✖リレー小説✖

学校から帰る帰宅路、振り返ると見知らぬ男｡

「俺、引っ越してきたんだ。」

いやいや、そんなの聞いてませんって。

そう思うも、相手は勝手に話し続ける。

「え、あの…」

「でさ…ってなに？」

何かを言いかける私に相手は「なに？」と聞いてきた。
なにを言っていいのか分からないがとりあえず私は「どちらさま……？」と、たずねた。

「だから、あんたの近所に越してきた奴だって～！」
だから、そんなこと聞いてるんじゃありません。

「ぁ、いや、それはわかってるんですが……」

「名前は…？」と聞こうとしたが何故か私の口がいきなり閉ざした。

「なになに～？　じれったいよ～？(笑)」

相手はそう言うが私もなぜか段々ムカついてきた。

＿＿＿＿プチン。と私の中で何かが切れた。
「あの!いきなり可愛いとか引っ越ししたとかウザイんですけど!!」

「………」

相手はすごく驚いたような顔をしその後すぐに「ご、ごめん……」と謝ってきた。
逆に私の方がすごい罪悪感を感じてしまったが、また名前を聞いてみることにした。

「…名前はなんて言うんですか？」

「…赤塚 颯太」
相手は微笑みながら言った。

「あかつか そうた…？」
私はその名前を聞いて聞き覚えがあると思った。

「やっぱり覚えてなかったか…」

「君の名前は南雲 未央ちゃんだよね？おチビちゃん」
(相手はニヤリとした表情を浮かべた)

「おチビちゃん？……あ！！貴方、颯ちゃん⁉」
( そして私は今更だけどすべて思い出した。こいつ、赤塚 颯太は私の唯一のコンプレックスな身長を馬鹿にしてきて身長がコンプレックスになったきっかけを作った張本人だ。)

「あ、やっと思い出した？」
颯太は微笑み頭を撫でてきた

「やっと思い出したか…おチビちゃん」
そう言う颯太はニコッと微笑んだ

「おチビちゃんじゃないし、やめてくれる？……会いたくなかった…」
私はボソッと言えばその場を去った

((ごめんなさい。No.28は気にしないで下さい。No.27から続きで。 本体))

「え…？もう帰っちゃうの？」
去っていく姿を見てさびしげに
《２８からで》