＿　愛おしい君へ (NL)

ん…でも。暁…葵と一緒に居ても、あんまり笑わないし、、迷惑なんだと思って…。（腕を掴まれるとじっと其の手を見詰め思い詰めたようにゆっくり言葉にすれば眉下げ「だから、もう、暁の邪魔にだけはならないようになりたい、、好きだから、捨てられたくないもん」俯いた侭彼が掴んだ腕を此方が掴めば離させ）

…それはしょうがねぇだろ。俺はあんま表情豊かじゃねぇんだよ（←）（眉間に皴が寄れば自分自身で己の事を言い。「…捨てる訳ねぇよ。俺も…葵が好きだから…離れんな」己が掴んだ手を離されてしまえば、彼女を引き寄せる様にぎゅっと強く抱き締め）

そんな事知らないし…（確かに付き合い初める前からもあまり笑った姿を見たことがなかったが何気に知らないとスルーし「………。」黙った侭抱きしめられた彼の腕の中で頷いて

まぁ、言った事ねぇからな…（何気にスルーされてしまえばちょっと傷付くも、薄く笑みを浮かべながら己の頭をくしゃっとし。頷く彼女を見れば安心し、何も言わずに抱き締めた侭でいて）

ごめん…。（抱きしめられた侭小さく呟くとギュッと抱きしめ返し「じゃなくて…ありがと、だね…」と微笑み見上げて）

…おう。（やっと微笑みを見せてくれた彼女の表情見詰めれば一言返事をし、己も微笑み返して。彼女を抱き締めていた手を離すと、其の手で今度は頭をぽんぽんと数回叩き）

ん…。（己は抱きしめた侭だが彼の腕が離れ頭を撫でられるとじっと見詰め目を細めて、しかし…帰ると出て来てしまった手前、どうしようと考えていて

……とりあえず、送る。（彼女の頭から手を離しポケットに片手突っ込んで、少しの間沈黙が流れれば言葉述べながら彼女の少し前を歩き）

あ、うん…。（少し前を歩く彼の後ろをゆっくりとついて行きながら、何を話そうかな…？等と考えて居て

………（重く沈黙が流れ、何と無く気まずい雰囲気になってしまい。其れでも己から何か言葉を掛ける事はなく、ただただ歩みを進めるだけで）

……………（此方も黙った侭彼の後ろを歩き、たまたま見つけた空き缶を蹴ると彼の足にｺﾂﾝと当たり …っあ!!!? っと知らない振りをしようと余所見し

!（歩いていると踵に空き缶が当たった為吃驚し、ぱっと彼女の方を振り返ってみると余所見していたので、きっと彼女が蹴った空き缶だろうと思い）…お前、何してんだよ。

あー、はい？（ﾊﾞﾚたー!!と叫びたかったのを我慢し笑いを堪えていたため むふっ、、!！?と変な声を漏らしてしまい…そんな自分に今度は笑いが堪えられなくなり声を上げ笑い上げて

…何笑ってんだよ。（声を上げてまで笑う彼女を驚いた様に見るもズンズンと歩み寄り、彼女の額に軽くデコピン喰らわせ）

あ、いやーつい！…てか、いたいし…!?（どんどん距離が縮まり目の前に来るとﾃﾞｺﾋﾟﾝをされて上記を述べながら額を撫でるとｸｽｯと笑い）

ついって何だよ…まぁ、いいけど。（呆れ気味に返答するも、笑った彼女を見ればつられるかの様に此方も少し微笑み浮かべ。彼女の頭をぽんぽんと撫で）

ごめんね？（と一応謝罪しながら撫で受けて居れば前から己と同じ学校の生徒が近づいて来て彼を見詰めつつ
　あの、この人彼女なんですか？前からずっと好きだったんです…（等と言いながら己を軽く睨み付け此方は吃驚したように少し後退りしながらその様子を眺めて居て

もう謝んなくていいから、（謝罪を述べる彼女に対し少々目尻を下げ。突如現れた少女に視線を向け、告げられた言葉に目を見開き。だが、直ぐに真剣な表情になると彼女の頭を掴んでグイッと己の方へと引き寄せ、少女を見詰め返し）悪いけど、此奴俺の彼女だから。あんたの気持ちには応えられない。

…っわ!?（様子を眺めて居れば急に頭を掴まれ彼の前に居る少女に向けられると俯き彼の放った真っ直ぐな言葉を聞けば嬉しくなるも目の前に居る少女の冷たい視線に向け顔もなく静かに俯いた侭で
　あ、あの何かすいません…（等と呟くのが精一杯で

……行くぞ。（頭に置いていた手を其の侭彼女の手へと移動させ、彼女の手に指を絡ませつつ其の場に居る少女を放ってスタスタと歩き出し）