圭織 2014-02-26 17:26:00 |
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コーガ
俺はアーク・クアンタム。最近の職業は用心棒になっている。
若いのに良く傭兵なんてやっていられるな…俺も120年程前に経験したことがあるが…(口を滑らせる)
コーガ
実は俺にはある記憶が無い。…そして最近夢を見るようになってな。その夢を見ると不思議なことに起きた頃には一部記憶が戻っていることがある。
どうやら俺は不老不死とまでは行かないが不老て寿命では死なないらしい。
>アーク
…病魔、または他人に殺されるまで生き続ける…か。
奇跡と言うより…呪いにも似た状態だな。
(肉まんをかじりながら話を聞いている)
…原因までは分からないけど、その夢が記憶の糸口となっているみたいだな。
単に永い時の中で忘れてしまった記憶って事も、有り得る話だけど。
コーガ
永い時…確かにそれもありそうだな。ただ俺は普通には**ない…それが怖い。普通に暮らして平和な死を迎えられない事に限界を感じて死を求めるあまり戦場を恋しく思ってしまったりしてしまわないだろうか…
もしかしたら「5年前」もそれに関与していたらと思うと夢を見たくなくなる。
>アーク
………死に場所を求めて戦地を巡る、か…共感しそうな自分も考え物だな。
…?待て、その「5年前」とはその状態になる前の事か?
>アーク
…過去に何が起きたかは分からないが、アンタの目的は理解した。
だが…死を求めるにはまだ早い、墓石になってしまっては記憶は探せないだろう。
奴…?そいつは誰の事だ。
コーガ
ザムドという男だ。奴は俺を「名誉ある殺戮者」と呼び賞賛していた…そして「5年前」はここから東の大地で大きな戦争があった。…そこで1人だけ生き残った男がいたらしい。その男は「名誉ある殺戮者」…そう呼ばれた。
俺が記憶を無くしたのもその戦争が起きた翌日。朝起きてみれば周りは真っ赤な血の海だった。
その時俺は自分が誰なのか分からなくて、ただその場で呆然と立ち尽くした…もしかしたらもうこの時点でわかっていたのかもしれない。けど…(ここまで言うと悔やむ顔をし「俺は…っ」と続けると震え出す)
>アーク
……(奴が?この男に関係しているというのか…)
…そして自分が殺戮者だと悟った、か。
だがボクにはその判断は早計と感じる。
(石垣に手を添えて寄りかかる)
アーク、アンタが殺戮者であるなら何故その男はそれを知っていた。
仮に生き残りがアンタだけだとして…真相を知る手立ては戦地に立たなければ得られない筈だ。
アンタが記憶を失っていた事と奴がアンタの素性を知っている事…その空白の間に隠された真相を探るべきだ。
恐らくその空白に全ての答えがある。
コーガ
そうだな。一刻も早く記憶を取り返さなければ…もう迷いはない。自分が何者だろうとそれを受け容れることにする。
ありがとう、コーガ。
>アーク
礼を言われる程の事はしてない。
…自分の運命を恨んでも辛いだけだしな。
(ふと思い出した様に振り返る)
そう言えば、ザムドを知っている様だな…ボクは奴を追っているんだが。
>アーク
…ある依頼者からの抹殺指令。
傭兵稼業をしていればこういった仕事にも行き着く。
まぁ…何の因果か、偶然にも追っている相手と同じ可能性がある様だ。
…それがボクの追っているザムドかは、分からないけどね。
コーガ
やはり…傭兵の職柄上、お前から依頼主まではそう簡単に教えてもらえそうにないな。
…ならどちらかが先に奴に行き着き、どちらが奴を殺そうと恨みっこ無しというところか。…いや、俺の場合は殺す理由など無いか。
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