お前と居る時が一番楽しい...訳ね－だろ!!← ( bl )

おい、起きてるわ( 己の返答も聞かずに勝手に決め付け、しかも真顔な相手に苦笑いを零してﾂｯｺﾐを入れて軽くﾁｮｯﾌﾟをかませようと片手を上げたところで己の顔面に何やら水が掛かってきて。一瞬動きが止まり真顔になればﾆｯｺﾘと笑って｢ ...何してくれとんじゃﾜﾚｪｪｪｪ!! ｣と大きな声で叫んでｷﾚ出して。｢ しかも何で水鉄砲なんか持ってんだよ! 絶対準備してただろ!? ｣と補足して、頭をｶﾞｼｯと勢い良く掻けば


(/ 有り難う御座います!
宜しく御願いしますね

そんなに怒るなよ朝から…、(相手が大きな声を出せば露骨に嫌そうな顔をして耳を塞いで。「嗚呼、御前絶対眠いだろうなって思って眠気覚ましによ、」と御前のためにしてやった、と自慢げに微笑んで。「いやぁ、にしても暑いなァー」と自分勝手に話しを変えればﾋﾗﾋﾗと宙に手をぶらつかせて。辺りを見渡せば其処らの同級生に如何にもいい人風に手を振ったりしていて。

(/此方こそ宜しくお願いしますっ^^*

御前のせいだろ－が!!( 相手のわざとらしく嫌な表情をする様子を見れば更にｲﾗｲﾗが募って。しかも己の為だとふざけた様に悪意の籠もった笑顔で言われると、こりゃ、もう何言っても駄目だな何て考えて、怒鳴るのを諦めて相手の発言に反応して相手の方を見れば何時も通り偽りの姿で同級生に手を振る様子が見えて。邪魔してやろうと思い、｢ 俺だって暑い...よ! ｣と相手の頭を今度こそﾁｮｯﾌﾟして

え?俺のせい?(分かっていながらそう言って惚けたふりをするも、思わずぶふぉっと吹き出してしまって。相手が苛々している様子をくみ取ればｸﾂｸﾂと楽しそうに笑って相手をﾁﾗﾘと見て。いい人風に振舞い、手を振っていたところに相手に突然ﾁｮｯﾌﾟされれば「あだｯｯ!!!」と朝の爽やかさを吹き飛ばすような叫び声をあげて。俯いて己の頭を数回摩れば機嫌を損ねたのかﾑｯとした表情を浮かべ歩き続けて。

.....( 相手の惚けた様子を見れば微妙に己の口角がﾋﾟｸﾋﾟｸと動き始め、更に笑いを吹きこぼされればもうｲﾗｲﾗは頂点に...っと言いたいところだが先程己が相手にﾁｮｯﾌﾟをくらわせたのでｽｯｷﾘした表情になりﾆﾔﾘと笑って。しかし何処か拗ねた様子で歩き始める相手に己の表情は段々と崩れていき、内心焦って隣に行けば｢ あ..御前、もしかして怒った? ｣何て苦笑いしながら問い掛けて

いいや別に?子供じゃあるまいし(わざとらしく不機嫌そうにしてぶっきら棒に答え。正直焦っている相手が面白くてたまらないのだが、此処で笑ってしまっては面白くないだろうと思うも笑いは抑えきれないようで、俯いて相手に見えないようにﾆﾔﾘと黒い笑みを浮かべて。気を持ち直すように大きな溜息をついたりして不機嫌を装って。早々と学校の方面へと足を進め、何時もならば相手に向けて蹴り飛ばす小石も全く気に留めないふりをして。

嘘だろ、( まだ焦っている様子で相手の言葉を聞いた後、即上記を述べて。相手が笑っているとは勿論知る訳もなく、俯いている様子を見て更にﾔﾊﾞいと思ったようで冷や汗が垂れだして。/←/次いで大きな溜め息が耳に入ってきてﾋﾞｸｯと一瞬肩を揺らし、小石を無視して何時もと明らかに違う相手の態度とこの状況を何とかしようと頭に両手を当てｵｰﾊﾞｰｱｸｼｮﾝで一生懸命考えて、一応｢ いや..あの...ご..ご... ｣と"御免"を言おうとしたものの中々言い出せずに苦戦していて

嘘じゃねェよ、だって高校生だからな(そろそろ此方にも笑うのを耐えるということに対しての限界が迫っているらしく、少々苦しそうな表情を覗かせて。相手が何を言おうとしているのかを察せば更に笑いが込み上げてくる。しかし此処で笑っては今までの努力が水の泡だ、と必死に耐えぬいて。何を言おうとしているかは分かりきっていたものの敢えて「…何だよ、」と問いかけ、足をゆっくりと止めて。

ふ－ん...( と素っ気なさ気な返事をすれば相手の苦しそうな顔が目に入ってきて"う－わ、相当怒ってるよｺｲﾂ"と言い掛けそうになったがそこはぐっと我慢して胸に秘めて置いて。相手が笑いを堪えきれなくなっていたとは知る由もなく、己が言い掛けた言葉に反応して歩みを止めた相手に｢ ..あ..いや..何でも無い ｣何て面と向かって謝るのは照れ臭いのか、誤魔化して。

ぶっはｯ!!!!(ついに笑いを堪えきれなくなったらしく今まで溜めこんでいた分を吐き出せば、腹を抱え目に涙を溜めて大爆笑し始めて。「御前、ど、どこまで…ﾊｧｯ、素直なんだよｯ!!ﾌﾊｯ!」と笑いながらのため所々途切れながら言葉を紡いで。「はぁー、ったく、俺のことどんだけ子供だと思ってんだよ、」と大きな深呼吸をして己を落ち着かせれば、先程水鉄砲を構えていた人には似につかわない台詞を吐いて。

