赤司征十郎 2013-12-26 22:49:54 |
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疲れるさ。だが、同じ程度で休むようじゃ、お前達の主将として務まら無いだろう?
(くすっと笑いながら答えれば、座り込んだ相手にドリンクとタオルを渡して。己も隣に腰を下ろせば「もう少しで朝練の時間も終わるから、それまで休憩だな」と小さく笑みを浮かべて)
ありがとうっス、(ドリンクとタオルを渡されれば、お礼述べ、朝練終了まで休憩、と聞けば、なんとなく安堵の息を吐き、『お相手ありがとうっス、なんか、掴めた気がするっス!』と嬉しそうな声色で笑いながら呟き。
此方こそ有難う。お前から学ぶ事も多いよ。
(お礼を言われれば、にこっと笑って相手の御蔭で学べる事も多い為、此方もお礼を述べて。何か掴めた気がすると呟く相手に目を細め「黄瀬は成長が早いから、一緒に練習していて楽しいな」と呟きながら己のタオルで相手の首元の汗を拭ってやり)
俺も、赤司っちとやるの楽しいっす!(相手の言葉に、嬉しそうに笑い、成長が早い、と言われれば、『赤司っちの教えかたがうまいからっスよ』と微笑んで、此方も相手に倣うように相手の額の汗を拭いてやり。
本当か?辛くなかったのか?
(厳しくした筈なのに楽しかったと笑う相手に不思議そうに聞き返し。額の汗を拭われると少し驚いて息を吸うも嬉しそうに目を細めて「黄瀬は自分の事を低く見過ぎだ。俺が練習に付き合うのは、お前には伸び代があるからだよ」と周りで練習している部員には聞こえ無いよう小さな声で述べ)
正直、少しはきついっすけど、なんだか楽しかったっス、(不思議そうに問う相手に、微笑んで、そー、と相手の頭を撫でてみたりしながら上記述べ、小さな声で述べられた相手の言葉は自分にとってとても嬉しいものであり、嬉しさのあまり『赤司っちー』なんて間抜けな声を出して抱きついてしまい。
それは嬉しいな…って、何をしている。
(頭を撫でられれば驚き周りを気にしつつも可笑しそうに微笑んでおり。抱きつかれると驚いて抱きとめ「こら、休憩するんだろう?動いてどうするんだ」と言いつつ此方も腕を回せば相手の背中を軽くとんとんと叩いてやり)
俺にとってはこれが休憩っス!(注意されても離れるつもりはないらしく、背中をとんとんとされれば、『なんだか、落ち着くっスね、』と幸せそうな表情で穏やかな声色で呟いて、相手から伝わる体温に安心に部類される何かを感じていて、ついつい甘えてしまって。
此れで休憩になるのか?
(此方を見てくる周りの部員たちに視線で見るなと制すれば、幸せそうな相手に視線を戻して笑みを浮かべ。甘えて来られれば此れ以上注意出来る筈も無く、「仕方無いな。俺も此のまま休憩させて貰うよ」と目を伏せて相手の背中をゆっくりと撫で)
うん、なるっス!(相手の問いに、こくんこくん、と頷き、仕方ないな、という相手の言葉に、ぱぁぁ、と表情明るくさせて、『赤司っちー大好きっスよー』なんて、今まで伝えたことのなかった言葉を相手の背に手を回して相手にだけ聞こえる声でついつい述べてしまい、はっとしては、真っ赤になり『赤司っち、今のはそのッ…』といきなりアワアワとしはじめて。
…解ってる。仲間として…だろう?
