まった答えが”里芋”らしく。相手は里芋が好きなのか、それは新たな情報だ、ﾒﾓをとっておかないと。早速里芋を移そうと考えるが、口を開けて食べさせて欲しいなんて言われれば驚きを隠せず。恥ずかしいわけじゃない、嬉し過ぎる。己から食べさせるなんて夢みたいなことで許されるはずないと思っていたから。「うん、もちろん。あーん」嬉しそうな表情で里芋を箸で掴めば落ちても良いように左手で受け皿を作り、そっと差し出して。

>華ちゃん
あー…ん。…ふふ、おいし。華ちゃんありがとうね。
(思ったより照れてくれなかったな、なんて少々理不尽な理由で僅かに拗ねたように眉を寄せるものの、差し出されたおかずにすぐに表情を明るくすると乗り出した体勢のまま里芋を口に頬張って。椅子の背もたれへと体を預けながらもぐもぐと一口には少しだけ大きめだった里芋を咀嚼すれば、いつもの里芋とは何だか少し違うねっとりとしつつも上品なだしの香りが仄かに香るそれにふにゃりと頬を緩めて。しばらくして漸く口の中が空くとぺろりと唇を軽く舐めてから相手への礼を口にし、それから自分の弁当に手をつけ始め。「…ね、華ちゃん。華ちゃんは、さ…その…好きなひと、とか、居るの…？」途中箸を休めたタイミングで不意に口を開くと、仄かに照れた様子を窺わせながらたどたどしくも所謂ガールズトークといえば、といった感じの恋のネタをぶつけてみて。)

>撫子ちゃん

いえいえ。
（己が差し出した里芋を頬張って咀嚼して頬を緩める、この一連の動作の一つ一つが可愛くて是非とも高画質なﾋﾞﾃﾞｵｶﾒﾗで録画したいものだ。もし次もこんな可愛い動作が見れて食べさせ合いが出来る可能性があるのなら次から弁当には必ず里芋を入れさせよう。そんなことを考えながら己も自分の弁当を再び手を付け始めれば不意に相手から好きな人についての問いが飛んできて。あまりの唐突さに少しむせてしまうも数秒で持ち直せば「…いるよ。大好きな人が」と微笑んで返答。”それは貴女”という続きは頭に過ぎるも口には出せない、同性の恋なんて唐突に言えば必ず相手は困ってしまうから。大好きな人を困惑させるぐらいなら焦って言うものでもないだろう、と。

>華ちゃん
そ、そうなん、だ…。ッ私も、ね…好きなひと、居て、ね…。
(質問の内容が悪かったのか、突然噎せ込んだ相手に驚きどうしたらよいのか迷っているかのようにそわそわと手をさ迷わせるものの、どうにか持ち直したらしい相手の様子にほっと息をついて。続いて返ってきた言葉と、その言葉を飾るような柔らかな微笑みに思わずどきりとしてしまうと他人の恋の話を聞くというのも中々恥ずかしさのあるものなのか、もじもじと視線を揺らしながら相槌を打ち。本題とばかりにかなり小さな、か細い声で此方にも意中の相手が居ることを伝えると「あの、ね！その…恋とかって、やっぱりお友だちと励まし合ったりとか…そういうの、あった方が頑張れるって思うの。だから、その…時々、華ちゃんとこういうお話し出来たらなって、思って…。」言葉尻に掛けてどんどん小さくなる声でも懸命に言葉を紡げば、相手の了承を得たいからかねだるようにじっとそちらを見つめながら緩く首を傾げてみて。)

>撫子ちゃん

へぇ、そうなんだ。
(己と同じく好きな人がいるという相手。いつもなら財力や権力を最大限に使い、何処のどいつか突き止めて脅しでも何でもするのだが今はそんな気分じゃない。相手の好きな人は己ではないと断定されたからだ。相手の性格上好きな人の前で恋話なんてするはずない。最初から分かっていたことなのだが改めて明らかになると心に傷を負ってしまうもの、きっと心の奥では小さな可能性を信じていたのだろう。まぁ、そんなことで諦める気も毛頭ない、今は全てをﾁｬﾝｽだと受けとって彼女の心を奪ってしまおう。そんなことを考えながらもじもじする相手に対して軽く微笑んだまま頷けば「もちろん、いいわよ」と快く了承して。