.....( もう我慢の限界だ、何て内心色々と思いながら相手を無言でｺﾞﾐを見るような瞳で見て、｢ ...っざけんじゃねぇ!! ｣と腹の奥から叫び、遂に怒りが爆発したようで。次いで相手の言葉を聞けば、｢ 完璧に子供だろ－が!! ｣と先程と全く同じ様な口調で言い返して。一瞬今までの己の行為が頭を過ぎり相手に騙されていること何て全く知らなかった自分に恥ずかしい気持ちで一杯になっていて、気づかぬ内に顔が少し赤く染まりだして

そんな目で見るなよ、!(相手の目を見ても悪びれもせずｹﾗｹﾗと笑いながら言って、怒鳴られれば一瞬ﾋﾞｸﾘと肩を跳ねさせたが「怖ぇー」と肩を竦めながらﾁﾗﾁﾗ相手を見て、まるで相手が悪いかのような雰囲気を醸し出していて。相手の顔が赤く染まっていくのを見ると、怒りのあまり顔が赤くなっているのだと勘違いしたらしく一気に表情を強張らせて「そ、そんな怒ってんのか?…顔が…ゆでたこみてぇだぜ、?」と恐る恐る聞きながら相手から二、三歩離れて。

んだよ、( 己が悪い、とでも言うように此方をﾁﾗﾁﾗと見る相手に上記を述べて、少し睨み気味で。しかし本気で怒っている訳ではなく、先程相手が己にした事と同じ様に内心からかっていて。顔が赤い、と指摘されては気付かなかった為思わず声が出そうになるのを喉の奥でしっかりと止めて。もう怒っている事にした方が良さそうだ、と考えて己から少し離れる相手に｢ ああ..怒ってるよ... ｣と先程の目つきのまま野太い声で言ってみて

いや怖ぇなぁーってぇー…(相手から目を逸らせば口を尖がらせてｷﾞｬﾙのような口調でおどけてみるが、どうやら本気で怖かったらしく少々顔が引きつっていて。相手が怒っていると聞けば殴られるとでも思ったのか、「すっすまんっ!」とだけ叫べば猛ｽﾋﾟｰﾄﾞで相手から逃走し、学校へと飛び込むように走って行くのだが焦りすぎたが故に何も無いところでﾋﾞﾀﾝｯと地面に叩きつけられるように転んで、「ぬおっ!!」と間抜けな声を上げて/←

....( 何か言い返そうと思ったものの、己に軽く一言謝って其の侭学校へ一直線に走った相手に言葉を発しようにも発せる訳がなく、無言で相手の背中を見ていて。"あ－ｱｲﾂ本気で焦ってるわ－、悪い事したか?"何て思い乍小首を小さく傾げて。そうしている内にいきなり先で倒れた相手に一瞬ﾋﾞｸｯと肩を揺らし乍も笑いが込み上げて来て。しかし其の笑いはぐっと我慢して一応走って相手に駆け寄り｢ お－い、大丈夫かｧ－? ｣としゃがんで問い掛けてみて

…(転んだ時から何一つ動かずにうつ伏せのままで。正直こんな人目のあるところで転んだことが恥ずかしいのだが、ならいっそ顔を上げずにずっと伏せていてやろうか。なんて訳のわからぬ意地のようなものを張っていたり。相手の声も己の耳に入らぬくらいに落ち込んでいるらしく、「こんなことを考えてたらたったの10秒がまるで1時間2時間くらいのものに感じる、」なんて未だに道路にうつ伏せたまま震えた声で呟いて。

.....(己の呼び掛けに一向に反応しない相手をしゃがんだまま無言で見ていて、段々此方も周りの目が気になってきて。すると突然倒れたまま言葉を発した相手。その発言の内容を聞けば思わず笑いが込み上げてきて、流石に我慢出来ずに吹き出してしまって。しかも声まで震えていたので爆笑。｢ とっ...とりあえずっ..ｸｸｯ..起き..っろ..ﾊﾊﾊｯ..! ｣と笑い混じりに途切れ途切れの言葉を紡いで。周囲も己等の異様な光景に笑っているんだろうな、と思ったが今はもうそんな事はどうでもよく、とにかく面白くて。

笑うなｧｧｧｯｧｱｱｱｱｯ!!!(相手の笑い声を聞けばｶﾞﾊﾞｯと勢いよく顔を上げ怒鳴り散らして。やけくそになって其処ら辺に落ちていた小石を素早く拾えば相手の膝目掛けて勢いよく投げつけ。しかし何故か起き上がる気はないらしく、それらの行動は全て寝転がったままで行われていて。「あーもう今日お弁当のｳｲﾝﾅｰあげよっかなとか思ってたけどぜってー上げねぇし～」と頬杖をついて。此処が道路だということを忘れているとでも言えよう雰囲気で。

いでっ!( 起き上がるか、と思えば小石を投げつけられて。しかも相手は倒れた侭。｢ いって－な...何すんだよ、 ｣と立ち上がれば己の膝をﾊﾟﾝﾊﾟﾝと祓って。ふと相手に目をやれば、道路だと言うのに頬杖を付いている相手に苦笑して｢ ｳｲﾝﾅ－はくれ!それより御前、此処道路だぞ? ｣と一応注意して。ｳｲﾝﾅ－は割と好きで、もらえるならもらっておいた方が得だろう、と考えてちゃんとねだる事も忘れずに告げて