(大好き、と己にだけ聞こえるような声で言われれば驚いたように目を見開くと言葉の先は思い付くもので。小さく息を吐き微かに頬を染めれば、アワアワしている相手の手を落ち着かせるようにそっと握り「俺も黄瀬が好きだよ」とお返しのように囁き)
そうっス!赤司っちよくわかってるっス!(相手の言葉に一瞬悲しそうに顔を歪めるも、複雑そうに表情にかわり、それを誤魔化すように作り笑いを浮かべながら取り繕うように上記述べ、手を握られれば、ぼふん、と効果音が付きそうなほどの勢いで頬が紅潮して、相手の、きっと自分の思う好き、とは意味の違う好き、に目尻下げて苦笑して、『ありがとうっス、』と小さな声で返し、心のなかで、悲しさ、もどかしさがぐるぐると渦巻いている、きっと相手には伝わらないだろうこの思い、どこに捨てたら良いのか、捨てられるのか。なんて自問自答して。
それくらい解ってるさ…俺はお前達の主将で、いつもお前達を見ているから。
(よくわかってる、と言われれば胸が痛みながらも当たり前だろうと己に言い聞かせ。大好きだと伝えれば悲しそうにありがとう、とだけ述べる相手はやはり己の気持ちには応えられ無いのだろう。目の前の相手は可哀想なくらいに困っている様子で、困らせたのは己のせいで。謝罪しようと「黄瀬、困らせて…」すまなかった、と続けようとすればチャイムが鳴り「…早く教室へ行かないとな」と呟くと立ち上がって)
なんで…赤司っちが謝るんスか…(相手につられて立ち上がれば立ち止まったまま考える、きっと自分と相手の間での勘違いでもあったのだろうか、相手の好きが分からない、自分の好き、は勿論、恋愛対象としてで、でもきっとこれを伝えたら相手を困らせてしまう、距離も離れてしまうだろう、そんなちいさなことがとても怖い自分はなんて怖がりなんだろう。それでも、相手がなぜ謝らねばならないのかが分からない、それだけは聞かなくちゃいけない気がしたから、意を決して問う。
…黄瀬?早く行かないと授業が…。
(歩き出せば相手の気配を近くに感じなくなり、振り返るとその場に立ち止まったままの相手。いつもと様子が違い、元気の無い相手が心配になり歩み寄ろうとした時に聞こえて来た相手の問いにピタリと動きが止まり。そこまで気分を害してしまったのだろうか、と内心ショックを受けるも平静を装えば「…お前を、困らせてしまったみたいだからな」と小さな声で答え「ほら、早く行こう」と相手が来るのを待ち)
赤司っち、俺、怒ってもないし、不機嫌でもない…、(平静を装う相手を見れば、相手がそう思ってるかもしれない、と首を左右に振って否定して、もういっそのこと聞いてしまおうか、チャイムだってなってから少し時間がたつ、きっともう遅れてしまうだろう、相手に迷惑をかけているのは痛いほど分かっているけど、モヤモヤしたままは嫌だ、ハッキリさせてしまおうと、『ねえ、赤司っち、赤司っちの好きって、どういう意味なの?』と普段のお茶らけた様子ではなく、真面目な声色で、相手の表情を見て傷付くのが怖いのか、俯いたまま途切れ途切れに問い。
…どういう意味、か……。
(怒っている訳でも不機嫌な訳でも無い、と己の不安を打ち砕くような相手の言葉に少し目を見開き。己と相手以外居なくなってしまった体育館で二人きりの時、俯いたまま尋ねられた問いに、己は正直に答えるべきなのだろうと決心する。今のような関係が壊れてしまうのは悲しいが、此処で相手に嘘を付くのは更に悲しい事のような気がして。恐らく授業に遅れる事を覚悟したであろう相手に歩み寄り、頬に手を添え己の方を向かせると「答える前に…少し思い出でも振り返らないか?」と微笑み「黄瀬、お前が入部して来て…今までいろんな事が有ったね」なんて目を伏せて相手の入部当初を思い出し)
良いっスよ…(思出話、という提案に、一旦冷静になるべく、頷き同意示して、入部当初の話をされれば、黒子っちにもなつかなかった自分を思いだしおもわず苦笑しては、『そうっスね、赤司っちの第一印象はあれっス、怖かったスね…』入部してからというもの、自分が絶対(ルール)だと断言する相手に恐れおののいた記憶もあり、今となっては良い思い出である。ふと、その頃から自分は相手のことが好きだったのだろうかなんて結局話題を変えても戻ってきてしまうわけで。『赤司っちは、俺の第一印象はなんだったっスか?』と気になったことを聞いてみて。
そうだな…頭が高い、それから素直そうな奴だと思ったよ。
(己よりも背が高い相手を見た当初はやはり頭が高いと思った事も有り、黒子を教育係につけてもなかなか黒子を認めず、教育係を代えて欲しいなんて本人を前にして言える相手は素直だと。練習後も毎日のように青峰に1on1を頼み込み、楽しそうにボールを追い掛ける姿は己が一番よく見て来たと自負している。「なかなか黒子を認めなくて大変だった。疲れているだろうに放課後は暗くなるまで1on1をやっていたね、青峰と」振り返って見れば、やはり相手を好きだという気持ちに間違いは無いと思いフッと笑みを浮かべ。相手の頬から手を離せば答える決心をして「それで、お前の問い何だったかな?」と問い掛けてくれるのを待ち)
たしかに、たくさんあったっスよね(懐かしい思い出に、目を伏せて、楽しそうに話して、自分の問いはなんだったかと聞く相手に、再びすう、と目を静かに開いて、『赤司っちの好きって、どういう意味ですか?』と普段の語尾は付けずに、相手の目を見て真剣に問い、これで、友情面、と言われてしまえばそこで終わり、それは悲しすぎる、相手の好きの意味が自分と同じだと願いつつ相手の返事を待っていて。
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