特殊な力にも恵まれず、これと言った得意分野のない俺は目の前の惨状に目を見開き凍りつく。咄嗟に赤い染みの広がる無呼吸の少女を包むように支えて 「お前は十分守れる力を持っていた筈だ、何故コイツを見捨てたぁッ!」 って俺の前に立っている人物に向かって言う