凛夜学園

月宮

……(見たことのない人影だと思い相手に近寄って

倉内
ん～（近づいてくる相手に気づかず目を擦りながら歩いてると柱にぶつかり

いや～、これが有名人か！実にいい気分だ！・・・って、んなわけないだろ　（歩いていると勝手に道が空くので溜息をつく「はいはーいどうもどうも」と疲れた声で言いながら廊下をあるく

月宮
…大丈夫か…(柱にぶつかった相手を見れば声をかけて

霧谷
相変わらずっすね、真ん中を堂々と声を上げて歩く癖?…(ははっと浅はかに笑い飛ばして

倉内
いてて・・・（柱にぶつかり頭をさすりながら声をかけてきた相手に「大丈夫です」と言って相手を見ると初めて会う人の為真っ赤になり

月宮
そ…(なんで顔赤くなってんだ?、と不思議に思いながらも再び歩き出して屋上へ行き

倉内
え～っと・・・誰？　（笑われたことに若干驚いてその方向に向く。当然知ってる顔だからとりあえず初対面の振り

月宮
あー、君が月宮の次期当主一年Sクラス月宮火燐か・・・　（前から１人廊下歩く生徒を見かけるとすれ違いざまにさらっと言ってみる

倉内
まって・・・な、名前を教えてください（相手を呼び止め顔を赤くしたまま尋ね

霧谷

帝っす…(どうせ知ってんだろ、と顔に出しながらも名前を言い

月宮

2Sの倉内帝(あんたは?、と名前を聞き返して

桐谷
そういうあなたは3-Sの桐谷東真さんでしょう？（聞こえた言葉に同じように返し

倉内
わ、私は1-Sの月宮火燐です・・・（そう言いきると少し俯き

倉内
あ～、君があの入学式の日女性教師に告白しまくった帝くんか。なるほど・・・そうゆう顔してるね　（パッと思いついた適当な事言うとそのまま相手の肩に手を置き「そうゆう根性・・・嫌いじゃないぜ？」と無駄に爽やかな笑みを浮かべ

月宮
・・・おお、よく知ってるね。なに、俺って有名人　（名前を当てられた事に少しだけ驚くと「いやいや、人気者は困るね」と明るい声で言い。

月宮
１S?月宮か…(サンキュ、相手の頭をなでると屋上に歩を進め

霧谷
は?(んなもんしてねーよ、と殺気を少し出して言い放ち

桐谷
あなたの事なら知ってますよ入学前に名簿を見てほぼ全員わかってますから（今日は着物で来ていたので性格が一変して凛としていて

倉内
おお、怖い怖い・・・っと　（サっと距離を開けると表情から笑みを消して「ああ、そうだ。君の教室に用があるんだけど行っていいよね？そうか、ありがとう」と答えを聞かずにそのまま２S教室に向かって歩き出し

倉内
え・・・（いきなり頭を撫でられたため呆然とし

霧谷

勝手にしろ…(自分も教室に戻るために相手と同じ方向に歩き出して

月宮
……(相手が漏らした声にも気づかず屋上で一人眠りだし

月宮
一年生から知られてるとは・・・三年も捨てたもんじゃないね　（うんうん、と感心したように数回頷くと「てことは・・・俺がどうゆう奴か知ってるのか。」と呟くと溜息をつき。

倉内
・・・はいどうも！　（ガラっと教室のドアを勢いよく開けると当然教室に居る生徒たちから視線を浴びる。そのまま教卓まで移動すると「はいはい注目してね・・・っと！」声とともに教卓を叩いて大きな音を出す