俺様の君×強がりの私　＊　nl　＊

――どうやらマジらしいな。取りあえず入れよ。(少しするとドアが開き、腑に落ちない表情で出てきて。重い溜め息をつきながら声をかけると取り敢えず中に入るようにと顎で家の中をさし)

あ、ありがと（ドアが開けば相手の言葉を聞いて頷いて家のなかにはいれば｢お邪魔します....」なんて言って靴をぬいで

つぅかよく承諾したもんだよな、俺の親もあんたの親も。どう考えてもおかしくね？この状況。(靴を脱ぐ相手を見やれば、見ず知らずの年頃の男女が同じ家で住むというこの状況に頭を掻きながら再度溜め息を溢し)

そう？この状況おかしい？（自分ではよく分からずキョトンとしては首を傾げて「私のお母さんと貴方のお母さん、友達らしいね？」と首を傾げて

らしいな。だからって…。(母親同士が友人だと先程の電話で聞いたのか軽く頷くも、まだ何か言いたげに相手を見やり。「取りあえずこの部屋使えよ」と空き部屋を案内し)

ん？（相手がなにか言いたげに見てくるため首を傾げて相手を見て「うん、ありがとう｣と微笑んでいい

まぁいいや。それより…蓮杖っつったっけ、どっかで見た事あんだよな。(今更相手にあれこれ言ってもどうにもならないと思ったのか一先ず言葉を引っ込め。よくよく見れば初対面の気がしないようで、相手をじろじろと見やりながら考えるように首を傾げ)

そうかな？私は初対面だと思うんだけど?(とじろじろ見られて苦笑い浮かべて首を傾げていい｢会ったことある？」と自分は心当たりがないため首を傾げて相手に聞き

…もしかしてこの近くの高校通ってたりしねぇ？俺、そこの二年なんだけど。(何処で会ったかと頭を掻いて考える仕草をしつつ記憶を巡らせた結果、思い当たる事を問い)

高校？うん、この近くだよ？２年生だったんだ(一瞬キョトンするもすぐに頷いて微笑み｢私も２年生だけど?｣と首を傾げて

…マジかよ。同じ学校じゃね？しかもタメ。道理で見た事あるような気がするわけだ。(重なる偶然に何とも言えない表情で見詰めれば、思い出したように「あぁ…俺、瀬名大和」と付け加え)

私すぐそこの高校(と高校がある方を指差していい｢私は見たことないけどね...名前は聞いた事ある...｣と呟いて相手を見詰めて言い

クラス多いし知らないのも無理ねーか。…まぁ取りあえず座れば。(同じ学校だと確信すると複雑そうな表情をするも、立ち話も難だとリビングのソファーに案内し)

うん、ありがとう(お礼を言えばソファーに座って。｢どうしようかなぁ....?｣と小さく呟いては携帯をｼﾞｰと見詰めて

どうしようって…何がだよ？(携帯見つめながら呟く相手を不思議そうに見やれば、「…ん」相手の目の前のテーブルにアイスティーを置き)

ん？お母さんに文句言おうと思って（と携帯を見ながら呟けば「やっぱりやめとこ～｣と携帯をポケットにしまい｢あ、ありがと｣とお礼を言えば一口飲んで

まぁお前の親も年頃の娘を一人置いてくよりはこっちの方がまだ安心だと判断したんじゃねぇの。(同じ学校の同級生だと判明した途端呼び方を変えれば己も目の前の飲み物を取り一口飲んで。「あ、そういやお前料理出来んの？」ふと気になったことを問い)

ましかな～？(と相手をﾁﾗﾘと見ればそう呟いて｢まぁ、お母さんが決めた事だからいいけど｣といい。｢料理?作れるけど...?｣と相手の言葉にキョトンとして首を少し傾げて

…何だよ。何か言いたそうだな。(チラリと視線を寄越す相手を訝しげに見やりながら口にするも、料理が出来ると聞けば表情を少し明るくし「お、マジ？じゃあお前今日から料理係な」などと勝手に決めつけ)

何もないから(と言えばアイスティーを飲んで｢料理係?いいけど...｣と一瞬キョトンとするがすぐに頷いて微笑み